私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

カラバラタナゴ 思い出語りの巻    釣査65種目

2017-02-24 07:51:07 | 中国大陸の魚たち
 2017年2月24日 金曜日

魚の姿を見なくなった。
いろいろ出かけてはみるが、1年前とは全然違う。
減ってしまった魚たちへ竿を出し、場荒れさせるのも何だし・・・・・・
結局しばらく眺めるだけにして家路につくことになる。

ということで、こんなときは記憶と記録を引きずり出すのである。

カラバラタナゴ(ウエキゼニタナゴ)である。


実に美しいタナゴである。
婚姻色に黄色を見事につかっているのはコイツくらいしかいないのではないか。
中国産をカラバラタナゴ、朝鮮半島産をウエキゼニタナゴと呼んで区別するけど
同一種であるとされている。
大陸では普通に見られるタナゴなのに日本や台湾にはいない。
なんで日本にいないのか? 不思議なタナゴなのである。

2013年5月、過密労働を後輩たちに振り分けて有給休暇を使い、4泊5日の中国への旅である。
初めての地では「タモ網ガサ」の方が手っ取り早い。
深みでは「モンドリ」の方が効率がいい。
なかなか竿を出す機会がないのである。

釣りにもってこいの湿地帯へたどり着いたのは3日目のこと。


水深は浅く、小さな魚たちが岸辺にそって走っているのである。
水は澄んでいてモンドリは適さないし、ガサも湿地帯であるためどこまで埋まるのか不安だ。
こういうときに釣りは効果的なのである。

今思えば、仕掛けもエサもひどいもんだったなあ。
「タナゴ釣りの型」にすっぽりはまってしまっていて、まったく応用力なし。
小さく小さくつけたグルテンに食いついてくれたタナゴの1つである。
ふるえるほどにうれしかったなあ。

最近は「怪魚ハンター」なんてのを本やTVでよく見る。
うらやましいのである。
できたら「珍魚ハンター」ってのもやってもらえたらもっとありがたいのである。
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ひなまつりの巻

2017-02-23 08:01:52 | 日常
 2017年2月22日 水曜日

2月22日は「風流な夫婦の日」である(と今決めた)。
相棒のたって(すわって)の要望で「上下町ひなまつり」へと出かけた。


白壁の町並みのいたるところに雛人形が並んでいる。
どの家でも「見ていってください」と声をかけられる。
江戸時代に天領だったこの街、家のつくりは軒先が小さく奥へ奥へと案内してくれる。

とんでもない数の雛人形が並んでいて、いっぱい説明をしてくれる。
が、私にはちんぷんかんぷんなのである。

江戸時代の古今びなと享保びなだそうだ。


明治時代の見えっ張りびなと大正時代のひなだそうだ。


百年前の押し絵びなと現代のレゴびな(これは分かるぞ)だそうだ。


相棒はとっても楽しそうに説明を聞いていた。
「楽しかったね。また行こうね。」
「うん。ええよ。」
退職してほぼ1年。
「1年間好きなことだけやるで!」と相棒を振り回してきた。
一度も要望を聞くこともなく、やりたいことだけを気ままにやらせてもらった。
興味は最後まで湧かなかったけれど、相棒も釣りにつきあうのはそんな気分だったのかもしれない。
たまにはこんな日も必要なんだろうね。

そんなことを思いつつ、帰り道には「川をのぞいてる」のだから始末におえんわなあ。
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古本屋で・・・の巻

2017-02-22 07:32:39 | 書籍紹介
 2017年2月21日 火曜日

清水國明さんの「人の釣り見て、わが釣り直す」(2000年 祥伝社黄金文庫)の紹介。


先日立ち寄った古本屋で108円で売っていた。
風呂で読むのにちょうどいいので購入し、昨夜読み終えたのである。

清水國明(現在は国明に戻されている)はオオクチバス擁護派なのである。
今どう考えられているかは知らないし、考え方は違うけれど、この人はおもしろい。
アウトドアにどっぷりつかり、家族を巻き込み、
その体験を飾らない等身大の文章で書きすすめる姿はステキだと思う。

清水さんの考え方の大半は共感したのである。
そのすべてを書いてしまう訳にはいかないので、イマイチ共感できなかった2点について。

1.生態系に影響があると言うならば、もっとブルーギルを問題にすべきであって、
  そのブルーギルを唯一捕食しているバスは保護されなければならないのではないか。

清水さん、きっと断腸の思いでバスのお腹をさいて調べたんだろうね。
大型のバスだったのかもしれないし、その結果も正しいのかもしれない。
ただ、あくまで私の体験で言えば「バスはギルよりもフナ類・タナゴ類を好む」と思う。
時代をそろえるために10年前の記録を出してみると


左の写真が私の暮らしている水域で中高校生のボランティアと一緒に捕獲したギルとバス。
中央と右がそのバスの腹をさいて調べているようす。
3ケタのバスの過半数の腹から出てきたのはフナ類・タナゴ類だった。
残りのバスは空っぽの腹だった。
ギルはたくさんいるのにである。

2.犬や猫のようなペットと同様に愛着を持って接しているのに、
  バス釣り人口の大半を占める小中学生に対し、殺せ・肥料にしろと言わないでくれ。

バス釣りをしている若者に声をかけてみると
「バスやギルが生態系をこわしている」という認識を持ってることが多かったと思う。
「おもしろいからやってる。めんどくさいから殺さずに逃がす。」のに過ぎないんじゃないかなあ?
清水さんのように愛着を持って接してくれているのであれば、
バス釣り道具の残骸ももっと減っているはずだと思うのである。

バス釣りは「大人社会の範疇を越えて一人歩きしてしまった釣り」なのではなかろうか?

清水さんは今どう思われているのだろう?






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最終日は漁港への巻   台湾釣(ガサ)行㊿

2017-02-21 07:53:51 | 台湾の魚たち
 2016年12月28日 水曜日

最終日。
フライトまで時間がある。
私のわがままで高雄市近郊の漁港へ。
何にせよ魚であれば楽しいのである。
小さな露天の店先にはいろんな貝が並んでいる。
しっかりした店構えの軒先には大きなカラスミが所せましと干されている。
昨夜の夜店の7割くらいの価格である。

海は灰白色ににごっていた。

漁港の隅に小さな魚の群れを見つける。
パンねりで釣ろうとするが釣れない。
コンビニでサンドイッチを買い、具の肉で釣ろうとするが
「ありゃ、これ、ピーナッツバターじゃがっ!」というわけで釣れない。
魚の群れは、捕食行動のスイッチが入らない限り見向きもしないのである。
マキエなんかは、そのスイッチオンのために、セッセコやっとられるのである。
何の魚だったんかなあ。

人気アイドルのスケジュールみたいにぎっしりつまった1週間だった。


私はこの日まったく写真を撮っていない。
何となく感傷的になっていたのと少し疲れていたせいである。
そういえば昔はフィルムカメラで虫・野草・鳥・魚・愛娘を撮っていたなあ。
取り直しがきかないので1枚1枚真剣だったわ。
フィルムも富士フィルムが少し高く、いつもコダックフィルムを買っとったわ。
「ビンボー人のコダックさん」じゃったわあ。(ついてこれる人だけでええけんね)
いらんことを思い出すのである。


日本へ戻りたくないなあ。
このまま魚釣り・ガサをしていたいなあ。
と、思いつつ高雄空港へと向かうのであった。

台湾釣(ガサ)行、これにておしまい。

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河川工事だらけの巻

2017-02-20 08:29:34 | 淡水釣り
 2017年2月19日 日曜日

2月8日に訪れたポイントが気になって出かけてみた。

やはりアブラボテの姿はないのである。
オイカワとヤリタナゴがそれぞれ3尾釣れる。
相棒がヌマムツとタモロコとコウライモロコを1尾ずつ釣る。
「なんでこんなに釣れるのが違うのか」というと
「できるだけ釣れる種類を増やすために別々のポイント」で釣っているからである。

自転車で通りかかった近所のおじさんが声をかけてくる。
「釣れるかの? 釣れんじゃろ?」
「いやあ、すっかり魚減りましたねえ。」
バケツの中の魚を見せて、1種類ずつ名前を伝える。
「ほお! いろいろおるんじゃのう!」
「いえ、ここもっといろいろおるはずなんですよ。」
「ほうか。わし、ここで釣りしょうるん初めて見るで!」
「え? 1年に数回は来とるんですけど・・・・・・」
「夫婦でバス釣りに来るんはよう見るけど、あんたらみたいなんは初めてじゃわ。」
私たちのチンケな釣りが珍しいらしい。

