山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

低い投票率、身近すぎる争点、日本が危ない!

2007-07-29 23:23:22 | Weblog
 参議院議員選挙の結果はまさに日本が危機的状況にあることを示しているといえる。
 それは自民党が大敗して民主党が大勝したことを申しているのではない。
 まず、第一に投票率の低さである。
 日本では公職選挙はほとんどが日曜日に設定され、しかもここ何年か以前からは投票時間が午後6時から8時までに延長されたし、「ひらがな候補者」が多くなり、投票に際し記載しやすくなった。
 それにもかかわらず投票率は相変わらず低い。
 第二に今回の選挙の争点は、年金や景気・雇用などどちらかといえば衆議院議員選挙向けのものが大勢を占めており、憲法改正、地球温暖化、原発とエネルギー、防衛、日米関係、中国・南北朝鮮との関係などはほとんど争点にすらならなかった。国民に身近な問題であるはずの少子高齢化問題すら上位にはならなかった。それですら投票率はほとんど向上していない。
 つまり、国家の存亡にかかわる問題に国民は関心が薄いことが今回の選挙でも示され、それが日本の将来(たぶん近い将来)にとって大きくマイナスに作用するのではないかと心配されるのである。

 ※ 写真はギリシァ・アテネのパルテノン神殿。
  http://www.mobi-archi.com/blog/post_28.phpより   
 アテネの民主政治も「衆愚政治」に堕し、アテネの繁栄も衰微へと傾き、やがて都市国家(ポリス)としての独立も失われていった。

 

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