ファンデーションをBBクリームに替えて良い事いっぱい、とわかると、なんだか欲が出てきまして、「もっとコスパの優秀な物はないか?」とムラムラ考え始めました。
なにしろ月河の“長年の愛用メーカー”のBBは、他社を先にやってじっくり満を持してのリリースだけあって、品質も使い心地も文句はないけれど、お値段も満を満している(?)。
そこでひさかたぶりに大手ドラッグストアチェーンのコスメ棚へちょこちょこ足を運んでみました。おぉ綺羅星の新色、新製品。90年代の花のOL時代を思い出すパルピテーション。
まずは大手のチェーンなら全国(たぶん)どこでも扱っているCE社製とCH社製、そして月河がメイクを始めた70年代から「ファンデーションならここ」の評判をとっているK社製、この3作のBBを順次試してみました。
月河はどういうわけかうら若きメイクビギナーの頃から、塗り物を塗ると一段ガッと黒くなるので、試したのはどれも各社のラインでいちばん明るい色目。
一言で言えば一長一短ですBB。
CE社は若干“粉”分が多く、従ってすべすべ感が物足りず、伸ばすときにムラになりやすいので、ムラ消しに結構時間とテクが要ります。でも色はいちばん月河に合っていて、伸ばし切ったときの肌映えがいい。
CH社のは逆に、糸を引くほどの“乳液”感があり、なめらかにすいっと伸ばしやすい反面、つるつるつるつる“伸びすぎ”で、ベースメイクしたぞっという手ごたえに乏しいかもしれない。
やはりいちばんそつがないのはK社で、“粉”度と“乳”度のバランスがいちばん取れていて塗りやすい、伸ばしやすい、定着しやすい。プラス、SPFも高く対・紫外線もいちばん高機能なのですが、惜しむらくはお色が月河の肌にもうひとつなじみません。黄褐色みが強すぎるようです。質感そのものは、良ファンデーションらしく肌理がととのい輝きも増してくれるので、なんとももったいない。もうすこし薄白紅みが挿してあるといいのですが。
でも微妙なんですよね、明るめ色のファンデの黄みと紅みと白みのブレンドって。もともとの愛用メーカーOR社のファンデ各種は3~6色取り揃えてくれているのですが、約20年近いユーザー歴を誇る月河もいまだに“単色でドンピシャ”の色には出会えていません。なんとなく、カラースケールが明るめに寄れば寄るほど微妙になってくる感があります。
それはともかく、煎じ詰めれば、「各社のをちょっとずつ混ぜて伸ばす」のが、濃度的にも色調的にもいちばん無難、かつ高パフォだということになってしまったようです。なんと普通な。
人生なにごとも急がば回れ。時短が売りのBBも、ちょっとの探求心と欲をもっていろいろやってみると、下地塗った上に塗り重ねて粉たたいて、のフル手間ベースメイクと大筋一緒な結論に落ち着いたことでした。
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