「近くに『地域で保護してます。無断採取禁止』という看板ありますよね?」相棒が聞く。
「おお、あれか。もう30年になるかのう。もう誰もしとらんわ。」
「ええっ! そうなんですか?」
「ほうよ。昔はなんちゃらドジョウやかんたらタナゴがおる言うてやりょうたんよな。」
「やっぱりそうですか。だったらあの看板あたりで少しやってみてもええですか。」
「ええと思うよ。暖かくなると子どもらも釣りしよるわ。」
「あんたら詳しいし、調べとるんならやってみ。」

やってみたのである。
なぜかほぼ止水状態である。
フナ類数尾、コウライニゴイ3尾とともに、アブラボテ1尾。
いたのである。一応。
でもホンマ減ったのである。
それこそ昨年の2月には「釣りの邪魔じゃあ!」と言いたくなるくらいにいたのである。

水もずいぶん少なくなっとるし・・・・・・上流行ってみよか。

クネクネ歩いてみたのである。
だんだん水が白く濁っていく。
「ありゃあ! すぐそこまで水路の工事が来とるがな!」
「あかん! ここもダメや! 田んぼの中の水路どれだけ立派にすりゃええんかのう?」
いつも釣りをする貯水池への移動がほぼ絶たれてしまっているのであった。

ま、それぞれに事情や立場もあるだろうからほどほどにしておくけど、
河川工事は生態系への影響が一番大きいわなあ。
かつては地域の人が頑張ってやっておられたであろう活動を示す古びた保護看板がかわいそうになる。
特定外来魚のブルーギル・オオクチバスのことうんぬん言えんのんかもしれん。

ま、看板のとこで釣らせてもらえたし、アブラボテおったし・・・・・・よしとするか。
全部で2時間ほどして納竿。
安売りスーパーへ「100円タコ焼き」買いに行かねば・・・・・・。

今回は写真なし。
保護していた人たちの立場もあるからね。
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湯鯉(ユゴイ)の稚魚を落し物の巻   台湾釣(ガサ)行㊾ 

2017-02-20 07:51:57 | 台湾の魚たち
記憶からすっかり消え去られとった魚のことを書き加えておく。

 2016年12月23日 金曜日

湯鯉(ユゴイ)の稚魚である。


この日に採れたオオクチユゴイの稚魚ととりあえず並べてみる。


採集したときは、
「なんか銀色のボラの稚魚っぽいのん採れたで。」と友に伝えたのである。
「う~ん。ボラとちゃうで。ほら。」と友が観察ケースで見せてくれたのである。
「ほんまじゃ。なんちゃらユゴイの子じゃわ。」

すっかりオオクチユゴイしか採ってないと思い込んでしまったのである。

友のツイッターで「ありゃま!」と気付かされてしまったのであった。
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この飛行機雲は何じゃ?の巻

2017-02-19 10:59:34 | 自然
 2017年2月16日 金曜日

河川公園で昼弁当を食べていたときのこと。
ふと見上げた青空に飛行機雲がくっきりと描かれていた。


「明日は雨やな。」
「ん? ちょっと待てい! なんじゃ、あの飛行機雲?」


まず、画面右から左へと①の飛行機が飛んどるわな。
前後して、②の飛行機が高度を変えて上から下へと飛んどるのが分かるわな。
問題は③の飛行機雲である。
画面下から上へ飛んどるのはいいけど、
「①の飛行機雲と重なった後、どこいったんや?」なのである。
コツゼンと消えてしまっているのである。
「①にあわせて飛んだ」という説も浮かんだが、そうそう急角度に曲がれんじゃろ?
「①の飛行機にぶつかった」という説は、考えるだけバカらしいわな。
「どこか異次元へと連れ去られた」という説にいたっては、もはや自然科学ではないわな。

この雲たちは姿かたちを変えぬままユルリユルリと西から東へと流れていくのであった。

気になるので何枚も写真を撮ったのはいいが、ピントがうまく合わんのんである。
うまく伝えられんで悔しいのである。

「重なる飛行機雲」について調べてはみたけど、こんな場面には出くわさんまま。

よかったら誰かマジで教えてください。
気になって気になって夜も眠れんまま、昼寝してしまうのである。

という訳で、このブログに掲載する次第である。



 
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久しぶりに訪ねた川は・・・の巻

2017-02-19 09:39:18 | 自然
 2017年2月16日 金曜日

暖かくなるとの予報である。
昨年の晩秋に友と出かけた川を訪ねてみることにした。

まず、上流域のタマリでタナゴ類も含めいろんな魚を釣らせてもらった好ポイント。


全面にわたって工事、工事・・・・・・。
あられもないお姿になっとるわ。
しばらくは回復せんだろうね、ここまで川をいじると。
竿を出すまでもない。

下流に向かって歩く、歩く。

フタケタはいるであろうトリミニストの方々とあいさつを交わしながら水面を見つめる。覗く。
「コイしか見えんなあ。」
「ひょっとしたらカワイワシに会えるかも・・・と思うとったんじゃけど・・・」

