イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

キャラが立ちすぎて

2007-11-05 21:14:14 | テレビ番組

小沢一郎さんの党首辞意表明、ホリのモノマネ“この人が絶対言わないことシリーズ”中尾彬篇みたいだったな。語尾が、と言うか、口調が。

「お掃除終わりまし、たッ」

……あと民主党のキャッチコピー「政治とは、/生活で/ある。」の前で、こういう会見やるのもどうなんでしょう。大連立の主導権でもとって上首尾に終わって意気揚々「これで日本はもっとよくなります」的会見ならともかく、スベってたかが野党の党内役職辞めるの辞めないのって話でしょう?「この人たち、死ぬまで‘政治家’しか生業ないもんな」「政治家やってることがメシの種って連中だもんな」という感をいや深めさせて、党的にマイナスキャンペーンだったんじゃないでしょうか。

どう考えても、いまの日本、「いちばん“政治”を必要とし、“政治”が崩壊したらいちばん切実に困るのは“政治家”」だと思う。

“政治”“政治家”“芸能”“芸能人”に置き換えても成立しますね。

小沢さんの一連の動き、それに呼応する党内のジタバタぶりは、“‘政治家’しか能の無い人々”の業(ごう)みたいなものを哀れに浮かび上がらせました。

それに対して福田康夫総理「びっくりしましたね」。

…ちょっと余裕。心の中でシャンパングラス2つひそかにチン!鳴ってる顔でした。

『愛の迷宮』25話。ゆりあ(黒川芽以さん)のコンクール受賞作デザインが「私の心を動かした」「いいデザインだからコンペに勝てる」と持って回った言い方で(←自覚なし)好意を表現する拓真(阿部進之介さん)。自分の建築センス、能力が評価された、褒められた、と、これまた遠回しな受け止め方で喜ぶゆりあ。

“才能に惚れ込む”“評価しリスペクトする”というタームを“恋愛感情”の代替にする表現、アートや特殊技能の世界を舞台にしたお話でよく出てくるけど、思いっきりありきたりだなぁ。

フィクションとして、演出や描き込みがちゃんとされていれば“アリ”なんですけど、何度も言うけどこの2人、特にゆりあに関しては、成人後そういう肌合いのキャラに作られてないので、「二級建築士の資格も取ってなくて、何棟もの住宅含むコンペ応募してる場合じゃないだろ」と、つい愛のないチャチャを入れたくなってしまう。

父であり社長でもある光男(保阪尚希さん)「コンペに勝てなかったら経営企画部部長を辞めてもらう」効果音ガーン、ってのもね。拓真が“石にかじりついても”なハングリー精神で、夢にまで見たって勢いで部長職に這い上がってきた描写も無いし、辞めても食いつめるわけでもないってわかってるし。

今日の見どころは、コンペ勝利のための秘策として光男が招いた建築家・木島役の俳優さんが、まぁ国際的大物デザイナーって設定なもんで、うぐいすきな粉みたいな色のダボジャケットに同色のインナー、襟元に細ストール結びとか、バーガンディのベロア上着に藤色シャツとか(でもズボンは同じおっさんベージュ)の気障キザコーディネートで登場するんですが、顔が麻生太郎・前幹事長そっくり。そこだけは前のめりで観ました。

顔立ちというより、しゃべるときの顔の向け方の角度かな。麻生さんと言えばあのおクチですが、トレードマーク的最重要パーツが似てなくても、人間の顔って、これだけ似ることができるものなのだ。

『笑点』大喜利で林家たい平さんがやる麻生モノマネはまったく似てませんが。

コメント
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