4月14日に震度7の熊本地震が発生してから早や1ヶ月が経ちましたが地震活動は依然として活発な状態にあります。
福岡管区気象台によると、13日午後10時までの震度1以上の地震の回数は、阪神大震災の余震のおよそ2・4倍の1422回に達したそうです。
これからも最低2カ月程度は震度6弱以上の地震が発生する可能性が否定できないとして、注意を呼びかけています。
熊本を中心とする一連の地震は早く収まって欲しいものですが、さて、昨日のニュースではこの地震の被害者の皆さんを励まそうと、ミュージシャンのグループが熊本で音楽を披露し、見学に訪れた被害者の方々が喜び、楽しみ、感謝していました。
そこで当ブログも今日は熊本の代表的な民謡を取り上げたいと思います。
熊本と言えば熊本弁が強く出ている、明るく、陽気な民謡に「おてもやん」があります。
熊本県の被災者の皆さまに少しでも元気が届けば幸甚です。
(一)
おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたこつぁしたばってん ご亭どんがグジャッペだるけん
まぁだ盃はせんだった
村役 鳶役 肝煎りどん あん人たちのおらすけんで
あとはどうなっときゃあなろたい
川端町っつぁん きゃぁめぐろ
春日ぼうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃぁて花盛り花盛り
ピーチクパーチク雲雀の子 げんばく茄子のいがいがどん
(標準語訳)
おてもさんよ、あんたはついさき頃、お嫁にいったというじゃないか。
うん、嫁入りしたことはしたんだけど、
相手の男性の顔があまり好みではなかったので、
まだ固めの盃はしてないのよ。
村のおえら方や、鳶の頭
そういう村の斡旋役の方々がおられるんだから、
あとのことは何とかなるでしょう。
川端町のほうを、ぐるっと回っていくと
春日名産のかぼちゃの花が(夏になると尻を並べてゴロゴロとなるかぼちゃの、その花が)畑いっぱいに、今をさかりと咲いている。
空には雲雀がピーチクパーチクとさえずっていて、その下の畑では、
あまり品質のよくない、えぐい茄子がなっている。
あの男性も、そんな「えぐなすび」みたいで―――。
(二)
一つ山越え も一つ山越え あの山越えて
私しゃあんたに惚れとるばい
惚れとるばってん言われんたい
追々彼岸も近まれば 若者衆も寄らすけん
くまんどんのよじょもん詣りにゆるゆる話しもきゃぁしゅぅたい
男振りには惚れんばな
煙草入れの銀金具が それがそもそも因縁たい
アカチャカ ベッチャカ チャカチャカ チャー
(三)
一つ世の中 艱難辛苦の荒波越えて
男度胸でおいでなさい くよくよしたとてしょうがない
何時か目も出る花も咲く
移り気な浮き世のならいに 取り越し苦労はおやめなさい
悩みなんぞはこちゃ知らぬ
意地と張りの心が それが後生楽たい
アカチャカ ベッチャカ チャカチャカ チャー
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なんとも大らかな歌詞ですから、元気がでます。
きょうは、朝から踊りつきの『おてもやん』を見て聴いて陽気になりました。
>笑撃画像 ・・・ 私はモーリシャスの奇岩や海に幻の滝のような自然現象のほうがより一層好きですね。
直近の百本からベストテンを選んでますから、「幻の滝」をいれます。ありがとうございました。