私魚人(あいうおんちゅ) ~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。もう、胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ。何種釣れるか?

2×ダブル・ブックィング :エピローグ・総集編

2017-11-15 19:10:39 | タイの魚たち
じゅくし柿のジュレをバタートーストにのせてかぶりつきながら・・・・・・・(スーパーの安売りも同時チェ~ック!)


3ヶ月かけてたどり着いた「タイのチンマイ魚捕獲隊」 のラストじゃあ!
パチパチパチパチ・・・・・・
「えっ? 前回で終わったんじゃないんですか?」 という人は、まだ読み方が甘い。
私は「本編 終了」と書いとるんである。
本編とは「魚捕獲」のことなのである。
魚捕獲以外のこともまとめとかんといけん。 (めんどくさいオッサンやね)


「タイのチンマイ魚捕獲隊」9日目(2017年8月7日・月) 

タイの淡水魚たちを十分体感し、体の栄養とした我々は、
この日、脳みその栄養を求め、チェンマイで一番大きな本屋さんを訪ねるのである。
何せ昼頃には空港へ行かんといけん。
釣り道具もガサ道具もパッケージしとかんとね。

「分かりやすい写真入りの図鑑、出とったらええなあ」 もうワクワクもんである。
本屋の開店30分前に到着。
開くやいなや2人とも飛び込んだ。
1冊しかない場合もおおいにありうる。
隊長もクソもないのだ。
手にしたもん勝ちなのだ。

ところがなんぼ探してもそれらしき本はない。
あったのはイラストとタイ語で書かれたこの本だけ。


「タイ語は読めんけんなあ。絵もいまいちやし」
「魚もあんまり種類はのっとらんみたいやで。持っとる気もするし・・・・・・」
ブツブツブツブツ・・・・・・2人ともガックシ頭をかかとまで落としたのである。
「ま、ワシ買うわ。安いし、記念になるし」 と私。
「ほうか。ワシも買おうかの~、持っとるかもしれんケド」 と隊長。

日本へ帰り、本棚へ。そこには全く同じ本が・・・・・・あった!
そういえば、以前だれかが旅のお土産にと、くれたような気がしてきたぞ!
私の趣味を知ってる人たちは、その地の淡水魚図鑑をくれることが多いのである。
ダブルブックィングである。

その後、隊長からも連絡が入る。
「ワシ、やっぱり持っとったわ。前、観光旅行で来たときに買ったわ」
「あ~っ! あのお土産、隊長のんですかあっ!」
隊長もダブルブックィングなのである。

私は、もらったことも、くれた人のことも忘れ、
隊長は、買ったことも、人にあげたことも忘れとるのである。 (もう2人ともこの本忘れんな)

とりあえず、この本のタイトルの一部が
「川の魚」とタイ語「ปลาแม่น้ำ」で書かれていることだけはグーグル翻訳で分かったケド、
どこまでが1文字なのかも分からずに、それ以上すすんどらんもんね。

さあ、上海へ向けてテイクオフ・・・・・・ランディング。 (飛行機も文もとびますな)
1週間前に泊まった宿へ、簡単な道なのに・・・・・・また迷う。
2人とも疲れてて、1つ手前の角を曲がってしもうた。

「タイのチンマイ魚捕獲隊」10日目(2017年8月8日・火) 

上海では、肉まん・野菜まんを食いつつ、地下鉄で

を見に行く。

日本の科学が最先端で、「中国はどうもねえ」なんて思ってる人、とんでもないぞっ! とだけ書いとく。
もちろん古き時代と最新の技術とが渾然としてる国かもしれんケド。


旅の終わりが近づいてきた。
「あ~! 楽しかったあ! 帰りとないわあ~!」
「また、どっかに行こうやあ~!」なんて思うのである。

タイにいる人たちにとっては「チンケなどこにでもいる魚たち」だったのかもしれん。
日本から巨大な怪魚を求めて冒険の旅に出ようとする人たちにとっては
「年寄りたちのママゴト遊び」のように思えるのかもしれん。

いいのだ。
二度とない体験をして心から感動したのだから・・・・・・

最後に、「チン捕隊」の釣った魚たちのリストをあげ、この旅をしめくくることにしよう。


(間違えとるかもしれませんが、ご容赦のほど)



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最期の一魚:お~エンディじゃ!終焉編

2017-11-14 21:39:15 | タイの魚たち
まだ「タイのチンマイ魚捕獲隊」を書いとるのである。
「すっかり飽きたわいっ!」 と言ってるそこのキミ!
書いとる方は、もっと飽きとるのかもしれんのんである。

もうしばらくつきおうてつかあさらんかの? 

