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西村山郡朝日町の中心部宮宿には女神さまを祀る神社があり、しかもその神社はむろん宮宿の鎮守神とも言うべき存在で、宮宿の歴史を語る上で欠かせない社(やしろ)であることは確かと言える。(すぐ上の写真で黄色い○があるあたり)
その「宮宿」という地名はいつの頃から始まったかわからないが、たぶんこの「豊龍神社」に因んだ名であろうと思われる。
五月の例大祭はかなり盛んなようで、朝日町の代表的な祭りともなっているようだ。
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明治以前は神仏混淆であり、山寺立石寺開基の慈覚大師の高弟安慧が開いた天台宗寺院が別当として祈祷が続けられていたと思われる。
この神社には樹齢千年を超える大杉が聳え立ち、町の天然記念物となっており、まさしく宮宿のシンボルでもある。
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もともと宮宿自体が最上川沿岸の段丘上に発達した集落であるが、さらに豊龍神社は更に若干小高い箇所にある。
一時は城塞の役割を担っていたこともあったらしいが、後に宮宿東方の更に急峻な山岳地帯に移転したようだ。祭神は「豊玉姫命」。文字通りの女神さまである。
この女神は古事記、日本書紀にも登場する海神の娘で海彦と結婚したとあるとおり、まさしく「海」に関係の深い女神であるが、どうしてかこの海とは無縁の内陸の奥深い地の中心的神社の祭神となっている。
ともかく安産の神でもあるということは豊穣の神でもあるということであり、農耕の神としてだけでなく、交易による地域の繁栄をももたらす神としても敬われたのであろう。
しかも豊玉姫はその名のとおり超美人、否、超美神であり、篤く拝礼すれば、美人になることができるという。女性にとってはこれに勝るご利益はない。
先に紹介した古い土蔵利用のレストラン「蔵カフェ」に地元で採れた食材で調理されたランチや喫茶のために訪れるご婦人たちが、ついでにここを訪れたら、美容と健康にも効果てきめんということにもなりそうである。
祈、宮宿の賑わい回復!!
[参考:11月7日の記事]http://blog.goo.ne.jp/rekishi-huukei/d/20121107 ←クリック
そして、今日の山形 ↓
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