私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

ケヤキツヤカスミカメ Deraeocoris ulmi :欅の横の杉の木で

2024-03-19 10:23:32 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2024年3月19日(火)

ケヤキツヤカスミカメ Deraeocoris ulmi

20240318  4mmほど

光沢が強く、デザインが渋くて美しいカメムシに出会った。
本来は、ケヤキの樹皮下で越冬するらしいが、コイツは公園のケヤキの横の杉にいた。
トビイロマルハナノミと一緒に越冬していた。


ケヤキにはユアサハナゾウムシがいて、イチゴハナゾウムシと勘違い。
公園にはアトリが降りていて、カワラヒワと勘違い。
ややこしい公園だ。

そもそも、「そろそろカタクリの花が咲く頃だよ」と友人誘って出かけ
カタクリはまだたった1本の蕾だけ、4月にならないと咲かないと地元の人に教えられ
セリバオウレンの可憐な白花でお茶をにごすというていたらく。

いやあ、年をとったなあ~
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ウシカメムシ Alcimocoris japonensis など:師走の虫たち

2023-01-08 10:10:48 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2023年1月8日(日)

ウシカメムシ Alcimocoris japonensis

20221231 10mmほど

胸部に角のように大きく張り出した突起がめだつ。
それが、まるでウシ(牛)みたいだからウシカメムシ(牛亀虫)。
戦隊物に出てきそうで、なかなかかっこいい。


中国・台湾・朝鮮半島・日本の亜熱帯から暖温帯にかけて分布するそうだ。
ウシカメムシ属のうち唯一日本に生息する種らしい。
だからだろうか?
初記載が日本だったからだろうか?
学名(種小名)はJapanを意味している。

記録の年月日をみてもわかるように、大みそかに終詣に出かけたとき、石組みの上でみつけた。


参拝客のいない海沿いの神社で、1年間滞りなく暮らせた感謝を伝えた後、境内の生き物探し。

ツヤアオカメムシ Glaucias subpunctatus

15mm

コイツも越冬に備えるためか近くにいた。

神社の外壁には
カンキツヒメヨコバイ Apheliona ferruginea

4mmほど


もいたり

桜の樹表には
クロスジホソサジヨコバイ Sophonia orientalis

5mmほど

もいたりして、なかなか色とりどり、虫とりどりで楽しめた。
ちなみに、コイツの目は画像上側の目立たない白。

やはり、冬の時期、参拝するのなら、海沿いの人けの少ない神社がいい。
海水温が気温よりも1か月以上遅れるために、まだ周辺に暖かさが残りがちだから。

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ウデワユミアシサシガメ Polytoxus armillatus ? の捕食

2022-07-04 12:53:19 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2022年7月4日(月)

ウデワユミアシサシガメ Polytoxus armillatus かな?

20220630

知人とナイトウォーキング中、集会所の灯り近くの白壁で
たくさん飛来していたキイロカワカゲロウを捕食していた。

体長は8mmほど。
湿地性のサシガメで、赤黒のコントラストが鮮やか。
なので、後で調べるのがやっかいだと知りつつ、撮影してしまった。
普段は、湿地性の植物の根元でじっと獲物を狙ってるらしい。
だから、余計人目につかないまま、ネット上にもあまり書かれておらず
地域によってはレッドデータ記載種になったりしてるみたい。

サシガメの仲間だから口吻を刺し込みカゲロウの体液を吸ってる。

これが似たような水生昆虫タガメだったら「ヒーヒー喜ぶ人」も多かろうけどね。

で、コイツの特徴を調べてみた。


 前肢が弓なりに曲がってるから『ユミアシ』
 3対の脚に黒い帯があるから『ウデワ』
ということで、わかりやすい形態的特徴をそのまま和名のウデワユミアシサシガメにしてるみたい。

 胸部の1対のトゲはトゲでなかなかの特徴だよなと帰宅後驚いた。

でも、命名に種の特徴が記されていることはとても良いと思う。

例えば、最近、コガタブチサンショウウオが2つの別種にわけられ
この和名は九州に生息するものに残され
近畿・東海に生息するものには『マホロバサンショウウオ』という名がつけられた。
そりゃ命名権は発見・解明し論文記載したお方にあるんだろうけど
私個人の考えとしては、せめて『マホロバブチサンショウウオ』と、系統や特徴を少し残しておいてほしいと思うもん。