「タイのチンマイ魚捕獲隊」8日目(2017年8月6日・日) その⑤

最期の一魚なのである。
このポロプンティウスAくんが旅の最期の釣魚なのである。


この1匹に至るまでは、聞くも涙 語るも涙なのである。

ミャンマー国境へと向かう「チン捕獲隊」が相変わらず赤レンガ色の小川。

竿を出すもまたまたボウズ。

道中ずいぶんお世話になった羅漢果(ラカンカ)が実る広場に。


「これがラカンカの木なんじゃねえ」 初めて見て妙に感傷的になる私。
「硬めの皮が微かな甘さと水分を保持する役割やね。タイの人が常備する果実として最適や」
と、極めて冷静に理詰めで解説してくれる隊長。

と、広がる田んぼを2人で眺めた。

「水路じゃあ~っ!」 隊長のオタケビ。
「メコンメダカに会えるかもしれんがっ! ラストチャンスじゃあ~!」
前言ただちに撤回! 冷静さのカケラもない隊長なのである。


ほっそい溝(今思えば)を前に、隊長ガサの準備、私は釣り支度。
私もすっかり判断能力がなくなってたんだなあ。
なんせ朝から1匹も釣ってないもんなあ。

当然のことながら2人とも成果ゼロ。

もう限りなくミャンマーの国境に近づいてる。
旅もここで終わりなのである。
もう十分堪能したよ、隊長あんがとな・・・・・・と心でつぶやいてたら、

「よっしゃ! もうちょっとやるべ!」 次のポイント探しへと車を走らせたではないか。
なんとか私に1匹釣れるまでやろうとしてるのだ。

と、たどり着いたのがココ。


しゃがみこんだまま呆然と川面を見てる私。
これほどのボウズ続きに、もう意欲すらなくなってたのである。
後は、静かに静かに時が過ぎるだけなのである。

「ホレッ、ええどお。ココ釣れるでえ。キノボリトカゲもおるし」 とはしゃぐ隊長。
まるで最期の一魚が釣れないと私が死んでしまうかのごとく明るくふるまうのである。


私は竿を持ち、何度も何度もカラブリをした後、最期の一魚を釣り上げた。
「よかった。これでまだ生きられる」 (あの名作をこんなんにパロってええんかいな?」
それが冒頭のポロプンティウスAくんなのであった。

「チン捕獲隊」の締めくくりは「ラカンカの丘」から見えた寺院の前で。

しぶとく、優しく、少しばかり強引な隊長の誇らしげな姿がそこに写っていた。

タイの魚たち、出会った人たち、そして隊長、本当に本当にありがとう。 (本編 終了)



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仏頼みとバチ当たり:微笑むのはどっち?編

2017-11-11 06:40:13 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 8日目(2017年8月6日・日) その④

我々「チン捕隊」は、ミャンマー国境へ向け、さらにひた走る。

小高い山の上に大きな仏像が見えてきた。
「オモロそうや。ちょっと寄ってかん?」 隊長の浮かれ声。
「う~ん。興味ないケドなあ・・・・・・、ええよ」 この日、さっぱり冴えん私はブツブツブツブツ・・・・・・
迷いながらなんとか車で山頂へ。

興味ないと言いつつ、まだ未完成の大仏を前に


「大仏様、今日もなんとか魚たちに出会わせてください」 
ついつい信心深くお願いをする私。 (おいおいっ、体の向き、ちゃうでっ!)

「ワシも記念撮影するけえな。撮ってえな」


カメラの前でフザケル隊長。

「階段登りょうるトコも撮ってえな」


階段は大仏のある山頂からの工事中、途切れててふもとへ届いてはいない。

「そんなことしよるとバチ当たるけえな」
「ええんじゃい。観光客目当てで建設しとるダケじゃから」

なるほどっ! と思いつつ・・・・・・、
魚遊びも後わずか、微笑むのはどっちなんだろう?
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ヒメキトンボ:ああ幸せのトンボよ!お前は何処へ? 編

2017-11-10 05:26:57 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 8日目(2017年8月6日・日) その③

ヒメキトンボである(と後日知った)。


日本では八重山諸島に、東南アジアでは普通に見られるトンボらしい。
確かに、タイにいる間アチコチで見かけた。

さて、トゲウナギを採り、調子にのる隊長と
この日ろくに釣れず、アジアゾウにのることも拒んだ私は、
一路ミャンマーとの国境を目指し、北進するのであった。

高原でこんな看板のかかる川に出た。


「雨模様やし、チャチャッと釣りだけしよか?」と隊長。
釣りを拒む理由など毛頭もない。(頭毛はまだあるぞ)

