昨夜の第一ラウンドは社会人各自各様。
谷は姉ちゃんが帰省していることもあり家に帰る。
古西は12期生の彩とみのりと3人で遊びに行くとか。
その古西から夜遅くに村瀬(13期生・オービック)が帰ってくることを聞く。
越知は名古屋遠征、大名古屋ビルヂングのビアガーデンでユタカや太郎、3人して気勢をあげているはず。
俺の夜の第一ラウンドは谷(6期生・日本鋼管)と甚ちゃんがやって来たときからスタート。
由子(大阪が以後大学2年)が姿を見せる。
1年間のアメリカ留学が決まったことを報告してくれる。
場所はアラバマ・・・南部だ。
7年間の留学経験をもつ森下がアドバイスしている。
途中で征希(4期生・カイロプラクティク自営)がやって来て今日は下痢がひどくて家でじっとしているとのこと。
俺は甚ちゃんと焼酎を飲みながら心地よい時間を過ごしている。
今日にかけての未明。
れいから起こされるとベッド周辺には誰もいない。
「もう家に帰るけどいっしょに帰る?」
向こうのほうでは場が立っている。
古西・征希・杉野(10期生・S薬局)・村瀬というウチの塾でも打てる連中。
甚ちゃんと森下と舞もちょうど帰るところで俺の帰巣新本能にも火がつく?
一旦は教室を出るものの、隣の部屋で大垣の息子がまだ勉強しているのを見て冷蔵庫へ。
冷たい麦茶をゴクリ。
闘争本能が呼び覚まされた?
再び絶叫・罵りがハウリングする空間へと戻る。
「あれ先生、帰ったんとちごたん」と古西。
「先生、お久しぶりです」と村瀬。
「杉野、仕事はいいんかいな」
「明日は休みです」
「でさ、なんで自宅待機のはずの征希がおるんよ」
「呼び出されたんすわ」
卓上では古西の怒涛の攻めが続いている。
征希に代わって俺が入る。
社会人になって以来、ことマージャンに関しては精彩欠いてきた古西だったが、今夜は今までの鬱憤を吹き飛ばすかの勢い。
その勢いに押される展開で終始・・・いつしか外が明るくなっていく。
午前7時半、終了。
昨夜が合宿の初日だった大垣の息子。
午前3時頃まで勉強していた気配。
問題は朝何時に起きたかだが・・・。
午後9時30分、彩加(津西3年)と春華(宇治山田3年)が塾に来たときにはすでに勉強していたとか。
受験生としての気迫は感じた・・・しかし、まだ二日目だ。
今日もまた睡眠時間が2時間程度で新しい一日が始まる。
小学生を教えつつ、彩加と春華の二次英語に入る。
そんな俺とは対照的に古西は真ん中の部屋で爆睡。
午後4時前になりようやく古西の新しい一日が動き出す。
「今日は津高の同級生たちと遊ぶから、深夜に姿を見せるかな」
ちなみに村瀬はマージャン終了後に実家まで送った。
村瀬の集落近くの雲出川では橋を架ける準備が進んでいる。
「へえ、こんなに進んでいるんや」
「今夜の予定は?」
「今日は塾の13期生とプチ同窓会」
「面子は?」
「仁志(井村屋)と松原(M銀行)と香(老人看護施設)の3人」
「そりゃうらやましい」
大垣の息子は元信、なんや武将の名前みたいやな。
中3との合同授業のときにうつらうつら・・・。
「昨日何時間寝られた?」
「6時間くらい」
「よく寝られたか」
「ぼちぼち」
隣の教室では朝までマージャン、俺にすれば子守唄代わりなんだが・・・。
宇治山田商業の初戦。
歴史の試験も終わったし、気分転換にもと7回からテレビ観戦。
ところが試合はもつれ延長戦に。
テレビを切るわけにもいかず、まいったねえ・・・まあ、こんな日もあるか。