私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

キイロトラカミキリ Grammographus notabilis :民家の生垣に

2023-07-06 09:47:37 | カミキリの仲間
2023年7月6日(木)

キイロトラカミキリ Grammographus notabilis

20230628  20mm弱

とある野鳥の観察に隣町へと出かけた日のこと。
ひと様の家の生垣で、せっせと花の蜜や花粉を食べておられた。

トラカミキリの仲間だから、後脚が長く逃げ足は速いのだが・・・


夢中に食べておられたせいか、カメラを近づけてもさほど逃げない。


キイロ~という名だけれど、薄い黄緑色に感じる。


本州以南に分布し、幼虫はクヌギやコナラの朽ち木で過ごすそうだ。

あっ!
もう1匹いたっ!


尾部の後端の形や全体のフォルムから、どっちもメスっぽいな、と思ったんだけれど・・・

歩道のあるアスファルト舗装道路ばたとはいえ、ひと様の生垣にじっとカメラ構えてるのは怪しい人物だ。
だから、パパッと撮って、ささっと散歩再開だ。

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ミドリカミキリ Chloridolum viride :ウツギの花に

2023-06-24 08:51:02 | カミキリの仲間
2023年6月24日(土)

ミドリカミキリ Chloridolum viride

20230605   20mm弱

この日、里山散歩中ウツギの花に寄ってきていた。


もちろん、私は見逃していて後から来ていたかみさんが見つけた。


しかも、ウツギの花がボロボロ落ちるのにためらって、つかまえ損ねてしまった。

しかし、逃がす神もいれば掴む神もいるのである。
最初の画像は、この日の帰り道クリの花近くのカシ類の葉でお休みになっておられたミドリカミキリなのだ。
おかげで、かみさんの機嫌を損ねずに済んだ。

緑色の金属光沢の細長い体に長い脚。
この季節、ほぼ日本全土で、クリやウツギなどの花に訪れ、ごくごく普通にみられるんだけど
そもそも在野のクリやウツギの花を眺めてみようという人たちが少数派であるために
多くの人たちには馴染みのないカミキリ。

脚が長くていつもきれいに撮れないのと、なんかそういう時代なのが少しさみしい。

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ムネアカクロハナカミキリ Leptura dimorpha ?:ノイバラの葉に

2023-05-21 09:50:24 | カミキリの仲間
2023年5月21日(日)

ムネアカクロハナカミキリ Leptura dimorpha のオスなのかなあ?

20230507 15mmほど

地元の里山散歩中、ノイバラの葉にいた。


「真っ黒なハナカミキリだっ!」と何枚か撮影して


飛び去る後ろ姿を観察して


帰宅後、いつものように調べてみることに。
『クロハナカミキリの仲間』までは、すんなりわかったけれど
『オオクロハナカミキリ』は北海道などの寒冷地域に
『クロハナカミキリ』も私の地域だと北部の高い山地にみられるとのこと。
ならば、このハナカミキリは何なのだ?

ここから時間と手間ひまかけて・・・
どうやら私の暮らす地域には、胸部が赤い『ムネアカクロハナカミキリ』というのが生息しているらしいこと
この『ムネアカクロハナカミキリ』のオスは胸部も黒く、『クロハナカミキリ』との見分けは難しいことを知る。

ならば、コイツは『ムネアカクロハナカミキリのオス』でいいのかなあ?

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キバネニセハムシハナカミキリ Lemula decipiens ?:混迷の先に

2023-05-19 08:55:48 | カミキリの仲間
2023年5月19日(金)

キバネニセハムシハナカミキリ Lemula decipiens かなあ?

20230513   6mmほど

先週、ハナカミキリ探しの里山散歩中に見つけていたようだ。

この日、カミキリムシはかみさんが見つけたヒトオビアラゲカミキリだけだと思い込んでいて↓
ヒトオビアラゲカミキリ Rhopaloscelis unifasciatus :足元のイラクサに

飛ぼうと逃げ回るのを何枚か撮って


そのときは、すっかりクビナガハムシの仲間かハムシダマシの仲間だと


勝手な自己判断で済ませていたのだった。


帰宅後、整理しているクビナガハムシの仲間から調べ始めた。








体色も該当するものがなく、何よりこのグループとは触覚の長さ・太さが違うことに気づいた。
クビナガハムシたちの触覚はもっと短くて太い。

ならばと、ハムシダマシの仲間かも? と・・・

これまた胴部の形や毛の量など、どうも違う。

もちろん、図鑑も何冊かめくりにめくって・・・
ネット検索もして・・・
まったく形の違うウリハムシモドキとかにも手を出し・・・

もはやお手上げ状態だった。

ところが、1週間が経ち、発想の転換を迎える。
ハムシという出発点がそもそも違ってて
例えば『ハムシに似たカミキリ』だったとしたら・・・?
ネット検索で、すぐヒット!
本州・四国・九州にそこそこいる普通種のカミキリ!
成体はカエデの花に、幼虫は広葉樹の朽ち木で生活しているらしい。

何のことはない。
ハナカミキリの仲間探しを目的にしたこの日の散歩は、知らぬまま目的達成していたというお粗末な話。

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ハラアカコブカミキリ Moechotypa diphysis :対馬から分布拡大

2023-05-17 09:13:52 | カミキリの仲間
2023年5月17日(水)

ハラアカコブカミキリ Moechotypa diphysis

20230515  20mmほど

かみさんと地元の里山散歩中、私のマスクへと飛んできた小さめの3匹目。
何となく火山活動の跡を思わせる背の模様は少しこわい。

時系列に沿って話をすすめると
まず、道ばたの草にとまってる1匹目をかみさんが見つけ

初めて見るカミキリだけど
どう見てもホスト(食草)が違うと思い、撮影はしておくものの違和感。

と、2匹目は私が通り過ぎたコナラの葉に
「また、いたよっ!」と、後から歩いてきたかみさんが呼ぶ。

コイツは大きくて、30mmくらいだ。

ひとまず撮影をと、そのとき、マスクへと飛んできたのが冒頭の3匹目。
どうだっ!
私くらいの虫探し散歩レベルになると、見つけなくても向こうからやってくるのだ!
自慢にならんわな~

で、どっちも捕まえることにして
近くの広場へ移動し、落ちてた木の棒にしがみつかせた。
しがみつくと、このサイズのカミキリたちはなぜか落ち着いてくれるのだ。

まず、大きいヤツからパチリ!

なるほど!
まるでイモリのような腹の赤さだ。

もう1枚パチリ!

なるほど!
溶岩状の背に小さな黒いコブがある。

『ハラアカコブカミキリ』で間違いなさそうだ。
調べてみると
ロシア東部から中国・朝鮮半島に分布し、日本では対馬にのみ在来分布していたカミキリとのこと。
1970年代に九州本土で確認されて以来、中国・四国地方へと分布を拡大しているらしい。
いわゆる国内外来種。
コイツが、シイタケのほだ木(ナラ・シイ・カシなど)を食害するから厄介なんだと知った。
ネットには、とりわけ九州各県での情報と対策があふれてる。

で、私に飛びついてきた小さめのヤツは


背の黒コブが大きくて・・・


国内外来種で、シイタケ栽培の迷惑になるならと、持ち帰ることにして・・・
今、とりあえず冷凍庫に保管中。

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