私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

ルリヨシノボリも40年ぶりに!:東海道中ガサ釣り記⑪

2020-04-03 10:37:12 | 通し回遊魚
2020年4月3日(金)

昨年11月上旬の東海道中ガサ釣り記2日目。

ルリヨシノボリのオス


も1匹、オス


さらに、メス


東海地方自然保護の御大とT君、私たちの希望を叶えんと渓流へ。

40年ぶりのルリヨシノボリ!
頬のルリ色の斑点が実にきれいだ!


と、言いたいところだが・・・も一つ発色が弱いかなあ・・・
若い頃に出会ったルリヨシノボリはもっとルリ色斑点鮮やかだったかも?
思い出は、何事も都合よく美しくさせるからなあ。

ま、私は自分でちゃんと採ったのである。
T君が3匹かな?
それに続いて、私かオスメス1匹ずつね!

このヨシノボリ、なかなか採りにくい渓流の転石に生活してる。

友になぜか採れない。
生息密度小さいな、きっと!
たぶん一度も採ったことのないヨシノボリなのだ。
やっきになる友のタモ網には

シマヨシノボリのオス


そして、メス


カワヨシノボリ


またまた、カワヨシノボリ


そして、他の魚たち。(紹介は略)

友は、採集魚の撮影も一手に引き受けてくれてたから
忙しいやら、採れぬ腹立たしさやら・・・・・・を、ぐっとかみしめて
「ルリヨシノホリ採れてよかったのう!」
T君と私の成果を、ひきつりながら称え、喜んでくれていた(のかな?)。

ま、最後までしつこくガサを繰り返してたのも友なんだけどね。

「採れるまで頑張りいや!」
ワハハハハハハ・・・・・・と余裕の心で笑いつつ。(おぬしも悪よの!)
コメント

クロヨシノボリ!40年ぶりの再会!:東海道中ガサ釣り記⑧

2020-03-30 09:00:16 | 通し回遊魚
 2020年3月30日(月)

クロヨシノボリのオス


40年ぶりの再会だ。


昨年11月上旬の話。
東海地方の水生生物保護の御大と弟子T君に案内された2日目。
この日は、友と私のリクエストを優先してくれるとのこと。

「クロヨシノボリ・ルリヨシノボリが見たい!」
「タナゴ竿で新種の魚を釣りたい!だから海にも行きたい!」
「できれば河口干潟にも行ってガサをしてみたい!」

出るわ出るわ!なんとわがままなことよ。
これらのリクエストに的確なポイントを即座に対応してくださった。
保護の御大の把握量もすごいが、もはやT君も私らをはるかに越えたいっぱしの研究者だ。

かくして、1本目の小河川で

クロヨシノボリのメス


「側面中央にシックに縦に走る点列が好きだなあ!」と私。

オスの顔面


「眼をシュッとスマートに貫く赤線のフォルムがたまらん!」と友。

友は変人なのかもしれない。

若魚も


2匹採って


クロヨシノボリ採りは終わり!
もう十分だ!

もともと他のヨシノボリ類との競合に弱いのかもしれない。
暖流のあたる小河川に追いやられてるように思うのだ。
ところが、小河川は人の手によっていじられやすい。
三面護岸は当たり前、 覆蓋化されて川があることさえ気付かないことも多い。

私らのすむ広島県ではやすやすとみられる魚じゃなくなっているもんなあ。

余裕があれば、タナゴ竿・仕掛けでの釣りもしてみたいものだが
タナゴ類と同じように滅びの道を辿りつつある魚を、よそ者の立場でワイワイ釣る気にはなれないしね。
ヨシノボリ類釣りは、ゴクラクハゼ以外、観察と忍耐とたまたまの出会いが必要だしね。

