酒で酔っ払って、くどくどと取りとめのないことを言い続ける人やそうした状態のことを【くだを巻く】と言います。
今日はその語源を調べてみました。
「くだを巻く」は、江戸初期にはすでに今と同じような意味で使われていたそうですが、その語源には諸説あるようです。
・その一つは、、漢字で【管を巻く】と書くことから、機織(はたおり)で使う道具、糸車の"管"が元になっていると言われているものです。
この"管"とは、糸車を使って、糸を紡いだり、糸を巻きつける道具ですが、機織の杼(ひ:横糸を通す舟形の部品)に入れてよこ糸として使う前に、この管に糸を巻きつけるのですが、「ぶうんぶうん」と単調な音をたて、延々と作業が続くことから、この様子が「酒によってつまらないことをくどくどという」のに似ていることから、「くだを巻く」と言われるようになったとする説。
・他には、くどくて煩わしいことをいう『くだくだしい』が由来ではないかとする説。
です。
私が新入社員の時、配属された支店に「くだを巻く」人がいました。
親睦旅行の宿でその人につかまり、延々と1時間以上に亘って同じことを聞かされたのには閉口しました。
先輩たちは見て見ぬふりをして誰も傍に来ません。
翌日、先輩たちは“あの人には気をつけろ”と言われましたが、そうであるならば事前に教えて欲しかったことを覚えています。
何処にでもこのような人がいるのだろうと思いますが、この【管を巻く】と言う言葉、九州の南部では"山芋を掘る"と言うそうです。
山芋は掘り出すのに苦労する、どうしようかとブツブツ考えている姿や、根気よく時間がかかる様子がくどくどとつまらないことをいうのに似通っているからとのことですが、狭い日本でも九州南部と本州では随分表現が違うものです。
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元々、関西の行事だと思ってましたが、最近は市民権を得た勢いです。
江戸っ子の助六が、吉原きってのトップスター揚巻(あげまき)に熱をあげられたと申します。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/02b7f94657691e8238502397d8c51167
同じ巻くなら、恵方巻きか普段なら海苔巻がいいです。
ハイ、私のことでしょうか?(笑)
今日2月3日は節分です。
昔は今日が一年の終わりの日。
明日から新年が始まるのですね。
「 干支 」も今日までが旧干支で、明日から新干支とするとの考え方がございます。
厳密には旧正月で分けられるのですが、ご存知のように「 旧暦 」の正月は、年によって大きく変わるのでわかり難いためです。
ちなみに今年の旧暦の元日は、2月10日(日)です。
日本では、戦後の米国化で西洋歴ですが、アジア諸国では今でも旧正月で祝います。
季節感は確実に旧暦に軍配が上がるようですね。
i i n a 様が↑「 恵方巻 」について触れておられますが、古くは東京で節分に恵方巻を食べる習慣は有りませんでした。
10年以上前になりますが、コンビニ当たりで宣伝を始め、次第に関東圏でも浸透して来たようです。
ちなみに今年の吉方は「 南南東 」やや南(?)だとか。何のこっちゃ。(笑)
本日、日曜日は私事「 休肝 」日ながら、外国の友人達が来日しているので「 寿司屋 」で夕食の予定です。
遠来の客人達に「 恵方巻 」の説明でもいたしましょうかね。(笑)
本日は外国のお客様と再会ですね。
恵方巻の発祥は、大阪とか和歌山県、滋賀県等云われていますが、私は商い上手の大阪船場ではないかと思っています。
恵方巻の丸かぶり行事は、完全にお寿司屋の販売促進に協力させられているようなものです。
今では全国区に名乗りを上げて各地で売られているようですけれど・・・。