私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

マゴチの幼魚:春の干潟の魚たち⑤

2017-04-30 06:47:36 | 春の干潟の魚たち
マゴチの幼魚である。


昨日1尾採集したけど、写真がうまく撮れてないので2年前の春のもの。

おそらくこの干潟の生態系:底部門の頂点にたっている魚である。

昨日採った
マコガレイの赤ちゃんも


イシガレイの赤ちゃんも


コイツがほどほどに食べているのであろう。
ま、コイツもサギ類などの鳥たちに食われているのだからね。

マゴチの稚魚も採集したことがある。
記録を見てみると8月の終わりだった。


ということは8月の終わりにはカレイ類とマゴチの立場が逆転してるよね? 
(あくまで個人的な記録ですよ)

「今まで散々なかまを食いやがってっ!」
と大きく育ったカレイたちが追い回しているかもしれんな。
(実際にはカレイたちは成長しながら砂地や深場へ移動するのでありえないけど)
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ボラの稚魚:相棒二度目のガサの成果だよの巻

2017-04-29 18:51:56 | 周縁魚
2017年4月29日 土曜日

体長3cmもないボラの稚魚である。


相棒の2度目のガサ採集の成果なのである。

「やっぱりホシガレイ、私でも採れると思うんよ。」
「無理やて! 何べんも言うけど、あれは偶然なの!」
「いや、私なら採れる。」
「そんなに言うなら、あまり潮はひかんけど、もいっぺん行ってみるけ?」

という今朝の会話のなりゆきで、干潮7時にあわせていつもの干潟へと出かけることにした。
ガサは一度道具をそろえてしまうとほとんどお金を使わない遊びである。
しかも釣りよりもダイレクトに生き物たちの息吹を感じられる。
相棒、その魅力にはまったみたいだ。

今回もマコガレイ・イシガレイの赤ちゃんを次々と採っとるわ。
ホシガレイじゃないことを確かめながら逃がしてるね。

「変なエビ採ったよ!」


エビジャコ類である。
ウリザエビジャコなのかカシオペエビジャコなのか・・・、
わしには分からんのんである。

「あっ! 銀色の魚!」
と、あわててバケツに入れやがったのが冒頭のボラの稚魚なのである。
なんで2度目のガサで遊泳魚をいともたやすく採りやがるのか・・・・・・クソッ

観察ケースに入れて分かったのは病気だったということ。
稚魚のほとんどは成長の過程で死んでしまうという現実なのである。

近くでスズキをねらって投げ釣りをしていた老夫婦に声をかけられる。
「何が採れるんですか?」
私のバケツの中を見せながら言う。
「カレイの稚魚がたくさんいるんです。ここは稚魚の宝庫なんです。」
「撮影したら放流するんです。」
「まだ、とっても小さいですもんね。大きくなって食べられるようになってから・・・・・・」
「いえ、大きく育って卵を産むサイズになったのは逃がしたほうがいいんですよ。」
「え?」
「だって魚は、人と違って大人にまで育つことが奇跡のようなものだから、
 むしろまだたくさんいて生き残る可能性の低い小さい若いのを釣って食べたほうがいいと思いますよ。」
「なるほど。そうですねえ。かわいそうじゃないんですねえ。」
なんてね、強い風の中のんびりと立ち話も楽しかった。

「またホシガレイ採れんかった。」
「ほうじゃろ? 採れんのやて!」
「でも、やっぱり私には採れる気がするんよね。次はたぶん。」
また行く気マンマンなのである。
懲りない人である。困ったもんだがありがたくもあるな。

潮が満ちはじめる。
かるく朝飯食って、次は釣りじゃ!

おっと書き忘れとった。
昨夜パンク修理したウェーダーのだだ水もれはおさまっていたぞ!
ただし、別のとこから滲みるような水もれが・・・・・・
こういうのはどっからもれとんか分からんのんでしばらくほっとくことにする。


では、数年前に採集したボラの若魚を紹介して今日は終わりにしよう。
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ウェーダーをパンク修理じゃ!の巻

2017-04-28 20:42:18 | 釣り道具
2017年4月28日 金曜日

ウエーダー(胴長)の左足に1cmほどの裂け目ができたままはき続けていた。
直すのもめんどくさいし。
くつしたやズボンのすそがビショビショになるくらいかまわんわい、と。

けれど、ドロの多い干潟へ通ってるとそうはいかなくなる。
毎回ズボンがドロまみれになる。

見かねた相棒が洗って干しておいてくれた。
100円ショップの「パンク修理キット」も買っといてくれた。
2人ともぜいたくはキライなのだ。
いたれりつくせりである。
ここまでお膳立てされて直さんようでは人間がすたる。

たった今、直したのである。


ん!
なんかカッコイイぞ!
4000円もしない安物が「歴戦の勇士」みたく見えるわい!

