私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

あたり前田の・・・

2018-08-31 15:24:15 | 日常
2018年8月31日(金)

かみさんと安売りの店へ買い物へ。

この店、在庫を抱えた卸業者から安く仕入れることを売りにしてて
他店でお目にかかれない飲み物・インスタント麺・菓子が激安価格で並ぶ。

ふと目についたのが前田のクラッカー。


幼い頃「てなもんや三度笠」というお笑い番組があった。
主演の藤田まことさんが「あたり前田のクラッカー」というフレーズを流行らせた。
番組のスポンサーが前田製菓(大阪にある)だったのである。

しかも何と発売100周年記念パッケージになっているのだ。(作りすぎたんやね)

その頃の藤田さんはお笑い専門で
とても「必殺○○人」の中村主水やはぐれ刑事純情派の主役をはる人になるなんて思いもせなんだ。

その藤田さんもお亡くなりになられた。

それくらい時は流れているのである。

今や「あたり前田のクラッカー」と言っても、知らない人は絶対に知らない。(あたり前だ!)
このフレーズは、絶滅危惧1A類に指定されてもおかしくないのである。

そうなると私は実に困る。

このフレーズをパロッて、2つの定番ギャグをかましてるからである。

1つは「あたり前田はスラッガー」
言わずと知れた広島カープのスター選手だった前田智徳さんのことである。
ん? 知らんだと!
イチローさんが最も尊敬する選手と名前をあげ、故障を抱えつつ2000本安打も放った人を知らんだと!
このギャグも絶滅危惧1B類に指定されるかもしれんではないか!

もう1つは「あたり前田のスライダー」
言わずと知れた元広島カープ(現ドジャース)のエース前田健太さんのことである。
この投手のスライダーはちょっとやそっとでは打てんのんである。
何? 大リーグ行ってからもう興味ないだと?
このギャグも絶滅危惧Ⅱ類に指定されてしまうではないか!

ということで、まずは元ネタである「あたり前田のクラッカー」を保護し
世に広く知らせんがため、買うことにしたのである。

開けて並べてみる。

大きさは思い出の中より小さい。


どれくらい小さいかよく分かるよう10台湾ドルコインと並べた。(分かるかいっ!)

食べてみた。

びっくり仰天である。
思い出の中では「ほんのり甘い」ハズなのに・・・あっさりきっぱり塩味なのである。
あくまで小粒のクラッカーなのである。

何で喜んで食べてたのかなあ? 大人向きの味だと思うけどなあ?
と、思い出がガラガラと音を立てて崩れていったのであった。

でも 「あたり前田のクラッカー」 美味しいぞっ!

と、一昨日の釣りもいい思い出になるようにとアニキがイラストにまとめて送ってくれた。


釣れたサヨリは全部で78匹。
いつものように細やかな心配りをするうまい絵を描くもんだ。
ま、アニキだものね、「うまいのはあたり前田」ね。 (ちょうどお時間がよろしいようで・・・)




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完敗じゃけど乾杯! : 兄弟海釣り合戦

2018-08-30 16:07:08 | 海釣り
2018年8月29日(水)

昨日誘い誘われアニキと海釣りに出かけた。
もちろん道具はいつものタナゴ竿と仕掛け。
思い起こせば4月に雨の中3バカ兄弟で釣りをして以来だ。

ねらうのはサヨリ。
2週間前、漁港の内湾にまでウヨウヨいたからだ。
エサはスーパーで買ったバナメイエビを1尾ずつで十分。(ハサミで細かく切って使う)

ただし、この日どこっちゃサヨリがおらん。
釣りの先客に聞いてみると
「昨日まではいっぱいおったんやけどなあ・・・」との常套句。

しゃ~ない、内湾の角で何か釣れればええよね。

と、バケツに海水を汲むなどの支度中に・・・「釣ったで~っ!」とアニキの声。

小さなマダイである。


明らかにフライイングである。
弟がチマチマ準備しとるんどお~っ!・・・と心の中で叫ぶ。

アニキの「釣ったで~っ!」は立て続けに聞こえてくる。
ウミタナゴの3連荘である。


このタナゴ竿なら結構ヒキも楽しめたやろうねえ。
やっと支度を終え、この釣りの熟練師であり、巻き返しに自信と余裕のある私。

少し離れた好ポイントへ。
何度もウキがゆっくり沈み込む。
が、一向にアワセができないぞ・・・何て日だっ!

「よし、ワシが釣っちゃるっ!」 調子にのったアニキ。

見事に小さなアミメハギを釣り上げた。


還暦過ぎたジジイ2人がキャイキャイはしゃいでる様子を不憫に思ったのか
「小さいの釣れたら撮影だけさせてください」とお願いしてたせいか(絶対後者が理由じゃいっ!)

沖へ向けて釣ってた近くのオジサンが、やけに体色の明るいカサゴを私にくれた。


釣れなくなってウロウロしてたアニキがニコニコ帰ってきた。
手にはそこそこのキジハタ。
釣りをしてた若者がくれたという。
比べてみる。


ワーン! 大きさも価格的にも完敗じゃあっ!
もらい物でも敗けとる。

せめて私がもらったカサゴがウッカリカサゴならば初めて見る魚なので溜飲も下がる。

胸ビレ条数を調べてみる。


17本やんか。きっちりカサゴやんか。(ウッカリカサゴは19本)
トホホホホ・・・ボウズのまんまやし・・・

一昼干しでもしておこうと家から持ってきた濃い塩水に浸して干物カゴへ。

「サヨリ 寄ってきだしたよ」 と、そのオジサンから恵みの言葉。

1尾だけ撮影しておいて・・・


ここからは昼飯や撮影どころではないのである。

でもって一気にアニキ宅の食卓へと話はとぶ。

一昼干しにした魚たちがコレ。


干す間もなく天ぷらの材料となったサヨリたちがコレ。


食卓へ並べられたのがコレ。


ちなみに我が家ではおすそわけの20尾ほどサヨリを天ぷらにした。
サヨリは無茶苦茶美味いとあらためて思うが、何せ暑すぎるもんなあ。

ダメ押しに、アニキが描いたサヨリのイラスト。


釣りでももらい物でも料理でもイラストでも完敗じゃケド・・・マジックも20になったことだし・・・乾杯じゃ!

今回の完膚なきまでの完敗で、最近のジャイアンツファンの気持ちが少しだけ分かった気がしたなあ。

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タイワンリザードよりタイワンタナゴのメスを・・・ : アヂアヂ台湾お魚旅⑧

2018-08-29 00:00:11 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月29日(水)

台湾2日目(7月31日) 3ポイント目の支流での続き。

「タイワンタナゴもおったよ~っ!」 友の声。
「メス?」
「いやオス」
「ふ~ん・・・メスを採ってな!」

どういう訳か台湾4度目の友も、一昨年私が念願のタイワンタナゴを釣ったときも全部オス。


「撮影終えたらメスを採りに行ってえな」 滝のような汗を流す友に愛のムチ。

「タイワンリザード無茶苦茶おったわ。藻の切れ間に見に行ってみ」 友からのカウンターパンチ。


タイリクバラタナゴの雌雄ペア。


生息域から言えばチュウゴクシマドジョウ類(中華花鰍 Cobitis sinensis )のオス。


ではあるケド、後に合流した若き研究者さんに言わせれば
「すこぶる疑わしいです。台湾固有のシマドジョウ類の可能性が高いです」とのこと。

モザンビークテラピア(莫三比克口孵魚 Oreochromis mossambicus )かな? (友の見立て)


モザンビークティラピアならば初物を釣ったのかもしれないが、友がガサで採ったのかもしれないし
ジルティラピアならば、幼魚のうちは背ビレ後部の黒い斑紋が明瞭だというし
ナイルティラピアならば、尾ビレの斑点がもっと明瞭らしいし
かといって、この3種の交雑種も多いというし、今回は不明ということに。

というのも後々、明らかにモザンビークティラピアと判定してくれたのも釣ってるからである。

その後、私は長ぐつはいてタイワンリザードの観察を兼ねてガサへ。
今回は足を痛めず、かつ、かさばらないよう安全靴(鉄板入り)型長ぐつを準備したのだが・・・
これが大失敗。
底石をけると石の衝撃がモロに足指に伝わって相当痛い。
何のための鉄板じゃ!(ガサのためではないわの)
この日の渓流域ですでに右足親指のつめが内出血なのだ。

とりあえずタイワンリザードの観察。
「ウジャウジャおるやんかっ!」
タモ網一発で5,6匹は楽に採れるやんか。

あまりに呆気なく、友が採り損ねてるだろう魚に狙いを変え1発目。

スイシャハゼ(明潭吻鰕虎 Rhinogobius candidianus )を採る。


なんでこんな普通種のヨシノボリを友は採れないんだろうね? と不思議がってると・・・

「採ったよお~っ! タイワンタナゴのメス~!」


流石なのである。
2人とも初めて実物を目の前にして・・・「地味すぎるなあ~っ」と、なんか少し消沈しつつ・・・
途中何度もバケツの水替えをしつつ、撮影後はもちろんすべて放流してっと・・・

