弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【実務関係】中小企業白書を読む①

2022年08月07日 08時19分39秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
おはようございます!
もう雨は上がった感じかな…?とお店の窓から外を眺めている@公田です。
今朝はコメダで一仕事中。

一仕事、というより、時間区切ってお勉強をしようと思い、環境づくり。
今回は前の反省を活かして、モーニング+小さいのを一品だけ頼みました。

さて、なんとなく後回しになっていた掲題の件を、今週に入って少しずつ進めています。
第2部、第2章ののっけから「ブランドの構築・維持に向けた取組み」って、めっちゃ知財フォーカスやん。

平たく言えば、
・ブランドの構築・維持に向けた取組(以下「取組」という。)をしている企業は、していない企業と比べて売上総利益率が高い
・取組をすることで、取引価格には総じて好影響を与える
・取組内容として社会へのブランドメッセージの発信を行っている企業が最も多いが、それだけでは効果は薄く、ブランドコンセプトの明確化、従業員への浸透といった原点に立ち返ったところから取り組んでいる企業の方が、「(取引価格に)大いに寄与している」と答えた割合が多い
・取り組んだブランド要素として、ハウスマークや商品名称の刷新を挙げる企業は多かったが、ブランドカラーやキャッチフレーズといった相対的にソフトな部分にまで取り組んだ企業の方が、「(取引価格に)大いに寄与している」と答えた割合が多い
といったところ。

表面的な(可視的な)部分だけに取り組んでも伝わりづらく、むしろ急がば回れ、ということかと。
「自社を見つめ直し再定義する」という結構シンドい作業を経た上でブランド刷新を行うことが、強み(と弱み)を再確認するきっかけとなって、自社の競争力に自信をもつようになって、値付けに影響する、というのが本当のところじゃないかな、と思う。

つまり、「ブランディングの結果」ではなく「ブランディングの過程」で企業価値は上がっていくのではないかな、と。
顧客による認識はその後に訪れること。
いやまあ、顧客に認識してもらわないと成果が出たとは言えないシロモノではあるけど。

中小企業白書、こんな感じで少しずつ読んでブログ化していこうと思います。

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