オオバンたちがたくさんおるけど、私のデジカメではこれが限界。


マガモもおったりして。


「どっか深みを知っとってないですか? 子どもらがフナ釣りょうるような・・・」
「ああ、3つ下の橋近くにあるで。」

さっそく車移動。
またまた、歩く、歩く。
汚れまくった枝川にぶつかる。
「アカンで。生き物すめんわ、こんなんじゃあ・・・」
「本流に意図的に造られた石組みの深みが水温が高くなった時にいいかもしれんな。」

またまた、竿を出すまでもない。

さらに下流へと移動。
歩く、歩く。
排水機場が見えてくる。
しかも学校を終えた中学生が2人、釣りをしとる!
「何が釣れるん?」
「ついさっきナマズとフナ釣ったんですよ。」
「ここだけすごく深くなっとって冬に魚がたまるんです。」
「エサやルアーは要らんのんです。引っ掛けて釣るんです。」
実にハキハキとさわやかな2人なのである。
「見とってください。すぐ釣りますから。」
まったく釣れんまま石組みにひっかけて切ってしまうのである。
申し訳ないので、あいさつをしてその場をはなれたのであった。

冬の釣りには最高の場所かもしれんけど、20mは投げんといかん。
タナゴ竿ではとても無理な話である。

いやあ、汗ばんだなあ。
たまには竿を出さずに見て回るのもいいかもしれんな。
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晩飯は再びセルフ大衆食堂での巻  台湾釣(ガサ)行記㊽

2017-02-19 08:13:30 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

本屋での買い物を終え、地下鉄で戻る。
屋台通りを歩いてみた。
やはり一番気になるのはオニテナガエビ。
でも養殖ものじゃしね。
続いて気になるのはカラスミ。
でも禁酒して8年になるしね。

というわけで、初日に寄った24時間セルフ大衆食堂へと足を運ぶのであった。


今回は「ひとサジ○○元」と書かれている惣菜を思い切り取らせていただいた。
さらに
「おっ、小イカの煮物じゃ!」とふたつかみ。
「わっ、ワカメの煮物じゃ! 髪の養分じゃ!」とふたつかみ。
右のプレートが私。山盛り取っとる。
ところが、レジの店員さん全部ひとサジ分しか料金をとらないのである。
すごくあさましいわあ。
すごくはずかしいわあ。
記録もとらんままおぼろげな記憶でまとめているけど、この場面はくっきり覚えとる。

台湾という国、「おもてなし」なんて言葉を大上段にかかげてはいない。
それは「あたり前田のスライダー」なのである。
言いかえれば「あたり前田はスラッガー」なのである。(もうやめいっ!)

弱小カープを支えてきた2人にも優勝をあじあわせてやりたかったなあ。
(おっさん、話がかわってしもうとるが。)
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高尾市の大きな本屋にての巻  台湾釣(ガサ)行記㊼

2017-02-18 08:40:00 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

最後の採集が終わり、一路高雄市へ。
初日に泊まったホテルへ到着。
一度泊まっただけなのにすっかり常連客の気分である。
「おっきい本屋行こか。」
「ええよ。」
地下鉄で2駅くらい行ったところにある大きなデパートの17階。

本をめぐってのガサがはじまる。
私たちには「先に手にした方が勝ち」という暗黙の了解がある。
1冊しか置いていないことが多いからである。
お互い数冊の本を「生物学」の棚からチョイスした後であった。
「環境」の棚にあった「我的水中夥伴」という題名が気になり、手にとった。


なんと! 方力行先生の書かれた一般向け「台湾淡水魚類生態学」ではないか!
(後日「我的水中夥伴」は「私の水中のパートナーたち」の意味と判明)
大当たりなのである。
しかも260台湾元と大変お求めやすい値段なのである。
友の顔が少し引きつったのが分かった。