とっても気になるので、この支流を少しさかのぼってみることにしたのであった。
友との旅は本当に楽しいなあ。


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クチマガリもハナマガリも・・・もあれこれと : アヂアヂ台湾お魚旅⑦

2018-08-28 10:56:00 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月28日(火)

台湾2日目(7月31日)の続き

渓流へたどり着く前に見つけてた支流へ。


上から見ただけでウジャウジャと魚たちが見える。
川へ降りる階段もある。
至れり尽くせりだ。

友は早速胴長をはいてガサへ。

私は猛暑を避け、長ぐつでパシャパシャと橋の下に行って淀みでの釣り。


釣れるのはティラピアが少しだけ。

その間にも上流域から
「うお~っ!」だの「わあ~っ!」だの・・・歓喜の雄たけびが聞こえる。

興奮と滴る汗で紅潮した友が戻ってきた。
私のバケツに移しかえることに。


「いろんなんおったで~っ! タイワンタナゴもタイワンリザードもおったで~っ! 」

追星の出たタイワンハナマガリ(台湾石賓 Acrossocheilus paradoxus ) 一応台湾固有種というとこで。


この大きなサイズがタモ網で次々採れるくらい魚影が濃い。


クチマガリ(台湾白甲魚 Onychostoma barbatulum


ハナマガリもクチマガリも初めて採る成魚で、友は大喜び、子どものようにはしゃいでる。

ニホンコシマガリ(日本腰曲魚人 Nipponia mourous ) 外来種。


これは私が撮った。
水中撮影をしてる時の友はまるで川の中の徘徊老人だ。(冗談です) 続く

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渓流でタイワンリザード(纓口台鰍Formosania lacustre)に・・・ : アヂアヂ台湾お魚旅⑥

2018-08-27 07:32:45 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月27日(月)

タイワンリザード(纓口台鰍 Formosania lacustre )の稚魚。


友が採り、台湾で初めて採った嬉しさに撮影に時間をかけまくってた。


台湾2日目(7月31日)

渓流へ向かう。


水が澄んでいて日本の川の上流域そっくりだ。
以前行った台湾の中南部では渓流域でも丸く削られた頁岩が多く
そのために灰白色ににごってたところばかりだった。

ここはきっと川底は火成岩だ。ゴツゴツ角張ってる。

それにしても午前中だというのに無茶苦茶暑い。

ヒゲナガカワトビケラを採集してエサにする。

苦労してやっと釣れたのがタカサゴオイカワのメス1匹。


オイカワというよりハスに似てる。
撮影ケースから飛び出して川へと去ってった。
くっそ~たれいっ! 

その間にガサで友が採ったのがタイワンアカハラとタイワンハナマガリの稚魚。


そしてオタマジャクシ。


と、最初のタイワンリザード。

魚が少ないし、釣りにくいし採りにくい。
こういう時は下流域へとすぐ移動するに限る。

来る途中見つけてた良さそうな支流へ早く行こうじゃないか。
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宿の前の水路はウジャウジャと : アヂアヂ台湾お魚旅⑤

2018-08-25 08:30:06 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月25日(土)

台湾初日(7月30日) 予約してた宿へ向かう。

いつものように見つからない。
スマホを持たない・使えないこのコンビは、いつの日か野宿ぞ。
ポイント地点を右折してグルグル3周、左折してグルグル2周・・・
田んぼだらけの中にこぎれいな建物がアチコチある。

え~い! 人に聞いちゃるわいっ!
2人組のおじさんのうちの1人が知ってて指をさす。
そっち方向にはいくつも建物見えるやんけ、とうろたえてたら
も1人のおじさんへ宿を伝え・・・
「OK! ついておいで! 連れてってやるよ!」 とバイクへまたがる。

お~っ! 
左折してグルグルしてたときに、あまりにきれいで見逃してた建物だ。

3階建て・大きなツインベッド・エアコン・冷凍冷蔵庫・洗濯機・TV・コーヒー飲み放題・・・


至れり尽くせり、朝食付きでおよそ2000円ほど。
しかも朝食はサンドイッチか伝統食を選べるのだから最高だ。

ただし、まわりは田んぼで食堂もコンビニまでも遠いからね、ちょっと不便。


台湾2日目(7月31日)

朝食前に2人でタナゴ竿を手に、宿のすぐ前に流れる水路へと散歩。


ウジャウジャおるどおっ!
いろいろ釣れるどおっ!


