先月末に訪れた当地方きっての名家のお屋敷の庭園。
この家では中国の明代の精緻な工芸品を多数所持し公共のためにと公開している。
でもこの家では大陸の名品ばかりを宝物としていたわけではない。
庭園から望まれる優美で個性的な形の里山までも「宝」として大事にしていたことが、庭園のこちら側から見ればよくわかる。
つまり、氏はこの里山を「借景」として庭園の一部に取り込んでいたのである。
ところが、現代の行政は氏の里山に対する「好意」を台無しにする施策を重ねてしまっている。
まずは、屋敷の東側に都市計画道路とかを開削して塀を作らせ、さらに地域住民の利便のために電柱や通行人の防犯上の「安全安心」のために街灯を設置し、また交通安全のために信号機を取り付けた。
これら諸々の「文明の利器」が里山の姿を取り込んだ当地域有数の優美な庭園景観を損ねてしまっている。
なお、ついでに。素晴らしいのは明代の工芸品と庭園だけでなく、国の有形登録文化財の家屋(写真の右側)も見応えがある。
最後にクイズを一つ。
その里山の名は? [ヒント]山形市内ではないが、山形市の近く。
この家では中国の明代の精緻な工芸品を多数所持し公共のためにと公開している。
でもこの家では大陸の名品ばかりを宝物としていたわけではない。
庭園から望まれる優美で個性的な形の里山までも「宝」として大事にしていたことが、庭園のこちら側から見ればよくわかる。
つまり、氏はこの里山を「借景」として庭園の一部に取り込んでいたのである。
ところが、現代の行政は氏の里山に対する「好意」を台無しにする施策を重ねてしまっている。
まずは、屋敷の東側に都市計画道路とかを開削して塀を作らせ、さらに地域住民の利便のために電柱や通行人の防犯上の「安全安心」のために街灯を設置し、また交通安全のために信号機を取り付けた。
これら諸々の「文明の利器」が里山の姿を取り込んだ当地域有数の優美な庭園景観を損ねてしまっている。
なお、ついでに。素晴らしいのは明代の工芸品と庭園だけでなく、国の有形登録文化財の家屋(写真の右側)も見応えがある。
最後にクイズを一つ。
その里山の名は? [ヒント]山形市内ではないが、山形市の近く。