いやはや、連日の降雪と低温。山形市は既に7日間連日の真冬日。
公式には山形市の積雪は61cmだが、雪自身の重みで積雪の高さは沈み込むから、見た目は40cmくらいであろう。
それでも山形市としては近年にはしばらくぶりの“豪雪”と言える。
同じ山形県内でも大蔵村肘折温泉では3mを越し、尾花沢市も2メートル超である。
一方、山形県よりはやや南の新潟県や長野県北部ももっと豪雪の地域がある。
ところで、山形の我が家にはどういうわけか豪雪の「十日町」の古い絵葉書が残されているので、それを紹介したい(上の写真)。
間違いなく戦前の写真だから、少なくとも66年以上、或いは70年以上昔の写真になりそうだ。
これを見ただけで、豪雪の凄さがわかる。
えっ!山形市の十日町でもこれほどの豪雪の時代があったの?
そんなわけはない。山形市は県内内陸部では最も雪の少ない地帯である。
十日町と言えば山形市民の間では「目は香澄町」「耳は十日町」という駄洒落が語られることがあるが、つまり「目はかすんで見えにくくなり、耳は遠くなって聴こえにくくなった」という意味である。[※ついでに、頭の中は寿町だが、口だけ上町]
駄洒落はともかく、上の写真の十日町とは新潟県の十日町のことであり、現在の十日町市であり、長野県境寄りの津南町とともに日本一の豪雪地帯である。
さて、山形市の十日町の現在の状況は下の写真のとおりである。
歩道は地下水利用の融雪装置によりほとんど雪は見られないし、車道も自転車道も除雪されるから、路面にはほとんど積雪は見られない。
ただ、除雪により押し退けられた雪が自転車道と歩道との境に積み上げられて「雪の壁」になっており、また隣の駐車場に積み上げられた雪も高さが例年よりはかなり高いようだ。
※写真は山形市十日町のシンボル「紅の蔵」(旧長谷川邸の土蔵造りの店舗 藩政時代の紅花豪商の館)