らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

夏至と北回帰線

2019-06-22 | 季節

今日6月22日は二十四節気の一つ「夏至」です。
「夏至」の日は、北半球では1年の中で太陽の高度が最も高く、昼間が最も長い日であり、日本では最も短い「冬至」と比べると、5時間余りも昼間が長くなっています。
因みに、大阪の今日の日の出時刻は午前4時45分、日の入り時刻は午後7時15分で、昼間の時間(日照時間)は14時間30分、夜間(日没後)の時間は9時間30分となり、丁度5時間、昼間が長くなります。

そして、大阪の太陽の南中高度(太陽が真南にきて、いちばん高く上がったときの地平線との間の角度)は78.8度で、ほぼ頭の真上から太陽が照りつけますが、台湾の北回帰線(夏至線:北緯23度27分)が通る線上では、夏至の日の太陽の南中高度は約90度となり、正午に真上(天頂)を通過することから、頭の真上から強い太陽の日が照りつけます。



「北回帰線」
北回帰線と言えば、今春、台湾旅行をした時に花蓮市を貫いている北回帰線を見学してきました。
北回帰線は、北緯23度27分に位置する線ですが、通過している国は、台湾、中国、ミャンマー、インド、バングラデシュ、オマーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、リビア、マリ、モーリタニア、アルジェリア、西サハラ、パナマ、メキシコの16か国で、台湾の北回帰線は東部海岸、花蓮、阿里山、シラヤ、嘉義、澎湖などの6か所の国立公園を貫いています。
北回帰線が通る これらの国々の線上では、夏至の日に、太陽が真上にくる正午に線上に立つと、自分の影がなくなってしまうと言う珍しい現象が見られるのです。



「熱帯・亜熱帯の境界」
北回帰線は太陽が垂直に北半球を照らす場所であって、亜熱帯と熱帯の境界線でもあります。
毎年の夏至になると、太陽は白い塔に沿って東から昇って、西へ落ちて、その現象を観察するため、標識には細いラインが作られて、夏至の真昼になったら、太陽はちょうどそのラインに移っていきます。
頭の真上から太陽光が届くことから、塔の傍で立ったら、影がないという珍しい体験ができます。

なお、塔の隙間が北回帰線上であり、これより南側(左側)が熱帯、北側(右側)が亜熱帯となります。 

 


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