私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

オイカワ : 老いか私は?    釣査161種目

2018-05-23 06:52:20 | 純淡水魚
2018年5月23日(水)

これから婚姻色がでるオスのオイカワである。


この前の日曜日、友と出かけたときに釣ったものだ。
撮影しておいて本当に良かった。

これまで国内でタナゴ竿で釣った魚たち105種類を
図鑑にまとめようと表と画像の確認作業をしていて・・・・・・

「オイカワがおらんどっ!」・・・はたと気付いたのである。

幾度となく釣ってきてるものだから
てっきり紹介済みだと思い込んでいたのである。

そういえば2年前の夏・・・
まだブログをはじめる前のある日のこと
「なかなか婚姻色の鮮やかなオスと出くわさんのよの」と友が言い
「釣りなら簡単じゃと思うよ。先日も釣ったし・・・」と答えたような気も・・・

今度、婚姻色が出たオスが釣れれば紹介しようとしつつ
オイカワの産卵場でもあり、釣りの好ポイントだった場所も工事となり
いつしか記憶から抜け落ちてしまっていた。
書いたつもりになっていた。
やっぱり着々と進む河川工事と同じように老いが進んでるんだよなあ、私は。

思えば、あれほどいたオイカワも私の所では減ってきてる。
学名も Zacco platypus から Opsariichthys platypus に変わったしなあ。
Zacco の方が好きなのに・・・・・・雑魚じゃなくなったってことかな。

平瀬を好むオイカワ。
河川工事が進んだり、移入されたりと、ずいぶん増えてきた魚なのに
何が原因なんだろう?

ま、とりあえず婚姻色オスの画像と


メスの画像は


ずいぶん前のもので紹介しておくことに。



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えっ? 広島県北にアブラハヤ? : TVの情報を確かめに

2018-05-14 17:11:20 | 純淡水魚
2018年5月14日(月)

「広島県北にアブラハヤが生息している」
「地域で細々と生活している淡水魚たちを大切にしたい」
という趣旨で、地方TV局制作の自然情報番組が放映された。
昨年の12月のことである。
わずか数分の番組だが信頼おけるいい番組なのである。

「えっ? そんなバカなっ! アブラハヤなら国内移入魚のハズじゃし・・・」

見識者に確かめてみても、そんな話は知らないと言う。
TV局のホームページの過去の番組一覧を見てみると・・・
「国内外来魚であるアブラハヤ・・・」と書かれていた。

ナットクじゃわ。

アブラハヤは、瀬戸内側では岡山県を、日本海側では福井県を西限に自然分布するという。
岡山県の分布は自然分布ではないのでは? と首をかしげている人もいる。
過去にいかなる河川争奪があったとしても
広島県北から日本海側へと流れる河川に
アブラハヤが自然分布するわけがないのである。

となれば、過去に実施されていた稚アユ放流にともなっての定着なのかもしれない。

いずれにしても、過去に県内記録がない(と思う)魚である。

行って確かめねばならぬ。

前置きが長くなったが、行ったのである。
雪解けを待ち、その間に流域での生息域となりそうなポイントを確認しておき・・・

5月12日(土)出発。

着いた。
「お~っ! TVで見た川とおんなじじゃ~っ!」

一応アブラハヤであれば見識者に連絡を。
そのための下調べ。
違法釣り師と勘違いされぬための腕章をつけ・・・

すぐにターゲットが釣れた。次々と。
1尾1尾、丁寧に撮影せんといけん。

ん? タカハヤでないかい?


ん? 抱卵した大きなメスのタカハヤでないかい?

