私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒメカマキリ Acromantis japonica:日本固有のハナカマキリ

2022-11-12 17:48:54 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2022年11月12日(土)

ヒメカマキリ Acromantis japonica ♀

20221111  30mmほど



昨日、鳥見をしながらため池周りを散歩。
落ち着きのないエナガとか


なぜか目つきの良くないカワラヒワとか


これといった初見の生き物に出会わぬまま・・・
古い石橋の欄干にコイツがいて・・・


「ヒメカマキリだっ!」と
あわてて接写用コンデジをポケットから取り出した。

日本固有種の小さなハナカマキリの仲間
よく似たサツマヒメカマキリとは、成虫の発生時期が明らかに違っている。

そっと手のひらに移ってもらった。


チョロチョロと動きはすばやいが

小ささがよくわかる。

本来、樹上性のカマキリだから、石橋にたたずむことはそうそうないはず・・・
コイツもハリガネムシに寄生され、水辺へと誘導されていたのかもしれないな。

元居た場所にそっと戻して、鳥見が虫見となった日。
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ミツカドコオロギ Loxoblemmus doenitzi ♂

2022-10-03 10:25:43 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2022年10月3日(月)

ミツカドコオロギ Loxoblemmus doenitzi

20220928 15mmほど



この日、たまたま湿地帯周りの草刈りが行われていて
バッタの仲間たちが次々と飛び出していた。

石積みの階段へも何種類かのコオロギたちがいて・・・
「ま、来たついでだ」と、撮影していたら・・・
小さめのコオロギのオスがいて


「ま、オカメコオロギの仲間だろう」と、たかをくくって
横から撮影してびっくり!


顔がやたらと平たすぎて・・・
これはひょっとしたら、まだ見たことのないミツカドコオロギなのではないか?
と、地べたにはりついて前から撮影したら・・・ビンゴ!


頭部の上・両横が手裏剣のように張り出していた。
まさに「三角蟋蟀」という和名にふさわしい。

ただ、メスはこれほど極端な顔ではなく、丸っこいそうだから
この顔は、メスへのアピールか、オス同士の争いに関連しているのかもしれない。
闘争心が強いコオロギであるとか、オス同士頭をこすりつけあっていたとか、書かれていたりする。

いくら調べても分からなかったのは、口器の下顎付近(?)からのびる2対の白い肢。
観察していると、これで地面をつつきながら動いていた。
味覚に関する器官なのだろうか?
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ヤマクダマキモドキ?など:記録の整理「バッタもん6種」

2021-10-11 17:26:20 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2021年10月11日(月)

昨日、コメツキムシの話を書いてて・・・
今朝、兄貴からのライン「懐かしいわ~、コメツキとかコメツキバッタとか!」

コメツキバッタ・・・?

お~っ! 半世紀ぶりに思い出したぞおっ!
コイツのこと、そんな風に読んじょったわ~!

ショウリョウバッタ 50mmほど

20210921

後脚の脛節を2本とも持つと、ペッコンペッコンと上体反らし運動をする。
その動きが楽しくて、コメをついてるみたいで・・・
キチキチバッタとも読んでたけど、和名がショウリョウバッタと知ったのはかなり後のこと。

そもそも私の最初のくだらん俳句もコイツ
ウォーリーを探せキチキチバッタ飛ぶ
この句で、夏井いつきさんに挑もうとしたのだから、とんだ食わせ者じゃったなあ~!
懐かしいわあ。

てなわけで、今日は「バッタの仲間の整理」
ただし、バッタのことはろくに知らないばったもん
間違えてたらどんどんご指摘を!

ヤマクダマキモドキかな? 40mmほど

20210811

前脚の腿節部やつけ根の茶色で勝手に判断したけど・・・
初めて聞いた名だ。

「クダマキモドキ」ということは「クダマキ」という虫がおるのか?
と、調べても「クダマキ」という名の虫は出てこない。
ひょっとすると、山キャンプで酔っぱらってるおっちゃんたちか?
(そんなわけあるかいっ!)

で、たどり着いたのはクツワムシ。
かつて、クツワムシのことを「クダマキ」と呼んでたりしたんだって!
その和名だけがクツワムシになっちゃったから、さあ大変!
「クダマキモドキ」は「クツワムシモドキ」ということなのね、と納得!


