2017年1月11日 水曜日
シロメバルである。
2008年に従来のメバルがシロ・クロ・アカの3種に分類されたのである。
メバルとなるとマハゼ同様に食べられる釣り味の良いメジャーリーグじゃもんね。
いや、釣りをするつもりではなかったのである。
川ものぞきには行っとるんである。
さぶいので竿を出す気になれんだけである。
ただ今日はあまり風もなく陽気がいいので「海岸線をドライブしよや」ちゅうことである。
その証拠にエサを持ってないのである。
その途中、風裏にあたる岩礁帯にたまたま立ち寄ったとき、2人の釣りおじさんがいたのである。
のべ竿で釣っているおじさんに共感し、声をかける。
「何が釣れてますか?」
「ん、メバル。まだ1匹だけ。昔はようけ釣れたんじゃけどねえ。」
「私らも釣りに来たんですよ。エサ忘れちゃったけど・・・・・・。」
おいおい! いきなり相棒ぬかしとるがな!
「ええよ。どうせ余るけえな。」
生きたコエビとサヨリ用をちょっと大きくしたアミエサを分けてもらっとるやないの!
大ファインプレーである。
2人に迷惑かからん所へ移動。
小さなメバルが数匹浮かんどるわ。
なんせこちとら180cmのタナゴ竿。
「眼のいいメバルなんか昼間っからどうせ釣れんわ。」
と、第一投。
いきなりウキが消し込んでいく。
あらま? 竿がしなるしなる。
向こう合わせに近い形で釣り上げたと思った瞬間、ポトン。
火が点いてしもうたがな。
という訳で、手のひらサイズのブルーギルくらいの強いヒキをこらえつつ
なんとか釣り上げたのがこのシロメバルなのであった。
車に戻り、記録撮影にとりかかる。
いつもの撮影ケースには入らんので、もっと傷だらけの大きいケースでパチパチしとると、
おじさんの方から声をかけられる。
「ちっちゃいなあ。」
「エサ有難うございます。いやあ、おっきすぎますよ。この竿じゃほぼ限界ですわ。」
事と次第をかいつまんで話してみる。
「わしも好っきやなあ、そういう釣り。お互いのべ竿ひとすじやもんな。」
意気投合である。おじさんのってきたで!
「だいたい魚も命かけとんや! 折れるか切れるかギリギリのやりとりせんと申し訳なかろうがっ! なっ!」
「ホンマホンマ。」
「コマセぼんぼん撒いて海汚しよったり、リールで遠くまで飛ばしたり、
おかげで近場にいた魚もなあ、最近すっかり少なくなったわ。」
「あんたら、もっとエサ持ってってええで!」
「いえいえ、もう十分です。」
「その竿でも十分釣れる浮き桟橋も近くにあるけえ教えちゃるわ。」
おじさん口もよく動くが、手作りのウキ(と言っとった)もひっきりなしに動く。
立て続けにシロメバル3匹。名人芸やね。
ついでに私のメバルもおじさんに持って帰ってもらうことに。
そうこうしとるうちに相棒が20cmを超えるフグを釣ったらしい。
持ち上がらんらしく「ワァーワァー」騒いどるがな。
で、川で大物がかかったときに教えていた「顔上げさせて弱るまで待つ」作戦を思い出したらしい。
プッツン!
ハリが噛み切られとんでやんの!
「そんな説明(フグの歯がするどいこと)聞いとらん!」
顔がフグみたくなっとるがな。
ちなみにおじさん「ナゴヤフグ(方言)じゃ」言うとったので、おそらく「コモンブグ」じゃね。
残念! 見たかったわあ!
その後、大きなドロメを釣り上げ機嫌を直していただけたのであった。
「あのフグ、次は釣っちゃるけんね!」とのたまわっておられる。
リールで釣っとったおじさんだけがボウズみたいでものも言わずに去っていっちゃった。
いやあ、話が合う人との楽しいひとときだったなあ。
シロメバルである。
2008年に従来のメバルがシロ・クロ・アカの3種に分類されたのである。
メバルとなるとマハゼ同様に食べられる釣り味の良いメジャーリーグじゃもんね。
いや、釣りをするつもりではなかったのである。
川ものぞきには行っとるんである。
さぶいので竿を出す気になれんだけである。
ただ今日はあまり風もなく陽気がいいので「海岸線をドライブしよや」ちゅうことである。
その証拠にエサを持ってないのである。
その途中、風裏にあたる岩礁帯にたまたま立ち寄ったとき、2人の釣りおじさんがいたのである。
のべ竿で釣っているおじさんに共感し、声をかける。
「何が釣れてますか?」
「ん、メバル。まだ1匹だけ。昔はようけ釣れたんじゃけどねえ。」
「私らも釣りに来たんですよ。エサ忘れちゃったけど・・・・・・。」
おいおい! いきなり相棒ぬかしとるがな!
「ええよ。どうせ余るけえな。」
生きたコエビとサヨリ用をちょっと大きくしたアミエサを分けてもらっとるやないの!
大ファインプレーである。
2人に迷惑かからん所へ移動。
小さなメバルが数匹浮かんどるわ。
なんせこちとら180cmのタナゴ竿。
「眼のいいメバルなんか昼間っからどうせ釣れんわ。」
と、第一投。
いきなりウキが消し込んでいく。
あらま? 竿がしなるしなる。
向こう合わせに近い形で釣り上げたと思った瞬間、ポトン。
火が点いてしもうたがな。
という訳で、手のひらサイズのブルーギルくらいの強いヒキをこらえつつ
なんとか釣り上げたのがこのシロメバルなのであった。
車に戻り、記録撮影にとりかかる。
いつもの撮影ケースには入らんので、もっと傷だらけの大きいケースでパチパチしとると、
おじさんの方から声をかけられる。
「ちっちゃいなあ。」
「エサ有難うございます。いやあ、おっきすぎますよ。この竿じゃほぼ限界ですわ。」
事と次第をかいつまんで話してみる。
「わしも好っきやなあ、そういう釣り。お互いのべ竿ひとすじやもんな。」
意気投合である。おじさんのってきたで!
「だいたい魚も命かけとんや! 折れるか切れるかギリギリのやりとりせんと申し訳なかろうがっ! なっ!」
「ホンマホンマ。」
「コマセぼんぼん撒いて海汚しよったり、リールで遠くまで飛ばしたり、
おかげで近場にいた魚もなあ、最近すっかり少なくなったわ。」
「あんたら、もっとエサ持ってってええで!」
「いえいえ、もう十分です。」
「その竿でも十分釣れる浮き桟橋も近くにあるけえ教えちゃるわ。」
おじさん口もよく動くが、手作りのウキ(と言っとった)もひっきりなしに動く。
立て続けにシロメバル3匹。名人芸やね。
ついでに私のメバルもおじさんに持って帰ってもらうことに。
そうこうしとるうちに相棒が20cmを超えるフグを釣ったらしい。
持ち上がらんらしく「ワァーワァー」騒いどるがな。
で、川で大物がかかったときに教えていた「顔上げさせて弱るまで待つ」作戦を思い出したらしい。
プッツン!
ハリが噛み切られとんでやんの!
「そんな説明(フグの歯がするどいこと)聞いとらん!」
顔がフグみたくなっとるがな。
ちなみにおじさん「ナゴヤフグ(方言)じゃ」言うとったので、おそらく「コモンブグ」じゃね。
残念! 見たかったわあ!
その後、大きなドロメを釣り上げ機嫌を直していただけたのであった。
「あのフグ、次は釣っちゃるけんね!」とのたまわっておられる。
リールで釣っとったおじさんだけがボウズみたいでものも言わずに去っていっちゃった。
いやあ、話が合う人との楽しいひとときだったなあ。