コイツも


コイツも


尾柄が太く、尾ビレの切れ込みが浅く、黒い縦帯もあいまいである。
少し茶色味が強いのが気になると言えば気になるが、
そんなのは種内変異の範疇だろう。

ポイント移動してみる。


コイツもタカハヤだね。

背中側から見てみると、判別ポイントの1つがわかる。

上の吻がのびたメスもいる。

産卵床を掘るためにこの時期にのびるのである。

とうとう2つのポイントで最後までタカハヤ。


タカハヤなら、元々県内河川の上流域に普通に見られる在来種。

「あ~在来種のタカハヤならよかったよかった」と胸をなでおろすやら
「わざわざ遠くまで確かめに出向いたというのにガセネタかいや」と少々腹をたてるやら
「ひょっとして生息する河川を間違えて来たんかもしれんぞ」と帰宅後確かめ直すやら
「私はタカハヤだと思ってるが、コイツらをアブラハヤというのかもしれんぞ」と調べ直すやら
「この地域の地方名がアブラハヤというのんかもしれん」と考え直してみるやら
「忙しいだろうケド、この魚なんなん」と友にメール確認・判別をお願いするやら

すったもんだの週末じゃったのである。

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イチモンジタナゴ 婚姻色: 遂に念願の・・・  釣査155種目

2018-05-01 20:09:52 | 純淡水魚
2018年5月1日(月)

イチモンジタナゴ 婚姻色の出たオスである。


私が釣った。
も一度書くが、わ・た・し・が釣った155種目なのだ。

4月28日 ちょいと遠出をしたときの話の続き。

ろくに釣れないまま昼も過ぎ
以前ここで会ったオッサンの話を思い出してみる。
午前中忠実にアドバイスに従ってきてたのだ。

「まだミミズじゃ釣れんやろな。この時期は黄身ネリがええで」
もう言うこと聞かんぞ。
何種類か用意した黄身ネリをやめた。
「ミミズに切り替えじゃ、せめてウキゴリ釣りたいし・・・」

「昼過ぎるとパッタリとアタリ来んよになるけんな。夕方までどっかで涼んどった方がええで」
もう言うこと聞かんぞ。
休まずに続けた。 すると
「あっ、アレは・・・・・・ヒラ打ちよるでっ!」

岸から約5m沖、私たちのタナゴ竿では届かない所で
大型のヤリタナゴらしき魚が捕食行動を始めたじゃないかっ!

マキエなんぞしない主義、ひたすら竿をふり続ける。
ヤリタナゴ3匹釣った後にやっと釣れたのが、コイツ。


釣り人の話と魚の状況ほどアテにならないものはないのである。

まあまあのサイズなのである。
が、残念なことに尾ビレが傷んでるのだ。




が、初めて手にして、震えるほど嬉しい。
かみさんに一矢報いて嬉しいのではない。

20年以上も前の話だが
私の地元の川にもコイツがいた記録がいくつか残されている。
その記録のおそらく最後が、友人が採集した記録なのである。
当時は隣県である岡山も含め、在来種なのか移入種なのか不明なまま
地元の川をいくら調べてみても、もう出会うことはできなかった。
岡山へ行くことも遠慮した。
もし、在来種ならば地元の方々の財産だと思ってたからだ。
移入種であることが明らかになった頃、聞いてた岡山のポイントもダメになってた。

てなことで、20年越しの夢だった魚なのである。
そいつを釣ったのだ。
天にいるかもしれない神様、心から感謝します。

さて、話を戻す。
ヤッキになったかみさんも小さいけど婚姻色のしっかり出たイチモンジタナゴを釣った。
傷ひとつないキレイなオスだ。


「よくやったぞっ!」とハリをはずそうとしたとき・・・
ピンッとはねて、はずれて落ちた。
はずれて落ちて、岩のすき間に消えた。

「何しょんねっ! 私のんがキレイやったのにっ!」
地にいるであろうかみさん、心からお詫びします。

さらに、この記録は大変喜ばしいものになった。
それはまたの機会に。






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ニシシマドジョウ : オオシマと判別できる? 島根行脚⑦

2018-04-25 00:09:19 | 純淡水魚
2018年4月25日(水)

私がトウヨシノボリ宍道湖型を釣ろうとヤッキになってたとき
友はガサを終え、撮影に入ろうとしていた。

私たちは「やはり野におけレンゲソウ」派なので
よほどのことがない限り、お持ち帰りはしない。
よほどのときとは、生息記録として貴重だとされ
「正式に標本を1つ渡してくださいよ。頼みますよ」と、知人に懇願されたときか
「おいしそうやなあ。試しに食べてみる?」と、食欲に負けたとき。

さて、ニシシマドジョウである。
中国地方では、島根・鳥取の日本海へ注ぐ河川に生息する。

コイツを友が採集した。
パッと見、私たちの地域にすむオオシマドジョウと区別がつかない。

そこで、広島県と愛媛県のオオシマドジョウと島根県のニシシマドジョウを適当に並べてみた。

A.


