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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

立山くたべ伝説

2021-02-07 | 雑学

新型コロナウイルスの感染拡大は減少傾向に転じていますが、それでも毎日2000人以上の感染者が出ていることから、緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。
国内の感染者数は5日午後10時現在、遂に40万人を超え、死者も6295人となっています。
私たち一人一人が、3密(密集、密接、密閉)を避け、マスクの着用、手洗い励行、不要不急の外出自粛を徹底して感染防止に努めようではありませんか。

ところで、コロナを巡っては、1年ほど前に、早期の感染の終息を願って熊本県のアマビエ伝説が注目を集めましたが、このような伝説は他にもありました。
今日はその一つ、富山県の「立山くたべ伝説」をご紹介します。

「くたべ伝説」
江戸時代末期、富山県の立山に「クタ部」という妖怪が出現した。
その姿は人面の牛ようで、腹の両横にも眼があります。
集まった人のまえで、「5年以内に原因不明の難病が流行して、多くの死者が出るであろう。しかし己の姿を見た者だけは助かる」と語りだしました。
そして、自分の姿を絵にして家に貼っておけば難を逃れることができる、ともいったということです。
この予言は、たちまち全国に広がって、大きな話題を集めたといわれています。

・妖怪「くたべ」です(ネットより)

「妖怪クタベ」
富山県の立山町の「くたべ」とは、顔は人で体が獣の姿をした霊獣で、疫病の流行を予言するとされ、その姿を見れば病の難を逃がれるため、疫病よけとして描かれているそうです。
こうしたことから、この妖怪は「疾病を祓うありがたい霊獣」として、その存在を知られるようになったということです。

現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。
日本でも前述のように感染者数が5日午後10時現在、累計で401,663人、死者は6295人となっています。
既にワクチン接種が始まった国が67か国ありますが、日本はまだ承認されていません。
ワクチン接種が進まないなら、せめて妖怪「アマビエ」や「くたべ」の神頼みという非科学的なことが持てはやされるということですね。


国旗と頂華の由来

2021-02-05 | 雑学

2月11日は「建国記念の日」で祝日です。
祝日には国旗を掲げるのですが、実際には掲げているご家庭はあまり見られません。
かく言う私も掲げてはいません。と言うより、国旗そのものを所有していません。
非国民ですね。
その非国民の私が、今日は国旗とその先端に飾る丸い金の玉「頂華(ちょうげ)」について調べました。

国旗を掲げる時、旗竿の最頂部に金色の玉が飾られます。
この玉の正式名称は「頂華(ちょうげ)」といいますが、この玉は何を意味しているのでしょうか?

「頂華の由来」
旗竿の先端に取り付ける頂華の由来はつぎのように伝えられています。
古事記や日本書紀では、神武天皇東征の際、熊野から大和に抜ける山中で、天皇が持つ旗の付いた弓の先に八咫烏(やたがらす)が止まったと言い伝えられており、金の玉はこの鳥を象徴しているとされています。
八咫烏とは、天照大神から道案内として遣わされたとされる鳥で、熊野の神々の遣いです。

伝承によると、千代包(ちよかね)という猟師がイノシシを追いかけている内に道が途絶えて何処へも行く事が出来なくなりました。
その時、八咫烏が出てきたのです。
八咫烏が先に立って静かに歩き始めたので漁師がついていくと、この鳥は大平野と言うところで色を変え、金色に見えたと言います。
後に、ある人がこの事について、「金の鳥は太陽である。金の鳥は天上に遊ぶと言われており、それがこの鳥である」と言ったということです。

「国旗の制定」
日本では聖徳太子が遣隋使に託した文書以来、自国を"日出ずる国"とする考え方があり、赤い日の丸は日の出の太陽を象徴しています。
 また紅白は日本の伝統色で、めでたいものとされており、赤は博愛と活力を、白は神聖と純潔を意味するとも言われてます。
しかし日の丸の使用は長い間慣習としてであり、国旗として法律で定められたのは、平成11年8月13日に公布・施行された国旗及び国歌に関する法律によります。
この法律によって公式に日の丸が日本の国旗と定められました。 

「国旗を掲げる日」
国旗の掲揚については、国旗及び国歌に関する法律の制定に伴い、国民の祝日に掲げます。
「日本の祝日」は次の通りです。


「国旗の掲げ方」
(1)国旗は旗竿の最先端に接するように掲げます。
 ・門前に1本掲げる時は家の外から見て左に掲げます。
 ・2本交差して掲げるときは、外からみて左のほうが前に出るようにします。
 ・高い建物やバルコニーなどから垂らして掲げるときは、旗竿を水平または斜めにして出し、旗の端が地面や建物の壁に触れない
  ようにします。
(2)国旗を 掲げる時間帯は、およそ日の出から日没までです。雨天のときは掲げません。

なお、国旗を掲げる、掲げないは個人の自由です。
決して皆様の思想・信条を害する意図でこの記事を書いたものではありません。
もし、本日の記事で不快に感じられたとすれば、お詫び申し上げます。


「紅白幕」と「鯨幕」の由来

2021-02-03 | 雑学

お祝いの時の紅白と通夜や告別式の時の黒白は日本人にとっては当たり前の配色で、それらの行事の時には紅白や黒白の幕を張ります。
この紅白と黒白の2色は祝い事と弔事を表す日本独特のしきたりですが、何故、祝い事は「紅白」で弔事は「白黒」なのかでしょうか?
今日はその由来を調べてみました。

「由来」
わが国では白は清浄な神の世界の色として最高の格付とされており、そのため、白色は祝い事にも弔事にも相応しいとされています。
そこで、お祝い事と弔事を区別する意味で他の色と組み合わせをしなければならなくなりました。
そして、祝い事は「赤」が、弔事は「黒」が取り入れられたのです。

・祝い事の赤色
でも何故祝い事は赤なのでしょうか?
これは中国の陰陽説が深くかかわっているそうです。
中国では赤は陽とされ、婚礼や誕生祝などのことを「ホンジー(紅事)」と言います。
日本においても赤は陽で「吉」とされて、めでたい色として扱われてきたのです。

・弔事の黒
一方弔事の黒は欧米に倣って取り入れられたようです。
我が国における喪の色は、古くは薄墨色だったのですが、それが黒に変わったのは文明開化の風潮により洋服が流行し始めてからだそうです。
黒は欧米に代表されるキリスト教圏内では、暗黒の煉獄(れんごく:カトリック教で天国と地獄の間)を象徴することから喪の色となり、文明開化後の日本でも弔事に取り入れられるようになりました。

これらを白と組み合わせることによって、日本独自の「紅白」と「黒白」のしきたりができました。

・紅白幕です(ネットより)


「紅白幕」
紅白幕は、結婚式や祭りなど祝い事で使用される紅白の2色で構成される幕です。
近年ではあらゆるイベントに使用されて会場を盛り上げており、めでたい、お祝い、縁起がよい、といった意味でも使用されています。

・黒白幕(鯨幕)です(ネットより)


「黒白幕(鯨幕)」
黒白幕は鯨幕(くじらまく)とも言われ、一般的に通夜や葬式など弔い事で使用される黒と白の幕です。
黒白幕を鯨幕と言うのは、鯨の体が黒と白の2色であることに由来しています。
鯨は背の部分は黒く、お腹の部分が白であることや、さらに皮をはぐと黒い皮の裏側に白い脂肪がついていることから、鯨の連想からこの白黒の幕を鯨幕というようになったということです。

 


しあわせの青い鳥「イソヒヨドリ」

2021-02-01 | 地元紹介

畑で草取りをしていたら、初めて見る野鳥が飛んできて、小屋の屋根に留まりました。
パソコンで調べると「アカハラ」に似ていたのですが、よく見ると少し違うようです。
そこで、野鳥の名前に詳しい菜園仲間のT氏に尋ねたところ、「この鳥はイソヒヨドリですね」と教えてくれました。
私は初めて聞く名前だったので、どのような野鳥なのか調べてみることにしました。

「イソヒヨドリ」
イソヒヨドリ(磯鵯) は、スズメ目、ヒタキ科に分類される鳥で、アフリカとユーラシア大陸に広く分布しています。
ヒヨドリと和名がついていますが、分類上はヒヨドリ科ではなくヒタキ科でツグミの仲間です。
体長は23cmほどでヒヨドリよりは少し小さく、体色はオスは頭から喉および背部が暗青色、胸腹部がレンガ色のような赤褐色、翼が黒と鮮やかに色分けされていますが、メスは全身がうずら模様の茶褐色で薄い水色が入っています。

・幸せの青い鳥、オスのイソヒヨドリです。


イソヒヨドリは世界的には標高2,000-4,000mの高山の岩石地帯に生息する鳥です。
日本では嘗ては磯や港など海岸周辺が主要な生息地域でしたが、1980年頃から内陸部の地方都市で繁殖が確認されるようになり、2000年代に入ってその数はさらに増加しているということです。
現在では関東、近畿など大都市圏で見かけることも珍しくなく、電線や看板に留まっていたり、住宅地やビルの間を飛び回る姿を見かけたりすることができるようです。

「幸せの青い鳥」
青色の姿をした鳥は「幸せの青い鳥」とも呼ばれ、幸運の象徴して人気のある野鳥ですが、イソヒヨドリのオスも青い部分の多い鳥であるため、「幸せの青い鳥」と呼ばれることがしばしばあるようです。

昔、日産自動車に「ブルーバード」と言う車種がありましたね。
幸せを運んでくれる青い鳥「ブルーバード」でしたが、
今日取り上げたイソヒヨドリが我が家に幸せを運んでくれると嬉しいですね。