松田先生(白子・フロイデ学院院長)の主導で1年に1度、津高出身の塾関係者による懇談会。コロナを時期を挟んで、5年ぶりの開催かな。
校長先生は3年前に松阪高校から赴任されたこともあり、津高出身の塾関係者が顔を揃えるこのような会への出席は初めて、たぶん緊張されただろうと推察する。それはこちらも同じで、今度の校長先生はどんな人柄かと一抹の不安もあった。でも、おおらかな性格の先生でもあり、楽しい時間を過ごした。おおらかなことに加え、「ここだけの話ですがね」から始まる内輪話を笑いや驚きともども興味津々で伺った。
やはり津高の魅力は何か・・・ここに論議は集約された感はあった。
地域トップ高ということで津高を敬遠、津西に進学する生徒もここ20年ほど確かな数が存在する。さらに近年は四日市高校へ進学する生徒も増えてきた。そんな逆風のなかで津高の魅力とは・・・
シビアは話をすれば、「自主自律」と標榜しつつも放任とも思えるような進学姿勢から時代の変化とそれに伴う保護者などの要請もあり、いつしか面倒見のいい高校へと変貌しつつある。しかし面倒見の良さランキングに名を連ねることが津高の良さなのか。さらには面倒見の良さに加えて、生徒が自分を安売りしないような大学へといざなうことが可能なのか。校長先生の言葉を借りると、津高の魅力とは「生徒たちに様々な刺激や機会を与えて、最後は決めるのは生徒たち自身だ」とのこと。生徒たちの自覚、あるいはモチベーションを上げる環境づくりに腐心し、そこで育まれた生徒たちの自覚を信じ、その意思に任せようということなのだろう。
塾に戻って耕治(10期生・田辺建設)の息子と大西君の娘へのプレゼントを詰め込み、宅急便へ。できれば広告でお世話になったSAGAWAを使いたいが、一番の近場は松阪・・・仕方なく、戸木にあるヤマトだ。
再び塾に戻ると津高の生徒たちが勉強している。