私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

ウグイ降海型?(釣査203種目)

2018-11-14 09:55:11 | 通し回遊魚
2018年11月14日(水)

ウグイ降海型なのかな? そうなら203種目なんだケド・・・


先日、友に「シンジコハゼが見たいんじゃ!」とゴネて案内してもらった。

宍道湖周辺をウロウロし、夕暮れを迎えた宍道湖のほとりの小河川で


夕ご飯の片付けか洗濯か?
急に泡が増えてきた堰の下で釣った幼魚なのである。


ウグイには一生を淡水域で過ごす淡水型と
海や汽水域へと下り、春に産卵のために川をさかのぼる降海型がいる。

今回釣ったのは、塩分濃度が海水の4分の1とされる汽水湖である宍道湖のほとり。
幼魚だし、形態的な判別もよくわからないし・・・
どちらともいえないよなあ。
ホンマ知らんことばかりで・・・そこを調べて(は忘れ)るのが楽しいのだが・・・

調べてみた。
宍道湖漁業協同組合のHPで宍道湖の魚図鑑から抜粋すると
・宍道湖では1年中見られ、中海へと下るものもいる。
・春の産卵期、大群となって川をさかのぼるのを「サクライダ」と呼んでいる。
とのことであった。

可能性としては降海型の方が高いような気がするんだよね。
その方が、できるだけいろんな種類を釣っていきたい立場としても都合がよろしいもん。

なので、コイツをとりあえず「ウグイ降海型」として、ムリクリ認定させていただくのであった。

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カジカ中卵型 : 釣ったといえるか? 島根釣行③  釣査169種目?

2018-07-18 18:04:19 | 通し回遊魚
2018年7月18日(水)

このたびの災害で被災されました方に、心よりお見舞い申し上げます。
あらためて人間の無力さを痛感する毎日です。

さて、知人から水没して商品にならなくなり、
山積みのまま廃棄する予定だった
手ぬぐいやネッククーラーをいただいてきていた。




かみさんと洗濯機とタッグを組んで、4日間かけて洗って干した。
かみさんとアイロンとタッグを組んで手ぬぐいは1枚1枚アイロンをかけた。

今日、とりあえず約100個ずつ、昨年の仕事場に顔を出してお願いをしてみた。
そして、若き知人が明日ボランティアに行くついでに支援物資として持ってってもらえることに。

不要な時は仕事場で使ってくれるとのこと。

被災地へ赴きボランティアできれば一番なのだけれど
体力・運動機能にまったく自信もなく
現場を知らぬまま交通渋滞の迷惑になる気もしてて・・・

少しでも役に立ってくれれば・・・ありがたい。


さておき、島根へ出かけた話の続き。
(少しでも笑ってくれれば・・・ありがたい。)

熱心に記録撮影を続ける友。


ヒマな私は、ついタナゴ短竿・タイバラ用極小仕掛けセットを取り出し・・・

黒バケツの中で釣りごっこを始めた。(釣れるとは思わんもんな・・・)

「つ、釣れたあっ!」


なんとっ! カジカくんの口に見事に2mmのハリがかかってるではないかっ!
カジカくんは呼吸を少ししたかどうか分からんくらいだったのに・・・
恐るべしっ! 極小タナゴスレバリ! (バケツで釣りをしようと思う人間の方が恐ろしいかも?) 
実に簡単に魚のヒフにくい込むことがよく分かったぞ!

さあて、このカジカ、釣ったといえるかどうかなのだ。


まず、水域がバケツという人工物内であるという問題である。
これは、例えばため池やダム湖も人工物であることや
私の住む街の川や江戸川なんかも江戸時代に作られた人工の川であることから
規模の大小の違いといえば言えなくもないもんな。

続いて、知人がガサで採ってバケツに入れておいた魚という問題である。
これも、例えばアユとかキジハタやクロダイなんかも水試で増やし放流した魚であることや
釣り堀や管理釣り場に放流したニジマスやヤマメ・アマゴなんてのを釣ったとき
「お前、そりゃ釣ったことにならんわ」とはあまり言わんと思うもんな。
人が放したということに関して、どっちも似たようなもんかもしれない。

というくだらん屁理屈のもと、169種目?は疑問符をつけて紹介しとくね。

「そこまでして釣るか?」 と友はあきれていたが・・・
繰り返すが、釣れるとは思わんかったもんな・・・


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オオヨシノボリのオスを釣ったケド・・・

2018-06-20 11:22:45 | 通し回遊魚
2018年6月20日(水)