何のことはない。
キンクコングパロットファイアはさておき
昨日アチコチ回ってガサしたり釣りしたりした魚たちがほぼそろってるのであった。

もう1泊するからね。
明日の朝、きれいな水で撮影することにしよっと。





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クララはどこ? : アヂアヂ台湾お魚旅④

2018-08-24 08:18:21 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月24日(金)

台湾初日(7月30日) 3か所目はダム湖下流の水路。


友はガサ(画像左)へ、私は合流点の流れ込み(同右)の橋の上から手を伸ばして釣り。

釣れるのは、外来魚の類小䰾(レッドチークバルブ)Puntius orphoides ばかり。


昨年の夏、本来の生息域に含まれるタイのチェンライで苦労して釣ったときは興奮したケド
「お前、こんなとこにもおるんかいっ! こんなに簡単に釣れるんかいっ!」と興ざめ。

帰国後、「台灣淡水及河口魚圖鑑」で調べてみる(今回の内容はほぼこの図鑑に従うことに)と
「北東部の某都市周辺で多く見られる」とのこと・・・なるほどね。

「ヒレナマズを初めて採ったわ! 小さいケド」 とガサを終え、笑顔の友。

友は、早速撮影をはじめた。

䱗條(カワイワシ)Hemiculter leucisculus 在来魚


類小䰾(レッドチークバルブ)Puntius orphoides 外来魚


吉利滋鯛(ジルティラピア)Tilapia zillii かな? 外来魚


琵琶鼠(ロリカリアの仲間)Pterygoplichthys sp. 外来魚


大肚魚(カダヤシ)Gambusia affinis 外来魚


と、カワイワシ以外は外来魚オンパレードなのである。

そんな中で、在来魚である鬍子鯰(ヒレナマズ) Clarias fuscusを採ったのだから嬉しいに決まってる。

釣りをやめ、撮影してるハズの友のところへ。
ん? 様子が変じゃ? 草むらにしゃがみ込むように何か探しとるわ。

どうやらヒレナマズがバケツから脱走したらしい。

まるでアルプスの少女ハイジが友達を探してるみたいに見えた。
「クララはどこ? クララ? クララ・・・」

ちなみにヒレナマズの通称がクララであることは言うまでもなく
画像が掲載されてないという状況であることも言うまでもないのである。




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砂浜担当グループ成果は? : 海辺の生き物採って見る会 final

2018-08-23 09:04:13 | 海水魚
2018年8月23日(木)

どうやら砂浜での生物観察グループは
キャイキャイと海水浴と砂遊びを楽しむリゾート組と
水中マスクをつけタモ網を手に獲物を探すハンター組に分かれていたらしい。

宿舎に戻り、干物を適当に大小に分け、干し終え


再び海へと向かった。


砂浜でタナゴ竿を出してみる。
おなじみであるヒメハゼが釣れた。


これでタナゴ竿による磯・波止・砂浜の3点釣りをすべてこなしたことになる。
トライアスロンに劣るとも勝らない見事なものではないか! (自慢にならんな)

さて、ハンター組の成果は


漂う枯れ葉と見間違うようなコショウダイの幼魚(左上) (光の加減で模様が少し見えてるのがいいねっ!)
水面を素早く群れで移動するトウゴロウイワシの幼魚(左下)
砂底にじっとまぎれて見つけにくいイシガレイの幼魚(右)

この成果を見ても、この連中が水中の上下左右をくまなく観察してることがわかる。
親近感がわいてくる。

後は、晩飯食って、寝て、朝飯食って、きれいに掃除して帰るだけだわ。


そろそろアヂアヂ台湾お魚旅の話の戻らんとね。







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アカカマス(釣査175種目)に中学生ビビる! : 海辺の生き物採って見る会にて 2日目③

2018-08-22 23:45:55 | 海水魚
2018年8月22日(水)

