イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

10月に向けてバク進だ

2010-09-18 19:20:54 | 朝ドラマ

しかし、17日(金)放送で、しげる弟光男さん、布美枝さん(松下奈緒さん)に「クシャミでギックリ腰」コールよこしていたけど、電話口までどうやって行ったのだろうか(@『ゲゲゲの女房』

グキッ!て来たら、もう方向転換はおろか、顔上げる手を伸ばす、いっさいがっさいできなくなるもんですよね。安静にしてろって言われても、横になるなんてどうやったらできるんだ、そもそも布団が敷けないし、敷けるスペースのある部屋まで、這ってもずっても行けないしみたいな、病理的金縛り状態。

何かを掴むとか、声を発するとか、こんな細かい動作までが腰に力をこめないとできなかったんだ、と激痛のうちに実感する、それがギックリ腰。

ここは布美枝さん電話をとって「はい、村井です…あら、栄子さん(植木夏十さん)?…(先週のイトツ父さんの臨終シーン、葬儀後喪服兄弟集合シーンから、源兵衛さんウインク式の○スポット抜きで)…光男さんに何か?……あら、あらららッ…いえ、いえいえ、代わらなくても、ウチの人に伝えておきますから、ハイ、どうぞお大事に」ぐらいの演出にしておいたほうがリアルだったかもしれませんね。イトツさん臨終の枕辺で泣いてた以外セリフもなかった栄子さんですが、扮した植木夏十(なっと)さんはしげる兄雄一さん役大倉孝二さんの劇団の、結構ランク上の女優さんです。電話越しの声ぐらいフィーチャーしてあげようよ。

 …そんなこんなで喜子ちゃん(荒井萌さん)に猫の手活躍チャーンス与えた光男さん(永岡佑さん)も、18日(土)の『鬼太郎』3度めTVアニメ化やったねシーンではちゃんと直立参加してました。よかったよかった。

 小三生徒に心ならずも“エコひいき”呼ばわりされて、「子供の気持ちがわかるつもりでいたのに思い上がりだった、先生に向いてないのかも」「先生辞めようかな、そのほうがお父ちゃんも喜ぶし」とネガティヴに傾きかけた藍子(青谷優衣さん)には、“意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない。”“人は努力している間は迷うに極(き)まったものである。”のゲーテ謂いがお父ちゃん(向井理さん)から。兵役の雑嚢にも入れて愛読し「嫁なら読め」と布美枝さんにもすすめたゲーテの名言が、遠くここで再び活きてくるとは。

 藍子さんは真逆に、幼い時から「娘は教師にする」と親戚ご近所に公言され「教師になれ」「そんなことでは教師になれないぞ」と言われつけて育ち「うちの娘がついに教師になった、鼻高々」なご両親のもとだったらどんなにプレッシャーだったか考えてみるといい。“親は別に望んでない、強制してない”“こんな道に進むとはびっくり”というスタンスだからこそ自由に進退を選べるということもある。

お姉ちゃんのいつにないガチ猛勉ぶりをカーテン越しにいちばん近しく見ていた妹・喜子ちゃん(荒井萌さん)からのリクエストで、「教員を辞めさせウチに入れる機会♪」と都合よく考えていたお父ちゃんが「おーい、エヘン…」と緊張して自筆ゲーテ名言色紙持ってきてくれたんだから、藍子さんももっと愁眉を開かなきゃね。暗ーい顔して棒立ちの女先生じゃ、小三坊主たちリスペクトしてくれんぞ。

喜子ちゃんのお姉ちゃん愛と、藍子さんのちょっこし余裕不足な長女気質がフィーチャーされたラス前週。藍子は学校で生徒たちに信頼回復モテモテ、喜子はお茶くみ電話番秘書業バリバリ…ということさらな救済篇がなくてかえってよかった。二人とも、しっかり両親のDNAを受け継いでいますからね。

コメント
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