「この本、内容的にあなたの方がふさわしいけえ、ゆずるわ。」
「ええよ。ええよ。先に取ったもん勝ちじゃ。」
何度もヤリトリが続くがお互いゆずらないのである。

少しページをめくる。
台湾島成立の地史がたくさんの図やスケッチで分かりやすくまとめてられとるわ。
水質の悪化や河川圃場工事の影響などもしっかりページをさいとるわ。
店のお姉さんにストックの有無を聞いてみる。
PCですばやく検索し、この1冊しかないことが分かる。

しかたない。
私が買おうじゃないか!
パラパラと読み終えたらいつも世話になっとる友にゆずればすむことじゃ。
カウンターへ向かう。

なんと! 
「今ならさらに20%引き! と、驚きの価格でご紹介しています!」だったのである。
後日調べてみても、台湾の通販よりお求めやすいのである。

今回の釣(ガサ)行で、何度も私に幸運の神様が手を差し伸べてくれていた。
そのピークだったのかもしれない。

あれから何度か友に会ったけれど、いまだにこの本をゆずっていないのである。
今度渡さんとね。もう読んだから。
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脂鮠(タイワンアブラギギ?)は神様の贈り物の巻  台湾釣(ガサ)行記㊻

2017-02-17 07:36:16 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

脂鮠(タイワンアブラギギ?勝手につけた名前)である。


台湾固有種のギギである。
台湾にすむギギの仲間は3~5種に分類されていて、
図鑑の大半は、そのうちの3種を載せている。
その違いがまったく分からないので、
今回唯一見解の違う図鑑に「おんぶにだっこ」して都合よく利用させてもらうのである。
すなわち「記載された5種にはわずかな違いしかなく脂鮠1種にまとめておく」というのである。
ラッキー!

さておき、友のタイワンハナマガリ若魚を逃がしてしまった私は、
スタート地点へと戻りながらタマリでのガサを続けるのであった。
「もうええよ。種類か違うわけじゃないし、帰ろ。」
「そうはいかん。迷惑かけっぱなしじゃもん。」
やむ無く友もガサに付き合いつつ、水路を下っていく。
そのとき、ふとある場面を思い出したのである。
「ガサをしとるとパニックになった魚が思いもかけん浅いとこで採れるんじゃ」
という友のお言葉と驚くほどの成果のことを。

2人が手つかずにしていた「枯葉が堆積した足首にも達しない浅瀬」でガサをする。
立派なタカサゴオイカワなどがワンサカ採れるじゃないか!
続けなきゃ! タイワンハナマガリの大きいヤツ採るまでは・・・・・・
「うわあ! 違うん採ったわあ!」
「なんなんな? うわあ! ギギじゃあ! 会いたかったギギじゃあ!」


友の喜ぶ姿を見てホッと胸をなでおろすのであった。
これで「挽回できた」と心底思った、
のも束の間であった。
彼の悔しさがバクハツし始めるのである。
「クソッ! ええ思いばっかしやがって・・・・・・! ブツブツブツブツ・・・・・・」

後日、立場を変えてよく考えてみれば分かるのであった。
自分の採った魚を逃がされるわ、帰りの時間も考えずしつこくガサを続けるわ、
挙句の果てに採りたかった魚を採られるわ、・・・・・・では踏んだり蹴ったりではないか!
困ったことに観察ケースに入らん立派なサイズじゃし・・・・・・。

かくして友の怨念にも似た悔しさを全面に浴びながら水路をスゴスゴ戻っていくのであった。
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最後の水路で採った他の魚たちの巻  台湾釣(ガサ)行記㊺

2017-02-16 07:46:40 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

台湾釣(ガサ)行最後の水路での話は続く。

枯れた水路を次のタマリへ次のタマリへとさかのぼる。


マダラロリカリアがバシャバシャはねる。
ティラピア類も走る。


どちらも毎回タモ網をにぎわせてくれるわ。
タカサゴオイカワやヨシノボリも採れ始める。

コイやフナ類も普段タモ網では簡単に採れないサイズがドンドン網に入ってくる。


魚たちにとっては逃げ場のないシュラ場である。

タイワンハナマガリ幼魚やカダヤシも採れる。


「おっ! やったで! はじめてじゃあ!」友が喜ぶ。
タイワンハナマガリの斑紋が消えた若魚を採ったのである。
さすがじゃなあ!
「わしのバケツに入れとくか? 底が深いけえ、安心じゃで。」気をきかせて私が言う。
そう、台湾東部のスーパーでしかたなく買ったバケツである。
ホンマ役に立つなあ。
「もっといろいろ採れるかもしれん。上行こ。」
ついにタマリはなくなり、平たい浅い水路へと変わっていくのであった。
「オワリにしよか。」「戻ろ。」お互い分かるのである。
終了じゃあ!

