私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

セボシプンティウス(プールバーブかな?):メコンへの大きな障壁Ⅱ  釣査108種目

2017-08-31 07:27:39 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その③

背ビレに黒点があるプンティウスを釣った。108種目。


このプンティウスの仲間は、タイの国内だけでも20種類以上いる。
汽水域から上流域までのさまざまな環境に適応した種に分かれているのである。

どの種類なのか、素人の私には見た目だけではとても難しい。
コイツは、背ビレに黒点があることと、止水域で釣れたことから、
「プールバーブ(pool barb)」と通称で呼ばれているプンティウスにしておく。
学名でいうプンティウス・ソフォレ( Puntius sophore )かプンティウス・スピロプテルス( Puntius spilopterus )にあたる。

「セボシプンティウス」と呼ぶことにした。



「そんなことどうでもいいじゃないか」と言われればその通りなのである。
だが、タナゴ竿で何種類釣れるか?というブログを書いてる立場としては、名前は大切なのだ。

「プンティウスというヒゲのあるコブナみたいな魚が釣れた、でいいじゃないか」と言われるかもしれない。
そうすると困るのである。
この後、いろんなプンティウスやプンティウスモドキが採れたり釣れたりするのだから。

ともかく、たまたま立ち寄った池でグルテンで釣れたのだ。


ヒキは、日本のタナゴ類よりちいとばかり強いな。

もし、この写真でわかる人がいたら連絡ください。
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アカヒレハマキザメ:メコンへの大きな障壁Ⅰ  釣査107種目

2017-08-30 06:01:55 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その②

タナゴ竿で釣った107種目。アカヒレハマキザメ?である。 


この名前、もちろん私が勝手に直訳しただけである。
レッドフィンド シガーシャーク(Red-finned cigar shark)という通称なのである。
どこがサメ(シャーク)じゃっ!
コイ科の魚じゃっ!

私ならば「アカヒレボラモドキ」と命名する。
ボラ科ではないが、~モドキとつけとるのでごまかせる。
ポラと風貌(ヒゲはあるケド)も行動も似てるのである。


タイでは、プラ・バ(pla ba)と呼ばれてて、バ(ba)は泥を意味する。
泥底の有機物をハムハムホジホジして食っとるようすが伝わるすばらしい命名だ。


通称にある「シガー(cigar)」という表現も気に食わん。
「細長い」とでも言いたいのだろうが、世界中のアチコチで禁煙が叫ばれとる時代である。
「葉巻って何?」って幼い子に聞かれたら何て答えるつもりだい?

せめて、「棒の魚」という表現に変えるべきである。
棒は、幼い子でも英語で言えるしね。
さらに、タイで魚を表す「プラ」を前につけて・・・・・・プラ・スティ・・・・・・(オッサン、どこでもフザケル)

さておき、たぶん学名はレプトバルブス・ルブリピンナ( Leptobarbus rubripinna )。
2009年に、メコン河中上流域(タイ北部も含む)の集団を
体の細長さやヒレの発色の鮮やかさの違いなどから
レプトバルブス・ホエベニ( Leptobarbus hoeveni )から分け、新種として発表してるようだ。

体長は1mにもなり、釣りの人気魚みたい。
ちなみに私が釣ったのは20cmほどのチンマイサイズなのである。



こ難しい後付けウンチクンをたれるのはここまで。 (ウンチクンはウンチクの最上級? 汚ねえぞお!)

「チン捕隊」はどこまでも広くのびるハイウェイをひた走った。
メコン川本流まであと数km。
ちょうど本流を割り箸を割ったようにラオスとの国境があるのだ。
右岸がタイ、左岸がラオスなのだ。
川向こうが外国なんて・・・・・・見てみたいじゃないか。

ところが、我々の目の前に最大最強の障壁がこつ然と現れた。

池である。たまたま道路沿いに見えた池である


「ちょっと寄ってみん?」
「30分だけぞっ。」 
いかにも行き当たりばったりである。

なんとっ! 階段を降りると釣魚台がいくつも設置されとる。


「わあっ! 魚がおるっ!」 隊長のオタケビがひびきわたる。
こうなると、もうどうにも止まらない。

1投目。
いきなりウキが沈む。
フイをつかれ、釣り落とす。
「なんじゃったんかの? でかかったわ。」
「ええけえ、はよ釣らんかい!」

2投目。
今度は早合わせしすぎ、フナに似た魚が目の前でポトン。

3投目に、ようやく釣り上げたのが、冒頭のアカヒレハマキザメなのであった。


つまり、入れ食い状態なのだ。

隊長の竿にもコイツがかかる。


「釣りは魚を傷めるけえなあ。」と日頃消極的な隊長も、ゆるみまくった表情をしとる。

いやあ、美しい。


こりゃあ、30分ではおさまらなくなってきたぞおっ!








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宿がない?! リターンズ:そしてメコンへ!の巻

2017-08-29 06:48:28 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その➈

大恩人の○○さんである。(すっかり名前忘れたケド)


最後のポイントで大した収穫もなくチェンライの宿へ。
これまで2日とも予約した宿を見つけられないという情けない「チン捕隊」。
さすがに懲りた隊長は、パソコンを腹に抱えて決断した。
「少し値ははるケド、確実にナビ検索できそうな宿を予約してもええかね?」

「ええに決まっとるわ。」
値がはるといっても、千円チョイが千数百円になる程度なのである。


迷った。
ナビに出てこんのんである。

ウロウロ・・・オロオロ・・・またやないかいっ!