B.


C.


D.


E.


さて、ニシシマドジョウはどれでしょうか?
識別するポイントは・・・ちゃんと分かるものだけにしてるから。

正解者には、今ならもれなく「お褒めの言葉」をプレゼント!
ふるって応募してね。 (オッサン いつも真面目さが続かんもんなあ)
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イチモンジタナゴをもらって・・・

2018-04-23 06:40:52 | 純淡水魚
2018年4月23日(月)

昨日、イチモンジタナゴが国内移入されてる某河川へ試し釣りに。
先客がいた。
聞くと
「イチモンジタナゴなら1匹釣れてますよ」
「えっ! 撮影させてもらえますか?」
「いいですよ。メスですし、差し上げます」 とのこと。

ラッキー! 


まだ、釣ったことのない魚なのである。
アユの放流とともに移入され、繁殖している流域だし
地元の方も釣っておられるのだから、安心して釣っていいもんね。

いろんな話もした。

そして、1日粘るもとうとう釣れず・・・。
縁がないのかなあ。
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カマツカ(グループ1):移送中の授かり物  釣査152種目

2018-04-21 21:46:41 | 純淡水魚
2018年4月21日(土)

カマツカ(おそらくグループ1の)である。


カマツカには3つの型があり、そのうち別種に分けられるみたいだ。

たまたまいくつかの偶然が重なって授かった152種目の初物なのである。

(ま、このブログを立ち上げる2年前にはかみさんも釣ってるケドね)

さて、今日は寄り合いがあって午後の半日がつぶれる。

ならば午前中は近くの川へ様子を見に行こうではないか。

あらま!
同年輩らしきオッサンが1人、ラジコンボート走らせて遊んどる。
釣りどころか魚の姿を観察することもできんやんか。

やむなくこんなタマリへ。


本流とまったくつながらないまま赤茶けた水面には油膜も浮いている。
このままいい陽気が続くと干上がっていくやろ。
こんな劣悪そうな所に魚はおるまいな、と思いつつ・・・
つい、習性でタナゴ竿を出してみる。

黄色い道糸が、すぐに黒くなる。
「やめときゃよかったなあ」と思ってたら、アタリ。

タモロコだ。


「おいおいっ! こんなトコで生きとんかいっ!」

大雨で増水したとき侵入し、閉じ込められたんやね、きっと。

3匹釣って、撮影後すぐに本流へと移してやることにした。


続いてゴクラクハゼ。




いろんなサイズのゴクラクハゼが次々と釣れる。


幼魚の時に海から遡上するコイツらがいるということは、間違いなく閉じ込められとる。

「本流へ放してやらんとあかん。何匹でも釣らなあかんで」
いつもはツ抜け(同じ魚を10匹以上釣ること)禁止にしているのだが・・・
目一杯釣りをするいい口実が・・・
もといっ!・・・生命を慈しむ無償の保護活動が営々と続けられていくのであった。

バケツに数匹たまるごとに本流へ。

小さなオスのシマヒレヨシノボリも釣れた。


ブルーギルも釣れた。


特定外来種につき、在来種への影響と法律を考慮して・・・

と、その後
「コツン! フルフル・・・ス~ッ」と、お手製最小タナゴウキモドキが・・・

それが、このカマツカだった!




「お前もおったんかいっ! 本流や用水路では全然顔を見せんくせにっ!」

きっと極楽(ゴクラク)からの授かり物なのである。
らっき~っ!

これで寄り合いがなかったらずっと釣り続けて熱中症やろな、今頃は。








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ホンモロコ(タモロコ湖沼型?)も釣った! : 島根行脚②  釣査151種目

2018-04-17 07:49:49 | 純淡水魚
2018年4月17日(火)

15日(日)の島根行脚の続き。

ホンモロコ(タモロコ湖沼型?)じゃないかなあ?


友が宍道湖畔でタナゴ竿を出してみた。


「アタリ全然ないでっ!」

私は湖畔に流れ込む小川の杭スレスレを流してみることに。


「すぐあたったでっ! ほれっ!」

「・・・ヌマチチブじゃん!・・・」 (老眼のため、近眼メガネをはずし、手元でじっと見んとわからんのんじゃ)
このポイントへ来る前に立ち寄った川で
ヌマチチブさんはすでに釣ってるのでつまらない。

友はほんの少し川上へ移動。


「うわっ! ヌマチチブじゃっ! ヌマチチブしか釣れんわ、きっと」

なんてなことやってるとき、私にアタリ。
「今度は違う! 光っとる! よくわからんケド・・・ありゃま タモロコやんか」


と、バケツに放り込んどったのである。

老眼の良さは、釣れた魚がよく見えないため、初物かも?というワクワク感が常にあることだ。

「次 行こっ!」 釣りに飽きた友が道具をしまいつつバケツを覗く。

「ありゃ? 細長いじゃん。ホンモロコちゃうん?」
「えっ? ほんまな?」
「タモロコもホンモロコも殆ど見分けがつかんのんで。
 同種じゃないかという人もおるし、ホンモロコと言わずにタモロコ湖沼型という人もおる」
友の淡水魚偏愛はハンパでなく、底なし沼のように深い。

「でも次行くでっ! そのままバケツに入れてそこで確かめりゃええが」
友の淡水魚偏愛はハンパではないが、私へのあしらいは荒い。

「ホンモロコは琵琶湖じゃったら5mくらいの深さを群れて泳いどるけえなあ」
友のうんちくを聞きながら到着、とりあえず私は釣り、友はガサ。
タモロコの類いなら少々ほっといとっても大丈夫じゃもん。

あまりに釣れないので撮影開始。

口ヒゲがほとんど見えない。

タモロコの画像と比べてみることに。

確かに口ヒゲが長いもんな。

ついでに両種の違いを図鑑を見ながらまとめてみることに。


なお、この表の眼径とは黒目の直径のことである。

さらに調べてみる。

ホンモロコは元々琵琶湖の固有種なのだが、
宍道湖では国による淡水化事業が進められていた頃に
特産のワカサギに代わる名産品を生み出すために琵琶湖より移入したとのこと。

ところが、淡水化事業がいろんな事情で途中やめになったため
宍道湖には今も海水が流入し、汽水湖になっているとのこと。

ホンモロコは塩分濃度の低い湖周辺河川へと入り込んでいるとのこと。
特に西岸地帯の河川では繁殖もしているとのこと。

本来、大きな湖で悠々と泳ぐハズじゃったホンモロコも
「しょっぱい、しょっぱい」とでも言いながら河川へと向かい、
元々そこらへんにいたタモロコを追いやったか、または交雑したか、なのである。

も一度、この連中を並べてみる。




真ん中の魚はタモロコじゃケド、口ヒゲも短いし、割と細長いもんね。
見分けはほぼつかないのである。

ま、151種類目として ホンモロコを釣ったということにしとこっ!
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ズナガニゴイ :原始釣リノススメ 実践記録編  釣査141種目

2018-02-15 18:17:58 | 純淡水魚
2018年2月15日(水)

ズナガニゴイである。


数年前の夏、タナゴ竿でドサクサにまぎれて釣ったのである。
背後で子どもたちがワイワイやってるのがわかる。

そう、原始釣りの最中なのである。

夏、「川遊び体験」を頼まれたりもした。
・パックテストで水質を調べよう とか
・ペットボトルでさかなを採ってみよう とか
・聴診器で魚の息づかい(?)を聴いてみよう とか
いろいろやってみた中で「原始釣り」が一番効果的だったのだ。

まず、水生昆虫を種類ごとに集めてもらう。

写真は、シャーレに集めたコガタシマトビケラ。

説明後、竿や仕掛けの準備をして、それぞれにちらばる。


「釣れました~っ!」
「カワヨシノボリじゃね。後でカラアゲにしよか。うまいよ~、ドンドン釣ってね」

そのうちギギを釣る子も出てくる。


オヤニラミを釣って大喜びの子も。


それらの獲物はとりあえずセルフでイケス代わりのタモ網へ。


また、あるときは大きなテナガエビを釣るヤツや


アブラボテを次々と釣ってるときにオオサンショウウオの幼生を見つけることも。


「大きい黒いオタマジャクシ採ってきましたあ~っ!」
「バカッ! オオサンショウウオやんかっ! 天然記念物じゃが!」
「すぐバケツに入れて。観察したら元の場所に戻すけんな。」
なんてなサプライズもあったりするのである。

ね? 楽しいでしょ?

そして、何より嬉しいのは
次第に、子どもたちが競うように釣りに向き合うようになることである。

そのときにタナゴ竿でコソッと釣りを始めても誰も何も言わんのである。
かくして釣り上げた数種の中に、
このズナガニゴイも含まれているのである。


コイツ、タニガワカゲロウが好きやね。
ゆっくりタナゴウキモドキが沈んでいく様子は、カワハギのアタリに似てるね。

これで指導の謝礼なんかがもらえるときもあったりして・・・申し訳ないったらありゃしない。

なお、5回に分けて「原始釣り」について書いてきたのは・・・

ズナガニゴイを141種目として紹介するための長い長い前フリだったのである。

コイツ、ちょっとやそっとで釣れんもん。




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サンインコガタスジシマドジョウ :見分けがつかんぞの巻

2018-01-30 06:48:57 | 純淡水魚
2018年1月30日(火)

数年前に中国地方日本海側へ友と出かけた。

ガサをした。
何種か採れた中にスジシマドジョウ類が混じってた。
分布域からおそらくサンインコガタスジシマドジョウだろう。

が、体表の模様の変異を見ていると
サンヨウコガタスジシマドジョウとの違いがわからなくなっていった。
北九州市の魚部が発刊した「特盛どじょう本」や
中島 淳 (著), 内山 りゅう (写真)の「日本のドジョウ」を
見ている時には「判別できるかも?」なんて思ってたのに・・・

では、どれくらい判別しにくいのだろうか?
みなさんもチャレンジしてみましょうね。

次の画像A~Fは、サンヨウまたはサンインコガタスジシマドジョウである。
A~Fのうち、サンインコガタスジシマドジョウをすべて選び、記号で答えなさい。



















答は下のコメントをクリックすると書いてるからね。

なお、「そんなんどっちでもええわいっ!」ちゅうのも
多くの人の賛同を得るであろう見事な答の1つなんじゃケドね・・・

コガタスジシマドジョウの仲間は日本各地に点在し、
長い年月をかけて各地でそれぞれに分化していき、
独立した種になるほどの遺伝子レベルの違いが生じてきたようだ。

もし、持って帰って飼うとして、不注意で逃がしてしまったら・・・
サンヨウとサンインが混ざってしまったりしたら・・・
と、何千年何万年かけて築き上げてきた歴史がいともたやすく崩れてしまう。

そんな大変な責任を負いたくはないもんね。
そっと元の場所へ逃がすのであった。

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イシドンコかなぁ・・・? と水中撮影した思い出

2018-01-24 21:59:45 | 純淡水魚
2017年1月24日(水)

イシドンコかなぁ?


数年前の夏、友とちょい遠出をしたときの水中写真。
生息地とされる河川だからイシドンコなのかもしれない。
ただ、ドンコとイシドンコが区別できないのである。
頭の中では、判別点の理解はできていたつもりでも・・・わからない。

生息地を荒らすつもりもなく、
用意したのはウェットスーツと安物の水中カメラ。

岩につかまりながら探っていく。

いたっ!
撮影じゃっ!
ファインダーが小さく、写るかどうか怪しいままシャッターをきる。

夏とはいえ澄んだ水は体温を奪う。
5mmの厚さのウェットスーツが心地よい。
浅瀬でゆるり流されるラッコになって確かめるケド・・・


ほぼ最初で最後の水中撮影になってしまった記念すべき写真だ。

この後、ウェットスーツが使い物にならなくなったためだ。
帰宅後、庭で裏返して陰干しをした。
そこにチャドクガがひっついたらしいのだ。

次の機会に知らずに着た。
なんとなくチクチクした。水質のせいだと思った。
その翌日、ケツから首筋までいたるところにブツブツ赤い班点が・・・
痒くて痛くて腫れ上がって・・・全身チャドクマンに変身!
駆け込んだお医者さんは女医さんだった。

「どうしたらこんなとこまで刺されるんですか?」
「一番強い抗生物質使いますからね。パンツもぬいでください」
「次刺されたらアナフィラキシーショックで死にますよ」

意を決したように看護師さんと手分けして塗り塗りだ。

恥ずかしかった。

チャドクガは死んだ後の破片でも毒針を持ち続けるという。
流石に恐くて恐くて・・・

うれし悲しい思い出である。



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ヒナイシドジョウに会いにいったお話

2018-01-21 07:46:21 | 純淡水魚
2017年1月21日(日)

ヒナイシドジョウである。


4年前、知人である学生さんに案内してもらった。
この魚の研究室にいる1人にである。
他県に出かけるわけだし、
しかもスジの通ったドジョウだし、
スジを通さんといけんもんな。

以前、私のフィールドをいくつか案内してあげたのである。
その時の見返りとして付き合っていただいたのである。

コイツも日本固有の絶滅危惧1B類である。
最も小さいシマドジョウだそうだ。

いくつかポイントへ連れて行ってもらう。
実にあっけなく採れたではないか。


ケースの中でチョチョロと落ち着きのないヤツたちである。


あまりに簡単に採れてしまうこと、
ポイントが限られてることを思うと、
生息地についてアレコレ書かないでおく方がいいね。

かみさんに似たタイプも採れた。
抱卵した大きめのメスである。


よく見ると、サイズこそイシドジョウに似てるケド、
紋様はかなりちがってるわなあ。

イシドジョウを並べてみる。


思えばかみさんが生まれ育った県でもある。
いろいろとお世話になりましたなあ。
ま、これからもよろしゅうに、お付き合いの程。

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イシドジョウの思い出

2018-01-20 08:54:57 | 純淡水魚
2018年1月20日(土)

寒いので今日も家籠もり。
思い出話を1つ。

5年前の夏、友の誘いでちょい遠方へ。
イシドジョウを見に出かけた。
よそ様のフィールドはやたら荒らすわけにはいかない。
ウェットスーツ着て潜水観察。
首に水中カメラをかけ、片手に小さなタモ。

イシドジョウに会えたぞ。


そっとすくって記念撮影。




ホント華奢で美しいドジョウだ。

日本固有種であり、生息地の限られた絶滅危惧IB類である。

圃場整備・開発による産卵場の消失も原因の1つなんだろう。
産卵数の少なさも大きいのかもしれない。
が、採集圧(採ることでの生息環境の破壊やお持ち帰りでの個体数減少)は大きいよね。

このときあわせて採った30年ぶりのオオヨシノボリも思い出にくわえて、
いつも以上に丁寧に、そっと戻しておくことに。



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タカハヤ:広島西支局誕生なるか!・・・の巻  釣査123種目

2017-09-20 18:23:28 | 純淡水魚
2017年9月20日(水)

タカハヤ(ドロバエ)である。


9月18日(月) 敬老の日。
アニキ夫妻と待ち合わせ。
介護関連の用事もあり月1のペースで会ってるのである。

3連休の最終日である。
高速道路の混雑を想定していたため、30分も早く着いてしまいそうだ。

「実家近くの小川にカワムツがおる。時間つぶしになるわな。」
ワハハハハ・・・寸暇を惜しんで釣りをするのだ。 (そのエネルギーをもっと良い事に使えんもんかねえ)
コンビニで肉まんを購入。
生地の部分をネリネリしながら到着した。

アニキら、まだ着いとらんし・・・・・・想定通りだ!
台風がもたらした雨で、いつもは澄んだ清流があふれんばかりの濁流になっとる。

1投目。小さなカワムツ・・・・・・想定通りだ! 変わらんねえ、この川も。

数投目。このタカハヤが釣れた・・・・・・想定外じゃわ!
何度も釣りやガサをしてきた場所なのに・・・・・・なんで、また・・・・・・

あわてて車に戻り、撮影セットを持ち出して・・・・・・
「なんしょ~ん?」 ビックリしたがっ! 後ろから義姉(以下姉)さんのおだやかな声。
愚弟の扱いに慣れておられる。

「ワシ、初めて見たわ。この魚。」 アニキのたまう。

ということで、時間をヤリクリして30分ほど3人で釣りをしたのである。

アニキが次々に釣った。(私のコンデジの電池切れのため アニキのスマホの画像で)


こんなチンケな釣りは小学生以来だろうが、さすがに慣れておられる。

姉さんも何匹かポットンポットンしたのち、一番の大物を釣った。


バケツに入れといたタカハヤたちは、
たまたまバアチャンを連れてきてた年少さんにプレゼント。


「あ~っ! 久々にスッキリしたわあ!」 アニキの晴れやかな言葉がうれしい。
いつもいつもイロイロと負担ばかり、気苦労ばかりをかけているのである。
アニキも姉さんも少しは楽しんでくれただろうか?

と、ここまではうわべの表現なのである。

私は「西支局開設」をもくろんでいるのだ。ワハハハハ・・・・・・

「よかったら竿としかけ渡すけん、今度はハゼ釣りでもやろや。」
「なんか変わったの釣れたら写真送って、自慢してな。」
ワハハハハハ・・・・・・自ら行かずしてデータだけゲットできるのだ!


さておき、このタカハヤ。
体色が変だぞ? と思った人は、かなりなプロフェッショナル(魚バカ)である。
どうも大出水で濁流になったとき、体色がうすくなる淡水魚は多いように思う。

そこで、私の住んでる町で1年ちょっと前に釣ったのを見てみると、こんな感じ。


ドロダンゴの風合いを醸し出してる。

かなり大きいのんはこんな感じ。


とある県で、山からすぐ海へと流れ込む小河川で採ったのがこんな感じ。


この場合は、過酷な環境で生きてる純淡水魚なのである。
日照りが続けば、川が枯れ、死んでしまう。
大雨が降れば、海へと流され、死んでしまう。
つまり小河川であってもコイツがいれば川は枯れたことがない証になるのである。
生活するための水に困らず、気候もおだやかな地域であると断言してもよいくらいなのである。

少し縦帯がはっきり見えてるタイプかな。

東日本に生息するよく似たアブラハヤも一度じっくり見てみたいなあ。











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オオキンブナ:古い分類群で見た目でこじつけるぞ!の巻  釣査103種目

2017-08-20 19:46:06 | 純淡水魚
2017年8月20日(日)

かつてオオキンブナと呼ばれていた魚みたいなんを釣った。 103種目に無理やりしとくで。


今は、ゲンゴロウブナ以外のフナ類(コイツやキンブナ・ギンブナ・ニゴロブナなど)は、
分けていく基準が曖昧なため、ひとまとめにされているのである。


昨日、アジアの淡水魚類を採り歩きまくっとる客人を迎えた。
水路で釣りをした。
メシを食った後、淡水魚談義に花が咲いた。
アジアの国々でいろんな魚を採ってると、
日本というアジアの辺境にある島国の淡水魚類は、
大陸から、苦労を重ね、たどり着き、生き延びたごく一部の連中なのだ、
とあらためて感じるという。