ま、コイツをみつけて撮影して
田んぼ周りのツチガエルやスッポン、稲を上ってく幼アマガエルなんかを見てまわって
戻ってきても、まだじっと吸ってたから、夏休みなんかの親子観察に「灯りを訪ねる夜散歩」はもってこいなんじゃないかなあ。
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ウスモンやらクスベニやら:カスミカメ2種

2021-12-09 17:40:38 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年12月9日(木)

最近の散歩からカスミカメムシ科の2種類。

ウスモンミドリカスミカメ 6mmほど

20211203

キク科の植物が好きみたいで、玄関から15歩で毎日会える。


色彩変異もうす緑から茶色まで


見ていて飽きない。
この多様な色彩変異のためか、かつては何種類かにわけられてたそうだ。


もう1種は、後から確かめてみたら死んでたんだけど・・・

クスベニヒラタカスミカメかな? 4mmほど

20211208

名前調べをしてて、驚いたのなんの!


もし、名前が合ってるとしたら・・・
2015年頃に西日本で初めて確認された中国原産の外来種。
6年前だから、つい最近と言ってもいいよね?

それが今や東日本にまで急速に分布を広げ、クスの木に食害を与えてるという。
知らんかったわあ~!

セアカゴケグモとかヒアリとかアルゼンチンアリとか
兎角人間っていうやつは「自分が直接害を被る可能性があるときには大騒ぎをする」けどさあ
食害によってクスの木が枯れるかも?」なんてなときには全くニュースにもならない。

たまたま見つけて調べたから、知ることができたけど・・・
なんか知らんうちに自然が蝕まれていったり、置き換わったり、なんてのは嫌じゃわ~!
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オオキンカメムシ:旅の途中か?

2021-09-26 17:15:54 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年9月26日(日)

オオキンカメムシ オス?  25mmほど

20210919

オスは、黄丸()のように黒い横帯と▲がつながってるらしい。



一週間前のこと、台風一過の日の散歩。
「ハイイロチョッキリがまだ見られるかもしれないよ」と、チョッキリ山へと友を誘って・・・

さすがに、もうチョッキリしたコナラやアラカシの真新しい葉も落ちてない。

と、互いに好き勝手にウロウロした帰り道。

「何か赤いのがおるでっ!」と、友の声!
友は、さっそく撮影をはじめる。
アラカシの葉の上に何かがいるみたいだ。

私は、老眼のど近眼、どこに何がおるのかサッパリパリ・・・トホホホホ

と、やっと気付いたときには「プ~ン!」と飛んでいきやがって・・・

眼で追う!
幸いなことに飛翔速度はノロノロで、柑橘系っぽい葉にとまった。
「あな、うれしや!」と、撮影開始!


「キンカメムシの仲間とちゃうかっ? こんなハデなん初めて見たけどな!」と、私。
「ふ~ん」と、友。
私の話くらいあてにならんものはないことは十分味わってる腐れ縁だもんな。


カメムシくんが少し落ち着いてきたとこで、前からパチリ!


ななめからパチリ!


帰宅後、調べてみたら熱帯性のキンカメムシの仲間(ほれみ? たまに当たるから始末が悪い)で
日本が北限であり、台風などの影響からか暖かい沿岸の越冬地とはかけ離れた北海道とかの寒い地域までも分散するらしい。


ひょっとしたら、コイツも台風で飛ばされてきたんとちゃうか?
と、思えるくらい飛び方は鈍くさかったもんなあ~。

いやあ、知らないことだらけで・・・
チョッキリを案内するはずだったのが、逆に初見の毒々しいまでにつややかな『赤と黒』を見つけてくれたことに感謝だなあ!

ちなみに、同じキンカメムシの仲間のアカスジキンカメムシもみつけたのはかみさん👇
アカスジキンカメムシ:臭くなく歩く宝石らしい


生き物との出会いに恵まれてるとは言い切れないけど、私は友人や伴侶には恵まれてるのかもしれんな!
(あ、よいしょ~っと!)

余談(すっかり去年も忘れきってたん)だが、昨日9月25日は、私の俳句デビュー記念日なのである👇
『句会ライブ』参戦記!:疲労困憊本番編
ひょんなことから始めて、まだまだ2年目。
本気さのかけらもなく俳句の裾野をはいずりまわってるけど、せっかくの記念だ。
一句、自分に捧げよう!(自分にかいっ!)

亀虫やスタンダールの道半ば
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