goo blog サービス終了のお知らせ 

私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

コモンフグ  ナゴヤフグの正体を探るんじゃ!の巻   釣査56種目

2017-01-13 08:14:49 | 周縁魚
 2017年1月12日 木曜日

再び同じ地を訪れた。
「あの逃がしたフグが釣りたいッ! 釣りたいッ!」と相棒がのたもうておられるんである。
私も親しくなったおじさんが言うてた「ナゴヤフグとは?」が知りとうてたまらん。

近くの小川で胴長はいてかるくひとすくい。
ミナミヌマエビを手に入れ、予備にとっといたアミエサとともに出かけたのであった。

コモンフグの幼魚である。






相棒がポンポンとシロメバルを釣り上げちょんのに私はボウズ。
やむ無く、水深が浅い泳いじょる魚が見えるところで竿を出す。
「おっ! ちっちゃいフグが近づいてきようるで! 食えっ! 食えっ! 食えっ!」
チョコボール化した(古いねえ~)私の願いもなかなか届かない。
かじりとっていきよるんである。

ミナミヌマエビの殻をむいて、ちっちゃい白身をハリ先につける(老眼にとって如何に困難なことか!)。
「また来ようるで。あっ! くわえたかも・・・・・・」
ウキが少し沈んで水中にとまっとる(ゼロバランスにしとるけえな)。
今じゃあ! 
クルクルッ、スコッ。 小さなフグの引きはとってもちっちゃい。

「やっぱりコモンフグじゃったんじゃあ!」
予測が見事当たったし、この1尾で十分じゃ、と満足しとると・・・・・・

相棒がヒガンフグを釣り上げやがんの。






もお~、ややこしいことすんなやあ!


しかも、この日出会った釣り人によると
「金色と銀色に包まれた気持ち悪いフグ」も釣れるという。
シロサバフグかいね?
ますますこんがらかってしもうたがな。

ちなみにコモンフグ、目の下に小さい白い点があることでクサフグと見分けるのが一番分かりやすいそうだ。
大変おいしいらしいけど、しろうとなので手は出さんのんである。

「おじさんが言うとったナゴヤフグ(方言らしい)の正体を言うど!」
「おっ! おっさん結論発表やで。」
「ナゴヤフグの正体は、コモンフグかヒガンフグか金銀体色のフグか未だ釣っとらんフグじゃ。」
「そのまんまですやん。」

続く。

とっても人の良い釣り人に出会う!の巻    台湾釣(ガサ)行記⑳

2017-01-13 07:31:35 | 台湾の魚たち
 2016年12月24日 土曜日

一番楽しみにしてたタイワンタナゴも釣れ、次のポイントへ移動じゃあ!
と、その前にどうしても気になっていたことを済ませておかねば。
「なあ、何釣っとるんか見せてもらおうやあ。」
「えっ? 失礼じゃろお!」
「ビク上げて覗くだけじゃし、ダメならダメでええし・・・・・・」
友が有無を言う前に、目星をつけていた釣り人へとズンズン足取りを速める。
「ソーリー。ウィルユーショウミーユアフィッシュ? OK? OK?」
と、池に浸けとるビクを指差す。
私はこんなときとんでもなくズーズーしく厚顔無恥な男へと変貌するのである。
「OK! OK! OK! OK!」
おじさん飛び上がらんばかりにビクへ駆け寄りよるがな。
ビクをすばやく持ち上げ、私たちの前の芝生で全部ぶちまけたがなっ!
「どうぞ! どうぞ!」と身振り手振りで言うておる。

フナ類・ティラピア類とヘミクルター類がおるおる! おじさんたくさん釣っとるわ!

フナ類・ティラピア類は、そのまま撮影。


ヘミクルター類は今後出会えんかもしれんから観察ケースに入れさせてもろうて撮影。

「謝謝! 謝謝! サンキュー! ありがとう!」言うてビクへ戻そうとすると
「どうぞ! どうぞ!」と、このヘミクルターを譲ってくれようとする。

何なんだ? この無償のやさしさは? 
私の予測をはるかに超えるおもてなしの対応をホンマさり気なくやってくださるんである。
最初はたまたまだと思っちょったが、
この旅の終わり頃には台湾の人の根っこにある日常のマナーなんだと分かってきたんであった。

さ、次へ移動じゃあ!