一昨日の上山へのグループツァーは感動に次ぐ感動であった。黄砂の飛来など感じさせない抜けるような青空の中に浮かび上がる早春の蔵王の白銀。そして「読書の春」で勉学にいそしむサングラスの二宮氏(次回の写真を楽しみにして)。そして広大な製糸工場の遺構と山形盆地入口の近代化を象徴する西洋式の石橋など、様々な感動の連続であった。
この日は上山まちづくり塾主催の旧製糸工場の見学会に我が歴史たてもの研究会が団体参加したのだが、まずはかつて製糸業で栄えたお宅(蟹仙洞博物館)で当主のお話をうかがう。豪華な雛人形たちにも迎えられた。
当主の話では、大正期の製糸工場の建物がそのまま残っているのは全国でも珍しいということである。
中国明代漆器の展示棟前のサンルームから庭園越しに三吉山を望む。
昔は庭園の向こう側には住宅がなく、上山のシンボル「三吉山」をすっぽりと庭園の借景に取り込むことができた。
H家(蟹仙洞博物館)の元の表玄関。屋根はスレート葺き。国の登録有形文化財
製糸工場に付帯の元の繭蔵。4層の巨大土蔵。青空に白壁が映えていた。
このようにビルディングのような巨大な土蔵は山形市内では見られない。
続いて旧製糸工場と二宮氏の石造など ⇒ 次回に続く