明日は釣りにしようと思っていたのだが、ガサもいいねえ。
川もいいけど、海もいいねえ。
いやあ困った。
アレコレ悩んで寝られんようになるかもしれん。

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ギンポの稚魚:春の干潟の魚たち④

2017-04-28 07:18:02 | 春の干潟の魚たち
出勤まで時間があいてしまったので、春の干潟の魚たちの紹介なのである。

まず、昨日書き忘れてしまったことから。

相棒が「こんなに簡単に魚が採れるんだ! 楽しい!」と言ったのだが、
カレイの稚魚をはじめ多種多様な稚魚たちがいっぱい採れる干潟はここしか知らない。
つまり相棒はラッキーなデビューだったということである。

さて、昨日採集した体長1cmほどのギンポの赤ちゃんである。


この干潟の水面付近でフラフラ泳いでいたのである。
よく見てみると体側左下腹部に大きな白いキズがある。
肉食魚の稚魚にやられたか菌の感染である。
なもんでフラフラと泳いじょったんである。

稚魚たちの世界でも食う食われるという食物網の世界がくり広げられているのである。

では、3年前採集したギンポの幼魚を2匹。



なお、ギンポなのかタケギンポなのか判別できないのでごめんね。

ちなみにギンポは漢字で「銀宝」と書く。
少々無理はあるが、食用とする地域もあるから「銀の宝」と書くのは分からないでもない。

ただ、それが理由なら何万種もの魚たちに囲まれた島国日本。
金の宝「金宝」キンポがいてもいいではないか!
さらにだ!
もっと珍しい宝・・・・・・

朝早くから申し訳ない・・・・・・。
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相棒 ガサ デビューの巻

2017-04-27 20:27:24 | 魚全般
2017年4月27日 木曜日
相棒がひょんなことからガサをはじめたのである。


例によって「釣りバカ日誌の浜ちゃん」方式で干潟へと向かったのである。

おとといの夜遅くに届いた友のこんなメールがきっかけなのである。

RE: ホシガレイ幼魚
今日25日のの夕方河口に行ってみたがホシガレイの姿なし。
どうしてキミだけ捕れるかなあ…


「なっ! すごいじゃろ?」
「あんな採り方じゃったら私でも採れるわ!」
「じゃ、やってみるけ?」
「長靴でええんじゃろ? 簡単じゃん。見てみ、採っちゃるけえ。」

3年前、採集したのべ何千匹ものカレイ類の中にいた「たった2匹のホシガレイ」なのである。
今年の15匹中の1匹という結果が、本当にたまたまなのだということを理解できないのである。

一応デビューなのであわてて胴長にはきかえ埋もれないように先導する。
足場の固い所での「カブセ採り」方式を教えてやった。

「わっ! カレイ採れたよお!」
「また、カレイ採れたよお!」 楽しそうである。
「も、一人でも大丈夫やな?」
「うん。」
「ワシ、もうちょっと下へ行くけえな。採れた魚、バケツへ入れといて。」

ガザミ・アイナメなどなどを採って戻ってみる。
バケツの中にはカレイ類約40匹をはじめとしていろいろおるがな。
「アイナメとかハゼとかも採れたよ。カレイも大きゅうなっとる。」
デビューと思えない見事な成果を上げていたのである。

まず、カレイ幼魚の成長のようすを同じケースに入れて見てみよう。


この5日間でこの差なのである。
もちろん左が今日。右が5日前の日曜日。

デビュー戦なのでなるべくきれいに記録を残してやろうじゃないか。

では、相棒の成果発表。

左がマコガレイ、右がイシガレイ。 もちろん幼魚である。


ツマグロスジハゼの若魚。 ま、採れることもあるやろ。


アイナメの幼魚。 いきなり採れる魚ではないよなあ。


ヒメハゼの成魚。 ほんなもんカブセ採りで採るか?

「ホシガレイ採れんかったねえ。」
「ありゃあ無理よな。偶然に偶然が重なっただけよな。」
「でも、こんなに簡単に採れるんじゃね。楽しかったわあ!」

唯一、私の優位性を維持していたタモ網ガサ。
その牙城が音を立てて崩れていくのであった。


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