ま、タナゴばかりをいつまでも釣り続けるより、目標の他魚をねらって数匹釣る方がはるかにおもろいな。

さて最後に、これまで釣ってきたヨシノボリ類の一部記事をまとめてリンク。

シマヒレヨシノボリ~フナおじさんに会いに最終編~ 釣査16種目
ゴグラクハゼは楽園なの・天国なの?「お魚日帰り旅」② 釣査18種目
シマヨシノボリ・ オオヨシノボリを釣るぞの巻!① 釣査19種目
シマヨシノボリ・ オオヨシノボリを釣るぞの巻!② 釣査20種目

カワヨシノボリ:その気になれば誰でも釣れるの巻 釣査83種目
カワヨシノボリ(訂正:トウヨシノボリ偽橙色型?)たち : 多目釣りの流儀 釣査166種目

明潭吻鰕虎(Rhinogobius candidianus)?を釣るの巻  台湾釣(ガサ)行記㉟ 釣査61種目
短吻紅斑吻鰕虎中部型を釣る巻  台湾釣(ガサ)行記㊹  釣査64種目


コメント (4)

シロウオの遡上・豪雨災害の後に:春告げ撮りクルリクル(中)

2020-03-08 09:05:08 | 通し回遊魚
2020年3月8日(日)

シロウオのオス


セトウチサンショウウオの生息確認の後
「春の干潟の生き物を見に行こうか?」と友。

「そろそろシロウオの遡上が見られるかもしれんよ」
「まだ、少し早いんちゃうん?(2018年の)豪雨災害で川もグチャグチャになったし」
「ほそぼそ遡ってるからね。ま、とりあえず行ってみよ」と。

2017年の春には割と遡上していたケド
シロウオの遡上と産卵を見に行くの巻(2017年4月)

豪雨で川床や堰はすっかりと土砂が堆積、産卵できる早瀬の転石も埋まってしまった。
遡上アユの姿も一気に減ってしまっていた。

シロウオはハゼ科の魚、アユやワカサギの仲間であるシラウオとは似て非なる魚。
シラウオを見る : 島根行脚⑥(2018年4月)

と、ガサを始めて5分。
「おった~っ!」と友の声。


ちっこく弱弱しいオスだ。(画面奥)

その5分後「とったど~っ!」と私。

透明な体がとても美しい。

頭をあげファイティングポーズ


体をクルリクルリ、大きく元気いっぱいのオスだ。どうだっ!


「今年は暖冬だったから早いと思ってた通り!」友はしてやったりの顔。

さ、撮影だ!
以前の写真は産卵後の弱りきったメスと卵の保護で疲れたオス。
元気に泳いでる画像を撮りたい。

ところが、私のコンデジではまったく焦点をあわさない透明さなのである。
しかも、撮影ケースをクルリクルリと泳ぎまくるもんな。
「ええいっ!」底石にピントをあわせといてやまかんで、やたらめったら撮りまくり。




産卵や成長のために川と海を行き来する「通し回遊魚」の仲間


とりあえず遡れる川があれば遡ろうとするだけの個体群は海に維持されてるんだろうな。


ただ、この川で再び多くの産卵は可能なんだろうか?


何枚も何枚も撮影して、ほとんどの写真がダメダメ。
わずかに残る写真もこのていたらく。

春告げシロウオを見れたことは嬉しいケド、コイツら砂れきに埋まったこの川床をどこまで遡れば産卵域が見つかるんだろ?
橋も崩落したし、堰も埋まったし、上流域の河川改修工事もずっと続いてるし・・・・・・

ここで一句
『崩落の川シロウオ遡(のぼ)る果ていずこ』 おそまつ

おまけに、たくさんいたミミズハゼ







コメント (4)

ウツセミカジカ(カジカ小卵型)を採る!:東海道中ガサ釣り記④

2020-02-21 10:51:35 | 通し回遊魚
2020年2月21日(金)

一昨日のキメラ猫、このブログ初登場の哺乳類だったが

今回は初登場の魚、ウツセミカジカ(カジカ小卵型)




アブラハヤを釣りそこねた後(時間があれば釣れたわいっ!)
「きれいな川を見てみませんか?アジメドジョウやウツセミカジカがいますよ」
地域自然保護の中心となる御大の御言葉。

というわけで、ゴンゴン移動したのが清冽な流域。
「場所がわかる景観は撮ってもいいですが、SNSに載せないでくださいね」
「当然です!節度のない輩もいますからねえ」

ガサをはじめる。
採れたっ!幼魚だケド・・・


実にあっけない。


このウツセミカジカ(カジカ小卵型)
東北から紀伊半島東部の太平洋岸と琵琶湖に生息する。
大卵型が名の通り大きな卵を産み、ふ化後海まで流下せず、一生を淡水域で暮らすのに対し
卵が小さく、ふ化後海や湖へと流下した後エッチラオッチラ川をさかのぼる。
ややこしいのは中卵型という、ステーキでいえばミディアムがおるのよね。

もっとややこしいのは
見た目での判別が、尾柄部の明暗だったり、胸ビレの条数だったりと
かなり場数を踏まないと難しいことにある。
しかも研究者さんならともかく、普通はそうそうカジカ3種に出会う機会もない。
場数踏んでるうちに年とるから老眼になり、記憶の引き出しもどこへやら。

だから、比較のために恥さらしだケド、過去の記事とリンクさせておくとするか。
下線クリックで記事へ
カジカ中卵型に会うの巻
カジカ中卵型 : カジカ種たちはお手上げ! 島根行脚⑧
カジカ中卵型 : 釣ったといえるか? 島根釣行③  釣査169種目?
カジカ中卵型など:ナガレカマツカを探すガサ①
コメント (2)

ヒナハゼが街にやってきた!

2019-09-28 10:03:15 | 通し回遊魚
2019年9月28日(土)

体長1cmほどのヒナハゼ成魚メス


とうとう私の街にもやってきた。
♬ ヒナハゼ is coming to town. 🎶


あれは忘れもしない先々週のいつだったか・・・忘れとるやないの!

「○○でヒナハゼ採れたよ!若魚4尾だけど」と、友からのメール。
何だとっ!
すぐにでも確かめねば!

(※ 念のため、採集した川とはまったく異なる川の景観を載せてます)

胴長ガサ、暑いし!
小さな若魚だから定着し繁殖してるかどうかわからんし!
台風過ぎて大雨降って流されとるかもしれんし!
干潮が夕方頃の方が楽じゃし!


と、ずいぶんほったらかしといて
やおら重い腰をあげ、ガサに出かけたのは一昨日のこと。

「いたっ!」友のいうポイントで実にアッサリひとすくいで4尾。
成魚メス1尾も採れたぞっ!

若魚は3尾。

この3兄弟、好き勝手てんでばらばらに泳ぎまくってからに!

恥ずかしながら少しマシなのがこの1枚。

成魚メスもそこそこ泳ぐケド


別のケースに入れてたら落ち着いてきた。


「よしよし、お母さん(このメスのこと)を入れてあげるね」
「だからいい子にするんだよ」


「わっちゃ~! お母さんがもっと好き勝手するんかいっ!」


3兄弟かまわんと自由気まま。
3兄弟がおとなしくなっても自分だけス~イスイ!


「も~っ! ええ大人なんだからシャンとせんなっ!」


さておき、このヒナハゼ、近年の海水温の上昇とともに黒潮にのり
どうやら瀬戸内海を東進して分布拡大中みたいなのである。

山口県や愛媛県南部ではとうの昔に定着・繁殖してて
『レッドデータブックまつやま2012』には
「瀬戸内海斜面では、現在のところ重信川が本種の分布東限であり、唯一の生息地である。」と書かれてる。
重信川は、愛媛県松山市に流れる一級河川。

広島県では、知人が安芸灘の川で、私らは燧灘の川で採集してたケド
わが街では、死滅回遊であろう小さな1尾を12月に採っただけ。
松山市よりわが街は東にある。
さらに分布を東へ東へと広げたことになるよなあ。

人知れず新たな生き物が侵入してるのは陸も水中も同じやね。
水の中は入り込まんと見えないだけに余計ややこしいね!
コメント