ところがじゃ。
「ありゃ? おらんわ。」
ガサガサやっとるうちにタイワンハナマガリ若魚ったら飛び跳ねて逃げとる。
「そうじゃろう。バケツゆらしまくっとったけえ、逃げるかもしれん思うとった。」
ホンマ役に立たんなあ。
申し訳のうて申し訳のうて・・・・・・水路を逆戻りしながら全身全霊ガサを続けたのであった。

こうして、最後にして最高のサプライズの舞台が整っていくのであった。
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短吻紅斑吻鰕虎中部型を釣る巻  台湾釣(ガサ)行記㊹  釣査64種目

2017-02-15 08:12:17 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

短吻紅斑吻鰕虎中部型である。


この旅の最後の釣(ガサ)行で釣らせていただいたのである。
釣ったコイツもやはりブサイクカワイイヨシノボリであった。


表現はえげつないかもしれないが
コイツを見てると「小さき頃にかかったハシカ」を思い出してしまうのである。

いずれにしても「タナゴ釣り仕掛け」は海外での釣りにすっごくいいぞお!
大物もいいけど、大物釣り仕掛けでは小物は釣れないもん。
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馬口鱲屬(タカサゴオイカワ)を釣る巻  台湾釣(ガサ)行記㊸  釣査63種目

2017-02-14 08:27:34 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

馬口鱲屬(タカサゴオイカワ)でいいのかどうか・・・・・・


台湾には3種のオイカワに似た淡水魚がいる。
それらを区別してない頃にまとめてつけられた和名がタカサゴオイカワなのである。

さて、台湾最後のガサと釣りをしたのが、この用水路である。


水も干上がり、タマリにはロリカリアがワンサカいるのが見える。
正直ヤル気はわかない。
ま、日暮れも近くなるし、友は胴長をはきだしとるし・・・・・・え~い! やるかあっ!

大正解だったのである。

上流にさかのぼるにつれ、タマリは大きくなっていくのである。
そのタマリにはいろんな魚がゴヂャゴヂャと逃げ場もなくひしめいていたのである。
採り放題バイキングなのである。

そのときのガサ結果は後回しにする。

友がガサ終了後の撮影記録中(ありがたいねえ)に、再び水路へ降り、チマチマと釣ったんである。




体色と面構えがなんか日本のハスに似とる気がする。
ワザワザ日本からミミズを持っていってよかったわあ。
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ついでに寄った図書館で・・・・・・

2017-02-13 17:58:16 | 書籍紹介
 2017年2月13日 月曜日

久しぶりにリアルタイムで書くのである。

強い寒波のせいで釣りに行く気にならん。
やむ無く今日も書棚にあふれた本の整理。
「二度と手にしないであろう書物」をダンボール数箱に詰め、古書店へ。
もう何十箱始末したろうか。
行きつけの古書店の「生物学・環境・ペット」のコーナーの大半を占めるようになってしまった。

ついでに近くの図書館へ。
もう書物をやたらめったら買ったりして、相棒を困らす訳にはいかんのである。

なのに、「いい本めっけ!」である。


『水族館発! みんなが知りたい釣り魚の生態』 海野徹也・馬場宏治編著(2015年 成山堂書店刊)

全国21の水族館の29名の飼育員が書いた「釣りと魚の生態」なのである。
釣り人の書くノウハウ本と違って、飼育・観察・経験・実践と知識に根ざしているので臨場感いっぱい。
ま、魚が好きで飼育員さんになっているのだから当たり前かもしれんけど。
例えば、「カタクチイワシの大水槽からサバだけを釣り除く」ようすや
「オキゴンベを釣る」ための工夫なんてのは、並みの釣り本ではない面白さである。
ときどき顔を出す大学の先生や学芸員さんのコラムもなかなかいい。

2年間も見逃していたのが悔しいが、斬新な内容に釣られ一気に読んでしまった。

買いたいけど、まだまだ身辺整理の途上じゃからねえ。
せめて紹介をと思った次第である。
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