コノシタウマかな? 20mmほど

20210811

便所コオロギ=カマドウマしか知らなくて・・・
コノシタウマとかハヤシウマとか、カマドウマに何種類もいるとはっ!
ま、コノシタウマがいるのなら「ソノウエウマ」もいてほしいっ!
木の落ち葉の下にいるってことらしいけど・・・


クルマバッタかな? 40mmほど

20210921

胸上部の盛り上がり方や翅にある目立つ白帯で判断。

ほいで、我が家の駐車場にいたのが、たぶん
クルマバッタモドキかな? 35mmほど

20210926

胸部を上から見たときのX字状の模様で判断。

子どもの頃、どっちも「トノサマバッタ」じゃったもんな。
今さらだけど、生息場所も食べ物の好みもかなり違ってる。

あらためて「名前を知る」ことは「相手を知る第一歩」だと思わされたわ。


ツチイナゴ幼虫かな? 20mmほど

20211005

我が家近辺で一番よく見るバッタ


このなみだ目のような模様が特徴で、成虫になっても残るみたい。

ま、とりあえずバタバタあわててファイルから出したばったもんたち。
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カマキリ2種、そして季語「蟷螂」との葛藤

2021-09-21 17:07:38 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2021年9月21日(火)

コカマキリ  40mmほど

20210917

裏の荒神社の蕗野原近くを歩いてると、ピョコンと飛び出してきて・・・
そそくさと隠れようとするから首根っこをつかまえて・・・
明るい所へ置いた。

前脚の赤丸()で囲んだところに、はっきりと黒と白のデザインがある。


コカマキリで間違いなさそうだ。

少しばかり逃走を試みて、観念したのか・・・


「闘いまっせ~っ!」と、じっと威嚇のポーズなんだろうなあ。

なんとなく間が抜けてるような顔つきのような気がせんこともない。



オオカマキリかな?  70mmほど

20210919

チョウセンカマキリかもしれない。
つかまえてないし、細部をキチンと確かめてないのでわからない。

笹原にいて


「しまった! 見つかっちゃった!」とばかり


暗い方へ暗い方へと、逃げてく。


どうやら、飛んで逃げてくのは得意ではなさそうだ。


私の「カマキリ」に対するイメージは、上に書いた通りなんである。

鈍くさくて、素手でつかまえやすくて、前脚の鎌という武器も人の手にかかったら痛くもかゆくもない。
コイツらが虫をつかまえるときも、とても慎重そうにみえる。
さほど補虫率も高くなさそうにみえる。

スズメバチたちのような攻撃性も毒もなく、シオヤアブなどの大型アブとかオニヤンマたちとかのような敏捷性もなく・・・

一方、書籍やネット上での『最強の昆虫ランキング』なんてのに、カマキリは必ずベスト10入り。

俳句の世界でも『蟷螂(とうろう・カマキリ)』は秋の季語。
・前脚で虫をつかまえムシャムシャと食う。
・交尾後にオスはメスに食われてしまう。
なんてのが、まず大概の歳時記に書かれてて・・・

幼稚で短絡的な観察とイメージだと笑われるかもしれんけど・・・
私にとって、カマキリは『もっと弱っちくて鈍くさい虫』という気がしてならんのんである。
ハリガネムシにもあやつられ、水死させられてしまうしなあ・・・

夏井いつきさんの『よ句もわる句も』の今月末までの兼題が『かまきり』
どないしょ?
噛み合わぬまま投句するんかなあ・・・
コメント (4)
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カマキリつかまった!

2019-08-15 16:08:09 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2019年8月15日(木)

74年前のこと、日本が戦争に敗れた日。

あの日はうだるような猛暑だったらしいケド、今日は台風直撃で朝から強風と雨。
新幹線も飛行機も止まってるから、お盆の帰省など、出かけてる人たち困るだろうなあ。
働いてるとこんな時しか機会もないもんな。
雨も強くならなければいいなあ。
一昨年の西日本豪雨の被災地あたりに上陸したもんな。


さて、カマキリである。


先日の『水辺で遊び舎』での様子を知人が送ってくれた中に含まれていた。

「カマキリがずっとつかまっとるのに全然気付かんと撮影しよったで!」とのこと。


カマキリに何かの昆虫が捕まったのでもなく
カマキリが私たち誰かに捕まったのでもなく
ましてや絶滅危惧指定の魚カマキリでもなく

単に、私の背中にカマキリがつかまってた、という話。

ま、魚たちの撮影に精魂一滴、集中してたからね。
カマキリも知人の撮影も気付かんかったわ。

なお、この画像だけではオオカマキリなのかコカマキリなのかチョウセンカマキリなのかも不明なのだケド・・・

くだらない話で申し訳ござらぬ。
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