またまた絶好のポイントを陣取りつつ何も釣れない中、
「釣れたあ~っ!」へっちょこで釣ってた隊長の声。

コック川でなじみになったミスタコくんである。

※ ミスタコリュカス・オブトゥシロストリス ( Mystacoleucus obtusirostris )

次々に釣り上げる隊長を横に、まったく釣れない。

「ワッ! 何か稚魚おるっ! タモ網ですくうわっ!」 絶好調の隊長。


「ニゴイの稚魚に似とるな~。何じゃろ?」 嬉しそうに撮影を続ける隊長。

鯉に似とるという理由で似鯉、では似鯉に似とる魚を何と呼べばいい? ニニゴイかいな?

はしゃぎまわる隊長、じっとウキを見つめる私・・・・・・。

隊長、この川での捕獲にすっかり飽きたみたいだ。

とうとうこのヒメキトンボの撮影に。


挙句の果てに、土手のこんなトコでお休み。


次に立ち寄った釣り堀横の水路では竿を出す気にもなれず・・・・・・


さらに立ち寄ったお寺の横の水路でもボウズ。


ああ、幸せのトンボよ、何処へ?
お前は何処へ翔んでゆく。



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トゲウナギ:学校横の小川にて・

2017-11-04 07:28:08 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 8日目(2017年8月6日・日) その②

タイヤトラック・スパイニーイール(tire-track spiny eel)(学名: Mastacembelus armatus )である。




隊長がガサでとったのである。

ゾウ乗り体験村をたち、山あいを進む。
景色がひらけ山あいの村に出る。
道はキレイだ。
と、小川が・・・・・・


「チン捕隊」初号機出動!


タイへ来て思ったのは
「川へのアプローチが日本よりラクだ」 ということ。
人が近づける小道が必ずあるのだ。
「生活の中に川がある」 証拠だ。

普段、川に接することがほぼほぼなくなった日本との違いだ。

ちなみに「市民による川の一斉清掃の日」 なんてやってる行政。
環境への意識からか若い子たちと参加しようとする教育関係。
若い子たちどんな思いで参加するんだろう?
「きれいになったあ~っ!」 って気持ちよく終わってくれればイイケド・・・・・・
私だったら
「マイナスからゼロに戻すための活動」 は楽しくない、と思う。
「やってらんねえよ」 なんてツッパルくんになってるかもしれない。
ぜひ「川を楽しむ活動」を全面に打ち出す中に「きれいにする活動部門」を含めてもらいたい。

話がそれた。

私が釣りをしに川の小さな淵へ、
隊長がガサをしに川の下流へ、

おばさんがカゴを洗いにその間に陣取るのであった。


ウキはピクリともしない。

と、下流から
「やった~! 捕ったど~!」との叫び声。(珍しいもんが採れたら叫んでね、と頼んでおいた)
それがこのトゲウナギだったのである。


隊長の興奮バロメータはMAXに近かったのだろう。
彼のツイッター(Rhodeus)から引用してみる。
やった~! トゲウナギ捕ったど~!
パキスタンから中国雲南・ベトナム、インドネシアに生息する広分布種らしい。
先輩を出し抜いたど~!


私をライバル視してたとは・・・・・・ありがたいことだわあ。
隊長は知識も行動も・・・すべてにおいて雲の上のお方だと思っているのに・・・

さておき、グルテンでまったく釣れない私は、川虫を探した。
ヒラタカゲロウによく似た川虫ゲット。
これで釣れるど~っ!


まったく釣れない。

タイの川ガキも竹竿持ってやってきた。
麻ヒモに小石を結んだ先に大きなハリ・・・・・・釣れるんかの?
彼らにもアタリなし。

隊長、撮影後ペットボトルにトゲウナギ入れて川ガキたちへプレゼント。


積極的に川ガキたちにアプローチするなんて、よほどトゲウナギが嬉しかったんやね。

それでは、ガサの成果を


プラス、だまし絵のようなツチガエルの仲間を


紹介して終わりにしようと思う。
「完敗じゃあ~っ!」
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アジアゾウに・・・:つり橋渡って・消沈編

2017-11-03 07:32:56 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 8日目(2017年8月6日・日) その①

今日は、タイでの採集最終日。
チェンマイの市街を抜け、北東へと進む。
目的地は定かではないまま目指すのはミャンマーとの国境あたり。

上り坂が続く。
「おっ! ゾウの看板あるで!」
「ちょっと寄ろか」
クイッと車を横道へと向ける。

こんな川に


かかったつり橋を


ユラユラと渡って


アジアゾウさんに出会った。


隊長が言った。(博多弁っぽく柔らかい口調に換えた)
「畑ば荒らしゅゾウば捕まえて保護しよる。」 
「慣らして観光んゾウ乗り体験ばしゃしぇるこつで保護ん費用ば稼いどいよる。」

