上の写真が国際スキー場を自負する蔵王の現実。
これは一昨日の撮影だから、日曜日のことである。
それなのに、蔵王の数あるスキーゲレンデの中でも温泉街と他の多くの宿泊施設が間近なために一番賑わうはずの上の台ゲレンデの現実がこの有り様である。
昔々の大昔、ブログ主の私が中高生の頃にここを訪れた際はゲレンデでの“交通事故”が頻発するほどの賑わいで、それこそゲレンデ一面が色とりどりの紙吹雪が散りばめられたような華やかさで満ちていた。
それが、現在はこのような淋しい状態。
むろん、これには昨年三月の大震災や原発事故による放射能の拡散に伴う風評被害の影響が大きいことは否定できないものの、若者のスキー離れは大震災のかなり以前から全国的傾向として指摘されていた。
その上、スノーボーダーの姿すら決して多いとは言えない。
ともかく、一昨日の蔵王の光景は物悲しい限りであった。
それからもう一つ。
ここは標高が約900メートルの高地であり、深い積雪がスキー場経営には不可欠なのだが、屋根の上の分厚過ぎる雪はそら恐ろしい。
しかも今にも屋根からの落雪が心配されるような状態であった。
この建物は宿泊施設ではなく、一般住宅のようだが、住人はいないのだろうか。
スキー場、温泉客の不振が有名観光地をも過疎状態にしているようにも思える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます