『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

11月28日

2005年11月28日 14時32分44秒 | Weblog

ここ2日間休んでいた杉野が午前9時半頃に姿を見せる。かといって俺が起きて迎えたわけではなく、スラム街のベッドから垣間見ただけだ。
かなり飲んだわりには心地よい目覚めの正午。
聞けば杉野、お父さんから風邪をうつされたとのこと。今年の風邪は熱は上がらないものの、嘔吐と下痢が続くらしい。時折お腹をおさえながら机に向かう。完全復調とはいかないようだが、ともあれ今日から戦線復帰・・・。
代わりといってはなんだが、隼人の姿はない。今日あたり教会へミサを捧げに行く日なのかな。

昼過ぎに中3のクニ、中2のダイキ、久保を姿を見せ、二日目の勉強が始まる。

午後3時半あたりで制服姿のグッチが登場。東の試験は水曜日からだが学校帰りに寄ったのか、続いて瞭、陵、理恵が姿を見せる。
今日から試験が始まったメンバーも、直前のメンバーも、教室内にベースキャンプを確保して俺に指示を仰ぐこともなく勉強し始める。自分がするべきことを分かっている・・・このことが俺の誇るべきこと。指示待ち人間ではなく、自分から何をすればいいのかを考えていく・・・こんな生徒を育てるつもりで今まで塾をやってきた。
当然にしてキャリア次第・・・つまり自由裁量で勉強する月日の長い短い・・・で、手法の甘さは出てくる。その甘さは必然的に点数として現れる。逆を返せば、俺から無視されている奴ほど点数はいい。高校に入ってからの自分なりの勉強スタイルが根付いたと俺は考えている。
その一方で、自分を厳しく律することができない生徒の面倒を俺が見ることになる。そんな生徒に共通している性向・・・何度も繰り返すという作業に重点を置いていない。本人に悪気はないのだろうが、分かったと錯覚して次に移る。最悪なのは赤で答えを書き写して次に移る・・・小学生やね。これは途中から塾に入ってきた子に異常に多い。まあ、少なくとも赤で書き込んだぶん、勉強したという満足感は得られるだろうが・・・。
大切なこと・・・「教えてもらって、あるいは解説の読んで分かった」ということが即「自分の力でできるようになる」ということではないということ、このことを骨の髄まで理解してもらう必要がある。
さらにやっかいなことはその二つを結ぶ時間差は個人によって大きく違うということ。
勉強の苦手な子は「自分が分かった」ことで「自分は解ける」と誤解する。この二つの距離を冷静に伝えてあげること、場合によっては他者と比較していかに遅いかという冷酷な説明をする必要も出てくる。俺はそれを単なる客観的な事実として伝える。さらには自分で解けるようになるまでにはどんな勉強をするべきかを教えていくこと。少なくとも、誰々が帰ったから僕も帰ろう・・・そんな主観を捨て去せること。勉強に秀でている生徒と自分を冷静に比較できるようにすること・・・それが俺の仕事だと思っている。

今、スラムの教室にいるメンバーはその二つの乖離(かいり)を理解したうえで勉強している。ある意味で今年度の完成形である。その完成形のなかの一人、瞭。中2の3学期に取った学年トップ、今回は久しぶりに1位を意識的に狙ってみるようにと伝えてある。その瞭・・・机に突っ伏して眠っている、アホ!
コメント
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