私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

粗首鱲(タカサゴオイカワ)かもね?の巻      台湾釣(ガサ)行記㉕

2017-01-19 09:35:17 | 台湾の魚たち
 2016年12月24日 土曜日

この日最後の採集である。

とりあえず粗首鱲(タカサゴオイカワ)のメスだと思う。友が採った個体である。台湾固有種なのである。


台湾東部でもこの辺は火成岩できた川底である。
ゴツゴツとかどばっているし、何より水が澄んでいる。


まず、観察してみる。
タイワンハナマガリ・ティラピア類・タイワンカワムツが小さな淵におるぞ、おるぞ。
「ふんふん、ここ釣りのポイント候補な。」
なんせ私は「釣りしかできない」状況にあったのである。友はそのことを知らない。
友は水中撮影とガサの2本立てで行くようだ。
この水路も水深が浅い。

そこで近くの水路も歩きながら調べてみることにした。
石垣護岸で水がたんまり流れとって水草もびっしり生えとる水路を発見!
「むちゃくちゃええがな! 流れのゆるいタマリ探そ!」と上流へと移動。
いきなりこんな看板が出とる。


よく分からんが「貴重な魚類資源を保護してまっせ! 採らんでくだされ!」と書いとる。
がっかりである。
よくよく見ると石組みも水草も明らかに最近人の手で造られた多自然型水路じゃんかっ!


肩をがっくしくるぶしまで落としながら上流へと進む。
ティラピア・コイ・フナ類に混ざり、いろんなヨロイナマズらしき魚やシクリッドたちが走り出す。
まるで混泳水族館である。しかもこの辺りの水路の水をここに一気に集めとる。
「田舎で人影もまったくないけえ、だいじょぶ!」しばし心の欲望のささやきと闘いつつも竿は出せんわなあ。

肩をがっくしかかとまで落としながらもとの水路へと戻り、釣りを始める。
ティラピアが食いつく。アワセに失敗。
二度と見向きをしてくれん。
「なんて日だ! タイワンタナゴで運を使い果たしたんかいな?」
やむを得ず胴長にはきかえ、レジ袋を手にガサをするマネをしはじめる。

前のポイントでヒマなので気づいたのだが
「折りたたみ携帯バケツを池に忘れた」らしいのである。
なんぼ探しても見つからんのである。
しかも思い出せんのんである。
記憶力・注意力ともに1万2万どころか散漫しているのである。
「言うと迷惑かけるし、かといってこのままじゃあ、あと4日採集できんし・・・・・・」
一人でかなり悩んどったのである。

さ、次の展開やいかに!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする