私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ウミネコ : 鳴き声を和名にしてるケド・・・

2018-05-31 17:48:27 | 鳥類
2018年5月31日(木)

先日、誘われ出かけた日本海側で、最初に出会ったのは・・・

ウミネコ


小河川河口の海岸近くで群れていた。


穏やかな日本海の波間に揺られ、飛んで逃げようともしなかった。

日本で普通に見られるカモメ属数種のうち、唯一「~カモメ」と名乗ってないカモメ。

「鳴き声がネコに似てるから」が理由であることは有名なのだが・・・
ウミネコの鳴き声は何度か聞いていて、確かにネコに似てるといえば似てる。

ただ、他のカモメたちの鳴き声は知らない。
ウミネコだけ~カモメと名乗らないほどの特別な鳴き声なのだろうか・・・?

今は、すぐ鳥の声をネットで調べられる便利な時代でもあるし
試しにいろんなカモメの鳴き声を聴いてみた。

ん?
他のカモメも結構かん高い声で鳴くぞ?
ネコといえばネコにも聴こえるし、カラスに近いといわれればそうかもしれんし・・・

私の聴こえ方が変なのかなあ・・・
和名の付け方もいろいろで、おもしろいもんだわ。




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タナゴ類5種ラインアップ

2018-05-30 22:33:06 | 淡水釣り
2018年5月30日(水)

国外外来種のタイリクバラタナゴはさておき
タナゴ類5種が同所的に生活している流域がある。
貴重な流域だ。

先日、スレバリを使い、ポイント・深さを変えながら5種を釣り上げた。

ヤリタナゴのオス


アブラボテのオス


シロヒレタビラのメス


イチモンジタナゴのメス


ボロボロにくたびれたカネヒラ


もちろん沢山釣ることが本意ではない。
それぞれのタナゴの習性を考えながらできるだけ少ない数で釣ってみた。

やはり、ほんの少しずつすみわけ・食いわけてるように感じたなあ。
そんなことを考え、試してみる時が楽しい。

食べるために釣ってるわけではない。
あくまで趣味・遊びだから
できるだけ心を込めてキレイに撮させていただくか
そっと流域へ放させてもらった。
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チゴガニ : 釣りにならない干潟で

2018-05-29 22:55:46 | 昆虫以外の節足動物
2018年5月29日(火)

26日(土)の午後の話。
絵画教室を終え、長靴をはき、干潟へ。
何も釣れない。

釣れないからといってしょんぼり帰るようなことはしない。
初夏の干潟は見ているだけで楽しい。

英語はちんぷんかんぷんで聞いてて何も楽しくないが、
生き物は見て撮影して、名前や生活を知れば知るほど楽しくなる。
生き物の立場もおほろげながら感じられるようにもなる。

しばらくじっと眺めてみる。
アシハラガニ・オサガニ・ハクセンシオマネキ・トビハゼ・・・

その中からチゴガニの紹介を。
甲長7mmに満たない小さなカニである。
少しでも動くと、スッと巣穴にかくれてしまう。


さて、上の画像に何匹いるでしょう?

答えは、ハサミが白く少し大きいオス2匹、ハサミも体も少し小さいメス3匹。

ハクセンシオマネキより少し水面に近い位置にコロニーをつくってる。
私の住む地域ではハクセンシオマネキより少なく珍しいと思う。

オスは両方のハサミを同時に振り上げてメスを呼んでいる。


まるで広島カープが優勝したときのようなバンザイを飽くことなくくり返してる。
あっちでもバンザイ! こっちでもバンザイ! バンザイバンザーイ!

と、足元にじっと動かないメスが・・・・・・
巣穴にも潜ろうとせず、簡単につかまえられたぞ?


撮影ケースに入れて、理由が判明。
抱卵中だったんだわ。

ササッと撮影して元のとこへソッと置いて・・・
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スミウキゴリ : 地域変異? 個体変異?   釣査164・165種目

2018-05-28 22:57:45 | 通し回遊魚
2018年5月28日(月)

昨日「アユカケの遡上を見に来ませんか?」との日本海へのお誘い。
早速出かけた。
日本海がすぐ目の前にある小さな川の下流・河口域。

アユカケの話はいずれ書く。

そして、今日は広島西支部長(兄)たちと会うことになった。
2時間ほど余裕がある。
「近くの川で釣りでもしようか」
瀬戸内海の小さな川の上中流域。

そして、本当にたまたまなのだが・・・
どちらでも予定外のスミウキゴリが数匹釣れた。


日本海側で釣った小河川最下流域でのスミウキゴリを並べてみる。

顔が四角く扁平したオスのような・・・?