「一生にいっぺんん体験たい。乗っちみるっち、よござす」
「ゾウの細道ばさるく感覚ば味わっちみるっち、よかよ」

私は、即座に何度も強く断わった。
確かに払ったお金でゾウさんの生活はより豊かになるのだろうケド・・・


ゾウさんたちの目を見てると、何となく
「生かされてるケド 生きてない」と思ってしまった。

私は家族・親戚や友達・知人・・・・・・多くの人とのつながりの中で生かされている。
ケド、大好きなこと・やりたいことの中に喜びや感動を味わいつつ、生きている。

こんなこと書くとゾウさんに
「うちらは今、こないな楽な仕事で、おいしおす食べモンをもらい、んんびりと暮らしいやおす」
「勝手なこといわんといておくれやす」なんて、ほんわか京都弁っぽく言われるかもしれんな。


ま、ひどく疲れていたのである。
ひょっとすると、宿賃1泊分の何倍ものお金を支払うのがイヤだったダケなのかもしれない。
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ちゃんとチェンマイヨシノボリ:帰路再訪地にて・羨望編  

2017-11-01 18:13:56 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑧

ちゃんと成魚に育ったチェンマイヨシノボリである。


隊長がガサで採ったんである。
「うわっ! こんな大きいんおるんかいっ!」 私はとっても驚いたんである。
チェンマイヨシノボリはちんまいのしかいないと思い込んでいたからだ。
なんとなくすっごく羨ましかったのだ。

水中撮影のセッティングを終え、ガサを始めた隊長。
「あかんっ! 全然採れん。代わってえや」 しばらくの後、泣き言をこぼす。
「しかたないのう。予定通り釣れたけえ、ちょっとやるわ」

もう、以下のように十分釣った。


ここは、『幻の伝説・ソコウオ師』と呼ばれた(つまり伝説自体がないのよね)私である。
チャチャッと着替え、考えた。
「流水のある転石まわりは、すでに隊長があばれとるかも」
「流れの緩やかな平瀬の砂地やボサまわりに逃げとるかも」
「何といっても結構疲れとるし、楽な場所でやったフリしよ」

ものの数分後


「採れたでえっ! ちんまいケド」

「なんじゃとお~!」 隊長の心に火をつけてしまった。
再び、胴長をはき、川へと突進なされるのであった。

その結果が、このチェンマイヨシノボリと


大きなメコンヨコシマフクドジョウ(仮称)2尾と


ケフサテナガエビ(仮称)と


見事にいろんな魚たち(釣ってない魚を数種含む)が映る動画なのであった。

そして、ここから一気に私の運はかなたへと去っていくのであった。

7日目終了 (もう3ヶ月も過ぎたというのに・・・・・・まだ終わらんわ。どないしよ)
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希少種メコンツマグロニゴイを釣っとった!:帰路再訪地にて・望外編  釣査138種目

2017-10-29 22:00:55 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑦

和名がないので勝手にメコンツマグロニゴイと名付けさせてもらった。
学名はディスケロドントス・スクロエデリ( Discherodontus schroederi )というらしい。

コイツの幼魚を釣ってたらしいのである。




てっきりポロプンティウスAくんと思い込んでいた。
ここで釣り上げた中に何匹も混じっていたらしいのである。

隊長のツイッター『Rhodeus(10月14日付)』を見ていたら
Discherodontus schroederi 
背鰭外縁に黒帯が走り、尾鰭は朱に染まる4本鬚の魚。鰓蓋外縁に沿って体側に暗横線が走るのも特徴。先輩は何匹も釣り上げていたが、図鑑によるとタイ北部チェンマイ周辺とタイ中西部の比較的狭い地域に生息するらしい。仮称を思いつかない。
なんてなことが書いてあるではないか! (このツイッター 水生生物とっても詳しくてオススメッ!)

えっ? 私、そんなの釣った?  (えっ? 私が先輩? 単に年だけですがな)
そういえば「背ビレの黒いヤツおるで」みたいなこと言っとったような気もしてきた。

なんと別種だったんかいっ!
あわてて調べ直してみる。
確かにそう言われればそうかもしれんぞっ。
メコン盆地の固有種で、幼魚は渓流の淵によく見られ、数は減ってきているらしい。

あわてて、この流域でポロプンティウスAくんを釣り上げた写真を探してみる。

あかんっ! 3枚しかないわっ!
あんなにたくさん釣ったのに・・・・・・、すっかり油断しとったわ。

といういきさつのもと、「希少種メコンツマグロニゴイ」と名付けたのであった。

ま、いい。
釣査記録が1種増えることになんら問題はないもん。

再度見比べてみる。
ポロプンAくん。 尾ビレのフチにある黒いスジが目立つかな?