オオヨシノボリのオスである。


真っ黒な婚姻色にヒレの縁の薄黄色が美しい。


何度かオオヨシノボリを採ったことはある。
が、オスを釣ったことはない。

6月某日、オオヨシノボリの生息ポイントへ。

瀬戸内海に注ぐ独立した小河川なのに、純淡水魚であるカワムツが多い。
人が移入したのでなければ、大昔から一度も枯れ川になってない証となるいい川だ。

婚姻色のでかかったカワムツのオス。


もうカワムツは1匹で十分。

転石のすき間にエサを落とす。
テナガエビやモクズガニがちょっかいを出してくる。

そのうち、好奇心と攻撃性の強いオオヨシノボリがつついてくる。


メスやね。


少し小柄なオスもやってくる。
ハリを飲ませないように早合わせして・・・
釣り上げて、バケツへ入れようとしたときに見事にハリがはずれた。
オスメス1匹ずつで十分。

「これならダメージも少ないから良い記録が撮れるわ」と
まず、いつバケツから飛び出してもおかしくないカワムツの写真を撮り
続いてオオヨシノボリのメスを撮り終わった頃

「ありゃ~っ! オスひっくり返っとるわ! なんでやねん?」


整然とケースにおいて撮影したケド、尾ビレあたりの色素がもう落ちてきてるもんなあ。

哀しいことにあの世へ召されてしまっていた。
申し訳ないことをしてしまった。
カワムツを後回しにすれば良かった・・・

数年前、友と出かけた清流で、潜水しながらエビタモで
そっとオオヨシノボリのオスを採った時のことを思い出す。

あのときもピンピンしてたのに・・・あっという間に昇天した。
「友が採ったアカザを一緒に入れてたせいだ。アカザの毒が原因だ」と悔しくて友をいたぶった。
オオヨシノボリに会うのは何十年ぶりのことだったから・・・。

どうやら違うな。

友にも申し訳ないことをしてしまった。

最近一緒に出かけたとき、正直に素直に謝っておいた。
でもって、最初の写真はそのとき友が採ったオオヨシノボリのオスを譲ってくれたもの。

趣味が似ていて、考え方が近く、かつ寛大な友をもつと
人生はなお豊かになるな。 


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カマキリ(アユカケ)遡上 : 私のガサの流儀

2018-06-09 19:28:10 | 通し回遊魚
2018年6月9日(土)

かなり前の話だが・・・

体長3cmほどの小さなカマキリ(アユカケ)である。


この表記は「日本産魚類検索 全種の同定」に従ったのだが・・・
以下めんどくさいので、普段使ってるアユカケで書く。


案内していただいた河川で、幼魚を3匹ほどガサで採っておしまい。
海はすぐそこ。
遡上をはじめたばかりだった。

40年ほど前に、こぶしよりも大きな頭のアユカケを
深い淵にもぐり、エビタモで採って以来のことなのである。

久しぶりの対面はとてもうれしかったし、実にかわいい。
タモ網でのガサを数回、わずか10分、実にあっけない。


カジカの仲間だから、ハゼ類のように腹ビレが吸盤になっているわけではない。

ダムどころか小さな堰さえものぼることもできないという。
そのため、河川改修工事の進んでる今、全国の河川で幻の魚になっているという。
つまり、アユカケがいることは人が手を加えてない豊かな河川なのだ、と

ずいぶん昔に「ダーウィンが来た!」(NHK)で見た記憶がある。

だからタモ網でのガサは
底魚など、釣りでは難しいとき
ボサをけとばすことはせず
転石を少し掘り起こすようにして
ガサをはじめたときよりも生息空間が広がることに気を配る。
それが私のガサの流儀である。

もちろん記録後はすぐに放すことも・・・

さて、今回採ったアユカケもそんな天然に近い河川を遡上しはじめたところ・・・
タイムリーに「採ったど~っ!」なんて書きたくなくて・・・
「もうかなり上の方へのぼった頃かな?」と思える頃に書くことにした。
もちろん採集地点など載せることもしない。

だってSNS上の情報なんてすぐに利用されるもの。
珍しいからといって、すぐに持ち帰って飼おうとする人が現れるもの。

なのにナゼ書くのか? というと

各地の希少種生息地に他所の近縁種が持ち込まれ、交雑が人知れず進み、
地域固有の系統が失われていく、とか(メダカ類・モツゴ類・モロコ類など)
希少種を持ち帰り、飼育・繁殖(販売)・放流とか(在来タナゴ類など)
ということを度々目にする、耳にする。

そんな目に余るほどのことをしてほしくないからである。

野生動物のすむ環境をやたらめったらガサで壊さない。
勝手に持ち帰らない、ほかの場所に移さない。
飼いたいときは、地元にいる魚かお金を払って店で買った魚を。
なんてなことが、当たり前のたしなみになってほしいからである。

そうじゃないと、誰もが安心して楽しく
釣りやガサをすることができなくなっていくんぞ。
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スミウキゴリ : 地域変異? 個体変異?   釣査164・165種目

2018-05-28 22:57:45 | 通し回遊魚
2018年5月28日(月)

昨日「アユカケの遡上を見に来ませんか?」との日本海へのお誘い。
早速出かけた。
日本海がすぐ目の前にある小さな川の下流・河口域。

アユカケの話はいずれ書く。

そして、今日は広島西支部長(兄)たちと会うことになった。
2時間ほど余裕がある。
「近くの川で釣りでもしようか」
瀬戸内海の小さな川の上中流域。

そして、本当にたまたまなのだが・・・
どちらでも予定外のスミウキゴリが数匹釣れた。


日本海側で釣った小河川最下流域でのスミウキゴリを並べてみる。

顔が四角く扁平したオスのような・・・?

メスのような・・・?






瀬戸内海側で広島西支部副部長(義姉)たちが釣ったスミウキゴリを並べてみる。




ん? 
何かちがうやんか?

第1背ビレを比べてみると

日本海側の数匹は全部こんな模様




背ビレ先端の黒点は小さく不明瞭で、模様も単純だ。

瀬戸内海側の数匹はほとんどがこんな模様


背ビレ先端に明瞭な黒点があり、模様も複雑だ。

これは個体変異の範囲なのかもしれない。(大きさはどちらの地域もほぼ同じ)

ただ、わざわざ日本海まで出かけて、偶然とはいえ釣った河口付近のスミウキゴリと
瀬戸内海の小河川上中流域で、おるとは到底思えない中、広島西支部副部長が釣ったスミウキゴリとは
長い長い地球の歴史の中で出会う機会がないまま、独自の形態になっていってるのかもしれない。

しかも広島西支部初のお手柄でもある。(私も釣ったぞ!)
さらに言えば、スミウキゴリは日本海側ではウジャウジャいたが
広島県では「準絶滅危惧種」に指定されているのである。

であれば
昨日私が釣ったスミウキゴリを日本海側集団として164種目に
今日広島西支部副部長たちが釣ったスミウキゴリを瀬戸内海集団として165種目にしてもよいではないか。

と、独断と偏見で決定させていただくのであった。

ちなみに、ウキゴリは第1背ビレ後端に明瞭な黒点がある。


お姉さん! やったね! 初物記録ですよ。 ボーナスは支部長からはずんでもらってね!
兄貴! カワムツ・タカハヤばっか釣ってても営業成績はあがらんぞっ!
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ウキゴリ : 知らんのに釣っとりやがる!  釣査154種目

2018-04-30 17:07:07 | 通し回遊魚
2018年4月30日(月)

ウキゴリである。


4月28日 ちょいと遠出をしたときの話。
遠出といっても車で1時間もかからない。
朝6時に出て、コンビニに寄って7時に到着。

先日、友と出かけ、釣り人から小さなイチモンジタナゴをもらった場所。
一度でいい。
イチモンジタナゴを釣ってみたかったのだ。
ここのイチモンジタナゴは国内移入種、安心して釣れる。
本家本元では絶滅寸前、皮肉なことに移入先では増えてたりもする。

「えっ? アブラボテ以外タナゴ類が見えんぞ。」
「釣りする人も全然おらんじゃん!」
「GWでごったがえすけえ、はよ行こ、言うとったのに・・・」 チクチク攻撃。

私は上流部で、かみさんは30mほど下流部で釣り開始。

釣れるのはアブラボテ・タモロコ・ヌマムツ・オイカワ・ヤリタナゴ。
それもポツリポツリだ。
2日前降り続いた雨のせいかもしれん。

かみさんも黙りこくって竿を出しとる。
「きっと釣れとらんのんやろなあ。怖いけえ声かけんとこ」

3時間か経過した頃
「全然釣れんじゃん。そっちはどうね?」 と、かみさんが戻ってきた。
「だめだめ。イチモンジタナゴ釣れんかもしれんなあ。そっちはどうよ?」
「チチブが釣れたよ」
「どれどれ?」 かみさんのバケツを覗く・・・・・・

「どっひゃあ~っ! ウキゴリやんかっ! こ・れ・は・ウ・キ・ゴ・リ!」


「ふ~ん、ほうね。口が大きい思うたわ」


「前からワシ、釣りたい釣りたい言うちょったろが・・・・・・
 どこで釣ったん? どうやって釣ったん?」
「・・・・・・ようわからんケド、岩と岩の間じゃったと思う」

相変わらず腹が立つことばかりしやがるかみさんである。
あれほど釣ってきたチチブと間違えるか?

時間をかけて、たくさん撮影。

なんせタナゴ竿で釣り上げた154種類めの魚なのである。

最近の撮影マイブームは
水を少なめにして、膝の上に置き、左手で揺らしつつ撮る方法。


ハゼ類が浮いたり、ヒレを広げてくれたりするからね。

その後、軽く昼飯用のパンをかじりつつねらうもアブラボテばかり・・・トホホホホホ・・・

ところが、かみさんはさておき、神様は・・・・・・




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カジカ中卵型 : カジカ種たちはお手上げ! 島根行脚⑧

2018-04-26 06:55:12 | 通し回遊魚
2018年4月26日(木)

4月15日に出かけた島根の話をいまだに書いてる。
そろそろ疲れてきたのでここで終わりにする。

カジカ中卵型である。


私が自家製カジカ釣り仕掛けで粘りに粘り・・・

やっと1尾のヌマチチブを釣り上げ・・・意気消沈してた頃。

友が採集してきた個体である。

分布と生息していた流域から
まだ標準和名さえつけてもらえていないカジカ中卵型だとは思うケド・・・

カジカ種たちには、カジカ(旧カジカ大卵型)・カジカ中卵型・ウツセミカジカ(旧カジカ湖沼型と旧カジカ小卵型)がある。

ウツセミカジカなんてのは、元々は琵琶湖固有種とされていたのが
他のいろいろな地域にすむカジカ小卵型と遺伝子レベルで変わらないことが判明し
今はどちらも同じ1種にまとめられている。

琵琶湖産コアユが、アユと同じだったというパターンとよく似た話なのである。
ニゴロブナも他のフナ類と種を分かつほどの違いはないらしいし・・・

琵琶湖は淡水魚進化の聖域だ、日本産淡水魚のガラパゴスだ
なんて若い頃に学んで、ワクワクドキドキしてたことが懐かしいなあ。

さて、このカジカ種たち、詳しくは書かんケド
分布域・流域・胸ビレ条数・尾柄部の黒斑・頭部や第1背ビレの黒斑などで判断するという。

例えば、コイツは典型的なカジカ。(北九州市水環境館にて撮影)


も一度今回のカジカ中卵型を載せてみると


ね? 分からないよね。

さらにカジカ中卵型を並べてみる。

まず、私のなわばりあたり(滅多にお目にかかれない)では
こんなのや

こんな幼魚や

こんなんもたまに採れてる。

最後のはウツセミカジカみたく見えるケド
胸ビレ条数数えてみると違うじゃんってことになる。(ヒマなら数えてみてね)

他県では
こんなのや

こんなのも採れた。

コイツらは胸ビレ条数が多くてウツセミカジカの本数に適してるケド・・・

条数の変異の幅もカジカ種類内で重なっているし、斑紋もいろいろだし・・・
解剖して卵の大きさを測るなんてことはできないし・・・

つまるところお手上げなのである。

長くなったケド、最後にカジカ中卵型だけ標準和名がつけられていないのは寂しい。
学名と違って和名をつけることに特に決まりはないらしいので
ここで勝手に名前をつけることにしたゾ。

まず、カジカは、せっかく大卵型という特徴があるので、カワカジカ。(カワヨシノボリの前例にあわせて)
続いて中卵型にはウタカタカジカ。(ウツセミカジカに対抗して)

どうだ? 好き勝手なこと書いてひんしゅくもんかもしれん。


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シラウオを見る : 島根行脚⑥

2018-04-24 12:21:39 | 通し回遊魚
2018年4月24日(火)

島根行脚④を
「さ、次はシラウオ見に行こか」としめくくったまま、ほったらかしとったのだ。

今日のような雨の日に書きためておかんと。

シラウオである。


オス


メス 抱卵してるね。


「ほほ~っ! 遡上するようすや!」と思われた方は申し訳ござらん。

島根県立宍道湖自然館ゴビウスの水槽で友が撮った写真なのである。
フラッシュ禁止のため、撮影の上手い友でもなかなかいい画像にはならない。

しかも、水槽にぶつかるせいかタラコくちびるになっとるのである。

「シラウオ見に行かん?」と友からメールをもらったとき
「行く行く」と応えつつ、てっきり天然遡上を見に行くのだと、私も勘違いしたのである。

まさかゴビウスのロビー展示だとは到着するまで気づかなんだ。
しかも、ロビーと売店までは無料。
春の特別展「にょろにょろファミリー」(入館料500円)にも入らずにずっとカシャカシャ。

私の写真は見るに堪えないものばかり。  トホホホホ・・・

ま、よくよく考えれてみれば
産卵のために宍道湖流入河川に遡上するとしても
そんな姿を簡単に観察できるわけはないもんなあ・・・

宍道湖七珍でもあり、宍道湖漁業協同組合で漁獲管理されてる魚だしなあ・・・

しょげてるように見えたのか
友は宍道湖の小河川でシロウオが採れるまでガサを頑張ったんだってさ。
優しい人だねえ。

「シラウオが見れるっ!」と期待してた人が万が一いたら
その友に免じて許してやっちくり。

友が採って撮ったそのシロウオのオス


抱卵してるメス


ちなみに、シラウオはキュウリウオ目シラウオ科、アユの親戚筋の魚。
その一方、シロウオはスズキ目ハゼ科、ウキゴリやミミズハゼの遠い親戚にあたる魚。

イヌ科とネコ科の違いよりもっともっと違うんだけどね。

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トウヨシノボリ宍道湖型(?)を釣った! : 島根行脚①  釣査150種目

2018-04-16 08:07:24 | 通し回遊魚
2018年4月16日(月)

トウヨシノボリ宍道湖型と思われるオスを釣った。


記念すべき150種類目にふさわしい(と勝手に思う)。
釣り上げるのにホント苦労した。
何度あきらめかけたことか。

さて、友に誘われ島根県宍道湖周辺へ。
山のような仕事に埋もれ、多忙な日々を送っている友なのだ。
たまのお誘いも直前であることが多く、やむなく断ることも多い。
その友が珍しく1週間も前から「行かん?」と声をかけてきた。

そりゃ行くに決まっとる。

さ、出発じゃ!
運転手は友。
私は助手席でのほほんとしてればいい。

アッチへ顔を出し、コッチでタモ網とタナゴ竿を出し
ソッチで友におごられと、友の案内の下ウロウロする。

夕方近くに昨年私が出会ったポイントへ。
「なかなかええね! ワシの案内したトコよりずっとええ!」 友のおべんちゃら。

魚の姿見えず。
「何もおらんじゃろ? フナやコイが上ってくるんはもっと後や」 通りがかりのオッサン。
友はガサへ出かける。

私はタナゴ竿を出してみるもののウキは微動だにしない。
仕方なく石組み護岸のすき間にエサを落とし込み、ヌマチチブくんと戯れていた。

そのとき砂泥底にポツンと1個だけあった小石の下から
「ボクも遊んでえ~っ!」 と出てきたのがコイツ。

エサをくわえては小石の下へ。
あわせてもミミズのはしだけくわえててポッチャン!
何度も休憩をはさみ繰り返し、繰り返し。
コイツも隠れ家がここしかなく、警戒しつつまた先っぽに食いついてはポッチャン。
友がガサを終え、撮影を終えてもこの闘いは続いた。

「も、行くで! シマドジョウ見に行くけんな」 と片付け終えた友の3度目の主張。

そのときにやっと釣れたっ! (単にヘタの一言で済むんかもしれんな)


「も~っ! 片付けたのに~っ」 とブツブツ言われつつ・・・

さあ確認である。

ほほに斑点は模様はほとんど見られない。

胸ビレ条数も18本以上ある。
カワヨシノボリではないことがわかる。

何より宍道湖近くの下流域用水路である。
カワヨシノボリが暮らすような場所じゃない。

第1背ビレはとがる。

尾ビレ付け根に黄色っぽい斑紋。

オウミヨシノボリにも似ているが生息地域が違う。

となると・・・・・・
トウヨシノボリ宍道湖型なのではないか?
顔つきはオオヨシノボリに似ているという人もいるが
私はどちらかというとクロヨシノボリに似ていると思う。
オオヨシの顔はもっとふてぶてしいのである。 (読んどる人は何のこっちゃじやね)

さて、最近ヨシノボリ類を分類し直した提言がなされている。
ケド、全体を統括しての分類になってないために
その他大勢をひっくるめたクロダハゼという妙ちきりんな名前が生まれていて
つい最新図鑑を信用してトウヨシノボリ宍道湖型をクロダハゼと呼ぶ人もおられたりするのである。

日本人で言うと、広島県民・千葉県民・長野県民・大阪府民と、その他の民みたいな分け方である。
こんなもん分類とは言えんわいっ! と、私は思うので・・・・・・

ここではトウヨシノボリ宍道湖型としておくのであった。
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アユ : キュウリの謎 完結編

2018-03-12 18:28:31 | 通し回遊魚
2018年3月12日(月)

10日(土)は釣りに行き、 (そのうちまとめるつもり)
11日(日)は所用を済ませ、今日も楽しいお仕事へ。

さておき、
アユはキュウリの香りがすると言い
キュウリはアユの香りがするとは言わない問題なのである。
(真面目に読まないでね)

これは食べ物としてとてもおかしいことなのだ。

バター風味のマーガリン
カモ肉に似せて名付けたガンモドキ
カニ肉に似せて加工したカニカマ  
カラスミ味に加工した○○○(商品名はふせるぞ) などなどが良い例なのである。

マーガリン風味のバターなんて宣伝文句の商品はおそらく生まれまい。

高額な商品に似せて低価格商品を売ろうとするのが世の常だからである。

では、アユとキュウリではどうか?
旬の時期に比べると明らかにアユの方が高額商品なのである。 (農家さんごめんね)

キュウリウオ科という呼び方そのものが
アユ・ワカサギ・シシャモたちに失礼なのである。  (農家さんもっとごめんね)

むしろキュウリをアユの香りがするウリ、つまり「アユウリ」と名付け
うりにする(ややこしいダジャレ)べきではなかろうか?

ね、だんだんそんな気になってくるでしょ?

「アユよりもはるか昔から人はキュウリを食べてたからでしょ!」説を唱える人へは
① どちらも7世紀頃の文献に食べ物としてすでに登場するらしいこと
② 当時キュウリは黄色く熟してから食べていたらしいこと
③ したがって未熟なキュウリが放つ若草に似た香りを味わっていないこと
から、むしろアユの香りの方が先なのである。

また、アユはいつの時代も将軍や宮家への献上品とされてきた訳だから
当然ながらアユの香りは超高級な香りと認められてきた歴史があるもんね。

「ねえ、知ってる? キュウリはね、アユの香りがするんだよ」
「え~っ! ホントかいっ! 
 アユなんかなかなか食べられないケド、キュウリなら裏の畑にあるもんな。
 いっちょう試してみるか」

なんて会話がアチコチでくり広げられた時代だってあっておかしくないのである。

しかもキュウリなんて
中国から伝わってきた頃のトゲトゲ香りプンプンの四葉(スーヨー)から変わり
今は、トゲもなくまっすぐな香りも弱いノーブルームなんて品種になんだからね。
ドンドン青臭さは消えかかってるんだよね。
「臭わない納豆」なんてのと同じように・・・・・・

いや、この情報も私が青年の頃だからもう古いもんな。

こうしてみるとさしたる理由はないのである。

そこで、アユの立場を向上させるためにも
キュウリへの商品付加価値から考えても
アユの香りのするウリ、アユウリと呼ぶことを、ここに提唱するっ!  (誰も相手せんケド)
なんならキュウリウオの香りがするウリ、キュウリウオウリでもいいケド・・・(また適当な事を)

と、ここで終わらせる予定だった。

ところが
前回、前々回のブログのコメントに
まめ吉さんとBlue Wing Olive さんから
「アユはスイカの香りがすると思うのだが・・・」というご指摘をいただいてしまった。

いやあ、御二人とも現場に強く、体験を幾度も重ねた上でのご意見だもんなあ。

しかし、またはじめから
「なぜスイカをアユの香りがすると呼ばないのか?」問題をする気にはならんし・・・
キュウリをスイカに書きかえて、御二人の御意向を忖度して問題になってもいけんし・・・

も~っ! ややこしわあ~っ!


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アユ : キュウリの謎 その②

2018-03-10 22:49:46 | 通し回遊魚
2018年3月10日(土)

若アユである。


10年ほど前かな? 何をとちくるったのか、
夏場には汚れに強いフナ類やコイさえも死んでしまう
非常に多くの有機物を含む(単に汚れたと人は言うけどね)支流へと遡ってきてたのだ。

続いて、大きななわばりアユ。


日本一の清流(四万十じゃないぞ)ともいわれる川で
水中写真にはまり始めた友が撮影したもの。

水質ワーストに近い川とベストに近い川と・・・

結構アユという魚は水質にこだわらないリベラルな人生を歩んでるのかな?
まさに「清濁併せ呑む」豪快な生き方なのである。

さて、「キュウリの香り(匂い)」について・・・

アユは「キュウリみたいな香り(匂い)」がする、と人は言う。

確かに大雑把なグループでいえば、
アユもシシャモもワカサギもシラウオも
キュウリウオ科という1つのグループである。

キュウリウオという名は、キュウリみたいな魚ってことだから正しい説明だよね。

でもなあ・・・

なんでキュウリを「アユみたいな香りがするウリ」と言わないんだろう?

そこでいろいろ調べてみたのである・・・が、結末は次回!!
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カジカ中卵型が?:若者たちのどんでん返しの巻

2017-06-17 06:35:19 | 通し回遊魚
2017年6月17日(土)

昨日の朝日新聞地方版の記事。


「おっ! 知っとる子たちがまたなんかやらかしとるわ!」
見出しを見てそう思った。

記事を読み始めて驚いた!
「何だとお! いつものガサポイントでカジカを確認じゃとお!」

今年は、体力面も不安だし、海辺の釣りにはまってたし、行かんままだったのだ。

そこは、ほとんど下流域に近い中下流域。
本来、両側回遊をするカジカ中卵型のすめる環境ではないハズ・・・・・・

ある年はゴクラクハゼばかり、
ある年はゼゼラやチュウガタスジシマドジョウが、
また、ある年はウキゴリの幼魚の大群が押し寄せる、
確かに毎年いろんな出会いがある良いポイントじゃけど・・・・・・

私の中での認識・常識が音をたててくずれ落ちていくのである。
いつもいつもこの子たちにはどんでん返しをくらうのである。
自然界のシステムとコイツらだけはホンマ・・・・・・分からん。

この子たちの活動はもう30年近く続いてる。
今どき珍しい川ガキ(と川オトメ)たちである。

よくなついてくるし、一緒に採集するととても楽しい連中だ。
しかし、素直に悔しいわあ!
もう許さんのんである。
「『カジカ中卵型』無断採取横領収賄罪」で逮捕せんといかん! (そんなんあるか?)

さておき、長く続けてるから叶った発見だよ!
よく見つけたぞ! えらい!
おめでと!

口の悪いきみたちに
「老師」とか「じいちゃん」とか「ハゲじい」(激しいじいさんの略?)とか・・・(これ以上は書かんとく)
呼ばれてるやさしいおじさん(今度からこう呼ぶんじゃ!)より









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カジカ中卵型に会うの巻

2017-05-06 21:05:50 | 通し回遊魚
2017年5月6日 土曜日

友と遠出。
ま、友にとっては遠出というよりいつもの軽い日帰り家出だ。

共通の知人から聞いた
「稚アユとともに国内移入されたイチモンジタナゴが生きのびてるダム湖」へ行ってみたのである。

ガサはほぼ成果なし。
しかも2人とも胴長の水もれ。

釣りがもっとも効果を発揮したのであった。
しっかり太ったヤリタナゴ・アブラボテがけっこう釣れる。
他はコウライモロコ・オイカワ、そしてこんな場所でもブルーギル・・・・・・