メスのような・・・?






瀬戸内海側で広島西支部副部長(義姉)たちが釣ったスミウキゴリを並べてみる。




ん? 
何かちがうやんか?

第1背ビレを比べてみると

日本海側の数匹は全部こんな模様




背ビレ先端の黒点は小さく不明瞭で、模様も単純だ。

瀬戸内海側の数匹はほとんどがこんな模様


背ビレ先端に明瞭な黒点があり、模様も複雑だ。

これは個体変異の範囲なのかもしれない。(大きさはどちらの地域もほぼ同じ)

ただ、わざわざ日本海まで出かけて、偶然とはいえ釣った河口付近のスミウキゴリと
瀬戸内海の小河川上中流域で、おるとは到底思えない中、広島西支部副部長が釣ったスミウキゴリとは
長い長い地球の歴史の中で出会う機会がないまま、独自の形態になっていってるのかもしれない。

しかも広島西支部初のお手柄でもある。(私も釣ったぞ!)
さらに言えば、スミウキゴリは日本海側ではウジャウジャいたが
広島県では「準絶滅危惧種」に指定されているのである。

であれば
昨日私が釣ったスミウキゴリを日本海側集団として164種目に
今日広島西支部副部長たちが釣ったスミウキゴリを瀬戸内海集団として165種目にしてもよいではないか。

と、独断と偏見で決定させていただくのであった。

ちなみに、ウキゴリは第1背ビレ後端に明瞭な黒点がある。


お姉さん! やったね! 初物記録ですよ。 ボーナスは支部長からはずんでもらってね!
兄貴! カワムツ・タカハヤばっか釣ってても営業成績はあがらんぞっ!
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シラサエビ : 名を知らんで釣ってから・・・   釣査163種目

2018-05-27 06:36:57 | 昆虫以外の節足動物
2018年5月26日(土)

体長6cmほどの大きなシラサエビのメスである。

タナゴ竿で釣った163種目なのだが、釣り上げたとたん足元に落ちた。
ケースでの撮影後、せめて手のひらでと・・・ピンッとはねてお帰りになられた。

体が透明で、一何の特徴もないように見える。
干潟でタモ網で何度も採ったことがある。
が、あえて調べようともしてこなかった。

さて、昨日は絵画教室の日。
簡易保冷庫にあまってるイソゴカイを入れ、図書館に返却する本を持ち
「行ってくるわ」
「アンタ! 画材道具は要らんの?」
「ほうじゃった。ほうじゃった。絵を習いに行くんじゃった」

絵画教室の近くの川に、心はもう奪われていたのである。

絵画教室終了!
そこそこに習い、昼飯もぬいて、下流域へ。
今日は、毎年アシシロハゼがタモで採れてる橋ゲタの深みへと向かうのだ。

マハゼとアシシロハゼはとてもよく似ていて同じ生活場所にくらすが
マハゼは秋から冬、アシシロハゼは春から秋と季節をかえ、すみわけているという。

結論、まったくアタリなし。
今年は魚の姿が本当に少ない。

車へとテクテク戻り、泣きぬれてカニとたわむれようかといつものポイントへ。
「アシハラガニが入れ食いじゃ~っ!」 といってもハサミでつかんでるだけだケド。
「ちっこいウロハゼも釣れたど~っ!」 あ~ パッとせんなあ。

と、台湾での釣りで味わったテナガエビ類のようなヒキが・・・
何度も釣り落とし、釣り落とし、やっと手に入れたのがこのシラサエビなのである。

とはいえ、釣った時点でこのエビの名はわからない。

家に戻り、カープの試合を聴きつつ、いつものように図鑑とネットで・・・
スジエビに近い仲間であることはまず間違いないので、目星をつけながら・・・

『シラサエビは干潟にすむ半透明のエビ、体長はこの仲間では大型で、大きくなると触角が青くなる』


「お~っ! 青いやんか!」

『産卵期のメスの腹部の側面に青い斑紋が現れる』


「お~っ! たった2つやケドありまっせ!」
ということで、ほぼ間違いないとわかる。
名前を知ると一歩お近づきになった気になる。
ま、甲殻類続きやケド、初物が釣れたので、めでたしめでたし。

ちなみに、このシラサエビ、ゆがいても赤くならないという。
一度もう少し釣ってゆがいて食べてみようと思う。

久しぶりに普通の長靴はいて、下流域から干潟へと歩くのも楽しかった。






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