海辺の生き物採って見る会2日目の午後の続き。

波止の釣りグループの中に1人だけ言うことを守らない中学生がいた。
私が渡した仕掛けを持参した投げ釣り用の竿につけ、深い所へポトンポトンと投げていたのである。

サヨリの行動習性を見てもらえるいい機会なのになあ・・・残念!
釣れんやろなあ、ま、粘っとるけえ、も少し様子を見ようかしらん、と思ってたら

「師匠、釣りました! サヨリ釣りました!」と波止の遠くから駆けてきた。

「やったなあ! どれどれ? ん・・・? こらあお前っ! カマスどっ!」


早速撮影に入ることに。
カマス(アカカマス)の若魚である。

(追記:第1背ビレと腹ビレの位置からアカカマスと判断しました。8月26日)

その間、中学生黙ったまま身じろぎもしない。
どうやら初物に興奮して大声になった私の剣幕に、かまされると思ったらしいのだ。

しばらくして、この魚の名前がサヨリではなくカマスだと分かり
私が怒ってるのではなく喜んでるという状況がつかめたらしく・・・

満面の笑顔を浮かべ、バリバリ釣りを再開するのであった。

計3尾を釣りあげた。


一夜干しにしておくことにした。
家族への土産に持って帰りたいと彼は言い張った。
自慢したいんやね。
ラップに包んで手渡した。
私は、みんなで食べようと主張したんだけどね。

ま、正式ではないが、私の仕掛けで釣り上げたのだから175種目にしてもよかろ?

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サヨリ(釣査174種目)に奪目 : 海辺の生き物採って見る会にて 2日目②

2018-08-21 23:53:23 | 海水魚
2018年8月21日(日)

海辺の生き物採って見る会2日目の午後のこと。

「昼食後、海水浴場で水中観察するグループと波止で釣りするグループに分かれます。
 釣りグループの面倒見てやってくれませんか?」 と、知人から頼まれた。
もちろんOKである。

となれば波止の下見だ。
中高生たちをボウズだらけにするわけにもいかない。

飯も食わず、おむすびをポケットに入れ、一人出かけた。
誠実・堅実・確実・着実をモットーに生きてきた男なのである。(ウソです)

波止へ歩く途中でペットボトルを拾い、海水を汲んでおく。
万が一、下見中に初物の魚が釣れたときの準備だ。
沈着冷静・用意周到をモットーに生きてきた男なのである。(ウソです)

波止へ着く。


「うわっ! サヨリが群れとるわっ!」 奪目だ。すっかり目を奪われてしまったのだ。

まだ、タナゴ竿を使っての海釣りは3年目。
サビキを使って沖の方で釣られている方々と出会ったことはあるが
満潮が近づいた波止の足元に群がっとるサヨリは初めて見るのである。


冷静さも周到さもすぐに失い、オロオロと生きる男なのである。
震える手でバナメイエビの細切れをハリにつける。


タナゴウキのウキ下を30cmほどにして投入。
鮮やかなシモリウキをつつきに何尾も近づいてくる。
そのうちエサがフッと消え、仕掛けが走る。

「食った~っ!」


震える手でこぼしながらペットボトルの海水を撮影ケースへ。

タナゴ釣りによる174種目となるサヨリである。


バケツに移して背面のお姿を。

それにしてもタナゴ仕掛けで釣れるとは思ってもみんかったわ。

下側の口のきれいさはウミネコを思い起こさせる。


続いて投入・・・また食った~っ!


もう中高生たちの釣りグループどころではないのじゃ!
次々と釣れるし、だんだん大きくなってくし・・・
何より満潮の今しか釣れんかもしれんではないかっ!
呼びに宿舎に戻っとるうちに群れが去ってしまったら、もう楽しめんではないかっ!

不誠実・不確実・卑怯・自分勝手に生きる男なのである。


「師匠~っ! 釣れますかあ~っ!」
「んっ!・・・あ~、まあまあやなあ・・・」 あかんっ! 中高生らやってきたがな・・・

と、ここからは釣りグループの世話をしっかり焼いて、全員無事に釣りができて・・・めでたしめでたし。

ひとしきり釣った後、一人宿舎へ早めに帰り干物作り。
翌朝みんなで食べようと企んだのである。(何尾か飲ませて死なせてもうたし・・・)

ちなみにサヨリは、サンマやメダカと同じグルーブであるダツ目の魚。
以前、新潟から「メダカの佃煮」を取り寄せたことがあるが、
メダカやサンマと同じ独特の匂いと苦みがあると思ったな。

釣った手ごたえもほとんどなく、もうこの先釣らんでもいいかもしれんな。




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タイバラ専用90cm竿を手に磯へ: 海辺の生き物採って見る会にて 2日目①

