私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アブラハヤ Rhynchocypris lagowskii steindachneri :釣査265種目

2022-11-30 09:45:52 | 純淡水魚
2022年11月30日(水)

アブラハヤ Rhynchocypris lagowskii steindachneri

20220618

タナゴ竿・仕掛けで釣った265種目。

6月の話で恐縮なのだが・・・
昨年お手伝いした若い研究者さんから
「また、協力してくれませんか?」
「今度のポイントは釣りの方が確実なので、ぜひ・・・」と誘われたときのこと。

若い研究者さん、昨年ずっと1人でアブラハヤの分布の西限流域辺りを調べて回っていた。
そのとき1度だけ手伝った話の一部は👇
混在流域に至る!:B線上のアブラハヤ④ 

その研究が一段落し、研究に差し障りがないよう当人に確かめ、許諾をもらった上で書いているので遅くなったのだ。
私の釣りは年寄りの趣味に過ぎないから研究内容には触れない。
当初からのブログのテーマに沿った遊びの釣りだもの。

このポイントでは、タカハヤが数尾釣れた後、岩陰で立て続けに2尾釣れた。


タカハヤとの違いはしっかり判別できるようになっていたものの、初めて釣っただけに震えた。
最初の1尾の尾びれが少々奇形になっていたことにも気づかないくらいに。
何せ私の暮らす広島県には生息(自然分布)していない。
ガセネタに翻弄され県内をうろついたことも幾度かあったし、他県の方から誘われて出かけたこともあった。
でも、一度も釣れなかった。

それが立て続けに釣れたのだ。
2尾目はかなり大きくて、フォルムも美しい。(と後で気づく)


3尾目を釣り上げた頃


研究者さんがガサから戻ってきた。
「想定したより良いポイントがありました!」

その中から若魚だけ選んで撮影させてもらった。


サンプルは私の釣った3尾も含め、10数尾。
過不足なくあっけなくそろったこともうれしかったな。
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ソバ Fagopyrum esculentum :紅白そばの花

2022-11-28 10:26:48 | 植物
2022年11月28日(月)

ソバ Fagopyrum esculentum

20221010 花径6mmほど

湿地帯や田んぼ周りを散歩中、遠くに赤い畑が見えて


好奇心に駆られ足をのばすと、何とそこは知人のそば畑。
数年ぶりの旧交に互いに笑顔。
「畑でも田んぼでも湿地も自由に踏み込んで見て行っていいよ」とのこと。
「赤そば」は今年試しに植えてみたそうだ。

じっくり見させていただいた。


ソバがタデ科の1年草ということはなんとなく知ってはいた。
ただ、ソバの花が、こんなかわいらしい5弁の花だとは知らなかった。


この「赤そば畑」は、どうやら「高嶺ルビー」という品種らしくて
「蒔いた種の価格は高かった」
「収穫の手間ひま考えたら、今年は観賞用として楽しむ」とのこと。

ほんの少し「白花のソバ」も混じっていて

それもまた趣があっていい。

ソバは、日本には農耕文化がはじまった弥生時代の初期頃に伝搬された作物みたいだ。

私は麺食いだから、そばも大好物なのだが・・・
西日本では店も少なく、味と価格が釣り合っていないケースもあったりと
どうしてもコスパの合う「うどん屋」へと足が向いてしまう。

サクラソウやコキアの花畑も紅葉狩りも美しい。
が、じっくり観察すると「赤そばの花」も本当に美しいと感じた一日。
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山装う

2022-11-27 08:42:20 | 自然
2022年11月27日(日)

山装う

20221111

イロハカエデの紅葉やイチョウの黄葉など、このシーズンの名所は混雑しているみたいだ。
混雑も名所もあまり得意でない私は、地元の里山の多様な色づきの方が好きだ。

この時期、山道を散歩してると、いつも顔を出してくれるジョウビタキが好きだ。


庭にもやってくる普通の小鳥だけれど、愛くるしい。


「山粧(よそお)う」とは、秋の訪れとともに山々が色づく様子のこと。


どこでも見られる普通の景色だけれど、こんな景色こそが日本特有の自然美なんだと沁みてくる。
観光地の紅葉の人工美もそれなりに美しいのだけれど・・・
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ニホンアカガエル Rana japonica :4年ぶりの登場!

2022-11-25 09:28:15 | 爬虫類・両生類
2022年11月25日(金)

ニホンアカガエル Rana japonica

20221015 70mmほどの成体


田んぼの生き物調査を手伝った日に出会った。

日本固有種、本州から九州にかけて分布している。
ただ、私の地域では近縁種のヤマアカガエルに比べ、出会う機会の少ないカエルだ。

この日、他の生き物調べで忙しく、撮影も雑なまま終えた悔いもあって・・・
陽気のいい後日、近くの別の湿地帯を散策することにした。

湿地周りの山道に飛び出してきた。


岩の上でのんびりしていた。


木柵にもいた。

20221018

田んぼ周りの水路をコンクリート製にすると産卵場と生活場が分断される。
圃場整備された田んぼは冬になると乾燥化が進み、冬眠できにくくなる。
そもそも市街地の田んぼ自体が減っている。
ヤマアカガエルより人里近くの平地で暮らしているコイツには生きにくい世の中になっているんだよな。
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アカタテハ Vanessa indica :アサギマダラを添えて

2022-11-23 10:24:35 | チョウ・ガの仲間
2022年11月23日(水)

アカタテハ Vanessa indica

20221016 前翅長40mm弱

フジバカマに吸蜜に来るアサギマダラを見ようと山道散歩中、とまってた。
このアカタテハ、あくまで私の感覚に過ぎないが、秋になるとよく見かける気がする。

よく似ているヒメアカタテハが春夏とあちこち飛び回っている頃にはあまり気付かない。

触角の先端が白点になっているのはタテハチョウ科の特徴らしい。


学名からもわかるように、分布域はインドからオーストラリアと広い。
国内でも普通にみられるらしいのだが、今年私は秋になってやっと出会った。
いつもカメラもって市内を散歩しているのにね。

この日、まだ旅立っていないアサギマダラも数頭いて


長距離移動をする旅蝶の翅はやはり大きいと感じた。


その2週間後、またこの山道歩いていたらアカタテハはまだいた。

20221031

いたけれど、後翅はかなり痛んでいた。
温暖な瀬戸内にもそろそろ冬が近づいている。
それなのに、まだ旅立とうとしないアサギマダラが1頭。
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