そんな話を聞いていると、
干潟めぐりじゃ、漁港めぐりじゃいうて、海ばっかやっとった自分がはずかしゅうなる。
川へ行ってみとうなる。
昨日のミミズも余っとるし。

というわけで、かつてタナゴの聖地と私が呼んでいた場所へ足を運んだのである。
前回が3月14日だから5ヶ月ぶりに訪ねたことになる。


オイカワ・カネヒラの群れがスゴイ!
なんぼでも釣れてしまうので代表してカネヒラを。


そして、この小魚たちを喰わんとするオオクチバスたちのはしゃぐ音もスゴイ!
タモロコもグルテンで釣れた。


絶滅危惧種のヤリタナゴ・アブラボテの姿もすっかり減ってしまっていた。
ともに1尾ずつ。

かつてイヤになるほど釣れたコウライモロコも1尾だけ。

そんな中で釣れたのがこのオオキンブナ(?)なのである。


ここだけの話じゃケド
このブログを書くために写真を整理するまで、
「ちっちゃいコイを釣った」と思い込んでいたんである。恥ずかしわあ!


ブログには「カープ破竹の勢いで優勝じゃ!」記念特集号として
コイを釣った話を書こうと思っていたんである。
それほど体色が飼育もんのコイに似て金色だったんである。

「なんぼ見てもヒゲがないでっ!」

「あかん! バレンティンの満塁ホームランやがな。」




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ナガレホトケドジョウ:そっとしとこ の巻

2017-07-23 01:05:51 | 純淡水魚
ナガレホトケドジョウである。


ミミズハゼなんぞの細長クネクネ一族を書いとるついでに。
といってもまったく別の一族だけど。

話は「薮からスティック」なのである。

「いつかコイツを見てみたい」と思ってた頃、
たまたま、あるアウトドア雑誌に
トゥギャザーされてる芸人さんの連載を古本屋で立ち読みした。(あえて名前を伏すぞ)

たまたまたま、連載の回がナガレホトケドジョウだった。
山奥の小さな沢で、ウェーダーをはき、タモ網を振り回し、
「ドギャッ! グワッシャッ!」とくり返し、やっと1尾ゲットされてた(ようだった)。
「ああっ、こんな苦労をしなきゃ会えないんだなあ。」とか
「こんなハデにドシャガシャして沢の環境は大丈夫かいな?」とかイメージしてた。

(話に飽きるといかんのんで、このへんで若い個体)


たまたまたまたま、そのアズスーンアズだった。(もうおちょくるのヤメんかいっ!)
ある地域の若い研究者さんから
「一緒に見に行ってもいいですよ。」と言われ、イソイソとついてくことに。

(若い個体を背側から)


現地到着後、胴長・タモ網の私たちに対し、
研究者さん、長靴に観賞魚の飼育水槽に使う小さな網を数本という軽装である。
「この網、よかったら使いますか?」
やさしい言葉がけだが「これを使えっ!」とおっしゃられとるんである。

しばらく採集の様子を見る。
沢にしゃがみこみ、岩のすきまにそっと手を入れていく。
「ああっ、いましたよ。ソッチの岩の下へ・・・・・・見えましたか?」
「網をかまえとってください。追い出してみます。」
石コロ1つ動かさない。
そっと、そ~っと、やわらかな小さな網へと。
実に、実にやさしい採集方法なのだ!
若い研究者さんの採り方は、まさに「目からスケール」だったのである。(もうっ、やめときッ!)

(ここらで幼い個体、カワイイよねえ)


確かに採るのは自由だ。
コイツの場合、いくら絶滅危惧種だろうと日本固有種だろうと法的になんら処罰を受けることはない。
でもなあ、西日本の山奥の沢に孤立し、地域ごとのキャラを秘めつつ、ひっそりと生き延びてんだよなあ。
地元の人たちが保護活動されてたりもするんだよなあ。
だから無秩序な自由であってほしくない。

トゥギャザーさん風に言えば (また使うんかいっ!)
「人社会での自由ってさあ、フリーなんかじゃないんだぜ! リベラルなんだぜ!」てなとこかな。

私たちは採集した3尾を撮影後、そっと、そ~っと、もとの沢へ返したのであった。
         (このオッサン、たまに真面目になるけえなあ)

やっぱり日本の淡水魚はホンマにつくづくと・・・・・・ええねえ。    






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