2018-08-20 23:21:02 | 海水魚
2018年8月20日(月)

海辺の生き物採って見る会2日目のこと。

この日の午前中は一番楽しみにしてた磯の生物採集なのである。
この地域あたりが県内で最も多くの種類の海水魚がいるらしいのである。
「イソハゼが見たい。ニジギンポでもいい。キヌバリもひょっとして・・・」
タモ網とバケツを手にした中高生たちとともに
ワクワクしながら、私は90cmタナゴ竿を手にゾロゾロと磯へと向かった。

普段タイリクバラタナゴ専用にしてる竿と仕掛けだが
潮だまりの魚たちにどれくらい通用するのか楽しみなのである。

生息環境も変化に富み、とてもいい。
古い突堤をはさんで海水浴できる砂浜と天然の磯にわかれてる。
とても小さいが流入河川もある。


唯一心配なのは中高生たちがタモ網でワイワイして、静かに釣りをさせてもらえないこと。

「ここの潮だまりはワシがもらったぞおっ! 誰も近寄んなよお!」
さっそく高らかに独立宣言をした。
「ハーイ! わかりました」(あいつら最初だけいい返事して、すぐ忘れるケド)

トホホホホ・・・釣れたのは
小さなドロメ




小さなアカブチムラソイ




小さすぎて釣ったところを撮ってると死んでしまうアカオビシマハゼ


普段出かけてる釣り場よりはるかにつまらない。
潮が小さいせいもあったのかもしれない。
7月の豪雨の影響なのかもしれない。

ま、本音を言えば、釣れない一番の原因は度重なる中高生たちの訪問である。
「これは何という魚ですか?」 潮だまりで採った魚を見せつつ質問をしてくるのである。
「ドロメじゃね。ハゼの仲間で・・・」
これを何回くり返したことか・・・
そして、私専用の潮だまりへもタモ網がズカズカとやってくるようになる。

それでも集団での採集力は見事なもので、私が釣った3種はもちろんのこと
イダテンギンポ


アイナメ




イソミミズハゼ(?)の幼魚


なんぞも採ってきてた。

知人は小さな川の河口あたりで
ビリンゴ


チチブ


ミミズハゼ(?) イソミミズハゼとの判別が・・・


アベハゼ


なんぞも採ってきてた。

いずれにしても結構日頃からのお馴染みさんばかりで、少しずつワクワク感はしぼんでいくのであった。




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ヘビギンポなど : 海辺の生き物採って見る会にて 1日目

2018-08-19 23:57:30 | 海水魚
2018年8月19日(日)

ヘビギンポである。


体長3cmほどの未成魚みたい。
大きくなっても体長5cmほどだそうだ。
3つに分かれた背ビレが面白い。
西日本ではごく普通に見られるらしいが
私の住んでる付近の海で採ったことのない魚である。
図鑑でしか見かけたことがないのでとっても興奮した。

釣れない釣りに飽きた中学生さんがガサで採ってきたのである。
「何やろか? 大先輩に聞いてみ?」と海水魚に少し弱い知人が振ってくる。
「う~ん? 初めて手にとって見るケド・・・ヘビギンポに仲間ちゃうか?」とあいまいに答えておくことに。

「あ~、この辺ヘビギンポ多いんですよ」と研修会のサポーターさんの言葉にホッとする。

実は、昨日まで知人に誘われ、2泊3日の日程で20数名の中高生に混じって
ちょいと遠くの海辺で磯や波止や砂浜で遊んだのである。

アヂアヂ台湾お魚旅も早めにまとめておきたいのだが
せっかく中学生さんが聞きに来てくれた魚である。
こっちの話をパパッと終わらせといてからにしよかな?

1日目
宿泊施設到着後、昼食を終え、施設の船で小島へ移動。




今は公的に使われてない船着き場でタナゴ竿とタナゴ仕掛けで超小物釣り大会開催。


エサはケチっぽくバナメイエビの欠片。
真新しい海水浴場が隣接していて波止も新しく魚たちが定着していそうにない。

小さなシロメバルの群れが見える程度。
案の定何も釣れないままの時間が過ぎる。

と、粘ってた中学生が小さなシロメバルを釣った。


胸ビレの条数が16本しか見えないケド、シロメバルだと思う。
ほめにほめたぞ。
昼間潮の流れにのってるときに釣れる魚じゃないもんな。

ヒガンフグがひっかかって釣りあげた女子中学生もいた。


手放しでほめまくったぞ。
「すごい! えらい! お見事じゃ!
 毒があるけど、ちゃんと調理してもらうととっても美味い高級魚だぞお!」
昔から女の子に甘いと言われ続けたクセが抜けない。

釣りに飽きた若い衆はタモ網で波止の上からタモ網を振り始める。

「これ何ですか?」と持ってくる回数が増えてく。
「コシマガリモエビだよ。緑色だからアマモやミルなんかについてたのかな?」


「これ何ですか?」
「これも茶色いけど、コシマガリモエビだよ。茶色い海藻についてたんだね」

「これ何ですか?」


「う~ん・・・何じゃったかなあ? モクズショイでもクモガニでもないし・・・」
後で思い出した。
ヨツハモガニである。
アマモ場あたりでは、コシマガリモエビとヨツハモガニはセットで覚えたハズなのに。

他にもケフサイソガニやカニダマシなんかも・・・
魚を採ってこんかい! と思ってた時にヘビギンポだったのである。

遠征してた高校生が持ち帰ってきたのがイカと大きなサザエ。

イカはコウイカの幼体かな?


サザエは没収しておこうかな?
漁業権もあるだろうし、勝手に採るわけにはいかないもんな。

と、午後3時を過ぎた頃、急に空は掻き曇りてゲリラ豪雨。

屋根付きの休憩所にギユーギューになって避難。

私に席を譲ってくれる優しい若い衆たち。
と、豪雨から避難したのは人間だけじゃなかったんだよね。

私の腕にアオバハゴロモが舞い降りた。


30人近い人間の中から私を選んだ愛い昆虫である。
空想上の天女の羽衣よりも現実のアオバハゴロモの方がご利益があるハズ。

ほれみ。小1時間後雨もやみ、無事宿泊施設へと戻してもらえたのであった。
ワハハハハ・・・。
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キングコングパロットファイアー(釣査173種目) 奇天烈を釣る! : アヂアヂ台湾お魚旅③

2018-08-16 00:11:46 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月16日(木)

・・・キングコングパロットファイアーを釣ってしまった。


とても観察ケースには入らない太さである。

台湾北東部初日のダム湖の排水路で。


赤いのがフラフラと私がスタンバイしてた右岸側へとやってきたのだ。

「パロットファイアやっ! 釣んなさんなよ!」 と、隊長の声。

どうしてそんなことを言うのかも思考停止状態で、手が勝手に動く。
エサをそっとコイツの前に・・・ムズムズ・・・パクッ・・・食った!
なんか金魚のような食いつき方だ。



やたらと重いだけ。

竿が折れそうだ。
道糸をつかみそっと上げ、折りたたみバケツへ。


何とも奇天烈な顔つき・体つきである。
まるでぶよぶよメガらんちゅうである。


「こんなのがおるんかい?」 
「熱帯魚屋さんで売っとる観賞魚を誰かが放したんや」 と苦虫をかみつぶしたような隊長。

帰国後調べてみた。
中南米原産のシクラソマ・シンスピルムとフラミンゴシクリッドの交雑種らしいのである。
つまり神の手ではなく、人の手によって作り出された魚なのである。
つくづくと人は様々なことをする。
品種改良に燃える人、買って飼う人、放つ人、そしてソイツを釣る人・・・

極端にバルーン化した体型と三角形をしたおちょぼ口の人気者らしい。
が、釣っといてなんだが、ちっとも可愛いとは思えない。
数日後、たまたま台湾の熱帯魚屋さんで売ってるのを見たケド・・・
正直こんなのが水路に泳いでることに少しおかしな気分になった。
やはり釣れないままが良かったのかもしれない。

その夜、メールで画像も送らんまま兄に報告。
兄は自分で調べてイラストにしてくれていた。


これがまた、何ともソックリやないの。

まるでキツネに包まれた気分に
そうマジシャンにでもなったような気分になったのであった。

ん?
マジッシャンになった?
マジックさんになった! (苦しいダジャレやねえ)
そうっ!
広島カープ マジック32 なったどお~っ!
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圓吻鯝(和訳 マルクチワタカ)を苦心惨憺釣る(釣査172種目) : アヂアヂ台湾お魚旅②

2018-08-15 06:03:33 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月15日(水)

台湾北東部初日、暑さに配慮してくれた隊長はダム湖の排水路へ。


釣りをさせてくれようとしてるのである。

「釣りしかせんけんね!」と宣言し、日本から胴長を持ってこなかったのである。
鉄板入り安全長ぐつと速乾性の長パンツとタモ網2本は積み込んだケド・・・(楽してガサする気なのだ)

