弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【書評'21-02】「戦略BASiCS」(佐藤義典)

2021年01月27日 06時00分00秒 | 書評
おはようございます!
今日は…どうなんだろう? ※予約投稿のため天気がわからない。
ともあれ、朝からバタバタしております。
久しぶりに一日外出です。

さて、そういえば今年はブログで目標を公言していないですが、
引き続き読書は書評数のKPIを設定。一応「50冊」(≒週1冊)を目標。
すでに平均ペースより遅れているわけですが。

それはさておき(さておけないか)、掲題の本
自分の生業の一つを「事業戦略の可視化」と位置付けている以上、
まず自分の事務所の戦略を可視化してみないことにはね、ということで軸になる一冊と定めて読み始める。

見た目はなかなかゴツいが、文字がそんなにぎっしり詰まっているわけではないので読み進めやすい。
というか、これくらいの方がヘンな話“達成感”があって良い…ま、出張に持って行くには大変なわけですが。

Battlefield(戦場/競合)
Asset(独自資産)
Strength(強み)
(i)
Customer(顧客)
Selling message(メッセージ)

で頭文字を取ってBASiCSというわけだが、語呂合わせのちょい無理矢理感はさておき、
中身は一貫している。
サブタイトルにあるとおり、「経営のすべてを【顧客視点】で貫く」が主題。
なので上記各切り口も上から順ではなく、Customer(顧客)からひも解いている。

競合だって強みだって、顧客が決まらなきゃ決まらない。
強みは場面においては弱みにもなる。その逆もしかり。
だから、ターゲットセグメンテーションをじっくりしっかりやって、そこと整合性が取れる事業戦略を描いていこう。

繰り返し色んな角度から伝えているのは、たぶん上記メッセージで合ってる。
それをいかにブレないようにやっていくか、の方法論を説いている一冊。

で、この本の本質は、前半(というか最初の3/4)の「解説」より、残りの「実践」部分。
結局自分で戦略を描いてみなきゃ始まらない。
この本、ご丁寧にワークシートまで付いている。
そんなわけで、今週来週は戦略立案ウイークになりそう。
まあまだ2021年はじまったばかりだし、ちょうど良い。
コメント
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