私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

テナガテッポウエビ Alpheus japonicus :浜売りミニ水族館にて

2024-03-31 11:32:07 | 昆虫以外の節足動物
2024年3月31日(日)

テナガテッポウエビ Alpheus japonicus


20240210  40mmほど

横島の底引き網漁で採られたテッポウエビの1種
水深数十mほどの泥底に生息しているためか
今まで河口域の泥干潟などで見かけたことはない初見のテッポウエビ

鉗脚が相当長いことから「手長」という和名になったらしい
はさみの部分を急激に閉じて生じる強い衝撃波と音波で獲物をしとめることから「鉄砲のエビ」ということだ
飼育していてガラス水槽を割られたこともある

テッポウエビ類とハゼ類の共生は有名な話だが
コイツの場合、水揚げの様子からおそらくイトヒキハゼと共生しているようだ


潜って観察できればいいのだけれど、泥が舞うから相当むずかしいだろう
人はわずか数十mほどの距離(水深)にいる生き物のことがほぼわからないままなんだなあ

今日は、横島底引き網漁浜売りの今シーズン最終日
売り物にならない生き物たちを「ミニ水族館」に展示し続けてくださった「龍神丸」さんに会いに行かなくちゃ!
紹介しきれていない生き物たちも多いまま・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うどんにはチラシ:讃岐巡礼の記

2024-03-26 17:55:09 | B級C級グルメ
2024年3月26日(火)

3月11~12日のこと、兄貴と先祖の地へと向かった。
そのついでの「さぬきうどん巡り」

まず、観音寺の大喜多うどん


かけうどんを注文したのに揚げがのってて、おろし生姜付き

もちろん、伊吹島のいりこ名産地、幼い頃舌が覚えてる味、うまいに決まってる。

谷川米穀店

駐車場があるから気付く、もう少し進めば徳島県という土器川上流域の店

ここでは釜玉の小

独特の青唐辛子も含め、うどんは恍惚の味。

がもううどん

朝、雨だというのに、開店30分前の8時にもう長蛇の列

かけの小を外のテント下にある木のベンチで食べる

たくさん人がいるのに音がしない。
もちろんうまいが、何といっても広い田んぼと駐車場ののどか!
足元1mにうどんの端っきれを求め、スズメがじっとしていたほどだ。

さか枝うどん


かけの小

自分でデポに麺をうつし温めて、つゆをかける。
ワカメ入れ放題ということは、すでにかけではなくワカメうどん。
ワカメうどんを頼んだ観光客は泣くな、と笑ってたらワカメうどんはなかったわ~!
やはりDNAに刻まれた懐かしい美味だ。

他にも何軒か美味しいうどん屋さんを回ったのだが、ここでは省くことにする。
というのも、チラシを頼んでOKだった小さな店に限ることにしたからである。

幼い頃、さぬきうどんと言えば、「ちらし寿司」とセットだった。
いなり寿司は、豆腐の水分を抜き、油で揚げ、油を抜き、煮込んだ揚げを割き、酢飯を詰め、できあがる。
そんな手間暇かかることを小さなうどん屋や製麺所にさせてはいけない。
皿に盛った「ちらし」で十分だった。

そして、弘法大師「空海」が讃岐の地に「うどん」をもたらしたように
わたくし広報大使「食うかい?」は備後の地から讃岐の地へ「ちらし」をもちこんだのであった。

これが、そのチラシ(いつのまにかカタカナになっちょる)


「広島から来ました。このチラシ張ったり置いたりしてくれますか?」と頼んだのである。

忙しい中、どの店も快くOKしてくださったのであった。

あらためて「さぬきうどんにはチラシがよく似合う!」と思ったのでありました。
なお、うどん代は兄貴のおごり!
値段ははなから覚える気もないので一切書けないが「兄と二人で500円でおつりがくる」店も多かったみたい。


もちろん、道の駅とか

観光案内所とか

スーパーとかでも受け取ってくださった。

国営まんのう公園自然生態園の職員さんも


四国水族館の職員さんたちも

(ここでは、代表としてトサシミズサンショウウオさんに登場していただいて・・・)

仲間うちで配って読んでくださるとのことだった。

さすがに、香川県からこのシンポジウムに参加する人はいない。
ましてや、小さなうどん屋さんの壁のチラシを見た他県の観光客さんがやって来てもたぶんアンケート担当者さんが困るだろう。
「どこでこのシンポジウムを知りましたか?」の回答欄に
「讃岐のうどん屋『谷川米穀店』の壁」なんてのがないからだ。

ま、チラシには「集客」と「周知」の2つの大切な要素があるからね。
50セットはあっという間になくなった。
もちろん地元でも担当地区は配り切ったもん!

