大阪地方は4~5日前から暖かくなりました。
特に昨日と一昨日は最高気温が20度近くまで上がり、4月中旬並みの暖かい日となったのです。
このように暖かくなると、イチゴは冬の眠りから目覚めて新芽を伸ばし始めるので、毎年、その前にマルチ張りを行っています。
今年も先日、最終追肥とマルチ張りをしたので、今日はその作業手順をご紹介します。
イチゴの畝には、既に昨年の定植前に元肥として堆肥やBMようりん等を鋤き込んでいますが、今回の施肥はマルチを張るため追肥ができなくなることから、最後の肥料として株の周りに施肥するものです。
・今回、追肥に使用した有機配合肥料と砂状ようりん、それに化成肥料(8.8.8)です。
追肥に先立ち、先ず、株を囲むように畝の両肩と中央、それに株間に浅く溝を掘ります。
その溝に「ようりん」「配合肥料」「化成肥料(8.8.8)」を施して混和します。
・株を囲むように溝を掘って追肥した状態です。
その後、畝を作り直すのですが、溝を掘った時に株に掛かった土を刷毛で取り除き、更に株周りを整えながら畝を作り直します。
・追肥を終えて作り直した畝です。
今年は1畝に30株を植えていることから、1畝を仕上げるのに約1時間要しました。
一度に6畝すべての作業を行うのは辛いので2日に分けて行いました。
歳と共に体力の衰えを感じます。
・6畝全てに追肥して土を戻した畝です。
3日目にマルチを張りました。
マルチはホームセンターで購入したのですが、いつもと同じように黒色を買ったつもりが、表は黒色、裏が銀色の2色になっていました。
このことは、マルチを張るときに気づいたのですが、これ幸いとばかりに実験してみることにしたのです。
それは、銀色のマルチはアブラムシが寄り付かないと聞いたことがあるので、本当かどうか6畝の内2畝に銀色のマルチを敷き確認することにしたのです。
・白色の2畝が銀色マルチを張った畝です。
この後、アーチ支柱を設置してビニールトンネルを作ります。
順調に育てば4月中旬頃から熟れ始めるものと思います。