私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キリンか?アサヒか?ニレか?サンゴジュか?

2020-06-30 18:10:52 | 海釣り
2020年6月30日(火)

昨日、大切な所用で広島西部へ。

午前中、きっちり済ませた後
「昼からどうする?」
「そりゃ、釣りに決まっとる!」と兄貴。

暑いぞお~っ!
魚と人のエサを買い、いざゆかん!

と、あてにしてた波止は立ち入り禁止。

仕方がないと、新規のこんなとこから180cmタナゴのべ竿。


兄貴にも私にもヒメハゼが数匹。


スマンなあ。
常連さんの撮影はどうしても雑になる。

と、兄貴がアナハゼの仲間を釣った!


広島西部の魚にとても詳しいお方によれば
「西部ではキリンアナハゼ多いんですよ」とのことを思い出す。

私らの暮らす東部では、近似種のアサヒアナハゼしか釣ったことがないから
「兄貴、もしキリンアナハゼなら初物だよ」と言いつつ・・・

あっか~ん!
判別のポイント、すっかり忘れてしもうとる。

アサヒかキリンかわからないのだ。

ビールなら「キリン一番搾り」で、私はいいのだけどね。

てなことで、今日、あらためて復習をした。

下あごの模様がまばらに点列があることがアサヒの特徴の1つ。


あるように見えるがはっきりしない。

続いて、側線上の白斑前後に小さな黒点があるのがキリンの特徴の1つ。

これもあるように見えるが、アサヒにも個体によってはあるから、はっきりしない。

決め手は側線上の皮弁らしくて、体側に2つずつあるのがアサヒ、まったくないのがキリン。


これがあったんですよ。
はっきり見えたのは1つだけどね。


かくして、初物のキリンアナハゼではなく、ときどき釣ってるアサヒアナハゼらしいな。

ま、こんなとこで、タナゴ竿でアサヒアナハゼを釣っただけでも立派なもんじゃわ!

と、私のへなちょこチョイ投げ「何が釣れるか分かりませんでスペシャル」置き竿がグイッと倒された!

足元から10mほどしか飛ばない。
ナス型オモリ1号だしね。
水深50cmくらいのとこなのに、竿がグニャグニャ曲がる! 大物だ!

いやあ、中古200円リールをキシキシいわせて、足元まで寄せるのに何度となく走られて・・・

60cmは優に超えてる大きなボラだった!

プッツン!
切られてしまった!
よく見ると、ハリ全部のまれて切られとる。

ここまでたぐり寄せられた理由は、こういうことやったんやねえ。

ま、大きなボラだけに、この話は大ぼらだと思ってくださってよろし。
証拠画像もなし。


で、話は突然変わる。

あまりに暑いので、釣りはここらで止めにして、近くの公園で涼む。

「お~っ!虫探しばかりしとる理由がよく分かったわ!」と兄貴。
「そやろ?涼しかろ?」

キマダラカメムシ


江戸時代に大陸から九州へと侵入したらしい外来種。

今も確実に北上し、分布を広げているという。
私のとこでもよく見るもんなあ。

で、この日一番の出会いであるハムシの幼虫がよく分からんのだ。


大きさ3mmくらいかなあ。
何ともハデハデな模様をされておられる。

親は地味なのに・・・

さて、ニレハムシなのか?
サンゴジュハムシなのか?

およその検討はついたのだけど、そっからがよく分からない。

どちらになっても初物だから、しっかり名前を調べてやりたいんだけどね。

そして、できることなら成虫を見たかったなあ。

この日は、キリンか?アサヒか? ニレか?サンゴジュか?

水陸ともどもに選択を迫られた1日でありましたとさ。
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イチモンジハムシに会えたっ!

2020-06-29 20:00:47 | ハムシの仲間
2020年6月29日(月)

イチモンジハムシ


大きさ8mmはあっただろうか?
大きなハムシだ。


釣りをひかえて、山散策に切りかえて、約3ヶ月。

少しずつ昆虫に興味も湧きはじめ、図鑑も手に入れ、ページをめくり

「いつかコイツに会いたいな」なんて思うようになったハムシの1種。

だって、サンダーバード2号みたいじゃもん。

3日前、ラミーカミキリが舞たったのと同じ6月26日のこと。

神社裏の池のほとりの山道のたった1本の若い木の葉に2匹いて・・・

あわてて隠れたヤツはほっといて・・・

今にも飛ばんとするコイツを


このままではいかん!後悔する!
と、葉ごと手にくるみ、その葉をちぎって(ごめんなさい)

そっと、手のひらひらいてパチリ!


また、パチリ!


また、パチリ!


おそらく、そのたった1本の若木がコイツの食草だな?

と、これ以上は書かないことにしよう。

ここは、私だけが知ってる大切な生息ポイントにしよう! ひ・み・つ!

1つは、ハムシも、魚の「タナゴ類」と同じように
ネットオークションなどで、『採って売ってる』連中がいることを知ったからである。

ま、「採って売ることの何がいけない!」と言われれば、その通り法的にいけなくはない。
野生生物を、「ペットや標本コレクションという自己満足のために」
『金を払う・買う』連中がだらしくて、いけないのだからね。

買う人さえいなきゃいい話。

も1つは、おじさんは今日広島西部まで大切な所用で出かけて
昼飯を食う時間も惜しんで、ちょっと釣りをして、虫探しもして(遊んどるがな)

疲れているのである。
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カミキリ3種:たった今舞たった!

2020-06-28 18:35:35 | カミキリの仲間
2020年6月28日(日)

ラミーカミキリ


一昨日のこと、かみさんが「シャラの花が見たい」と言う。
花のことはまったくわからん。
が、近くで咲いてるところをネット検索し、そのお寺へと向かった。

ついでに、シャラとは別名「ナツツバキ(夏椿)」とも呼ばれ、椿によく似た白い花を咲かせることも調べた。

かみさんは、シャラを見ながら俳句づくり。

私は、虫探してウロチョロウロチョロ。



カラムシのような植物にいたぞっ!

かみさん、境内近くで距離をあけてゆきずりの会話を楽しんでおられる。

ならば、アジサイの花ものぞいてみよう!


エグリトラカミキリだ!


トラをエグルなんて、タイガースファンに怒られそうな名前だね。


お気に入りの名前だけどね。

逃げ足の速いこと速いこと。



んで、奥の方へ進むと、再びラミーカミキリに会う。


今度は近くでじっとしてくれてる。


と、突然飛んだぞっ!


まさにたった今、この子舞たったのであった!

回文になってるぞ!
どっかの球団の今年のキャッチフレーズ、そっくりそのまま。
このキャッチフレーズ、どうにもこうにもピンとこないな!

さておき、ラミーカミキリの「ラミーって何だ問題」が課題となったのである。

私も「済ませることはさっさと済ませよ」と、若い人に言ってきた。
だから当然さっさと調べた。

ア.初めて論文を書いた人の名前がラミーだった。
イ.万年筆で有名なラミーの創業者さんが有名な昆虫収集家だった。
ウ.ラム酒のような(Rummy)美しさから命名した。
エ.江戸時代の終わり頃、中国から移入されたこの虫の食草の名前がラミーだった。

さて、どれだ?

答えはすぐ調べられるので書かない、という意地悪をしといて・・・

ヒント:ラミーはてっきり英語だと思っていたなあ。

「あにはからんや、あねはからんや、体重計」なのである。(何のこっちゃ!)



さておき、2人とも満足して家路につくと道路に。

ミドリカミキリの死がい


あ~、生きてるうちにきみと会いたかった!
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小さき虫たち:勝てずとも耐えて

2020-06-27 17:51:07 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2020年6月27日(土)

※6月29日:訂正追記
『KONASUKEの部屋』というとても詳しく丁寧に生き物を紹介されておられるブログの管理人KONASUKEさんから
「小さなタマムシの名前、ひっくり返ってるよ」というありがたいコメントをいただきました。
うわっちゃ~っ! 確かに反対になってます。
こういう間違いをしょっちゅうする輩です。
そして、間違いをしても懲りずに名前を調べていこうと思ってます。
KONASUKEさんのように、間違いを伝えてくださる方の存在は本当にありがたいんです。
妙なプライドなんて、私にはかけらもありませんし。
何より、安心して間違えられますし。

ということで、訂正を黄文字で、後方に書き加えておきます。


ヒシモンナガタマムシムネアカチビナカボソタマムシ


大きさは3mmもないくらいの小さき虫。


名の通り、名の通りではなく胸は赤くなく舌を噛みそうなくらい長い名のタマムシの仲間だ。


ムネアカチビナカボソタマムシヒシモンナガタマムシ


舌を噛みそうになるこの長い名の虫コイツもまた、タマムシの仲間だ。
大きさは4mmくらい。


クロヒラタヨコバイ


大きさは3mmもないくらいのセミに近い仲間。

コイツら、家の近くのゴミ捨て場横の葉っぱにいつもいる。

虫たちの説明は、よく知ってる方々のSNSに任せよう。

小さくて気になりつつ、なかなかうまく撮れないまま
撮影したとしても、なかなかうまく調べられないまま、本日お披露目。


予定してた内容を変更して書いてるのだ。
広島カープが敗けたからである。
勝つ前提で話を組み立てていたからである。

小さき虫たちも人知れず頑張ってるぞ!
弱小球団だったカープも頑張ってるぞ!

大きな虫たちに目を奪われても
金権まみれのチームにFAで主力選手を奪われても、頑張ってるぞ!


ユキノシタ


雪がつもっても、葉は枯れずに耐えているという。



コイツも、今、山影で小さき白き花をめいっぱい咲かせてる。

闘いの武器は要らない。
素のままで、めいっぱい生きてればいい。

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アカガネサルハムシとタマムシ2種

2020-06-26 17:48:19 | ハムシの仲間
2020年6月26日(金)

アカガネサルハムシ


宝石みたいな5mmほどの小さなハムシだ。


いつものゴミ捨て係ついでの散歩で、走りさるコイツを見つけて


ピントがあわないまま、悔しい思いをしてて・・・

やっと先週の土曜日、じっとおとなしくしてるコイツを見つけてワーイワイ!

タマムシの美しさは多くの人に知られているけど
アカガネサルハムシのことを、名前を、知ってる人はさほど多くないかもしれない。

体長5cmほどのタマムシと比べてみよう!


6年前、職場の垣根にたまたまやってきてたタマムシの画像を引っ張り出してみた。


どうだ!
美しさに遜色はまったくないっ!(と、私は思う)
大きさが10倍ほど違いがあるから目立つし、何よりタマムシだから、というのなら・・・



ウバタマムシはどうだ? コイツもタマムシぞ?


タマムシとほぼ大きさは同じ。


ウバタマムシも、タマムシほどにはそこらへんにおる。

コイツはタマムシでも地味だから名を知られず、相手にされずなのかなあ?

つくづく人は自分の都合で物を見、考える生き物だね。

そして、私はどっちかというと、世間にあまり知られていない生き物の方に惹かれるんだよね。
コメント (4)
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