私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

川の健康診断に参加してみた

2018-06-06 16:21:36 | 自然
2018年6月6日(水)

6月3日(日)午前中、「芦田川川の健康診断」に参加した。

パックテストを用いた簡易水質検査を流域の約20ポイントで同時に行うのである。
私はD班に加わることに。


各班、測定道具を手にポイントへとちらばる。


Dポイントは川岸へ降りられない。
そういうときは、流心へとバケツを落として水を汲む。

それにしても日本の川は、簡単に河原へ近づけない工夫がいっぱいあるなあ。

水温・pH・COD・亜硝酸体窒素・燐酸なんかを測定する。
D班には、低学年児童や園児もいる。
1つ1つパックテストを手渡して、測り方を説明。
そして、何より何を測ってるのかを説明していくのだが・・・

これが意外と難しい。

例えば、COD(化学的酸素要求量)
「川の中の汚れを燃やすのに必要な酸素の量だよ。
 だから必要な酸素が多いほど汚れてることになるよね」
「え~っ! 水の中で燃えるの?」
「いや、だからね・・・水を全部乾かして・・・汚れやゴミが残るでしょ?
 それを燃やすときに必要な酸素の量のことなんだよ。」
「ふ~ん・・・乾かしてないけど・・・大丈夫なの?」

ベテランスタッフの方を振り向いても知らんぷり・・・
しどろもどろになりながら、なんとか測定終了。

本部へ集合。
各班から、測定結果と気付きの発表。
D班は低学年さんが発表してくれたぞっ!

パックテストは誤差も大きく、個々の測定判断もまちまちなため、正確ではない。
天候や温度・水量にも大きく影響されるから、データは極めて怪しい。


怪しいけれど20年以上も続ければ、傾向が見えてきて、自然科学らしくなってくる。

釣りだって1回1回は遊びで、たまたまの釣果だけど
記録をとりつつ続けていれば、自然科学に近づいていくのかなあ・・・

と思いながら、午後からは友と川へ行くぞおっ!




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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興味深い (Blue Wing Olive)
2018-06-06 20:58:01
興味深い催しですね。
測定結果に難があっても、自然環境への関心を高めるという点で、有意義な企画だと思います。
返信する
そう思います (私魚人)
2018-06-07 07:12:06
幼児を連れて参加されていたお母さんは、りん酸の説明を子らにつけくわえられてました。
「化学洗剤にもおおいのよ。だから、うちのセッケンちがうでしょ?」 なんて・・・

すてきな光景でした。
返信する

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