私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クリスマスイブの過ごし方の巻      台湾釣(ガサ)行記㉗

2017-01-22 21:00:58 | 台湾の魚たち
 2016年12月24日 土曜日

友のおすすめで台東市の民宿へ戻る途中にある有名な弁当屋に立ち寄ることにした。
弁当屋といっても歴史的建造物をしっかり保存した大きな「道の駅」である。
かつて日本が統治していた時代に造られた駅と列車、そして当時の学校を大切に保存し、活用しているのだ。
観光地は苦手なのだが、300円未満の弁当を2つ買ってから、友に案内してもらった。


敗戦後、中国や韓国など隣国の強いバッシングにさらされている日本。
戦争は命や領土を奪うだけでなく、歴史や文化・言葉、そして自然さえも奪ってしまう。
台湾の小さな川魚に「タカサゴオイカワ」という日本名がつけられていることでも分かる。
「今日からアブラボテと呼んではいけない! Oily Bittering と呼ぶこと!」
なんて言われた日にゃ、釣りにもまともに行けまへんで。
だから反日感情がわくのも自然な流れかもしれんなあと勝手に想像していたのである。

ところが台湾は文化や施設保存も含め、親日的な対応に満ち満ちているのであった。

ともあれ今夜は「豪華厚切り煮込み豚バラ肉2枚入り弁当」である。
クリスマスイブになんとふさわしいことか!


民宿へ戻り、コンビニで飲み物を買い、シャワーをたっぷり浴びて、がっついた。
「うま~い! うま~い!」
名物にうまいものなし、という先入観もコナゴナに破壊されていく。
念の為に買ったつまみ類に手を出すこともできんくらいのボリュームである。

あまりに幸せになったので一人で散髪に出かける(散歩じゃないよ)ことにした。
髪を切ったばかりの友も「旅の記念になる」と強く勧めてくれ、使用前の私をパチリ。
店をのぞくとおばちゃん一人。完全に寝とる。
戸をガタガタ言わせて開けようとするが開かん。
おばちゃん、めんどそうに起き上がりつつ手を左右に振る。
「ダメダメ! 今日は終わりだよ!」と言ってるみたいだが
髪に手を当てハサミで切るマネをすると
「しようがないねえ。入っといで!」と戸を開けてくれる。
なすがママに(きゅうりがパパにとも言う)切ってもらう。
わずか10分。洗髪も頭皮をしっかりもんでもらい、170台湾元でできあがり。
実に気持ちのいいクリスマスイブを過ごしたのであった。

「えっ? 小さな事件なんか起きとらんやんか?」という人はブログしっかり読んでくれとるね。
これから起きるんである。
夜中の3時頃、友が何度もトイレへとお出かけになるんである。
「バタバタと何しとるんかいの?」と思いつつ深入りもせず深い眠りについとった。
日頃の仕事疲れと馴れない左ハンドルの運転に加え、魚採りと私の世話でダウン寸前だったんじゃろうね、
豚バラ肉の大量脂肪を受けつけんくらいに弱っとったんじゃろうね、と後から思うのであった。
「えっ? そんなんが小さな事件なんか?」ちゅう人は、友のことを知らん人である。
同じものを食べて先にダウンする人ではないのである。こっちはピンピンしとる。
しかも、翌朝の豪華でコジャレた朝食にまったく手を出だんかったんぞ!




コメント
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