「イチモンジがいてもおかしくないけどなあ・・・・・・」
「ま、あきらめて移動やね。」

帰り道に立ち寄った小さな枝川で、友はガサ、私はボサをかき分け流れ込みで釣りを・・・・・・。
ポイントへ移動したとたん友の大きな声が聞こえた。
ケガでもしたのか? まさかマムシに咬まれたか? と、あわてて戻る。

カジカ中卵型である。体長4cmほどの幼魚である。


私にはホンマ縁のうすい魚なのである。
友が「採らせてやろうじゃないか」と呼んでくれたのである。
ありがたや、ありがたや・・・・・・

少し大きくなると顔つきがカジカらしくなる。


こんな枝川でのことである。


本来、カジカ中卵型は河川の中下流域に生息するらしい。
卵からフ化した稚魚は一度海へと流され、再び川へと遡上する。
いわゆる両側回遊といわれる通し回遊魚なのだが、
ここではダム湖を海の代替品として利用してるんだろうね。

我々も前日はアイナメをクロダイの代替品として・・・
今日は今日でカジカ中卵型をイチモンジタナゴの代替品として記録を残したのだから
両側回遊型の通し回遊人に分類されるのかもしれないね。(ほんなワケないわな)
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シロウオの遡上と産卵を見に行くの巻

2017-04-14 20:31:09 | 通し回遊魚
 2017年4月13日 木曜日

「シロウオがたくさん遡上しとるとこ見つけたよ。」 日曜の夜に友からの電話。
「あっ、そうか! 働きだしたんや! 行けんわなあ・・・・・・ウジョウジョおるのに。」
なんちゅう電話やっ! 腹立つわあ!(本気ぢゃないよ)
このところ何かと忙しく川へも海へも行けてないウップンがたまっとるのだ。 
こうなったら意地でも行ったるわい!

まず、今週は定時を過ぎても少し長めに仕事しておいた。
次に、相棒に職場のすぐ近くに車でスタンバイしてもらい、
定時のチャイムとともに飛び出したのである。
ワハハハハ・・・・・・まるで釣りバカ日誌の浜ちゃんである。

車で背広を脱ぎ、ネクタイをはずし・・・・・・、日が暮れると写真が撮れない。

たどり着いた場所はココ。(シロウオの産卵場所は避けているのであしからず)

二人の影が怪しくのびてるが、最近の河原は人っ子一人いないので気楽なもんである。

急いで胴長をはきタモ網とバケツを手に川へ。
すぐにやせ細ったシロウオ3尾とガタイのいいのを2尾を採集。

さすがに友の情報は正確だ。

ついでに箸より細いウナギの幼魚とシマヨシノボリ・ヌマチチブを採ったところで撮影タイム。
まずは、とっておきの新品観察ケースである。
「ありゃまあ! ウロチョロウロチョロとホンマ撮れんがいな!」


次に黒バケツのまま上から

透き通っているためかピントを合わせくれない。

「ええい! 地面の上にじかに置くわ!」

四苦八苦である。

結局、いつもの傷だらけの観察ケースに入れて、ガタイのいいヤツをパチリ。


「おおっ! 抱卵しとるメスやないかいな!」
「ということはやせ細っとんは産卵を終えたメスじゃなあ!」

シロウオの寿命は1年。
遡上し、転石の下に産卵後メスは天に召され、オスはふ化するまで守った後メスのあとを追う。
ハゼの仲間である。
アユの仲間に近いシラウオとは魚類という以外縁もゆかりもない。

それにしてもシロウオの撮影はムズカシイ。

それに比べれば、この日記録したウナギの幼魚は実に絶好調な姿を撮らせてくれた。

まさに「ウナギのぼり」なのである。

「やっぱ川や海はええね。スカッとするわ。」 ニコニコ様子を見てただけの相棒のやさしい言葉。
「なっ! ほうじゃろ?」 幼稚園児のような満面の笑顔の私。

 
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クイズ この魚は何でしょう?② の巻

2017-03-31 16:19:32 | 通し回遊魚
 2017年3月31日 金曜日

昨日最後に立ち寄ったちっちゃな河川干潟の写真を載せ忘れていた。

こんな所。


これまで同様、見てもよくわからないように切り取っている。
川幅は1mくらい。

では好評(?)につき第2弾、ここで採集した体長5cmほどの
クイズ 「この魚は何でしょう?②」である。


正解は、次回のコメント欄にて発表できるのかな?

では、前回の正解をこのブログのコメント欄に掲載しますね。(できるのかな?)
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