このふざけ半分の記事は、さぬきうどんを出汁にした周知のための宣伝なのでありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セリバオウレン Coptis japonica :カタクリの咲く前に

2024-03-22 11:26:08 | 植物
2024年3月22日(金)

セリバオウレン Coptis japonica 両性花

20240318 花径10mmほど

5~7片のがく、8~12片の花弁、白い雄しべ、中央に赤緑色の雌しべ
セリに似た葉をした花期3〜4月のキンポウゲ科の小さな野草だ


友人とカタクリの花を見に出かけ、まだ時期尚早で

まだ、やっと葉が伸び始めたばかり

と、山裾にそって咲いていたのがセリバオウレン
よく知らないままかんさつしてると中央が緑・赤、そして真っ白なままのがあって
念のためにいろいろ撮影しておき、帰宅後調べることに

例えば、コイツは真っ白

これは、雌しべをもたない雄花だ

コイツは中央までびっしり雄しべが占めている雄花だ


雌雄異株だそうで、雄株・雌株・両性株の3型をもつことできっと生存に有利にはたらくのだろう
雄しべのない雌花を探しそこねたことが少し残念だった!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケヤキツヤカスミカメ Deraeocoris ulmi :欅の横の杉の木で

2024-03-19 10:23:32 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2024年3月19日(火)

ケヤキツヤカスミカメ Deraeocoris ulmi

20240318  4mmほど

光沢が強く、デザインが渋くて美しいカメムシに出会った。
本来は、ケヤキの樹皮下で越冬するらしいが、コイツは公園のケヤキの横の杉にいた。
トビイロマルハナノミと一緒に越冬していた。


ケヤキにはユアサハナゾウムシがいて、イチゴハナゾウムシと勘違い。
公園にはアトリが降りていて、カワラヒワと勘違い。
ややこしい公園だ。

そもそも、「そろそろカタクリの花が咲く頃だよ」と友人誘って出かけ
カタクリはまだたった1本の蕾だけ、4月にならないと咲かないと地元の人に教えられ
セリバオウレンの可憐な白花でお茶をにごすというていたらく。

いやあ、年をとったなあ~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスカ Loxia curvirostra ですか?

2024-03-17 09:57:00 | 鳥類

2024年3月17日(日)

イスカ Loxia curvirostra のメスですか?

20240316  スズメ大

昨日まで、「先祖の墓参り」ついでの「うどん屋さん・鮮魚屋さんツアー」を兄貴としたり
チラシ配りをしたり
駄文書きで図書館に通いつめ、形になるたびに素材探しに出かけ、また駄文に書き加え
その分文章を削り、また形になったら出かけ・・・
という無駄なリサイクル運動をしたりと、バタバタしてた。

で、ひとまず目途がついたので・・・
「そろそろオツネントンボが飛んでる頃かもしれない」と、近隣の町の湿地帯へ。
長く机についてると、妄想は膨らみ、腰は痛み、体はきしみ、つい出かけたくなる。
弁当を食い、オツネントンボを探す。
・・・いなかった。
代わりといってはなんだが、初見のホソミオツネントンボらしき錆のような赤茶けたイトトンボがいた。
・・・いたけど、見つけた頃にはこっちも見つかっていて、風に乗りすぐ飛んで行ってしまった。
枯草に紛れ見つけにくくて・・・

ふと、空を見上げると・・・逆光の中にスズメ大の小鳥が1羽。

「んっ? 何だ?この鳥?」
露出を最大オーバーにして・・・

「え~っ! イスカじゃないのお~っ?」とかみさんへ。
口ばしが妙にかみ合ってない(イスカの特徴)ように見えたのだ。

「んなわけないよ! 昨年末知り合ったおじさん、わざわざ寒い中4泊5日の鳥見旅を組んでまでイスカ見に行ったって誇らしげだったじゃんっ!」
たしかに私にもその記憶はあって、イスカなんぞ私ら素人にはそうそう会える小鳥ではないと思う気持ちは今も同じだ。

しかも、今は春、イスカは冬鳥。
さらにコイツは赤くない。


コイツより小さなマヒワも群れていてせわしなく、まぎらわしい。

じっくりピントもあわせられない。

なんとかイスカらしきヤツが松ぼっくりをつつく姿をコマ撮りして・・・
 
コイツ、イスカのメスですか?と
また、生き物に詳しい知人に聞いてみようっと!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする