イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ラッキーガール

2007-10-14 17:00:06 | コスメ・ファッション

やっぱりライブでは“客席が温ったまる”ってことは大きいなあ。『爆笑オンエアバトル1012日放送(2410~、それにしても最近は10分早まったり繰り下がったりが頻繁)、オンエア5組中、漫才3組、コント2組ときれいに棲み分けられましたが、計量順がネタ見せ順とすると、実はオンは序盤3組と終盤2組で、見せ順中盤の48番目はきれいにオフエアなんですね。

特に、3番目磁石429kbがまあまあだったあとの4番目瞬間メタル193kbでの落差が大きく、5番目よろこんで佐藤145kb6番目マッサジル149kbで輪をかけてしまったため、、7番目スパローズ289kb8番目ザクマシンガン337kbと“回復に手間取った”感。

そこから9番目ニッケルバック477kbで一気に重石が取れ、最終番ストリーク501kbは「ええい全部持ってけ」のノリだったのではないでしょうか。

この日の最高・513kbを叩き出した三拍子は、いつもストーリー起承転結の盛り上がりより、散りばめた小ネタの密度とリズムで持っていくタイプの漫才なのですが、今回は本当に百発百中だった。

「オレが先生と生徒やるからおまえ見てて」「ヒマだよ」でずっぽりレールにはまって、終盤の「オレがまだしゃべってんだから」→気功のくだりで若干安になった以外、はずすところがなかった。「ミョ、ミョ」を、(2回でも4回でもなく)3回使ったのもクリーンヒットだったし、「KB(=久保ばっかり)」もまず高倉から振って、2度目で久保が拾って高倉が突っぱねる、ミョ、ミョ、絶妙のコンビネーション(…………………)。

好調の原因は、いつもは半端ない久保の今日に限っての汗の少なさ、つまり身体的コンディションにあったのでは。

彼らの高得点につなげたトップバッター5GAPは、キモ系女装のカップルコントなんだけど、なんかキモ担当のボケ、ぶちゃいくなわりに愛嬌があるんだな。これで三文の得。

動きや顔芸の挟み方、ヒゲのツッコミの「なんでオレこんなヤツと付き合ってるんだよ」なんかはペナルティを髣髴とさせるふしもあるけど、あんまり“確信犯的キモさ”を押し出してない分笑いの質がストレートで心地よい。「てじなーにゃ」は看板にできそうですが、この人たちの面白さはむしろその後、ツッコミに顔芸なぞらせて「それにしてもおにぎり」と置き去りにして「戻せよ!」と言わせる流れのほうにあると思う。

三拍子の直後での429kbはご本人たちは不満だろう磁石は、強いて言えばワンストーリーの展開と、小ネタの敷き詰め方が三拍子に似すぎていたかも。

「しかもなんで調布まで?」「似てんだろアイツら付き合ってんだよ」でボケ永沢が「チュッチュチュッチュ」と顔芸に走る辺り、急上昇しかかったんだけど、終盤「長澤まさみちゃんだよ」でなぜか下降、オチも通り一遍だった。やっぱり玉数稼ぐためには、多少真ん中がグダっても、終盤で上げて終わりよければにしないとね。

同じ“別れ話ネタ”でかぶったニッケルバック477kbと健闘。こちらは5GAPに比べると、メガネのボケも、ロンブー淳風ヘアスタイル“巻き込まれ常識人担当”のツッコミも、あんまり愛嬌好感度なヴィジュアルではなく、“三文安”なのですが、携帯使われて、最初は“まぁいっか”だった一般人の迷惑ボルテージを「ナベちゃんに失礼だろ」や何やでだんだん上げていき、キレかかったときに「それに、愛の言葉がよく似合う」でおだてて乗せて「ナイスアドリブ」とガッツポーズシンクロさせるまでに至るストーリー描出はなかなか緻密だったしテンポも良かった。

「鈍器」の使い方がやや水を浴びせる感じになったのが惜しいかな。前回オンエアの社内不倫ネタに比べて若干毒気は薄まりましたが、アンジャッシュの初期を思わせる方向性で、依然、次ネタへの期待感は維持しています。

ラストバッターゆえの大サービスでover500となったストリークも、満更、過大評価とは言えませんが、ボケの“なんでも野球”に、ツッコミが「いい加減野球から離れろ」と言いながら、結局巻き込まれて同調する…という“大づかみなノリツッコミ”がこの人たちの流れで、言ってしまえば“それだけ”。

「かっとばせーやーのー」とハモるところが今回のピークになり、あとは惰性。この流れに飽きられたら、普通に終わりだと思いますが、この人たち、すべてを“お約束”“お決まり”にしながら「ベタだねえコイツ!」ってたぐいの笑いを、しぶとく取っていきそうでもあるんだ。

関西、プロ野球ファンに限らず、“ベタ”って根強い人気ありますからねぇ。

ただねぇ、今回、全組すっ飛ばして、神田愛花アナのニッケルバックのネタ前紹介「♪ツイてるね~、ノッてるね~」がいちばん直球で爆笑だったりするんだなあ。

中山美穂さんの、86年秋の資生堂化粧品キャンペーンソング。神田アナ当時満6歳。歌ってたのか。「アイカちゃんかわいいねぇ」「ナカヤマミポリンより美人だねぇ」とか親戚中のアイドルか。怖さ知らずのシロウトの怖さ。プロ芸人の面子まるつぶれ。まずいよ愛花。誰か止めろよ。

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