頬を優しくなでる俺を皆が笑う。皆と言っても生徒ではない。生徒たちは帰った。甚ちゃん(6期生相当・県職員)と里恵(7期生・国語講師)と龍神(17期生・捲土重来中)の3人だ。
龍神から連絡、「古西先輩(12期生・JT)が12日と13日の両日になんとか帰れそうだとか」
俺は依然として頬を撫でている・・・自分でも情けない顔だと言うことが分かる。皆が檻の中の動物を見るかの視線で笑う・・・こっちも情けない。
酒を飲んで寝た・・・それが良かったか、快調だ・・・そう思うことにしよう。午前中は中3が宿題をしている。午前10時から不定詞のプリント・・・これは『夏の完成』だが、ほとんどが2学期の復習となる。
午後から試験、4期生の智美から連絡、お嬢を連れてくる。
竜太(18期生・立命館大学文学部4年)登場。そして里恵もやって来る。