昨夜は『爆笑オンエアバトル・チャンピオン大会ファイナル』の録画予約忘れてたのに気がついて、飛んで帰ってきたら『ザ・イロモネア5』が終盤。もう負け抜けて座ってる組に次長課長、カンニング竹山、FUJIWARA、ザ・たっち、バナナマン、タカアンドトシ…うわー観たかったなぁ。
やってる最中だったのはフットボールアワー。最終兵器岩尾、顔芸サイレントは楽勝だろうし、ショートコントもモノボケも守備範囲…と思ったら、一発ギャグの終盤で、やっぱり壊れてた(爆)。しかも、壊れながら3人笑わせたという。後藤の「いままで漫才で積み上げてきたもんは何だったんや」がいちばん笑えました。
最後のモノマネがねー。残念でしたね。郷ひろみさんのモノマネって、何をやるか年代で分かれると思うんです。
郷さんがジャニーズ事務所フォーリーブスの弟分として“フォー(4)”の次なら“5(ゴー)”だろうとこの芸名でデビューしたこと、『銀座わが町』で海老名美どりさん、『肝っ玉捕物帖』で沢田雅美さんの相手役を演じてた頃もリアルに見て知っている月河の世代なら、9割♪キミたち女のコ~ヘヘヘェイ~(『男の子女の子』) が“郷ひろみモノマネ”の王道です。ちょっとマニアックな人なら、♪知らないフリしているんだよ イイねェ~(『小さな体験』)と指でマル作ったりするかもしれない。
以下、♪逢ーえーない時間があーい育てるのさ(『よろしく哀愁』)、♪どっおでもいいけど帰るの居ーるぅの(『花とみつばち』)、♪さっそーわれてフーラフーラ(『誘われてフラメンコ』)、♪そこからーさきはぁてーんてんてん(『禁猟区』)辺りは、モノマネというより、素で歌えてしまう。月河なんかサラリーマンになってもカラオケで30代中盤まで普通に歌って(引かれて)ました。80年前後の郷さんは『カックラキン大放送』『ムー一族』などバラエティやドラマでも主役だったので、歌わなくても「いちおーな」とかキャッチーなひと言ゼリフもあり。
それが70年代中盤以降生まれの人になると、「郷ひろみのモノマネやって」と言うと、圧倒的に♪ジャパェァ~~ン!!(『二億四千万の瞳』)…コレ、チョットずるいよね。一発芸のテンションでできちゃうもの。
80年代中盤以降生まれは、そうねぇ、郷さんが宴会モノマネのレパートリーとして成立するか自体ギリギリかも。やるなら絶対♪アッチッチアッチ(『Goldfinger99』)でしょうね。
フット岩尾のんちゃんは75年生まれ、“ジャパェァ~ン”世代かな。でも♪見つめあーう見つめあう見つめあーう~ で通しちゃうのはある意味コロンブスの卵。5人全員笑わないとクリアにならない最終ラウンドをコレで来たのが失敗というかアンラッキー。月河は爆笑でしたけど。
トリを飾ったのはたむらけんじ。もう、コイツこそずるいよ。あの格好で獅子舞しょってきたら、存在そのものが一発ギャグじゃないですか。5人の客席ジャッジのうち、向かっていちばん右端に顔映ってた、萩尾みどりさんにも木村佳乃さんにも似た女性、いつもほんのりアルカイック・スマイルみたいな、ああいうタイプが意外にいちばん笑かしにくいのね。
MCのウッチャンナンチャン。『内村P』が終わって以来、内村光良さんを見たのは久しぶり。お笑いで、“出てる人たちのほうが楽しんでる”という状況がいちばん嫌いな月河ですが、それ系統の番組の中で内Pだけは「ゆるゆるグタグタの内輪ウケ感もここまでくるといっそ潔い」と思えて、ちょっと好きだったんです。久々の内村さん、ヘアスタイルが微妙ですよ。サラッと感のある栗色混じりの、おかっぱに近いストレート。昨日はスタジオだったからよかったけど、内Pみたいな外ロケの番組で突風でも食らったら、軽くヤバいのでは。
オリジナルに作り込んだネタで勝負の番組も、ずっと見ているとだんだん顔ぶれが一定してきて、質の落ちるキワモノを拾って差し込むようになってくるので、メンツ自体はおなじみでも、他流試合で持ち味の向き・不向きを洗うこんな番組も新鮮。次回は秋の改編期か、夏休みか。今度は録画チェック怠らないようにしましょう。