私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ハスの若魚  この冬を越せるのかい?

2016-11-30 18:50:58 | 淡水釣り
 2016年11月30日 水曜日

 今ひとつ気分がすぐれない。
こんな日は、かみさんの好みの場所へとドライブである。
ちょっと距離はあるが、紅葉で有名なスポットへと向かうことにした。

 おっと、その前に十分に乾かしたタナゴウキモドキを・・・・・・
ゼロバランスにオモリを調整してと・・・・・・


「また釣りするんかいっ!」という厳しい意見には、
「万が一、近くに川があるかもしれん。そのとき後悔してもあかんやろ?」と答えておこう。

 で、初めて訪れたのはこんなとこ。


 途中かみさんと「もう紅葉は散っとるけん!」「いや、まだあるで!」と口論になった。
一本だけ残っとった。 引き分けである。
日頃歴史的建造物には、まったく興味のない私であったが、ゆっくりと見て回った。
寺と神社の違いが分かってなかなか良かったぞ。

 そして、あにはからんや姉も測らんや、何とそのスポットの近くに川が流れているではないか! それ見ろ!

 というわけで、1時間ばかり竿を出す。新作タナゴウキモドキは絶好調であった。
タモロコ13尾・オイカワ1尾にまじって、ハスの小さな若魚が6尾釣れた。




 それにしても、これから冬を迎えるというのに・・・・・・この夏にしっかり栄養をとれなかったのだろうか?
「何という小ささなんだ!」
釣っておいて言うのもなんだが・・・・・・
無事に冬を越し春を迎えることを祈るしかないなあ。

「おっさん、おっさん、オイカワ釣れたんちゃいますのん。まだ、釣査魚種に載っていまへんがな。」
「しばらく載せんことに決めとる。春、ハデハデ婚姻色のオスの記録とってからじゃ!」
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クサフグ    不遇な中で ②       調査30種目

2016-11-29 17:12:17 | 周縁魚
 2016年11月29日 火曜日

 さ、スーパーで特売弁当とやっすいお茶を買って、場所移動だ!

 何といっても潮の匂いのする岸辺で食う弁当は美味い。
ま、ホントは、はよ竿出したいのでかっこんだ訳よ。だから味は分からん!

 いつもマハゼがよく釣れるこんなとこ。


 また、生体反応のない世界が時空に広がる。

 移動じゃあ!

 次の地点で、かみさんがマハゼをボチボチと釣り上げる。ホント上手くなったなあ。

 さて、クサフグである。


 こんまいのがやっと私の竿に・・・・・・ううっ! 会いたかったよお!


 本日、やっと2匹目じゃ! どっちもフグ! ホンマ全然釣れんけどうれしいぞお!


 若かりし頃、皮にも内蔵にも筋肉にも猛毒があると学んだ。
おいおい! あのじいちゃん(誰か知りたい人は前ページを読むこと)食うって言っとったがな!

 家に戻り、「フグ図鑑」をひもとく。えっ? 筋肉には毒がない・・・・・・。
だったらイワシなど採れた魚や実験で使ったウサギなどの動物を、
校舎の屋上に並べて「干物にして食ってた」若きひもじき時代に食えば良かったじゃないか!
今日は29日だ。29は「不遇」とも「フグ」とも読めるのである。
若き頃も不遇のまま見過ごしてきたんだねえ。

 あのじいちゃん、食い続けて生きとるもんなあ。
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ヒガンフグ    不遇な中で ①       調査29種目

2016-11-29 16:32:18 | 周縁魚
 2016年11月29日 火曜日

 
 今日は大潮。干潟の満潮時のようすを確かめるために出かける。

 ヒガンフグである。


 じいちゃんが1人釣りをしていた。見物するじいちゃんも2人いた。
「何が釣れるんですか?」
「今日は釣れん。」
じいちゃんの足元にあるみかんの網袋にはヒガンフグとクサフグと思われる魚がいっぱい詰まっとる。


 見物してたじいちゃんが聞いてくる。
「あんたらこそ何しようるん?」
「いや、このタナゴ竿で何か釣れんかなあ、と思って・・・・・・。」
「そがあなんじゃこんまいんしか釣れんが。釣ってどうするん?」
「写真記録だけして逃がすんです。何種類くらい釣れるかと思って・・・・・・。」
「変わっとるのお。ま、人それぞれじゃけえなあ。」

 少し離れた所で竿を振ることにする。


 ピクリともしない。
かみさんが、マハゼを釣った。じいちゃんにあげようとして断られた。
フグの方がよほど美味いということのようだ。
じいちゃんは、おっきいのからちっちゃいのから、ひとしきり釣り上げたところで帰路に着いた。

