IE 6から 7に切り替えて2週間経ちますが、相変わらずスーパーぎくしゃくしています。ひどいときには日に5回ぐらい「問題が発生したため、Internet Explorerを中止します。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。/作業途中の場合、その情報は失われた可能性があります。」のボックスが出現します。
Microsoft社も、月河のPCからのエラー報告、いい加減「またアソコか」って飽きてるような気がする。
特に文字入力中に、言語バーの設定通りに文字が入って行かなくなることから問題が発生する率が高い。使用頻度高いほうではないけれど、ネットショッピングの申込時やオークション入札時にコレ出現したら、どこ時点で情報が失われたかわからなくなって、トラブルの元もはなはだしいと思う。
複数タブを使っての展開に、まだこっちが慣れてなくて、つい同じひとつのタブの中で、リンク内リンク内リンク…とか、お気に入り・履歴からの拾い開きをやってしまいがちなのも、ぎくしゃくの一因かも。習うより慣れろで、もう少し勉強と慣れが必要そうです。
昨日は『真夏の薔薇』サウンドトラックCD入荷の電話があったので回り道をして取りに行って来ました。
前にも書きましたが、『真夏~』の1年前に放送された『沙粧妙子 最後の事件』STとは、同じ岩代太郎さんの曲とは思えない…のは実は曲想の表層だけで、どこかやはり根底で相通じるものがある。
それはどちらもリズムやビート、旋律の背景ともなるトラック部分などに“人間の鼓動”“拍動”が感じられるからだと思う。ドラマの絵柄だけ比べればはハードで無機質だった『沙粧~』と、生々しい感情の衝突からみ合いにペーソスと滑稽味もあった『真夏~』は対照的だけれど、個々の曲はとても人間の生身感に満ちていて、血流や体温や呼吸、リンパや体液の分泌などまでが交響し協奏し合って楽曲になったよう。
これは、劇伴の対象というか本体の作品を問わず、作曲家としての岩代さんの持ち味なのでしょう。
早速こちら←←←側の柱に載せてみました。7.Fuga For The Fate の荘重な中にも駘蕩たる温もり感。4.Music For A Blue Roseは劇中、碧(安永亜衣さん)の不安や波立つ心を強調した場面でよく使われていましたが、曲の終末部は穏やかで、“こんなにも一生懸命に平安ややすらぎにたどり着こうとする、人間の心っていじらしい”と思えてくる。
ドラマが山あり谷ありだったわりには、サントラは概ねゆったりなだらかなトーンでまとまっています。“真夏”というより、風のそよぎに爛漫の季節を感じつつも、今年もまた夏が来るのね…と白い雲を仰ぐ仲春の空気感です。
次作の昼ドラ『花衣夢衣』の音楽担当は、女性和楽器奏者3人のユニットRin’とコーニッシュ。加賀友禅の世界をからめた“和”仕立てのドラマということでの起用でしょう。Rin’というユニット名は“凛とした”という日本語と、英語のring(鳴る)とをかけた命名とか。全員東京芸大卒、美人揃い(公式で見る限りでは)。すごいな。
コーニッシュは昨年秋のこの枠『愛の迷宮』の音楽も担当。ドラマを途中で視聴脱落してしまったのであまり音楽の記憶が残らなかったのと、ジャケ写が00年の中島丈博さん脚本のドラマ『永遠の仔』のポスターにまる似だったのとで気持ちが冷めてしまい、サントラCD買おうかという段階まで体温上昇しないままだったのですが、部分的に覚えているのは、昭和の日本メロドラマと、モノクロからテクニカラーに移行する時期のハリウッド映画とのトラックをミックスしたような懐旧感のある曲調。
『花衣~』劇中にうまいこと引き込まれたら、コーニッシュ再発見のつもりで、また遡ってCD取り寄せたりするかもしれません。おい!小遣い幾らあっても足りんぞ。