新型コロナウイルスの感染拡大は減少傾向に転じていますが、それでも毎日2000人以上の感染者が出ていることから、緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。
国内の感染者数は5日午後10時現在、遂に40万人を超え、死者も6295人となっています。
私たち一人一人が、3密(密集、密接、密閉)を避け、マスクの着用、手洗い励行、不要不急の外出自粛を徹底して感染防止に努めようではありませんか。
ところで、コロナを巡っては、1年ほど前に、早期の感染の終息を願って熊本県のアマビエ伝説が注目を集めましたが、このような伝説は他にもありました。
今日はその一つ、富山県の「立山くたべ伝説」をご紹介します。
「くたべ伝説」
江戸時代末期、富山県の立山に「クタ部」という妖怪が出現した。
その姿は人面の牛ようで、腹の両横にも眼があります。
集まった人のまえで、「5年以内に原因不明の難病が流行して、多くの死者が出るであろう。しかし己の姿を見た者だけは助かる」と語りだしました。
そして、自分の姿を絵にして家に貼っておけば難を逃れることができる、ともいったということです。
この予言は、たちまち全国に広がって、大きな話題を集めたといわれています。
・妖怪「くたべ」です(ネットより)
「妖怪クタベ」
富山県の立山町の「くたべ」とは、顔は人で体が獣の姿をした霊獣で、疫病の流行を予言するとされ、その姿を見れば病の難を逃がれるため、疫病よけとして描かれているそうです。
こうしたことから、この妖怪は「疾病を祓うありがたい霊獣」として、その存在を知られるようになったということです。
現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。
日本でも前述のように感染者数が5日午後10時現在、累計で401,663人、死者は6295人となっています。
既にワクチン接種が始まった国が67か国ありますが、日本はまだ承認されていません。
ワクチン接種が進まないなら、せめて妖怪「アマビエ」や「くたべ」の神頼みという非科学的なことが持てはやされるということですね。