イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

5番、ショート、クロエ(…意味不明)

2010-09-09 13:43:49 | 海外ドラマ

DVDリリース済みのシーズン、全体の六合目ぐらいまでしかまだ踏破していませんが24(トゥウェンティフォー)』「時間がない!」「ほかに方法がない!」「やるしかない!」3点突破で毎シーズン、全篇押し切るジャックも確かにすごいけど、いっそそれより何よりざっくり感想を言うと、

……「アメリカ大統領、やってられんわ」

 もうね、そりゃ超大国のトップさんなんだから、敵国、テロリストに狙われるのはしょうがないけど、自分が選任した側近閣僚、さらには身内、家族に敵が潜みすぎ、寝返られすぎ、裏切られすぎ。フタを開けたらどころか、引き出しあけてもトイレの扉開けても、パンツ脱いでもそこから敵が出てくる勢い。“完全に、完璧に、とことん、200パーセント味方”と言い切れる存在がドコにもいないという。ちょっと振り向くと、必ずその中に敵がいる。

こんな、年じゅう足元地雷原みたいな職責に就くのに、わざわざ好きこのんで、大枚のカネ注ぎ込んで大人数のスタッフ雇って、あのでっかい国じゅう行脚して愛想振りまいて、選挙に受かってやろうなんて考えつく人の気が知れない。月河が、媒体通じてでも、リアルタイムで顔と名前が一致した最初のプレジデントというとやはりJFK、ジョンソンさんがちょっと印象がなくて次いでニクソンさんぐらいですが、現オバマさんに至るまで、みんなよくよくの変わり者だね。

シーズンⅠの終盤のほう、いろいろあったがカリフォルニア予備選を勝ち抜き候補指名間違いなしまで漕ぎつけたデイヴィッド・パーマーに、参謀のマイク・ノヴィック(←『ゴッドファーザー』連作でロバート・デュバルが演じたコンシリオーリ=トム・ヘイゲン弁護士にちょっと雰囲気が似ていて、月河、贔屓キャラです)が「大統領になられれば、100パーセント公人になります」と言う場面がありましたが、公人になる=私生活が無くなるどころか、人間でなくなるに等しいではありませんか。

もう、生身の人間を就けるのやめて、CGにすればいいのにね。裏切る閣僚幕僚側近がいても、本人が不眠不休で対抗出来るから無問題。足を引っ張る親戚身内もなし。

それでも、ファーストレディがいないってのも若干物足りないか。これもCGで作りますか。シェリー・パーマーみたいなおっかないのじゃなく、マーサ・ローガンみたいな危険物でもなく、不眠不休で笑顔を振りまき、チャリティにいそしむ賢婦人。「もう少しスカート丈が短いほうがいい」「胸もあったほうがいい」とか国民の声が上がると、その都度応じてくれる。国民が仕事から帰って端末を開くと「お帰りなさい、今日もよく働いてくれましたね、大統領も、アナタとアナタの子供たちが幸せに暮らせる国になるよう頑張っておりますワ」「バーボンソーダか、バドライトでもいかが?それより先にシャワーかしら」と嫣然と微笑む。

……なんだ、メイド喫茶の二次元年増版と変わらんな。

「そんなことやってるヒマがあったら、オレを先にCGにしてくれ!」とジャックが吼えそう。彼の場合、実写でもすでにCGと遜色ないぐらい弾が当たらないし、倒れないし、“死にそう設定”付けても付けても死なないですけどね。

コメント
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