私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

セボシプンティウス(プールバーブかな?):メコンへの大きな障壁Ⅱ  釣査108種目

2017-08-31 07:27:39 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その③

背ビレに黒点があるプンティウスを釣った。108種目。


このプンティウスの仲間は、タイの国内だけでも20種類以上いる。
汽水域から上流域までのさまざまな環境に適応した種に分かれているのである。

どの種類なのか、素人の私には見た目だけではとても難しい。
コイツは、背ビレに黒点があることと、止水域で釣れたことから、
「プールバーブ(pool barb)」と通称で呼ばれているプンティウスにしておく。
学名でいうプンティウス・ソフォレ( Puntius sophore )かプンティウス・スピロプテルス( Puntius spilopterus )にあたる。

「セボシプンティウス」と呼ぶことにした。



「そんなことどうでもいいじゃないか」と言われればその通りなのである。
だが、タナゴ竿で何種類釣れるか?というブログを書いてる立場としては、名前は大切なのだ。

「プンティウスというヒゲのあるコブナみたいな魚が釣れた、でいいじゃないか」と言われるかもしれない。
そうすると困るのである。
この後、いろんなプンティウスやプンティウスモドキが採れたり釣れたりするのだから。

ともかく、たまたま立ち寄った池でグルテンで釣れたのだ。


ヒキは、日本のタナゴ類よりちいとばかり強いな。

もし、この写真でわかる人がいたら連絡ください。
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アカヒレハマキザメ:メコンへの大きな障壁Ⅰ  釣査107種目

2017-08-30 06:01:55 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その②

タナゴ竿で釣った107種目。アカヒレハマキザメ?である。 


この名前、もちろん私が勝手に直訳しただけである。
レッドフィンド シガーシャーク(Red-finned cigar shark)という通称なのである。
どこがサメ(シャーク)じゃっ!
コイ科の魚じゃっ!

私ならば「アカヒレボラモドキ」と命名する。
ボラ科ではないが、~モドキとつけとるのでごまかせる。
ポラと風貌(ヒゲはあるケド)も行動も似てるのである。


タイでは、プラ・バ(pla ba)と呼ばれてて、バ(ba)は泥を意味する。
泥底の有機物をハムハムホジホジして食っとるようすが伝わるすばらしい命名だ。


通称にある「シガー(cigar)」という表現も気に食わん。
「細長い」とでも言いたいのだろうが、世界中のアチコチで禁煙が叫ばれとる時代である。
「葉巻って何?」って幼い子に聞かれたら何て答えるつもりだい?

せめて、「棒の魚」という表現に変えるべきである。
棒は、幼い子でも英語で言えるしね。
さらに、タイで魚を表す「プラ」を前につけて・・・・・・プラ・スティ・・・・・・(オッサン、どこでもフザケル)

さておき、たぶん学名はレプトバルブス・ルブリピンナ( Leptobarbus rubripinna )。
2009年に、メコン河中上流域(タイ北部も含む)の集団を
体の細長さやヒレの発色の鮮やかさの違いなどから
レプトバルブス・ホエベニ( Leptobarbus hoeveni )から分け、新種として発表してるようだ。

体長は1mにもなり、釣りの人気魚みたい。
ちなみに私が釣ったのは20cmほどのチンマイサイズなのである。



こ難しい後付けウンチクンをたれるのはここまで。 (ウンチクンはウンチクの最上級? 汚ねえぞお!)

「チン捕隊」はどこまでも広くのびるハイウェイをひた走った。
メコン川本流まであと数km。
ちょうど本流を割り箸を割ったようにラオスとの国境があるのだ。
右岸がタイ、左岸がラオスなのだ。
川向こうが外国なんて・・・・・・見てみたいじゃないか。

ところが、我々の目の前に最大最強の障壁がこつ然と現れた。

池である。たまたま道路沿いに見えた池である


「ちょっと寄ってみん?」
「30分だけぞっ。」 
いかにも行き当たりばったりである。

なんとっ! 階段を降りると釣魚台がいくつも設置されとる。


「わあっ! 魚がおるっ!」 隊長のオタケビがひびきわたる。
こうなると、もうどうにも止まらない。

1投目。
いきなりウキが沈む。
フイをつかれ、釣り落とす。
「なんじゃったんかの? でかかったわ。」
「ええけえ、はよ釣らんかい!」

2投目。
今度は早合わせしすぎ、フナに似た魚が目の前でポトン。

3投目に、ようやく釣り上げたのが、冒頭のアカヒレハマキザメなのであった。


つまり、入れ食い状態なのだ。

隊長の竿にもコイツがかかる。


「釣りは魚を傷めるけえなあ。」と日頃消極的な隊長も、ゆるみまくった表情をしとる。

いやあ、美しい。


こりゃあ、30分ではおさまらなくなってきたぞおっ!








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宿がない?! リターンズ:そしてメコンへ!の巻

2017-08-29 06:48:28 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その➈

大恩人の○○さんである。(すっかり名前忘れたケド)


最後のポイントで大した収穫もなくチェンライの宿へ。
これまで2日とも予約した宿を見つけられないという情けない「チン捕隊」。
さすがに懲りた隊長は、パソコンを腹に抱えて決断した。
「少し値ははるケド、確実にナビ検索できそうな宿を予約してもええかね?」

「ええに決まっとるわ。」
値がはるといっても、千円チョイが千数百円になる程度なのである。


迷った。
ナビに出てこんのんである。

ウロウロ・・・オロオロ・・・またやないかいっ!

新築の庭いじり中の若いお父さんに聞いた。
スマホですぐ調べてくれ、私に見せ、
「レフト & トゥリ キロメートゥル」と言ってくれたように聞こえた。
左へ曲がって3km、その通りに進んだ。
滑走路かいなっ! と思うくらいの広い道に出てしもた。
(後で1キロメートゥルは100メートルだと気付く)

引き返す。
バス停にタムロしてる中学生たちに聞いた。
正面の男の子が顔を真っ赤にしてシドロモドロ。
まわりの子は大笑いをしてからかってた。(日本もタイも変わらんね)

あかん。
日が暮れる。
向こうのお店に飛び込み、おばちゃんに聞く。
おばちゃん、隣の店のお姉さんを、
隣のお姉さん、その隣のペットのエサ屋さんへタライ回し。
事情を伝えてくれてる。

エサ屋さん、レジをチン! 
100バーツ数枚をポケットにねじ込み、
バイクにまたがり、
「よしっ、連れてってやるよ。ついてこいよお~!」 なんてね。実に優しくカッコイイぞ!

少し進んで、左にグリッ、そっからクネッ、クネッ、クィ~と進んだ先に宿はあった。(わかるかいっ!)

と、いうわけで冒頭の写真は宿のフロントでのエサ屋さんなのだ。

駐車場も部屋もとってもきれいで広々としてる。
しかも1階、荷物の出し入れもラクやんか。

この夜、チン捕隊は2つの決断をした。

1つ目:今後、新たな宿を予約しない。
    チェンライにいる間はこの宿に、チェンマイに戻れば昨日の宿に泊まるぞっ!

2つ目:これまでの不運の元凶は私の壊れたツッカケにちがいない。
    大型ショッピングセンターで新品を買うのだ。

(左:元凶であるツッカケ  右:隊長が選んだ新しいツッカケ)

ついでに、ホトホト疲れたので晩飯のカップめん・その他も買って済ませることに。


「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その①

めったやたらに美味すぎるオムレツご飯屋さんの弁当を食べ、出発!


一路メコン川本流へ! (ちゃんとたどり着けるんかねえ?)
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隊の名称変更ですかあ? の巻

2017-08-28 06:37:20 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑧

「ええ水路と田んぼが見えたらちょっと寄るけえな。言うてえや。」
「ええけど、何採るん?」
「メダカじゃ、メダカ。メダカが見たいんじゃ。」
「ふ~ん、メダカね。」(メダカなんぞ釣れんけえな、トーンダウンじゃ)

というわけで、チェンライの宿に着く前にもう1ヶ所。

高原の田園風景が広がってきた。


おっ、お手頃の水路もあるっ! あるっ!


「とりあえず竿出してみるわな?」

なんせ30gもない杖にもならん竿なのである。
下調べにはもってこいなのだ。

「全然じゃわ・・・・・・。魚の気配ゼロ。」

それでも竿を手に何て書いてるか分からん看板のある小道を歩く。歩く。


こういうときは「この竿、杖になってくれんかの?」と願うのである。

田んぼをのぞいて回る。
アメンボの波紋を魚とカンチガイしたりもする。


「おかしいのう? こんなところにメダカが出てもええんじゃケド・・・・・・」隊長のボヤキである。

やっと見つけたメダカらしき魚は、南米原産のグッピーだったりして。

アカン! 隊長、失念のあまり、帰り道にトンボを撮りだしたがな。

ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)に似たトンボ。


ウスバキトンボやネキトンボに似たトンボ。


あかん!
これでは 「タイのチンマイ魚捕獲隊」 略して 「チン捕隊」 ではなくなるがっ!
「タイのチンマイトンボ隊」      略して・・・・・・・・・・・・書くわけにはいかんな。

みなさん、ご想像のままご自由に略してくだされ。(オッサン、脳ミソ低学年やね)

さあ、宿へ向けて出発じゃあ~!


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金線ラスボラ類(ラスボラ・パヴィアナ渓流型):もうアッチいかんかい! の巻  釣査106種目

2017-08-27 06:56:20 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑦

ラスボラ・パビィアナ( Rasbora paviana )渓流型(かな?)を釣った。106種目である。


渓流型は、縦線がはっきりくっきりしてるのが特徴で
メコン川流、チャオプラヤ川の上流域に広く分布するそうだ。


プラ・シエウ(pla siew)がタイでの呼び名である。

なんせ淵の深いところに何かおっきいのんがおるっちゅうのに・・・・・・
グルテンが沈む前につっつきまわしゃあがって・・・・・・
次のエサにと、左手でグルテンを丸める余裕もないほど、群がってくるのである。
「お前はもうアッチいかんかい!」
なんて、私は実に勝手な人間という生き物なのである。
数匹目までは、大歓迎しとったというのに・・・・・・。

隊長もガサでパッとせんまま、水中撮影を始めとるわ。
「そのカメラの前にでも大きく丸めたエサでも流してやるかの。どうせ同じもんしか釣れんし・・・・・・。」
渓流にすむ魚の種類は少なく、下流域よりかなり単純になってると思うのである。

その夜、宿で隊長、動画を確かめていて
「うわあっ! いろんな種類おるわあ! 網目のんや横縞のんもおるでっ!」と興奮しとる。

水中撮影は、何が釣れるかというワクワク感をつぶし、
何種類もおるのに2種類しか釣れん私のメンツをもつぶすのであった。

では、最後に渓流型と平地型(と勝手に考えてる)の2型を並べてみとくので、
「ああ、なるほど。そう言われればそうかも。」と思って下されば幸いなのである。


さあ、次のポイントへ向かうぞっ!


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ポロプンティウス類B:違いはほぼないっ! の巻  釣査105種目

2017-08-26 07:16:51 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑥

たぶんポロプンティウス類である。


タイにはこのポロプンティウスの仲間が10種くらいいて、その中のどれかわからない。
ポロプンティウスじゃないかもしれんのんじゃケド、つっこむ人もおらんけん、ま、ええか。

こんな景色の中にたった1人タナゴ竿を出すのもオツなもんだ。


私は、世界共通の呼び名とされる学名があまり好きくない。
世界共通とはいうものの、なんとなく
「ワシらはこれで呼んどるからね。ついてこれんもんはアッチ行っててええけんね。」
という壁を感じさせられるのである。

ほんでも他に書きようがないことも多いのである。

できれば別の呼び方でいきたいので、地元タイの人たちの呼び名を紹介。(これまでの魚たちにも追記しときました)
このポロプンティウスたちをタイではプラ・カヤオ(pla kayao)と言うらしい。

どうやらタイでは、魚のことをプラと呼ぶみたい。(オッサン、だんだんかしこなるわ)
遠く離れたアマゾンでは、ピラと呼ぶ。(ピラルクーとかピラニアとかね)
魚はやっぱしプラプラ、ピラピラ泳いどるイメージなのかもしれん。

では、コイツを釣った時の写真。

(釣った写真残しとってよかったわあ)

コイツも「ポロプンティウス類Aくん」そっくりの地味な魚なのである。
いくら見比べても分からんもんは分からん。
というか、後で記録を見て「ちゃうんとちゃうん?」だからオソマツですなあ。

コイツと「ポロプンティウス類Aくん」を並べてみる。


体型や特に顔つきが違ってないか?

目の大きさをほぼそろえてお顔をズーム・アップ


私としては、別の種といえるくらいの違いだと思うのである。
そこでコイツを105種目とし、「ポロプンティウス類Bくん」と呼ぶことに今決めた。

隊長がガサの準備で胴長はきよる間に釣れたけんね。
エサ入れたら群がってきたけんね。
釣りは手っとり早くてやっぱええよお。
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チェンマイヨシノボリ:ガサ部門成果発表の巻②

2017-08-25 06:39:30 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑤

隊長がガサで採ったのはチェンマイヨシノボリ( Rhinogobius chiangmaiensis )のようだ。


前の採集ポイントからわずか数分。
川原を広げる工事現場が見えた。

「おお~っ! ガサのええポイントやんけ!」


橋の反対側には、淵と瀬がある。

「おお~っ! 釣りのええポイントやんけ!」


水も澄んでいて、魚がウヨウヨ泳いどる。
「水中撮影のええポイントやんけ!」

というわけで、ここでもちんまいヨシノボリが採れたのである。
そして、おそらくこのヨシノボリが「チェンマイヨシノボリ」であることをこの夜に調べた。
タイでは、川にすむ白っぽいハゼ類をプラ・ブ・カオ(pla bu khao)と呼ぶらしい。

ちなみに、このあたりがメコン川流域とチャオプラヤ川流域の境目になることを後日知った。
何千万年もの間、メコン川とチャオプラヤ川は水の流れを奪いあう歴史を重ねてきたはずだ。
あるときは、大雨による出水・氾濫で、流れがつながったこともあるだろう。
またあるときは、続く日照りによる渇水で、流れがとぎれたこともあるだろう。

その度に魚たちは移動したり孤立したりをくり返し、
2つの川に共通する種や固有の種などと、さまざまに進化していったに違いない。

こういうの考えてると
かつて足しげく通った中華料理屋の夫婦を思い出すのである。
いっつも口ゲンカ。
注文して待ってる間もとっても居心地が悪くて、
もう二度と来るもんかっ! と思いつつ・・・・・・
安さと美味さに負けてしまい、また足を運ぶのであった。(オッサン話がそれとるで)
ここのA定食がそりゃ美味いのなんの・・・・・・(アカン! 完全に脱線や!)

コホン! 
この夫婦、ごくたまに仲がいいのである。
そのうち、お子さんも生まれ、母ちゃんオンブしたまま、口ゲンカを繰り返すである。

メコン川とチャオプラヤ川と同じなのである。(どこがじゃっ!)


私は半世紀前、チャオプラヤ川のことをメナム川と習った。
メナムは、タイ語で「大きな川」の意味である。(と私も久しぶりに思い出した)
したがってメナム川という言い方は、例えば本願寺を「大きな寺テンプル」と読んでいるようなもんだ。

誤解から生まれたメナム川という表現を覚えてる人はかなりクラシックなのかもしれん。
地元に根付いたチャオプラヤ・メナム、メコン・メナムという言い方は大切にしたいものだ。

なお、チャオプラヤ川と書くのはややこしい。
このブログでは、親しみを込めて「チャプ川」と呼びたいのだが、いかがなもんか? (オッサン、言うたはしから茶化すわな)

次回、ここでの釣り部門じゃ!
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ガラ(Garra)属の小魚:ガサ部門成果発表の巻①

2017-08-24 07:02:24 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その④

ガラ・ファスシアカウダ( Gara fasciacauda )らしい。


大きくなっても体長10cmほど。
口でうまく吸いつきながら岩と岩のすき間をウロウロされてる。
まるでハゼやタニノボリだ。
英語名も stone-lapping fish だから、適当に名付けるとイワマクルリンハヤかな?
タイではプラ・リア・ヒン(pla lia hin)と呼ばれている。

釣りで悪戦苦闘しとる間に隊長はガサへ。


こんな渓流をさかのぼって行った(はずだ)。(ヤッキになって釣っとるので見とらん)

なんせコチトラ目の前にワンサカ魚がおるのに釣れんのだ。

「コイツラなんかなんぼでも採れちゃうよ~!」
「タニノボリやナマズなんかもいろいろ採れちゃうんだなあ~!」
「やっぱり魚採りはタモ網が最高で~す!」
なんてね、ニンマリしながら隊長は戻ってくるに違いない。
自分の妄想の中の隊長は実に態度が悪い!
腹立ってきたぞお。

ようやく釣りが軌道に乗り、数匹釣った頃、隊長の帰還。


ん? えらい静かや?

大汗かいて頑張った割にはショボイ成果だったんである。
コイツと、ホントにちんまいヨシノボリ1尾。

(このヨシノボリは次回のポイントで紹介 乞うご期待!)

「タモ網じゃあ、泳いどる魚、全然採れんわあ!」
「ほうね。こっちは一応釣ったよ。」
「浮き魚には釣りが絶対ええわ。」

ハハハハハハ・・・・・・私の高笑いは天をつらぬいていった。
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ポロプンティウス類A:待望の1尾は超地味! の巻  釣査104種目

2017-08-22 17:38:54 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その③

ポロプンティウス類のどれかである。


タイにはこのポロプンティウスの仲間が10種くらいいて、
その中のポロプンティウス・ラオエンシス( Poropuntius laoensis )か
はたまたポロプンティウス・ノルマニ( Poropuntius normani )か
さらにはポロプンティウス・バンタメンシス( Poropuntius bantamensis )のどれかみたいだ。

このポロプンティウスたちをタイではプラ・カヤオ(pla kayao)と言うらしい。

どれもこれもパッとせんどこがどう違うのか分からん地味な連中なのである。
いくら見比べても分からんもんは分からん。
そこで、104種目は「ポロプンティウス類Aくん」と呼ぶことにする。


国立公園を出て、しばらく広い山道をひた走る。
ナビがこの国道を横切る小さな沢を示す度、目をひんむいて景色を見んといけん。
これが私の大きな役割なのだが
「アッ! 良さそうな沢じゃっ!」と、叫んだ時には
「なんしょ~んな! はよ言わんな!」と、すでに車は遠く過ぎている。
初老の2人のなんちゃら神経はアチコチちぎれとる。

これをくり返した後、ようやくたどり着いた沢はこんなとこ。


川原へ降りる小道もあるぞ!
にごりは削られた岩肌や土砂によるみたいだし、めっちゃきれいじゃんか!

隊長はイソイソと胴長をはき、ガサの準備。
私は釣りのポイントを探し、ズボンのすそをぬらしながら直立二足移動。

ほほーっ、橋脚の下に小さな淵ができとるやんけ。


おるおる、小魚がウロチョロウロチョロ。
私に釣られることを恐れ、逃げ回っとるぞお!

グルテンをまるめ、投入。
アタリはある。
あるが釣れない。
延々とそのくり返し。
こんなことは小学生の頃、おそまつな道具でフナ釣りをしとって、
やたらめったらモツゴ(クチボソ)の襲撃にあった時以来である。

で、苦労してやっと釣った最初の1尾がコレ。


左手がグルテンまみれになっとる。

そのときの魚がコレ。


顔つきや体型に少しちがいがあるかもしれんケド。
ま、同じAくんにしとこ。

それから平瀬の砂底に大きめのヤツたちが泳いどるようすをしっかり観察した。
底をはうようにエサを流すと効果的であることに気づいたもんね。

ワハハハハ、Aくん。
こっからは私の勝ちじゃ!
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デンジャラスロードはいずこ?の巻

2017-08-21 17:52:04 | タイの魚たち
2017年8月1日(火) 「タイのチンマイ魚捕獲隊」3日目 その②

チェンマイから北東へ向け約200km。
チェンライへは山越えの国道を走る。
「デンジャラスロード!」と宿のおかみが言ってた道を走るのだ。

しばらくはよく整備された幅広いのどかな国道をひた走る。

山なみが近づいてきた。
さあ、いよいよだ。

「ん? 広くてきれいな道やんけ?」
「どこがデンジャラスロードなん?」
どこまでも片道2車線分の道が続くのであった。
「スコールのときのスリップ事故がデンジャラスなんやろね。」
さすが隊長である。

やがて、きれいな公園が見えてきた。
レストランも駐車場もある。
とりあえず車を停めてみることにする。


川へのアプローチも極めて簡単だ。


山あいを流れる清流なのである。


岩と岩の間に魚たちの姿も見える。


だが、ここは国立公園なのである。
動植物の採取禁止であることは日本と同様なのである。

もし、仮に、竿やタモ網など出して魚採りを始めたとする。
すぐに監視員の方が近づいて来るかもしれない。
「ダメだよ。ダメダメ。」と手でバツを示しながら注意されるかもしれない。
「事務所へ行って手続きしなさい。」と言われるかもしれない。
あるいは、厳しく法的処置をとられることもあるのかもしれない。
あくまで仮の話なのだけれども。

我々「チン捕隊」は極めてよい子たちなので、この流域に似た場所を求めてすぐに移動したのであった。
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オオキンブナ:古い分類群で見た目でこじつけるぞ!の巻  釣査103種目

2017-08-20 19:46:06 | 純淡水魚
2017年8月20日(日)

かつてオオキンブナと呼ばれていた魚みたいなんを釣った。 103種目に無理やりしとくで。


今は、ゲンゴロウブナ以外のフナ類(コイツやキンブナ・ギンブナ・ニゴロブナなど)は、
分けていく基準が曖昧なため、ひとまとめにされているのである。


昨日、アジアの淡水魚類を採り歩きまくっとる客人を迎えた。
水路で釣りをした。
メシを食った後、淡水魚談義に花が咲いた。
アジアの国々でいろんな魚を採ってると、
日本というアジアの辺境にある島国の淡水魚類は、
大陸から、苦労を重ね、たどり着き、生き延びたごく一部の連中なのだ、
とあらためて感じるという。

そんな話を聞いていると、
干潟めぐりじゃ、漁港めぐりじゃいうて、海ばっかやっとった自分がはずかしゅうなる。
川へ行ってみとうなる。
昨日のミミズも余っとるし。

というわけで、かつてタナゴの聖地と私が呼んでいた場所へ足を運んだのである。
前回が3月14日だから5ヶ月ぶりに訪ねたことになる。


オイカワ・カネヒラの群れがスゴイ!
なんぼでも釣れてしまうので代表してカネヒラを。


そして、この小魚たちを喰わんとするオオクチバスたちのはしゃぐ音もスゴイ!
タモロコもグルテンで釣れた。


絶滅危惧種のヤリタナゴ・アブラボテの姿もすっかり減ってしまっていた。
ともに1尾ずつ。

かつてイヤになるほど釣れたコウライモロコも1尾だけ。

そんな中で釣れたのがこのオオキンブナ(?)なのである。


ここだけの話じゃケド
このブログを書くために写真を整理するまで、
「ちっちゃいコイを釣った」と思い込んでいたんである。恥ずかしわあ!


ブログには「カープ破竹の勢いで優勝じゃ!」記念特集号として
コイを釣った話を書こうと思っていたんである。
それほど体色が飼育もんのコイに似て金色だったんである。

「なんぼ見てもヒゲがないでっ!」

「あかん! バレンティンの満塁ホームランやがな。」




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デンジャラス ロードへ の巻

2017-08-20 17:42:01 | タイの魚たち
2017年8月1日(火) 「タイのチンマイ魚捕獲隊」3日目 その①

夕食は、地元の学生さんたちでにきわう大衆食堂で。
定食はどれもこれも50バーツ。
私は迷わず豚肉入りチャーハン定食を。
隊長は迷いに迷った挙句に辛しょう油味豚肉炒めのっけ定食を。

フフフ・・・・・・私の勝ちだ!
圧倒的に私の方が旨いっ!

朝食は、宿の手作りパンとフルーツ、コーヒーや牛乳など自由にどうぞ形式。
冷房のよく効く部屋にひと晩泊まり、ビュッフェで好きに食べ飲み、
2人分税込450バーツ(約1400円)もしないなんてのは安すぎて申し訳ない。

宿のおかみさんいわく
「リニューアルオープンしてまだ半年なんですよ。
 だからカーナビにも電話番号が掲載されてなかったのかもね。
 日本人客はあなたたちで2組目なんです。」

腹がくちくなったところで、昨日迷子になった不名誉の挽回である。


「自分らが食べたもんくらい自分らで洗お。」
止めようとするおかみさんに笑顔で
「ジス イズ ジャパニーズ トラディショナル カスタム!」なんていい加減英語で応えて
皿やカップを洗うのであった。

さあ、チェンマイを発ち、チェンライへ向かうのだ。
これから、我々「チン捕隊」は、
おかみさんが「デンジャラス ロード!」と大声を張り上げた山越えの道を進むのだ!
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プレコ類の幼魚:陽も隊長も沈みはじめて・・・・・・ の巻

2017-08-19 19:19:43 | タイの魚たち
2017年7月31日(月) 「タイのチンマイ魚捕獲隊」2日目 その④

プレコ類(ロリカリア)の幼魚である。


我々「チン捕隊」の隊長がガサで採集した個体である。

チェンマイ初日、日も沈みはじめていた。
心なしか隊長の顔色も沈んでるようだった。
隊長とお抱え運転手と旅のコーディネーターを兼務する疲れのせいではない。
機内食を食べたきりメシにありついていないせいでもない。
ガサを終えた後の一言がすべてを表していたのだ。

「あ~あ、こんなとこでもプレコがおったわあ!」


みなさんご存知の通り南米原産の熱帯魚なのである。
日本でも観賞魚として売られている魚の仲間なのである。
昨年末、台湾の用水路でゴッソリ採ってヘキエキした魚の仲間なのである。
なんで東アジアのタイ北部で繁殖しとるんかい?

そう考えると、つくづくと人間が抱える業は深いものなのである。
2人は黙りがちに、うつ向きがちに(完全に下を向くと運転もナビもできんけえな)
互いに「晩メシ何にしょうかなあ」なんて思いつつ、
宿への帰路を辿るのであった。
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来客準備にかこつけて の巻

2017-08-18 18:01:05 | 淡水釣り
2017年8月18日(金)

近況をまとめとく。

2017年7月29日(月)
実は、タイへ出かける前日に近くの用水路へ。
久しぶりのタナゴ釣りだ。
理由は、
「二度と日本の地をふめなくなるかもしれんじゃろ?
 ひょっとしたらメコンオオナマズに飲み込まれるかもしれん。
 トゥクトゥクにひかれてしまうかもしれん。」なのである。

ヤリタナゴとカネヒラが釣れた。


観察ケースは、すでにスーツケースの中。
だから傷だらけの古いケースでパチリ。

今年生まれでスクスク育ってるヤリタナゴ


同じくもっとすごい勢いで育ったカネヒラ


エサはグルテン。
これでタイでも通用するかもしれんし、万が一の時にも思い残すことはないわな。

2017年8月12日(土)
スズメダイの漁港へ(すでに書いとるね)

2017年8月13日(日)
旧知の友人と会う。
その後、用水路へ。
理由は
「久々、なんと2週間も日本で川釣りしとらんもん!」である。
たまたま里帰り中の4才・7才の男の子たち(全然知らん子)にタナゴ釣りの指導。
見事に釣れたのはいいが、竿を離さなくなる。
観察ケースでいろいろお話を。
家に帰ろうともせんようになる。
家族中迎えに来て、オオワラワ。
にぎやかな楽しいひとときを過ごす。

2017年8月15日(火)
夜、友より電話。
「大阪から19日に来客の予定。
 タナゴはどんなかなあ? カワヒガイは?」

2017年8月16日(水)
カワヒガイの様子を確かめに、仕事終わりに本流へ。


仕事でヘトヘトなのだが、来客をもてなすために最善の準備をしとかねばならん。
カネヒラが湧いてるかのようにおるわ、おるわ。

群がるように釣れるのはタモロコ


たまにコウライモロコとゴクラクハゼ


たまのたまにカネヒラとブルーギル


この場所は観察するにはいいけど、採集も釣りもかたよるわなあ。
お客さん喜ぶかなあ?

と、いつもつきあってくれるかみさんが大きなハスを釣りゃあがるわ!


また、師匠と呼ぶ日々がはじるんかあっ! クソッ!
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デルモゲニー(淡水サヨリ):隊長捕獲に成功!の巻

2017-08-16 06:59:44 | タイの魚たち
2017年7月31日(月) 「タイのチンマイ魚捕獲隊」2日目 その③

デルモゲニーの仲間である。


おそらく dermogenys siamensis だと思う。
淡水で一生を過ごす体長4cmほどの小さなサヨリの仲間である。
タイではメコン川流域、チャオプラヤ川流域に広く分布する普通種らしい。
プラ・ヘム(pla khem)というのがタイでの呼び名である。

水面をヘロヘロ弱々しく泳いでいる様子は、橋の上から釣りをしている私にもよく見えた。


でも私にはコイツよりもっと気になる魚がいたのだ。
それはオイカワくらいの大きさで銀白色、底でヒラをうっていたのだ。
見えたら釣る。
元タナゴ釣り師の名にかけて・・・・・・。

釣れんがな。

しょうがないの。
ガサしとる隊長の写真でも撮っとくか。

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