私が無知なままに釣ったメコンツマグロニゴイの幼魚。確かに背ビレが黒く、尾ビレうっすら赤くなっとる。


次の日に隊長がガサで採ったメコンツマグロニゴイの幼魚。こうなるとハッキリ別種に見えるわ。


2年目に突入したこのブログ、こうしておマヌケな話からスタートするのであった。
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マハシールを遂に釣る!:帰路再訪地にて・丸1年編  釣査137種目

2017-10-28 06:47:31 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑥

たぶん、ブルーマハシール( Neolissochilus stracheyi  )の幼魚である。


神の魚と呼ばれるゴールデンマハシールとか皇帝の魚エンペラーマハシールなんてのが、
今、巨大魚・怪魚として、結構多くの釣り人たちに人気らしい。
コイツたちを釣ったぞ! というブログが結構ある。
海外へ淡水巨大魚を釣りにドンドン出かけてんだなあ、と驚いたりもした。
が、私らに巨大魚は似合わんのである。
だから、もっとも一般的なブルーマハシールにしておくことにする。
幼魚じゃわからんしね。

しかもこの時は何も知らんもんで、勝手にアミメニセニゴイとでも呼ぼうと思ってたりした。

成魚は1mをはるかに越える体長なのである。
私が釣ったのは体長10cm程度の幼魚なのである。

(ホント苦労した1匹目)


往路の時に撮影した水中録画をベッドにねそべってダラダラ見てた隊長が言った。
「なあ、焼く前から焼き目がついたような魚がおるどっ! 他にもいろいろおるどっ!」
「そんなん見んでええ。釣れた魚がすべてじゃっ!」
「そんなこと言うて、帰りに寄らんでもええんな?」
「寄る!」
「もっぺんワシもちゃんと水中撮影したかったんじゃ」
「ええいっ! はじめっから何も言わんと好きに寄りゃええがな」
というイキサツがあったのである。

コイツを釣るために再びチェンマイ北部の渓流域に降り立った。


隊長、胴長・撮影道具の準備にかかる。
そんとき私は、すでに釣竿持って川原に立っとる。
「卑怯やでえ~!」と言われようが何だろうがグルテンを丸める。

ポロプンティウスくんとラスボラ・パビアナくんが「うわあっ! エサじゃあ!」と群がる。

釣れんでええ、ちゅうても食うてくる。
入れ食いも良し悪しなのだ。

「水中のぞくと結構ヤキアミメおるでっ! 早よ釣りや!」 隊長の緩めんお言葉。

こうなりゃトコトンじゃ。
宿も最初に泊まったトコじゃし、もう今日はココで終わりじゃろうし・・・・・・

と、数時間が過ぎていく。

1匹目がやっと釣れた時は震えるほど嬉しかったあ。
何度、岸辺にやってきたキレイなゼフィルス(シジミチョウ)と戯れようとしたことだろう。
何度、胴長はいてまだ見たことのない底魚を追おうと悩んだことだろう。
貫き通した自分をほめてやりたかったね。

不思議なもので、1匹釣れると2匹目はアッケなく釣れるもんである。

(お気楽に釣った2匹目)

しかも、コイツの方がキレイなのだ。
でも、感激は薄い。

初恋が美しく思える原理と一緒なのかもしれない。

まあいい。ココの目標は達成したぞお!

さておき、このブログを書いてる今日(10月28日・土)が丸1年。
365日目なのである。
このブログを含めて365回書いてきた。
1日1回の割合になるように最後は調整もした。
1人で手探りで始めたこのブログ。
やってくうちに魚や釣りや自然の好きな方々とドンドンつながるものと思ってた。
各地域のいろんなウオマニアと仲良くなると信じてた。
甘いよね。
未だにコメントもたまにポツリといただいて大喜びしてる有様。
それでも丸1年続けられたのだから、きっと選んだテーマが自分でも楽しかったんだろう。

なんせ、小さい頃から半世紀、日記は1週間も持たずに閉じてきたヤツなのだ。
「どうせ続かんよ。最初楽しくてドンドン書いててもすぐ閉じるヤツ多いで」とも言われた。

ともあれ、とりあえず1年間続いたからね。
本人が一番驚くわな。
ま、これからもボチボチと続けるので、おつきあいのほどよろしくお願いします、なのであった。

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少年たちとの良き思い出に:昔懐かし小川にて・邂逅編

2017-10-27 06:39:16 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その⑤

ポロプンティウスAくんを釣った。


いや、マカップくんが釣ったヤツかもしれない。
2人で代わり番こして、コイツを釣り続けたのだ。

隊長がガサに出かけた数分後、2人の少年がやってきた。


1人は元気いっぱい、タイ語でナンヤカヤ話しかけてくる。
もう1人は黙って、仕掛けや撮影道具をみつめとる。

「ほりゃっ! 釣れたでえ!」
「ヒュ~ッ! ฉัน ลุง ตกปลาดีขึ้น・・・・・・」
ポロプンA(以下略)を手渡し、バケツを指差すと、運んでくれた。

良い子じゃね、釣らしたるか。
竿を貸すと、何度か失敗の後、やった! 釣ったぞ。

「ผมได้ตกปลา!」 ユルユルととろけそうな笑顔でコッチ見とるわ。

黙って荷物の前で小道具をいじりながらしゃがんでる子にも「釣りせんかぁ?」と声をかける。
ケド、静かに首を振って、バケツの魚いじったり、釣り道具をさわったり・・・・・・

元気のええ子が次々話しかける。
「おじさんの名前は何? 何? 僕はマカップ。 おじさんは?」 みたく聞こえた。
「ヒロシ、ヒロシだよ。あの子は?」 教えてくれないのだ。
沈黙のままなので、チンモくんと呼ぶことにした。


マカップは落ち着かない子だ。
すぐどっかに行ってしまう。
堰の上から
「ヒロシ~! こっち、こっち~! こっちの方が釣れるよ~!」 と叫んだかと思えば、
下流の橋の上から
「ヒロシ~! こっちもいいよお~!」 なんて。


(文に飽きてしまう人用に、隊長がココで採ってきた他の魚の紹介:ストリッカーバーブでしたっけ?)

そんなこたあ、十分わかっとるのである。
私が撮影道具やらなんやらの荷物から離れている間に
チンモくんに「妙な下心が生まれたら・・・・・・」 と疑う気持ちが膨らんできたのである。
「この子らに罪を犯させてはならんわな」
「私らもイヤな思い出にしたくないし、スキは見せんよにしよ」
と、荷物のそばを離れられなくなったのである。

隊長帰還。
うれしそうに採ったドジョウ類の撮影に入ったぞ。
マカップもチンモくんも撮影する様子に興味津々のハズ・・・・・・

(この頃どこでも採れてしまって感激の薄れたローズダニオ)

シメシメ、これでいろんなとこへ好きに行けるわ。
下流へ向かう。

なんてこった!
2人ともついてくるがなっ!

何でかしらんが、私、どこへ行っても子どもたちによくもてるのである。 (精神年齢のせいじゃっ!)
できたらキレイなお姉さんにもてたいのだが、そんなことは夢のまた夢。

「ヒロシ、こうしてみたら? ああしてみたら?」 なんて、マカップにアレコレ言われつつ・・・・・・
ひたすらポロプンAを釣り続けるのであった。

やがて、お別れの時。
「ヒロシ、次はいつ来る? あした?」 なんかマカップの言葉がわかる。
「そうじゃなあ? 次は・・・・・・次は、来年じゃ」 胸をつまらせ、ウソをつくしかない。たぶんもう来ない。

橋の上へと駆けあがっていったマカップたちは立ち止まり、大きく手を振った。
「ヒロシ~ッ!」
「ヒロシ~ッ!」 (おっ! チンモくんも声張り上げたじゃないか!)
「マカ~ップ、チンモく~ん! また来年じゃあ~!」

ずっと心にへばりついてる思い出なのだ・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・ん?

ヒロシ~・マカ~ップ・チンモく~ん・また来年じゃ? (さ、アナタも声張り上げて、ご一緒に!)

『広島カープ、沈黙、また来年じゃ』 (オッサンくだらんことしかホンマよう考えん)

なお、この出来事はノンフィクションですが、都合により人物の名前は仮名にしています。(書かんでもわかるわっ!)
 
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ヨコシマフクドジョウたちの迷宮:昔懐かし小川にて・反転攻勢編Ⅲ

2017-10-26 06:50:53 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その④

和名がないので勝手に名付けたヨコシマフクドジョウの仲間( スキストゥラ属 )をまたまた隊長が採った。

上から見るとこんな感じ

ツラ構えはこんな感じ


実にエレガントな魚なんだケド、困ってしまう。

タイのチェンライに滞在した数日間、アチコチで1~2匹ずつ採ってるのである。
前にも書いたが、このグループだけでも何種類もおるのである。

名前を明らかにするなんてことは、とっても難しい。

ホンマ、ややこしいもんばかり採ってからに!

昨日も引用させていただいた『 fishes of the cambodian mekong 』[PDF] (便利になったよねえ)

にも数種のスケッチが記されてる。

それらも参考にして見比べたりもした。
あ~分からんっ!

採って、撮って、そのまんま・・・ああ、楽しかった・・・
なんてのは、採られた魚たちに失礼かもしれないと思うから。
名前がわかると余計愛着も沸くし。

体表の色素胞がしっかり完成した個体全部並べてみる。

キャンプ場で採った個体

次の日同じ場所で採った個体

市場の前の小川で採った個体

今回の個体

この後の帰路で採った個体①




2~3種類いると思うのだケド・・・・・・
みなさんも前述のPDFから一部分引用しておくので試してみますか?









                                  『 fishes of the cambodian mekong 』[PDF]より









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メコンスナドジョウ(Acanthopsoides 属)を掘る!:昔懐かし小川にて・反転攻勢編Ⅱ

2017-10-25 06:44:08 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その③

和名がないので、メコンスナドジョウと呼ぶことにした。(隊長が名付け親:ええ名前やね)

まずはオス。

体の中央に縦線がはっきり走る。胸ビレも大きくとがる。

続いてメス。

縦線ははっきりせず、点列になる。胸ビレも丸みがある。

いずれも隊長が採ったのである。
「タイでやっとシマドジョウの仲間に会えたあ~! なんぼでも採れるでえ~!」   
実にうれしそうなのである。
私には、地味なシマドジョウとしか思えんのんじゃケドね。

こんな小川でガサ採集をした隊長の手柄なのである。


たぶん、アカントフォイデス グラシレントゥス( Acanthopsoides gracilentus )。


このメコンスナドジョウ類(アカントフォイデス属)には少なくとも数種類いるらしい。

隊長がガサを終えた後、バトンタッチして私もガサをしてみた。
私には、隊長が戻ってくるまで1ヶ所にずっとおらんといけん使命があったのだ。

「日本のシマドジョウ類だとココにおるよね」というポイントで、足で底砂を掘り返す。
それだけで実に簡単に何匹もタモ網に入ってくる。

ほれっ、オスじゃあ!


ほれっ、腹パンパンのメスじゃあ!


ひと網でこんなに採れるでえ!


と、ここで正直に書いておく。

メコンスナドジョウが採れたポイントとは違う風景写真をあえて載せることにした。

メコンスナドジョウが希少なのかどうかは分からないケド、
あまりにも日本のシマドジョウ類と密集してる環境がおんなじだったのである。
日本のシマドジョウ類たちの殆どが、生息環境の悪化に加え、愛好家による採集もひびき、
絶滅の危機に追いやられている。
だから、生息ポイントをいつでも誰でも読めるブログに載せるのは無責任なのかもしれない。 

メコンスナドジョウだって、分布は広くても各流域にポツポツとしかいない気がしたなあ。

それにしても、隊長、次々とやってくれるじゃないか。
いつものように川にそっと戻してる姿もね。
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野良グッピー確保!:昔懐かし小川にて・反転攻勢編Ⅰ

2017-10-24 06:44:35 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その②

グッピーのオス・メス。




ホオベニバーブを釣り上げた興奮冷めやらぬまま、国道を走る。
平地へと下り、集落が見えてくる。
国道に沿って川が流れてる。
「ちょっと覗いてみよや」
クイッと側道へ入り、人家の横をクネクネ進み、たどり着いたのがココ。


ガサにばっちしやね。
釣りは堰直下まで仕掛けが届けば最高なんやケド、届かんわな。

隊長、意気揚々とガサに出かける。

~中略~

ニマニマ帰ってきた。
「野良グッピー採った。他にもやっと会えたんもおるでっ!」

野良グッピーと表現したが、グッピーは南米原産である。
南米から観賞用として移入し、飼育・品種改良を重ね続け、売られとったんが、
アジアのひなびた片田舎の小川に放され、繁殖しているのである。
本来いるはずのない魚なのである。

少しも楽しい話ではないのだ。
グッピーに罪はないもんね。
人間の業の深さを思わずにはいられない哀しい出来事なのであった。

それにしてもやっぱりキレイでカワイイわな。




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レッドチーク(ホオベニ)バーブを釣る!:帰路のホソにて・奏功編  釣査136種目

2017-10-22 11:07:47 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 7日目(2017年8月5日・土) その①

