弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
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【雑記】間違いを認める(珍しい)

2022年03月20日 12時30分17秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
曇り空の@湘南地方です。
3連休らしいですがあんまり関係ないです。比較的ゆるゆると仕事はしています。
明日はオフ貰いますが。

さて、春のセンバツで珍しい出来事があった様子。
審判が誤審を認めた、とのこと。
事の経緯はこちらの記事に詳しい。

映像見てると、確かにバントの打球は一旦ファウルゾーンに落ちてるんだけど、その後フェアグラウンドに戻ってきている。キャッチャーはフェアグラウンドで捕球。
2塁塁審はその前の段階でファウルのジェスチャーを1塁ランナーに向けてしてしまっている。

間違えちゃうのも判るのだけど、明白に誤審。

高校野球と抗議、という観点での記事には枚挙に暇がない。例えばこれ
抗議すること自体が高校野球らしくない、という風潮から、少しずつ変わってきているという視点。
確かにその傾向はあるのかも、と思わせる今日の出来事。

プロ野球でもリクエストが導入されてその活用法の巧拙も試合の帰趨を占うポイントになってきているが、
ストライク/ボールの判定についてはリクエストはできない。
結構もめる場面の一つだし、試合の流れを左右する要素。

まあ人間が審判をするからこその味がある、という側面もあるので、
なんでもかんでも機械化することには反対ではあるけれど、同時に判定の精度を上げることもお願いしたいなぁ、と思う次第。


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【業務日誌】ひたすら書き仕事

2022年03月15日 08時17分26秒 | 業務日誌
おはようございます!
曇り空の@湘南地方です。

さて、昨日は午前中はZoomMTG、午後は夜までずっと書き仕事でした。
どっちも身体動かさないものだから、ちょっとトイレに行こうと思って立ち上がると身体のあちこちがバキバキ…。

まあ仕方ないんだけど、良くないですねー。
特に書き仕事は、つい集中して気が付いたら3時間、とか経ってたりするし。
意識して定期的に動こうとはしているんですけどな。

さてさて、今日は打って変わって、午後からはお出かけ アンド お出かけ。
久々外部の方にリアルで会うかも。
頑張ります。
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【業務日誌】週末日誌

2022年03月14日 08時20分23秒 | 業務日誌
おはようございます!
すっかり春の空気な@湘南地方です。

さて、土日は意識して身体を動かす週末でした。
なかなか体力が元通り、とまではいかないところ、そうはいっても運動しないと能力も元には戻らないと思い、
ちょっとだけ頑張って土日で10km。
いやー、ペースが上がらない。足腰が弱っている。

まあでも、こればっかりは積み重ねなので、少しずつ意識して鍛えていくしかないわねー。

日曜日は、結構お仕事も進んだ。やっぱり時間を区切ってやっていくのが正解。
一つの仕事にかかりっぱなしになると、結局何時間もかけてもそこまでクオリティが上がらないケースもある。
「こだわり」も「割り切り」も必要。

そんなこんなで月曜日。頑張っていきましょう。
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【業務日誌】リアルコメダ

2022年03月13日 09時54分43秒 | 業務日誌
おはようございます!
薄曇りの@湘南地方です。

さて、先週は事務所で一人コメダでしたが、
ふと思い立ち、今日は朝からリアルコメダ。


…食べる前に撮れよ、なわけですが(笑)

なんかタマゴサンドが食べたくなって。
それでいて、モーニングのトースト(サービス)も捨てがたく…
で、意地汚く両方いただく、という。

これ、お昼は抜きだな。
まあ最近の週末の生活リズムは一日二食なのでデフォルトなわけだけれども。

それにしても、他人の「監視」の目があるとお仕事が捗る。
同じくらいの集中力で事務所でもできればよいのにね。
というか、「監視」の目の効用なのか、時間がある程度決まっているからなのか、は、
果たしてどっちだろう…?両方かな?

なので、今日は時間区切って働くことにしてみる。

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【雑記】色んなサービスを受けてみること

2022年03月12日 09時54分48秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
ハルウララな感じの@湘南地方です。

さて、昨日は午後からちょっとお時間をいただいてプライベートのあれやこれや。
まあいわゆるオフであります。

普段行くことの無いようなお店で接客を受けてみる。
一つは化粧品店のBA。
もう一つはちょっと良い感じの飲食店。
分野こそ違え、「プロとしての接客」を学ばせていただく。

自分のところの商品・サービスを熟知している方とお話をしていると、
買い物よりもその会話それ自体がエンターテインメントになる。
ちょっとやりとりをしていると、興味深い話が次から次へとでてくる。
それも、こちらが興味を持ちやすいようなトーンで。

弊所のような小規模事業者は、そのサービスの維持向上のために
常に外部から学ばなければ、独りよがりになってしまう懸念があるし、成長の機会も得られない。

…ま、オフなんですけどね。イコールお仕事のことは何も考えない、ってわけじゃなく。
むしろ「普段考えない角度でお仕事のことを考える」機会、ということで。



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【実務関係(商標)】ファストトラック審査サポートツール

2022年03月11日 08時16分08秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
今日も良い天気♪ 日差しは春のそれですよね、な感じの@湘南地方です。

今日は午後からお出かけでございます。
午前中にテキパキやることやります。

さて、今日はこんなニュース

(経済産業省HPより引用)
=============================
商標の早期権利化をサポートするツールを提供します

特許庁は、3月10日(木曜日)から、「ファストトラック審査サポートツール」を提供します。
同ツールにより、商標の早期権利化につながる「ファストトラック審査」を簡単に利用することができます。



「ファストトラック審査サポートツール」は、以下の2つのツールからなります。
1.検索支援ツール(ファストトラック審査の対象となる商品・役務の検索支援)
2.確認支援ツール(入力した商品・役務がファストトラック審査の対象となるものかの確認支援)
同ツールにより、ファストトラック審査の対象となる商品・役務の調査及び確認が簡素化され、同審査を簡単に利用できるようになるとともに、出願前の誤記等の発見もできるため、不要な拒絶理由を未然に防ぎ、早期の権利化が図れます。
=============================
(引用終わり)

で、確認支援ツールを使ってみた。

試しに、「第9類 アプリケーションソフトウェア」(審査では通るが審査基準表記ではない)と入れると…

画面が赤に染まってちょっと怖い(笑)

で、基準表記である「第9類 電子計算機用プログラム」と入力すると…


商標の審査の方向性としては、
なるべく典型表示に揃えて欲しい、ということなんだろうね、きっと。
でもまあ、基準通りに表現することでは自社の商品サービスを適切に表すことができないケースや、
日本の基準上OKだけど外国出願を視野に入れているとその表現ではNGな例だとかあったりするから、
クライアントの意図を汲み取ってメリットを享受してもらえる対応が必要なのは変わらない。
この点で、このツールは“あれ、ファストトラックのつもりだったのに…”というミスを防ぐことはできるので一応有用かな。

さて、金曜日、頑張りましょう。
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【業務日誌】通常モード

2022年03月10日 07時37分38秒 | 業務日誌
おはようございます!
快晴!な@湘南地方です。

さて、木曜日。徐々に朝起きるのがしんどくなってくる。
週末近づいているからというのもあり、春眠暁を覚えずというのもあり。
でも、花粉症の薬、朝1錠、朝食の1時間以上前に飲むやつなので、
薬を飲むために一旦起きる。んで、飲んで二度寝する(笑)

そんでも普段は6時過ぎには行動開始するんだけども、
今日はちょっと寝起きが宜しくなかったな。
まあ疲労が溜まるくらいにちゃんと働いている、ということとしておこう。

ここ数日、ホワイトボードに自分の頭の中を吐き出す作業を継続中。
昨日のエントリとも関連するけど、文字に起こすことで要素と要素が目に見えて繋がる。
書き出す、という“面倒くさい”行為の報酬としては、十分ペイするもの。

あ、もちろん溜まっているお仕事もこなしていかないといけないので、
バランスを取っていかなければ。
目の前のことと将来のこと。自分のことと組織のこと。収益のことと成長のこと。
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【雑記】メモしないと忘れる

2022年03月09日 07時50分38秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!薄曇りですが気持ちの良い空気の@湘南地方です。
花粉症も、朝から薬を飲んでいるとそこまで症状が出ないので助かります。

今朝起きてから職場に来るまでに、色々と書こうと思ったネタが浮かんでたんだけどなぁ。。
他のことやっている間に“蒸発”してしまった…その場で書き留めないと、記憶領域が昔に比べて狭まってきているのか、
昔はそんなことを気にする暇もない程次から次へとアイデアが浮かんできていたのか…。

ま、どっちでもよいのだけど、大事なのは善後策。
なるべくその場でメモを取るようにしよう。

と書いていたら、何を考えていたのか、一つ思い出した。
後進指導のはなし。

人にものを教える、ということは、自分が学び直すことでもあるなあ、と感じている。
単にその場で知っている情報を提供するだけにとどまらず、その情報をどのように使ってきて成功したか/失敗したか
も含めて伝える。そうすることで、情報の価値が上がる

なんなら普段の仕事もその側面は色濃くて。お客様のご質問にお答えするさい、「+α」を心掛けている。
通り一遍の回答にならないよう、自分が携わったからこその味付けを意識している。
事務処理だって、いざ適式な手続を、というフェーズになったらそこは逆に均質性が要求されるのだけど、
そこに至るまでの注意点・チェックポイントをちゃんと意識していないと、「慣れ」という名の「手抜き」に支配されて
ミスに繋がりかねない。やろうとしていることと実際の手続のギャップが生じることもある。

それにしても、
今自分がこの仕事をできている、自分自身の「強み」そのものを見つめ直す時期が来たのかなぁ、とちょっと思っている。
昔から親しんできた歌のように、“あれ、歌い出しどんな歌詞だったっけ…?”と思っていても、
いざマイクをもってイントロが流れると普通に歌うことができる。
そんな感じの仕事の仕方をもしかしたらしてしまっているかもしれない。
それを熟練と呼ぶのが適切なのか分からないけれど、
いずれは衰え朽ちていくことが自明なこの心身。何かしらかたちに残していくことに対する欲求が増してきているのは、
お仕事で可視化の重要性を声高に叫んでいるからだけではないだろう、たぶん。

不揮発性の記憶手段だと思っていた自分自身が、最近揮発性の度合いが高まっているなぁ、という
そこはかとない恐怖感。
ブログを書いているのだって、日々思っていることを外部記憶装置に転写しているという営みなのかもしれない。
日々浮かんでは消えるアイデア。それをかたちにしないで忘却の彼方に消し去ってしまうことは、
きっと皆多かれ少なかれやってしまっていること。
70億人分の”忘却の彼方”を有効活用出来たら、人類ははもっと進化のスピードを速めることができるのかなぁ。

なんてことを夢想している水曜日。さ、お仕事お仕事。

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【知財記事(輸入差止)】R3年の侵害物品差止状況

2022年03月08日 07時24分52秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
今日は空気がキリッと冷えた朝、な@湘南地方です。

本日はこの後お出かけ予定。
やることテキパキやらねば。

さて、今日はこんなニュース

(財務省HPより)
=============================
令和3年の税関における知的財産侵害物品の差止状況

輸入差止件数が2年連続で2万8千件超え
(令和3年の税関における知的財産侵害物品の差止状況)

輸入差止件数は28,270件で、前年と比べて6.7%減少したものの、高水準で推移しています。
輸入差止点数は819,411点で、前年と比べて39.1%増加しました。
(以下略)
=============================
(引用終わり)

詳細はこちら
仕出国は相変わらず中国が8割近くを占める状況。次いでベトナム、フィリピンの順。
法域別でいくと、商標権に基づく差止が全体の4分の3。次いで著作権、意匠権の順。

