[1月7日に続く] つまり、「交通死者の減少」なくして自動車産業の存続はありえないということである。もし、死者数が上昇し続けるならば、自動車業界は行政からも睨まれ、「世間様に顔向けできない」ことになる。
むろん自動車産業の振興は行政にとっても望むところで、膨大な死者数のために自動車産業の振興にブレーキがかかるようなことがあってはならず、救急医療体制の充実、道路構造の安全化、信号機の増設、法体制の整備など「死者減少」のための様々な施策が展開され、一応の数字的な“成果”を表している。
しかし、たとえ死者数は減ってもクルマ社会による環境と社会に対する負荷は増加の一方である。窒素酸化物や硫黄酸化物の排出規制が厳しくなってもクルマの総台数の増加により大気汚染は依然深刻であり、ハイブリッド車の普及をはるかに上回る速度で二酸化炭素の排出量は増加している。
さらに中心市街地の空洞化と駐車場の乱造による街並みの崩壊(写真参照)は事故死者の減少に反比例してひどく進行している。人間の死は減少しても、「死に体」の街の増加は著しい。そして何よりも人々の心まで病んで壊れているようだ。
つまり、死者数さえ抑止または減少すればクルマの数と走行量はいくら増えても構わない、むしろ社会の発展に寄与するものと考えられてきた。
日本などの先進諸国のクルマの増加は開発途上国の目にまばゆく映り、グローバル経済の進展とともに全地球的スケールのクルマと二酸化炭素排出量の激増、そして地球温暖化の加速をもたらしたといえる。
ここ数日、日本各地でも突風や高波などの異常気象が荒れ狂っている。
2日間の購読、お疲れ様!
※ [写真]また一つ、中心商店街の街並みが崩れ、大きな「窪み」ができた。
情緒も風格も美観の一かけらもない。栄えるのは「駐車場産業」だけなのだろうか。
むろん自動車産業の振興は行政にとっても望むところで、膨大な死者数のために自動車産業の振興にブレーキがかかるようなことがあってはならず、救急医療体制の充実、道路構造の安全化、信号機の増設、法体制の整備など「死者減少」のための様々な施策が展開され、一応の数字的な“成果”を表している。
しかし、たとえ死者数は減ってもクルマ社会による環境と社会に対する負荷は増加の一方である。窒素酸化物や硫黄酸化物の排出規制が厳しくなってもクルマの総台数の増加により大気汚染は依然深刻であり、ハイブリッド車の普及をはるかに上回る速度で二酸化炭素の排出量は増加している。
さらに中心市街地の空洞化と駐車場の乱造による街並みの崩壊(写真参照)は事故死者の減少に反比例してひどく進行している。人間の死は減少しても、「死に体」の街の増加は著しい。そして何よりも人々の心まで病んで壊れているようだ。
つまり、死者数さえ抑止または減少すればクルマの数と走行量はいくら増えても構わない、むしろ社会の発展に寄与するものと考えられてきた。
日本などの先進諸国のクルマの増加は開発途上国の目にまばゆく映り、グローバル経済の進展とともに全地球的スケールのクルマと二酸化炭素排出量の激増、そして地球温暖化の加速をもたらしたといえる。
ここ数日、日本各地でも突風や高波などの異常気象が荒れ狂っている。
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※ [写真]また一つ、中心商店街の街並みが崩れ、大きな「窪み」ができた。
情緒も風格も美観の一かけらもない。栄えるのは「駐車場産業」だけなのだろうか。
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