新築の庭いじり中の若いお父さんに聞いた。
スマホですぐ調べてくれ、私に見せ、
「レフト & トゥリ キロメートゥル」と言ってくれたように聞こえた。
左へ曲がって3km、その通りに進んだ。
滑走路かいなっ! と思うくらいの広い道に出てしもた。
(後で1キロメートゥルは100メートルだと気付く)

引き返す。
バス停にタムロしてる中学生たちに聞いた。
正面の男の子が顔を真っ赤にしてシドロモドロ。
まわりの子は大笑いをしてからかってた。(日本もタイも変わらんね)

あかん。
日が暮れる。
向こうのお店に飛び込み、おばちゃんに聞く。
おばちゃん、隣の店のお姉さんを、
隣のお姉さん、その隣のペットのエサ屋さんへタライ回し。
事情を伝えてくれてる。

エサ屋さん、レジをチン! 
100バーツ数枚をポケットにねじ込み、
バイクにまたがり、
「よしっ、連れてってやるよ。ついてこいよお~!」 なんてね。実に優しくカッコイイぞ!

少し進んで、左にグリッ、そっからクネッ、クネッ、クィ~と進んだ先に宿はあった。(わかるかいっ!)

と、いうわけで冒頭の写真は宿のフロントでのエサ屋さんなのだ。

駐車場も部屋もとってもきれいで広々としてる。
しかも1階、荷物の出し入れもラクやんか。

この夜、チン捕隊は2つの決断をした。

1つ目:今後、新たな宿を予約しない。
    チェンライにいる間はこの宿に、チェンマイに戻れば昨日の宿に泊まるぞっ!

2つ目:これまでの不運の元凶は私の壊れたツッカケにちがいない。
    大型ショッピングセンターで新品を買うのだ。

(左:元凶であるツッカケ  右:隊長が選んだ新しいツッカケ)

ついでに、ホトホト疲れたので晩飯のカップめん・その他も買って済ませることに。


「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その①

めったやたらに美味すぎるオムレツご飯屋さんの弁当を食べ、出発!


一路メコン川本流へ! (ちゃんとたどり着けるんかねえ?)
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隊の名称変更ですかあ? の巻

2017-08-28 06:37:20 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑧

「ええ水路と田んぼが見えたらちょっと寄るけえな。言うてえや。」
「ええけど、何採るん?」
「メダカじゃ、メダカ。メダカが見たいんじゃ。」
「ふ~ん、メダカね。」(メダカなんぞ釣れんけえな、トーンダウンじゃ)

というわけで、チェンライの宿に着く前にもう1ヶ所。

高原の田園風景が広がってきた。


おっ、お手頃の水路もあるっ! あるっ!


「とりあえず竿出してみるわな?」

なんせ30gもない杖にもならん竿なのである。
下調べにはもってこいなのだ。

「全然じゃわ・・・・・・。魚の気配ゼロ。」

それでも竿を手に何て書いてるか分からん看板のある小道を歩く。歩く。


こういうときは「この竿、杖になってくれんかの?」と願うのである。

田んぼをのぞいて回る。
アメンボの波紋を魚とカンチガイしたりもする。


「おかしいのう? こんなところにメダカが出てもええんじゃケド・・・・・・」隊長のボヤキである。

やっと見つけたメダカらしき魚は、南米原産のグッピーだったりして。

アカン! 隊長、失念のあまり、帰り道にトンボを撮りだしたがな。

ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)に似たトンボ。


ウスバキトンボやネキトンボに似たトンボ。


あかん!
これでは 「タイのチンマイ魚捕獲隊」 略して 「チン捕隊」 ではなくなるがっ!
「タイのチンマイトンボ隊」      略して・・・・・・・・・・・・書くわけにはいかんな。

みなさん、ご想像のままご自由に略してくだされ。(オッサン、脳ミソ低学年やね)

さあ、宿へ向けて出発じゃあ~!


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金線ラスボラ類(ラスボラ・パヴィアナ渓流型):もうアッチいかんかい! の巻  釣査106種目

2017-08-27 06:56:20 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3日目(2017年8月1日・火) その⑦

ラスボラ・パビィアナ( Rasbora paviana )渓流型(かな?)を釣った。106種目である。


渓流型は、縦線がはっきりくっきりしてるのが特徴で
メコン川流、チャオプラヤ川の上流域に広く分布するそうだ。


プラ・シエウ(pla siew)がタイでの呼び名である。

なんせ淵の深いところに何かおっきいのんがおるっちゅうのに・・・・・・
グルテンが沈む前につっつきまわしゃあがって・・・・・・
次のエサにと、左手でグルテンを丸める余裕もないほど、群がってくるのである。
「お前はもうアッチいかんかい!」
なんて、私は実に勝手な人間という生き物なのである。
数匹目までは、大歓迎しとったというのに・・・・・・。

隊長もガサでパッとせんまま、水中撮影を始めとるわ。
「そのカメラの前にでも大きく丸めたエサでも流してやるかの。どうせ同じもんしか釣れんし・・・・・・。」
渓流にすむ魚の種類は少なく、下流域よりかなり単純になってると思うのである。

その夜、宿で隊長、動画を確かめていて
「うわあっ! いろんな種類おるわあ! 網目のんや横縞のんもおるでっ!」と興奮しとる。

水中撮影は、何が釣れるかというワクワク感をつぶし、
何種類もおるのに2種類しか釣れん私のメンツをもつぶすのであった。

では、最後に渓流型と平地型(と勝手に考えてる)の2型を並べてみとくので、
「ああ、なるほど。そう言われればそうかも。」と思って下されば幸いなのである。


さあ、次のポイントへ向かうぞっ!


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