リンク先には、実際の侵害品の写真が諸々載っているのでご覧いただきたい。

実際に海外からの侵害品が発覚した場合の手続の流れはこちら
自力でもできなくは無いと思うけど、弁理士が代理して手続することができるので、まずは相談して欲しいです







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【知財記事(商標)】勧進帳

2022年03月07日 08時14分43秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
気持ちの良い青空広がる@湘南地方です。
週の始まりにふさわしい、気持ちの良い天気です。

さてさて、今日はこんな記事。

(https://news.yahoo.co.jp/articles/22409583c2f3e117128f1d99464f79226d451770より引用)
=============================
海老蔵が人気演目の商標登録を乱発 特許庁が拒絶すると不服審判を…真意は?

活躍が歌舞伎座の舞台にとどまらないところは、さすが当代きっての“かぶき者”である。大名跡「團十郎」襲名を控える市川海老蔵(44)が、歌舞伎にかかわる商標登録を乱発。認められないと知るや、特許庁と大立ち回りを演じているとか。

(中略)
さる梨園の関係者曰く、
「海老蔵さんは2人の子供の将来を一番に考え、その周りを囲む一門やスタッフを守りたい意識を持っているのでしょう。2013年に先代の十二代目市川團十郎が亡くなり、海老蔵が本格的に成田屋当主となって以降、商標登録の動きが急激に加速。少なくとも16年以降は59項目もの商標を立て続けに申請していますが、20年6月にまとめて出願した『勧進帳』、『助六由縁(ゆかりの)江戸桜』、『暫(しばらく)』という三つの『歌舞伎十八番』の人気演目は、特許庁から拒絶査定されてしまい不服審判の真っ只中だそうです」
(以下略)
=============================
(引用終わり)

記事で話題に挙がっているのが以下の3件。
いずれも、「独占性が無い」という理由で拒絶になっている。


拒絶になるのは、審査基準に照らせばまあ妥当なところで、
歌舞伎の演目は、その内容自体を表すものだから役務の質の表示に該当する、ということになる。

ただ拒絶査定を見ていると、
「また、出願人は、「たとえ、本願商標が、商標法第3条第1項第3号に該当す
るとしても、『勧進帳』は、市川宗家が150年以上の長期に亘って指定役務に
おいて使用した結果、市川宗家の業務に係る役務であるものであると認識される
ほどの著名性を有するに至っており、本願商標は商標法第3条第2項の規定によ
り、登録されるべきものであると考える。」旨主張していますが、それを証明す
るための具体的な書類の提出がないので
、その点について出願人の主張を採用す
ることはできません。」
ともある。

「3条2項」=原則的には独占対象にはならないとされる標章であったとしても、使用の結果それが誰の手による商品/サービスかが判る程度に有名になっている場合には、却って独占を認めないと世の中混乱するので認める、という制度。“使用による顕著性”という言い方をすることがある。

不服審判でこの点主張したら、認められる余地もあるのかなぁ?このあたりは動向注視したい。
歌舞伎界の共有財産的な判断で登録を認めない可能性は高いような気はするけども。

一弁理士の所感としては、古来から親しまれている伝統芸能にまつわる語と、産業立法、商業主義の権化たる知的財産権法というのは
なんとも相性は悪いよなぁ、とは思いつつも、時代に鑑みて、古典芸能であってもビジネス的視点から保護を図る、という姿勢について
評価すべき点は多い。
記事では挙がっていないが、「成田屋」「海老蔵」「KABUKU」など、積極的に商標登録を行って自助努力で保護をしている。
記事内の演劇評論家の
海老蔵さんの真意は測りかねますが、違和感をおぼえるし歌舞伎界全体の財産ですから、それらを制限する可能性のある行為はよろしくないと思います
という意見には同意できないなぁ。

最後は歌舞伎のネタで落としたいところだったけど、
いかんせんそのような文化的な所産に接したことが無いというのが何とも恥ずかしい。
…今度機会があったら観に行こう。
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