 チャーンス! そそくさとその場所へと移動。

 こうして、かろうじて1尾釣り上げたのであった。




 ヒガンフグは、比較的味がよく、フグのなかでも価格の高いもののひとつで、天然物しか流通していないらしい。
じいちゃんもうまいと言っていた。ばあちゃんと二人、ずっとこれらのフグを食べてきているという。
ただ、皮にも内蔵にも猛毒がある。
筋肉だけ無毒だというこの魚を自分で調理する勇気がでない。

 後は、にっちもさっちもいかん! 
今日は29日だ。29は「不遇」とも「フグ」とも読めるのである。
ついでに書くと釣った魚も29種目なのだ。

 なるほどね、場所移動じゃあ・・・・・・。
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タナゴウキモドキ   簡単インスタントウキの作成

2016-11-27 19:31:14 | 釣り道具
 2016年11月27日 日曜日

 雨が続く。

 こんな日は、部屋の整理・読書・・・そして釣具の補充。

 今日は、タナゴウキモドキをとりあえず2個作成。
この頃よく干潟に出かけ、半年使い続けたタナゴウキモドキを1個、カキ殻のせいでなくしてしまったからだ。
乾くまでの待ち時間をのぞけば、ホント数分もかからないひんしゅく物のウキなのだ。

 手順は、


① DIYで100円ちょっとで売っているバルサ材をカッターで切る。(数秒)
② つまようじで中心付近に穴を開ける。(数秒)
③ 程良い長さにつまようじを切り、ボンドをちょっぴり付けてから穴に差し込む。(数秒)

  乾くまでの待ち時間

④ ルーターと紙やすり(500番と2000番)を取り出す。


⑤ つまようじをルーターに差し込み、回転しているバルサ材を500番紙やすりで削っていく。
  その後2000番で、表面を磨いていく。形は好きなように。(1個につき数分)
⑥ 100均でマニキュアを購入しておく。黒・黄・赤・透明はあったほうがいい。
⑦ 100均のマニキュアを塗る。まず、透明なものを塗りニカワやうるしの代わりとする。
  今回は、少し大きめにする。干潟の魚の専用にするためである。
  
  乾くまでの待ち時間

⑧ 好きな色を塗る。乾いたら別の色を、と好きにする。
  仕上げの透明やラメ入りを塗る前。
  上から見てCARPの「C」になるようにしたつもり。

 安物しか持ってないし、
タナゴだけ特別扱いしたくもないし(かつては大きな河川まわりの水路に当たり前にいた魚だもの)、
私は、適当に大きさ・形を変えながら、楽しく安く長く使えればそれでよしなのである。

池でも川でも水路でも干潟でも、かつての賑わいはない。
黙々とロッドを振る兄ちゃんたちがいるだけ。
かといって、ヘラブナ釣りもタナゴ釣りも高尚すぎてとっつきにくい、なんて思うもんなあ。
気軽に子どもたちでも楽しめるチンケな多目釣りを続けていきたい。

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アカザ(赤刺)  久しぶりだあ、ガサ!      出会った動物4種目

2016-11-26 18:23:47 | 純淡水魚
 2016年11月26日 土曜日

 今日は久方ぶりのガサである。
「カジカ中卵型に会いたい。」 これが今回の大きな目標であった。 
一人では危ないということで、年中忙しくしている友が時間を割いてつきあってくれたのだ。

 で、アカザである。


「えっ? カジカ中卵型とちゃうの?」とつっこみたがる人には、
「4行前のことまで覚えてまへんがな。」と返しておこう。
採れんもんは採れん。

 環境省レッドリスト・絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている日本固有種である。
水の澄んだ中上流域の転石の下にいる。
夜行性だから、夜ライトを当てると、のらりぬらりひらりと動き回るようすも見ることができる。
夜ならば釣ることも可能かも知れないが、年寄りは夜早いので無理だ。
 
 さて、今年生まれのカワイイんが「私のタモ網にだけ」入ってくれたんじゃ。
ワハハハハハ・・・・・・書くしかあるまいがっ!

 こんなところでね。


 正面から見た顔はホントにカワイイ。
静岡県の淡水魚図鑑で表紙になっている位にカワイイ。
生半可なアイドルでは、表紙やグラビア1ページは飾れんぞ!
ま、今回も正面顔の写真は撮り忘れたのであるが・・・・・・。

 ここで、いつも写真の物々交換してる友の写真(自分のは載さんのかい!)の中から
まず、背中


 続いて立派になりつつあるオス


 最後に熟女になったメス

を載せておくので、立派なオスの姿は自分で調べてみよう。
オスかメスか分かるようになるからね。

「きれいなバラにトゲがある」ように「かわいいアカザにも棘がある」。
「バラのトゲには毒がない」が「アカザの胸ビレの棘には毒がある」。
私の親父は「テンキリ」という方言を使っていた。
天までキリキリと痛みが届くくらいなのだろうか? 
残念ながら刺されたことはないからなあ。


 
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