レッドチーク(ホオベニ)バーブが釣れた。


英名:Red Cheek Barb  学名:Systomus( Puntius ) orphoides
ネット検索すると動画なんかもたくさんヒットするから結構有名な魚かもしれない。

旅も7日目、終盤を迎えた。
朝、大好きになったチェンライを出て、一路チェンマイへ。

もちろん来た道をたどりながら、相変わらず道草を食う計画である。

山間部に入り、ホソを見つけた。


幅1~2mほどの白濁した流れである。
ガサにも釣りにも適当かもしれない。

隊長は写真左の下流へガサをしに、
私は写真右の国道下のトンネルをぬけると・・・・・・小さな淵があったぞお!


釣りじゃ、釣りじゃ!
グルテン丸めてっと・・・・・・な~んもこん。

あきらめても他にすることもない。
今さら胴長はいて隊長の後からガサをする気力も湧かない。

仕方なくグルテンを振りこみ続けた。

と、いきなりウキがズキューンと沈む。
あわててアワセ。
お、大きい。
竿が鳴り、大きくたわむ。
竿が折れるか、仕掛けをもってかれるか・・・・・・覚悟した。

プツッ! ハリスが切れた。
お~っ! ハリスが切れるの忘れとったあ~、というくらいビックリしたのである。

こうなりゃ意地でも顔見たる。
「弾(たま)はまだ一発(ハリはまだ500本)残っとるがよ」 (菅原文子さんの沖縄での演説えかったなあ)

トンネルくぐってハリつけて、またトンネルくぐって再開じゃ!
プツッ! またもやハリスが切られた。(ネットオークションで大量購入したやっすいヤツじゃもん)

「ハリはまだ499本残っとるがよ」

トンネルくぐると、隊長帰還しとる。
「アカン、全然変わったの採れんわ」
「コッチは得体の知れんもんと格闘中じゃわ、ハリス2回も切られた」
「絶対釣ってえよ」

という長々と綴れるくらいはっきりした記憶の残る闘いの末、釣り上げたのであった。


あらためてコイツの写真を載せる。

ん? チェンライ北部メコン川手前池で釣ったプールバーブとおんなじちゃうんか?


違うのである。
ホホの部分が赤色と金色。

じぇ~んじぇん体型もなんもかんも違う初お目見えのお魚さんなのである。ワーイワーイ!

も1匹釣ろっ、と思ってたら・・・・・・
隊長トンネルくぐって、釣りのポイントへ・・・・・・あ~っ! ガサしよる。


もう釣れんわ。

隊長のガサ成果でも見よっと。

ローズ(パール)ダニオ軍団

手のひらに乗せて

オパール色に輝く体表の美しさをなんとか残そうと悪戦苦闘されとる。
でもイマイチ伝わらんのが残念。

ちっこいヒナライギョ


以上であった。

「あか~ん。タモ網じゃ全然採れんわ。次行こ」 隊長再びの帰還。

私は大興奮で、隊長は大落胆でこの地点を去るのであった。
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備忘録 :チェンライ・釣りガサ紀行・欠落編

2017-10-21 06:34:57 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 3~6日目(2017年8月1~4日) 

日本を旅立って6日目。
いよいよチェンライ最後の夜、明日はチェンマイへ戻らねば。
個人的には、少し田舎で広々ノビノビしてるチェンライが好きだ。

さあ、7日目に突入や。

と、その前に書き落としていたことを。

まず、6日目。
キャンプ場での採集を終え、てっきり宿へ帰ったものと思ってたら

まだ、こんなトコでポイント探してウロウロしてたんやねえ。
すっかり忘れとる。

ええとこないもんでレンタカーの前で記念撮影なんかしたりして

調子のっちゃってることも忘れとる。

チェンライ北西部のいわゆるド田舎でも

大きな市場と小さな食堂はアチコチにあった。
メシに困ることは全くないのであった。

くび折れサバも売ってる。

これがまた、日本のくび折れサバとは折り方が違うからおもしろい。

ここで隊長の腹痛(単に食べ過ぎ説が有力だ)の原因となった

ガリゴリバナナを1束買う。

続いて、チェンライでずっとお世話になったとっても大きな市場

いろんな生鮮食料品が売られとる。

お魚コーナーには

ヒレナマズくんも売っとる。 キッチンがあれば買うのに。

保存系の食品も充実しとるね。


調味料もいくたあまた。(ん? いくた・幾多とあまた・数多はどう違うん?)

醤油がとってもB級グルメ的に美味かった。

そして、通学前に弁当を買いに来た高校生。

ステキな朝の風景やね。


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