弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【経営×知財】知財戦略はファッション?

2019年08月09日 08時21分17秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
おはようございます!
ナツナツナツナツ…



…はい、頭の中で「ココーナッツ」が浮かんだ人。あなた40代以上。




すみません。あまりに暑いものでやや故障気味。
※ちなみに、事務所内でも場所により温度差があり。
 私の机は日当たりの良い窓際にあり、エアコンからは最も遠いので、エアコンがんがんに利かせていてもときおりモワッと暑い。
みなさん、本当に熱中症には気を付けましょう。
今朝の7時のNHKのニュースでアナウンサーも言っていましたけど、
本人が気を付けるだけではなく、熱中症リスクがありそうな人には声を掛けましょう。


さてさて、昨日は経産省からこんなリリースがありました。

(経済産業省HPより引用)
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2019年度知財アクセラレーションプログラム「IPAS2019」第一期支援先10社を決定しました!

特許庁は、スタートアップの事業を知財で加速させる知財アクセラレーションプログラム「IPAS2019」の第一期支援先企業10社を決定しました。支援先企業には、ビジネス専門家と知財専門家からなる「知財メンタリングチーム」が派遣され、事業を加速する知財戦略を構築します。
(以下略)
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(引用終わり)

「事業を加速する知財戦略」…確かに心地の良い響きだし理想的。
これまでもベンチャーの相談を受けても、“ない袖は振れない”“まずは事業を進めないと。知財は後々”
というケースが多かった。
昨年度も同様の取組みがされており、「成功事例集」なるものが刊行されているが…中身が「成功事例集」じゃない(笑)
どちらかというと、スタートアップ用の知財ハンドブック、という趣き。

まあそれもそのはずで、
本来的に知財は、“事なきを得る”ためのツール
カッコいい服(=知財)を着たからもてるわけじゃなく、肝心なのは中身(=事業)。

とはいえ、世の中には如何にスッパダカで歩いている会社が多いか、という問題提起なわけで。
どうせ着るなら、組み合わせ(=知財権ミックス)とかマストアイテム(=キーテクノロジーの保護)とかインナーのおしゃれ(=オープン/クローズ戦略)とかに気を遣わないとだめよ、
ということを浸透させることは大事。

あと、あまり言われないけど、“TPOに応じた着こなし”というのもかなり重要。
子供と虫取りにいくのにカッチリとしたスーツを着ていく人はいない。
場に応じた格好、というのが、信頼にもつながる。

なんだかファッション誌的なたとえになっちゃったけど、そんなに外れてないと思う、知財戦略って。

そうそう。ファッションで一番大事なのは、
「予算に照らして分相応なものを選ぶ」ということ。
服にばっかり気を遣うわけにもいかないのだから、良いものを一揃え、というのが大事じゃないかなと。






コメント
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