あのうっとおしい梅雨の季節も今は昔。
連日の真夏日ながら、雷雨も多い毎日だ。
英国人旅行家イザベラ・バードが明治11年に訪れて絶賛した最上郡の金山に彼女(の足跡)を愛するグループが訪れたのも梅雨のさ中であった。
南方にある街道の峠からはピラミッド状の丘陵の連山が見渡せたが、まるでエジプトのギザのピラミッド群をが緑に包まれているかのようである。(写真・上)
金山の街に入ったが、静寂に包まれていた。
土蔵と現代和風の金山式住宅の間に一つのピラミッド状の丘陵が望めた。
上が水の街金山のシンボル大堰(おおぜき)と周囲の景観である。
多くの錦鯉が我々ご一行を歓迎してくれた。
猛暑の現在に訪れたなら、さらに清涼感があふれていたことであろう。
大堰に沿って続く長い黒塀の内側にも自由に入ることができたが、そこは「半分露天の美術ギャラリー」であった。
この画廊のある屋敷を抜けようとすると、その先にも豪奢にしてユニークな窓のレイアウトの土蔵が見えた。
とにかく、このいと小さな街ながら、なんとも豪勢な構えの屋敷が多く、驚かされる。
それに加えて高度経済成長期以前は街も人出で賑わっていたに違いない。
イザベラ・バードが訪れた時はむろん、彼女を黒山の人だかりが彼女見たさに取り囲んでいたことであろう。
金山の写真紀行は次回に続きます。
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