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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「出張」の語源

2020-06-10 | 雑学

ビジネスの世界では規模の大小を問わず、どの会社においても「出張」という制度が存在していますが、この言葉は、元々は「戦」に関係する言葉だったということをご存じでしょうか?
今日はこの言葉の語源を調べてみました。

「出張」を広辞苑で調べると、
①戦場に出て陣を張ること。
②用務のため、臨時に普段の勤め先以外のところに出向くこと。「海外ー」
と説明しています。

辞書が示すように、「出張」とは、元々は戦場に出て陣を張る「出張(でば)る」なのです。
昔は戦いのために他の場所へ出向くことを「出張(でば)り」といい、陣を張ることから「出張る」と「張る」の字を使用しました。
それを音読みしたものが「しゅっちょう」なのです。

この「出張(でば)り」は室町時代には既に見られる語で、太平記にも「五百余騎にて矢矧(やはぎ)に―して」と記されています。
これが名詞化して「出張る」となり、しばらくすると「でばる」と「しゅっちょう」の二つの読みが併用されるようになり、その後「しゅっちょう」が残ったということです。

この「しゅっちょう」が仕事で他の場所へ出向く意味として使われ始めたのは、明治時代以降のことです。
今では出張は大企業から中小企業、個人事業主に至るまで制度化されており、それも国内のみならず海外にも出かける時代となっています。
正に、世界に陣を張って戦わなければならないビジネス戦争の時代なのです。

 


じゃが芋収穫

2020-06-08 | 家庭菜園

私が菜園をしている大阪南部のこの地域では、6月初旬がジャガイモの収穫時期になります。
そこで、我が家でも先日ジャガイモの収穫をしました。
2月中旬の植え付けから4ヵ月弱での収穫となります。

「収穫時期の目安」
収穫の時期はジャガイモの茎が倒れ、株元の土が盛り上がって割れてくることが目安になりますが、今年の当地は、4月~5月にかけて雨が降らず、マルチを張っているにも拘わらず畝はカラカラに乾燥して茎が枯れて倒れるという散々な状態となりました。
そのようなことから、芋が生っているのかどうかとても心配でした。

・これが収穫直前のじゃが芋の畝です。奥の畝は4~5月の乾燥で茎が枯れた株です。


我が家のジャガイモ栽培は、茎を2本残す“2本仕立て”にしています。
1本或いは2本仕立てにすると、数は少ないものの比較的大きなジャガイモが実るのですが、前述したように、今年は乾燥で茎が倒れたことに加え、畝全体においても早々に茎が枯れてきたので、比較的良いと思われた株にも小さな芋しかついていませんでした。

・上記画像の手前の畝の株で、比較的良いと思われた株です。
 芋は小粒ですが、数は10個前後付いていました。


一方、乾燥で早めに枯れた株には多くて4~5個、少ない株には1~2個くらい、しかも小さめの芋しかついていませんでした。
この様なことから、今年のジャガイモの収穫はあまり期待できないと思っていました。

・乾燥で早々に茎が枯れた株のじゃが芋です。1株でこれだけしかついていません。


しかし、全ての株を掘ってみると、大きな芋はありませんが中型の芋がそこそこあったので、全体の収穫量はまずまずといったところでした。 

それにしても、自然相手の農業は難しいですね。
今年の我が家のジャガイモ栽培で、専業農家のご苦労が分かるような気がしました。

・収穫したキタアカリです。




箸墓伝説

2020-06-06 | 趣味

雨の日には、ブルーレイに録り溜めている映画やドラマをよく見ます。
先日の雨の日に浅見光彦シリーズ31の「箸墓幻想」を観ました。
ドラマでは、中国三国志の一つ、魏の国王から邪馬台国の女王卑弥呼に下賜された鏡とされる神獣鏡を、宮内庁管理下の箸墓古墳から密かに盗掘し、それを別の発掘現場に埋めて、その後、あたかも初めて発掘したかのように見つけます。
このことが邪馬台国の畿内説を裏付ける大発見という設定でドラマが展開するのですが、このドラマの中で日本書紀にも登場している箸墓伝説のシーンが語られていたのです。
そこで、今日はその伝説を調べてみました。

「箸墓古墳」
まず、箸墓古墳とは、奈良県桜井市にある前方後円墳です。
邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もある箸墓古墳は、我が国,最初の大王墓として知られています。
現在は倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみことの大市墓として宮内庁で管理されています。
箸墓古墳は3世紀始めごろに出現した当時国内最大の集落跡、纒向遺跡にある全長約276mの巨大な前方後円墳で、当時としてはもちろん、我が国最大の墳墓です。
『日本書紀』には、昼は人が造り夜は神が造ったとの不思議な記事が残っています。

・箸墓古墳です。(ネットより)


「名前の由来」
箸墓の名前の由来は、百襲姫の陰部に箸が突き刺さり絶命したという説話に基づいています。
『日本書紀』崇神天皇10年(紀元前88年)9月の条には、つぎのような説話が載せられているようです。

「伝説」
倭迹迹日百襲姫命やまとととひももそひめのみこと、大物主神おほものぬしのかみの妻と為る。然れども其の神常に昼は見えずして、夜のみみたす。
倭迹迹姫命は、夫に語りて曰く、「君常に昼は見えずして、夜のみ来す。分明に其の尊顔を視ること得ず。願わくば暫留まりたまへ。明旦に、仰ぎて美麗しき威儀みすがたたてまつらむと欲ふ」といふ。・・・・・・。
以下、難しい記述が続きますので、わかり易く現代文でご紹介します。

「現代訳」
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)は大物主神の妻となりました。
ところが大物主神は夜しか現れなかったので、姫はもっとよく御姿を見たいと言った。
そこで大物主神は朝に姫の櫛籠に入るから姿を見ても驚かないでほしいと言った。
果たして姫が箱の中を見てみると綺麗で小さい蛇がいた。
姫は驚いて叫んだ。
大物主神は大いに恥じてすぐに人の形に戻り姫を呪った。
大物主神が去った後に姫が腰を抜かして座ったところ、箸で陰部を突いてしまいそのまま亡くなった。
姫は大市に葬られ墓は箸墓と名付けられた。この墓は昼は人が作り、夜は神が作ったと言われている。

墓を作るため人々は列を作ってリレー形式で石を運んだと伝えられ、この様子が歌に詠まれています。
  「大坂に 継ぎ登れる 石群(いしむら)を 手(た)ごしに越さば 越しかてむかも」
意訳:大坂山に人々が並んで登って、たくさんの石を手渡していけば渡せるだろうかなあ

箸墓という名前の由来には、悲しいお話が残されていたようですね。


ガーベラ

2020-06-04 | 

ガーベラの花をご存じだと思います。
この花はキク科の半耐寒性多年草で、原産地は南アフリカです。
日本には大正初期に渡来し、当時その花姿から「花車」「花千本槍」と呼ばれていたそうです。

現在栽培されているガーベラは南アフリカの原種のヤメソニーを中心に交配・改良を繰り返して作り出されたものだそうで、赤の一重咲きで舌状花が細かい在来種のほか、多種多様な園芸品種があります。
草丈40~80㎝の切り花向き品種は欧州を中心に品種改良され、草丈15~20㎝の鉢物向き矮性品種は日本で育種されました。

・真っ赤な一重のガーベラです。


ガーベラは陽気で明るい雰囲気をもつ花で、葉は地際に集まって茂り、花茎だけが長く伸びて咲くすっきりした草姿が特徴です。
原種のヤメソニー(Gerbera jamesonii)は赤色で花弁が細く、枚数も少ないのですが、ほかのいくつかの原種との交配により、多数の園芸品種が育成されました。



花名の由来は、ドイツの医師で植物学者であるガーバーが19世紀末にアフリカで発見したことから、そのガーバー(Traugott Gerber、1710~1743)に敬意を表して「ガーベラ」と命名されたということです。

・クレオパトラの別名を持つガーベラです。


そのガーベラは別名「クレオパトラ」とも言われています。
その由来は、真っ赤で灼熱の太陽のような花や爽やかに緑色に葉を装う個性的な美しさがクレオパトラの印象を思わせることからで、花言葉にも「崇高美」「究極美」がつけられているようです。


つくね芋植え付け

2020-06-02 | 家庭菜園

保存していたつくね芋の種芋が芽を出してきたので植え付けることにしました。
昨年は芽が5~6㎝伸びたころに植え付けたのですが、今年は下の画像のように、芽が吹いただけの状態で植えたことから、新芽が伸びてくるまでには少し時間がかかりそうです。

今日は私のつくね芋栽培をご紹介します。



私の栽培方法は、先ず、畝には1週間以上前に石灰、発酵鶏糞、バーク堆肥、牛糞などの肥料をすき込み、畝を立てておきます。
そして、幅60㎝の畝の中央に深さ10㎝ほどの溝を掘り、株間30㎝間隔で植え付けます。
種芋は切らずに7株植えました。



植え付け後、畝を作り直して水をたっぷり与えました。
この後、芽が出てきたら支柱を立てて蔓を誘引します。



以上が私の栽培方法なのですが、専門家の栽培方法を知りたいと思い、JAの栽培方法を検索しました。

「検索した栽培方法」
・種イモは頂芽部分を切り除いて、1個あたり60〜80gを目安にミカン切りにします。(下図参照)
 切ったら腐敗防止のため2週間程度、日当たりの良い場所で乾燥させておきます。
植え付け

「植え付け」

・畝幅60cm、株間30cm、深さ10cm程度の植え穴をあけ、種イモの切り口を上に向けて植え付けていきます。
・植え付けたら覆土し、手で軽く押さえてから水を与えます。 

「追肥・誘引」
・つるが約15cm程度に伸びたら、追肥を施し、支柱を立てて誘引します。
・その後、乾燥を防ぐためワラや腐葉土を敷いておきます。
・また、1個の種イモから何本か芽が伸びた場合は、生育の良いものを1本残し、他は摘み取ります。

「収穫」
・収穫はつるや葉が黄色くなって枯れてきたら収穫時期です。
 イモを傷つけないようにイモの周りの土をスコップで掘り起こし、手で掘り出します。

以上がJAのHPに載っていた栽培方法でした。
私の栽培方法とあまり変わらないような気がしますが、乾燥防止だけは気を付けたいと思います。

「つくね芋」とは
ツクネイモ(捏芋)はヤマノイモ科ヤマノイモ属に属する中国原産のツル性多年草で、春に種芋を植え付け、晩秋に地上部が枯れた頃、地中から肥大した芋を掘りあげて収穫するのが栽培サイクルです。
芋の形状は主に塊形・丸形で、長芋と比べると芋の水分は少なく粘りは強いようです。