水路にはいろんな魚がウヨウヨ・・・

すぐさま私がティラピア類を立て続けに釣る。




さらに私が粗首馬口鱲(タカサゴオイカワ Opsariichthys pachycephalus )を釣り上げた。


ちなみに台湾にはオイカワの仲間が3種類生息しているが、割と数多く分布してるのがコイツ。

隊長は釣ったことのないヘミクルターや壁面の藻類をはむ得体の知れぬコイ科魚類をねらってる。
ねらってはいるがティラピアたちが邪魔をする。
ティラピアが釣れないようピッピッ、ピッピッと早合わせ。

「そんなんで釣れるんかいな?」と思いつつ、撮影を済ませた頃・・・

「やった~っ!」という隊長の声が聞こえた。

な、なんと、得体の知れぬコイ科魚類を釣っとるではないか!


釣った証拠写真も撮らずに、すぐ撮影ケースへ入れ、丁寧に丁寧に何枚も記録撮影を始めておられる。

後々調べると、初物の圓吻鯝(和訳 マルクチワタカ Distoechodon tumirostris )172種目。

昨年の夏もそうだった。
一人ナギナタナマズを2尾釣り、私は釣れぬまま。
心の中で、ねたみ・そねみ・ひがみ3姉妹が目を覚ましたぞ。

もうコイツの通り道に一点集中しましたよ。
そして、釣りましたよ! 

できれば自力で釣った魚増やしたいもんね。



何ともユーモラスな顔つきである。
オス馬がフレーメンしとるような上唇のたるみがカワイイ。


この口で付着藻類こすり取って食ってるんだなあ・・・

口と目以外は日本のワタカによく似てる。
中国大陸と台湾に生息するクルター類の親戚筋なのである。

さらに怪しい・・・
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台湾北部着陸! 最初の川は・・・ : アヂアヂ台湾お魚旅①

2018-08-14 08:44:54 | 夏の台湾の魚たち
2018年8月14日(火)

今日からボチボチ7月30日~8月8日の9泊10日で出かけた台湾での備忘録を書く。
なかなか気が進まないので、今年の冬までに書ききればよしとしよう。

友を隊長とした海外へのお魚旅も今回で6回目。
始めた頃は、長年保護繁殖活動をしてる淡水魚のルーツや近縁種の生息域をたどるのが目的だった。
次第に、島国日本の淡水魚類が辺境の地に生息する限られた種類であることを感じ始め
大陸に生息する淡水魚類の豊かな多様性に魅入られていった。
そして、この頃は「日本では見ることのできない魚が見たい」というお気楽旅になってしまった。

候補地はいろいろ検討し、タイと台湾に絞られた。
最後は「タイの航空運賃がかなり上がっとる」ことが決め手となり、台湾へ。
旅費全込み10万円を超さない貧乏旅が好きなのだ。

なお、念のために書いとくが、他国での魚採集である。
やたらめったら採集しない。
流域ごとに1種類に2~3尾ほど採り、記録撮影すれば十分。
撮影後は、その場で放流。
国内での魚採りと同様に気配りするのはマナーとして当然である。
遊ばせていただいてるんだもんな。

ついでに書くと、酷暑の日本と同様に台湾の夏も暑い。
よほどの体力自慢でも夏の魚採り旅は止めた方がいいかもしれんぞ。

体力のない神経痛持ちの私は、ほぼほぼ釣りと見学に終始した。
持たんもん。

さて、関空から桃色の飛行機でテイクオフ。


レンタカーを借りて、行き当たりばったりで出会った最初の川。


良さそうな川だ。
両岸のボサもええやんけ。
川へのアプローチも楽勝だし・・・
「こりゃあ、しょっぱなから縁起がいいね」

と、確認に行った隊長が長々と橋の上から眺めとる。
「ヘミクルターが群れとるけえ、記録とっとくわ」と、撮影を始めた。


こうなると長引くことを知ってる私は河原へ降りる。
ヘミクルター(Hemiculter leucisculus 台湾名:白條など 和名:カワイワシ)と
岸辺近くに外来種のティラピア類とカダヤシがわんさかわんさか・・・

「釣ったことのある魚ばかりや。他の魚がいてもまずティラピアが群がるけんね・・・」と、しょんぼり。

隊長も暑さのせいかガサをあきらめ、あてもなく次のポイントへと車を走らせるのであった。




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