「間髪を容れず」という慣用句があります。
ご存知のように、「即座に」、「とっさに」と言う意味で使われますが、読み方はどのように読むのでしょうか?
1.「かんぱつをいれず」
2.「かん・はつをいれず」
(1)(2)のどちらだと思われますか?
今日は慣用句を読む時の区切りについてご紹介します。
答えは(2)の「かん・はつをいれず」のように区切るのが正しい読み方となります。
この慣用句は「間不容髪(かん・はつをいれず)」という中国の古典『文選』に収録されている枚乘(バイジョウ)の「上書して呉王を諫む」にでており、その意味は「間(あいだ)に髪の毛一本さえ入らない」、つまりそれほどゆとりがないということで、そこから転じて、「即座に、とっさに」という意味になったわけです。
「間髪」と言う熟語は辞書にも載っておらず、しかも「間」と「髪」は離れており、読み方は「髪(はつ)」となっています。
「間髪を容れず」は「かんぱつをいれず」ではありません。
「かん・はつをいれず」と間と髪の間を区切って読みます。
そして、髪は「ぱつ」ではなく「はつ」と読むので、間違わないように気をつけたいですね。
最新の画像[もっと見る]
- 「蛇の道は蛇」の由来 5ヶ月前
- 身近な野鳥「ムクドリ」 6ヶ月前
- 身近な野鳥「ムクドリ」 6ヶ月前
- 身近な野鳥「ムクドリ」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
- ニゲラの花「蕾から種まで」 6ヶ月前
「危機一髪」も、「いっぱつ」と読みます。
>アジサイの花の中でシャボン玉を飛ばしている妖精ちゃんはしあわせそうです。この幸せ感を熊本に届けてあげたいですね。
「辛」を一つ越すと、 「幸」が待っています。
と励ましたつもりでも、傍からいうのも申し訳ない気持ちになります。
「目からうろこ」でした。
それまでは「かんぱつ」で間違いと知らずに堂々と読んでいましたから。
間に髪の毛すら入らないほどの間隔でと聞いて、
その意味を知りました。
以後疑問に思ったことは必ず辞書を引きます。
日本語に限らず、英語も・・・